第137話 龍王と罪王　作：こんにゃく

シャウロン「この俺様を倒す…？」

通「ああ」

シャウロン「っ！！気に入らねぇなぁ！！てめぇは！！」

シャウロン「てめぇはいつもこの俺様を見下しやがって！！英雄だぁ？はっ！気どってんじゃねぇよ！！」

通「…」

シャウロン「あの頃の俺様だと思ったら大間違いだレグリス…」

通「なに？」

シャウロン「くっくっくっ…」

シャウロンの瞳が輝く

通「っ！？それはっ！！」

シャウロン「その通りだ…これはスピカ、シリウス、アルフレドそしてミラの力…」

通「お前…」

シャウロン「そう！！この俺様は奴等の力を奪ったのさ！！今の俺様はてめぇも！あのトウセンをも越える！！！」

シャウロン「そして！次はてめぇの番なんだよ！レグリス！！！」

通「やっぱお前は…クズだな…俺が裁いてやる」

シャウロン「裁く仕事は俺様の仕事なんだよ！！」

互いににらみ合いそして西部劇ガンマンのように一歩も引かずに構えそして

通・シャウロン「デュエル！！」
LP4000

…


一騎「っ！！そういう…事か…！！」

エナ「はい…全てはアビスの思惑通りとなりました…」

一騎「それで１度はデキレストは崩壊を…」

エナ「ですがそれを止めたのは…私の父トウセンなのです」

一騎「…え？」

エナ「父には瞳の力が宿っていましたその力はアビスの『改竄』をはね除けアビスを打ち倒したのです」

一騎「…そうだったのか…」

エナ「しかしデキレストの崩壊自体は止まらない…そしてアビスの爪痕はデキレストを2つの世界に分けてしまった…」

一騎「それが…ファラリス世界…？」

エナ「…そうファラリスはファラリス七賢者が転生した際に生まれた世界…元から存在した訳ではないのです」

一騎「…どうりでこの2つの世界が表裏一体なんて表現されるわけだ…」

エナ「しかしアビスの力によりファラリス世界もまたデキレスト崩壊の際には『存在した』ことになり精霊憑きを発症させる原因となりました…」

エナ「そして敗北を屈したアビスは深淵に近いこのファラリス世界に身を潜めることで難を逃れそして再び復活することを画策したのです」

一騎「…」

エナ「今回の計画はデキレストの崩壊を含めた何千年という巨大な規模の計画…おそらくアビスが復活すればこの世界…いえ…全ての世界が深淵に飲み込まれるでしょう」

一騎「…どうしてエナ…君がそこまで知っているんだ？」

エナ「…それは…アレクサンダーさんとそしてカリオストロさんのお陰です」

一騎「アレクサンダーさんって…シンクリスの！！」

エナ「そうですシンクリスの現王アレクサンダーさんそしてフュージニアの現王カリオストロさん…この二人はファラリス世界に取り込まれる…いえきっとその前からアビスの事を知っていたのでしょう…」

エナ「デキレストで起こった行動は全てアビスに牽制するもの…そして打ち倒す為の計画…」

一騎「それで！アレクサンダーさんはどこに！？俺…前に助けて貰ったんだ！！」

エナ「…今彼らはアビスに囚われています」

一騎「なっ」

エナ「理由は分かりません…封印されているアビスが動けるとは思えませんが…『何か』を媒体として動きそして2人を…」

一騎「そんな…！！」

エナ「…アビスの計画は既に最終段階…数多の世界に分身体を潜めそして本体の復活と共に行動を開始するでしょう…」

エナ「お願いです一騎さん…どうか…アビスを…」

一騎「ああ…それは百も承知だ…アビスの好きにはさせねぇ…！」

…


シャウロン「俺様のターン！」
手札5

シャウロン「ヒヒッ見せてやるよ…ファラリス七賢者共を喰らった力をなぁ！！俺様は手札から『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)の非情製作』を発動！」

シャウロン「『デッキからレベル7以下の拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)モンスター1体を墓地へ送ることで手札の拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)1体を儀式召喚する…！！』」

シャウロン「デッキからレベル7『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン) アイアンメイデン』を墓地へ送る！！」

シャウロン「現れろ！拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)ガローテ』！！」


ガローテ
レベル4/闇属性/悪魔族/儀式
攻撃力2000/守備力0


シャウロン「ヒハッ！！そして！『フィールドに儀式モンスターが存在する時！手札から『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン) エクスキューショナー』を特殊召喚できる！！』」


エクスキューショナー
レベル4/闇属性/悪魔族/チューナー
攻撃力1600/守備力500


シャウロン「俺は！レベル4のガローテにレベル4のエクスキューショナーをチューニング！！」

通「チューニングだと！！？」

シャウロン「束縛せし血塗られた車輪よ、四肢を砕き、死へ下る世界へと誘うがいい！！シンクロ召喚！レベル8！！『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン) デス・ホイール』！！」


デス・ホイール
レベル8/闇属性/悪魔族/シンクロ
攻撃力2600/守備力800


ｷﾞｭﾙﾙﾙｯ!! 大口を開けた小汚ない悪魔がそのトゲが張り付いた巨大な車輪に貼り付けられている

通「な…シャウロンが…シンクロ召喚…だと…！！？」

シャウロン「クククッ４人のファラリス七賢者の力は…この俺様に新たな力を与えた…これはそのほんの一部だ…レグリス！！」

通「…くっ！！」

シャウロン「デス・ホイールのモンスター効果発動！『１ターンに１度！お互いの手札の枚数×200ポイントのダメージを相手に与える！！』」

通「何だと！！？」

シャウロン「俺様の手札は2枚…てめぇの手札は5枚…合計で7枚…よって1400ポイントのダメージなんだよ！！」

ｷﾞｭｧｧｯ!! 車輪が高速回転しそこから火花が発生する

それが通を貫き燃やす

通「ぐぁぁっ！！！」ﾌﾞﾜｯ
LP4000➡2600

ﾄﾞｶﾞｯ!!ｽﾞｻﾞｧｯ!

シャウロン「更にぃ！『このカードが儀式モンスターを素材としてシンクロ召喚している場合！１ターンに１度相手が戦闘、効果でダメージを受けた時！墓地の儀式モンスター1体を手札に加える！』」

シャウロン「俺様はアイアンメイデンを手札に加える！そして！アイアンメイデンの効果発動！『手札のこのカードをデッキに戻し！デッキからこのカード以外の拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)モンスタ1体を手札に加える！！』」

シャウロン「…ふん…俺様はこれでターンエンド」
手札3

シャウロン「どうだぁ？俺様の切れ味はよぉ…ケケケッ」

通「大したこと…ねぇな…コレットの一発の方がよく効くぜ…」ﾍｯ

シャウロン「ちっ…やっぱてめぇは気に食わねぇよレグリス…」

シャウロン「あの時からなぁ…！！」

…

時空の崖

アルフレド『…それじゃあ僕は先に行くよ』ﾊﾞｯ

レグリス『私も後から行く』

シャウロン『…』

レグリス『…それでシャウロン…貴様…』

シャウロン『…やっぱりてめぇは気づいていたんだなぁ…レグリス』

レグリス『ファラリス世界に来る前…私はスレイブリンクにて精霊憑きの真相を知った…』

レグリス『そこで暗躍する人物…それを突き止め…世界を救おうとな…だが』

レグリス『その時だった…』

…

レグリス『これは…っ！！』

？？？『…』

そこにいたのは闇だった、闇の存在がその形を成していた

アビス？『ここでなにしてんだぁ？てめぇ…』

レグリス『き、貴様はっ！！何者だ！！』

アビス？『くくく…どうやらてめぇはここで消えなくちゃあならねぇようだな…』

…

レグリス『あの時私は闇に敗北し…そして殺された…だが今になってわかる…あの闇こそお前だろう』

シャウロン『…はぁ…感がするどい英雄様はやっぱり気に食わねぇ』

レグリス『貴様…何を企んでいる』

シャウロン『…企み…？クククッ！！教えねぇよ…何故ならてめぇはここで消えるからなぁ！！』

レグリス『っ！！』

シャウロンがディスクを構え襲いかかる…だが

…

ｼｭｰ…

時空の崖周辺は破壊され尽くされ原型をとどめていない

激しい戦いの痕跡が残っている中で

シャウロン『ぐっ…くそぉ！！な…なんで勝てねぇ！！』

シャウロンが傷だらけで地面に尻餅をついている

そして対称的に掠り傷程度でその場に第六点覇王龍ノブナガと共に
立つレグリスの姿があった

レグリス『勝負ありだ…シャウロン』ｻﾞｯ

シャウロン『っふ、ふざけんなっ！！こんな所で…』

シャウロン『こんな所で負けてたまるかよぉ！！アビィィス！！！』

ﾎﾞﾜﾝｯ!!

レグリス『なっ！？』

シャウロンから突如として闇の腕がオーラとして出現しレグリスを引き裂く

レグリス『ぐっ！！』ｶﾞｷﾝｯ!!

咄嗟にノブナガでガードするもその力は凄まじく吹き飛ばしてしまう

レグリス『(アビスっ！！ヤツは闇の事をアビスとっ…！！)』

そして

レグリス『っ！！』

レグリスは時空の崖から転落する

シャウロン『ひゃっひゃっひゃ！！甘ぇぇんだよ！！レグリス！！教えてやるよぉ！！俺様の目的はファラリスの七賢者を潰して俺様の力にすることぉ！！』

レグリス『な…に…！？』

シャウロン『ふん…それともう１つ…時空の崖には2種類存在する１つはアルフレドが落ちた比較的安全な旅を提供する時空…もう１つは…』

シャウロン『この世から魂ごと消し飛ばす可能性がある地獄の崖…てめぇが今落っこちてる崖さぁ！！』

レグリス『シャウ…ロォォォン！！！』

シャウロン『あばよぉ…英雄…てめぇがいない間に計画を進めておくぜ…ひゃっひゃっひゃ！！』

…

シャウロン「てめぇが戻ってきた時…心底ムカついたぜ…だがよぉ…あの時の記憶が無かったから今まで俺様は手を下さなかった…」

シャウロン「クククッ忘れてれば良いものを…そうすりゃあ楽にこの俺様の養分になれたってのによぉ！！」

通「…養分だと？ふざけるなよシャウロン…俺たちファラリスは貴様の養分なんかじゃねぇ！！」

シャウロン「残念ながらもう既に４人養分になってるがなぁ？」

通「アイツらの無念を…この俺が晴らす！！俺のターン！！」
手札6

通(キルヴィス…それに一騎…俺はお前達に謝っても謝りきれねぇ… )

通(記憶が無かったとはいえ…お前達は正しかった…)

通(キルヴィス…お前が俺に立ち向かってくれなきゃ…コレットの言葉をちゃんと聞いてやることは出来なかった…)

通(だから…俺のわがままかもしれねぇ…だから俺に力かしてくれ！！キルヴィス！！！)ｶｧｰｯ!!

通の瞳が輝き始める

シャウロン「あん？」

通「新たな力を得たのお前だけじゃ無いようだな」

シャウロン「何？」

通「俺は手札の装備魔法『戦刃 クサナギノツルギ』をコストに手札から『龍刃武将 白撃のナガイエ』を特殊召喚！！」


白撃のナガイエ
レベル1/炎属性/ドラゴン族/チューナー
攻撃力600/守備力400


通「『この効果でナガイエが特殊召喚に成功した時！デッキからレベル5の龍刃モンスター1体を効果を無効にし特殊召喚できる！』」

通「俺は『龍刃アルテマアシュラブレード』を特殊召喚！」


龍刃 アルテマアシュラブレード
レベル5/炎属性/ドラゴン族/スケール8
攻撃力2200/守備力1500


通「俺はレベル5のアルテマアシュラブレードにレベル1のナガイエをチューニング！」

シャウロン「なに…！？」

通「幾く門を紅蓮に染め上げ、戦を終息させし龍の王！！いざ出陣！！シンクロ召喚！！レベル6！！『大紅蓮覇龍王 ヒデヨシ』！！」


大紅蓮覇龍王 ヒデヨシ
レベル6/炎属性/ドラゴン族/シンクロ
攻撃力3000/守備力2500


真っ赤な鱗に宙に無数に浮かぶ刀

シャウロン「て、てめぇ…！！」

通「コレットのあの一撃が俺の底に沈んでいた力を呼び覚ました！！」

シャウロン「呼び覚ましただと…！？下らねぇ！！」

通「下らないかどうか見せてやる…ヒデヨシが『シンクロ召喚に成功した時！相手フィールドのモンスター1体を破壊し！そのカードの攻撃力の半分の数値をヒデヨシに加える！』」

シャウロン「はっ！！そんなもん効くかよ！！デス・ホイールの効果発動！『このカードを対象にカードの効果を発動した時！１ターンに１度！その発動を無効にし破壊する！！』」

ｶﾞｲｨｨﾝｯ!!

ヒデヨシが放つ炎の斬撃が高速回転をするデス・ホイールに阻まれる

そして逆に炎を纏ったデス・ホイールから炎の渦が放たれる

シャウロン「残念だったなぁ！新たな力とやらは俺様の力には及ばなかった見てぇのようだなぁ！！」

通「ふん、それはどうかな！俺は『墓地の装備魔法を１枚除外する事でヒデヨシの効果発動！』」

通「『ヒデヨシの戦闘及びカードの効果による破壊を無効にする！！！』」

シャウロン「なに！？」

ﾊﾞﾝｯ!!

炎の渦は見事にヒデヨシにより一刀両断される

シャウロン「…ちぃっ！！」

通「俺は手札から装備魔法『龍刃 クリムゾン・ランス』を発動しヒデヨシに装備する！」

通「これで『ヒデヨシの攻撃力が500ポイントアップ』する！」


ヒデヨシ
攻撃力3000➡3500


通「バトルだ！！ヒデヨシでデス・ホイールを攻撃！！」

通「炎熱のジャスティス・ブレイド！！」

装備されたクリムゾン・ランスが赤くたぎるそしてそこから炎のひとつきがデス・ホイールを貫こうとする


ヒデヨシ
攻撃力3500

⬇

デス・ホイール
攻撃力2600


シャウロン「トラップ発動！『拷問悪魔の自壊制作(トーチャーズ・デーモン デストラクションプロジェクション)』！！」

シャウロン「『フィールドの拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)をリリースしデッキから儀式召喚可能な儀式モンスター1体を儀式召喚する！』」

シャウロン「絶望の底から溢れる闇を喰らい、空間を断絶し、屍を作る闇の化身…儀式召喚！『拷問悪魔（トーチャーズ・デーモン） ディストピア・プレッサー』」


ディストピア・プレッサー
レベル8/闇属性/悪魔族/儀式
攻撃力3000/守備力0


シャウロン「ディストピア・プレッサーには『このカードよりもランクまたはレベルが低いモンスターとの戦闘した時に相手モンスターを破壊し！破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える効果がある！』」

シャウロン「これでてめぇのヒデヨシは攻撃できねぇなぁ！！？」

通「…だったら俺はクリムゾン・ランスの効果発動！『フィールドのこのカードを破壊し！相手フィールドのカードを破壊しデッキからこのカード以外の装備魔法を手札に加える！！』」

通「俺はデッキから『龍刃 魔王黒刀』を手札に加える！」
手札4

シャウロン「っその効果…バトルフェイズにも使えるのかよっ！！？」

通「ディストピア・プレッサーを破壊！！」

ｽﾞｶﾞｧｧﾝｯ! 炎の槍がディストピア・プレッサーを砕く

通「…これで攻撃対象はいなくなった！！ヒデヨシでシャウロンなダイレクトアタック！！」


ヒデヨシ
攻撃力3500➡3000


シャウロン「なっにぃ！！？」

ｷﾞｭﾙﾙｯ!! クリムゾン・ランスを投げつけたヒデヨシがそのまま背中に掛けていた太刀を抜き回転しながらシャウロンを斬り裂いた

シャウロン「ぐぉぉぉっ！？」
LP4000➡1000

シャウロン「がっ！？はっ…！！」

通「俺はこれでターンエンド」
手札4

シャウロン「くっ…そ…がぁ！！」

シャウロン「てめぇ！！誰に向かってダメージを与えたと思ってやがる！！この！！世界の覇者となるこの俺様に向かって！！」

通「世界の覇者だと…？仲間の魂を喰らい…偽りの力で手にする事が覇者だと？」

シャウロン「はっ！！喰らった力こそが俺様の力…俺様本来の力なんだよ！」

通「…哀れだな」

シャウロン「…哀れ…だと？」

通「…やはりお前はここで倒さなくちゃあならない存在だ」

シャウロン「この俺様が…哀れ…？」

シャウロン「ふざけんなよぉ！！レグリス！！てめぇごときが上から目線で語ってんじゃあねぇ！！」

シャウロン「てめぇのそういう態度が昔から気に入らなかったんだよ！！ぶっ殺してやる！！」

通「…」

シャウロン「俺のターン！！」
手札4

シャウロン「俺は手札から儀式魔法『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)の降誕製作』を発動！」

シャウロン「手札の『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)ヘッドクラッシャー』をリリースする！！」

シャウロン「業火に焼かれし鉄の牛よ、我が身焦がし終演の鎮静歌を歌え！儀式召喚！レベル8！『拷問悪魔(トーチャーズデーモン) ブローズン・ブル』！！」


ブローズン・ブル
レベル8/炎属性/悪魔族/儀式
攻撃力2000/守備力3000


シャウロン「そして『儀式素材としてリリースされたヘッドクラッシャーの効果発動！デッキからこのカード以外の拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)1体を手札に加える！』」
手札3

シャウロン「これで終わりじゃねぇぞ！！俺はブローズン・ブルのモンスター効果発動！『１ターンに１度！手札の拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)儀式モンスターを攻撃力守備力を半分にして儀式召喚扱いで特殊召喚する！！』」

シャウロン「邪悪の黒箱に沈む悪魔よ、地獄の瞳で全てを黒に染め上げろ！！こい！！『拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン) ブラック・ボックス』！！」


ブラック・ボックス
レベル9/闇属性/悪魔族/儀式
攻撃力3000➡1500/守備力2500➡1250


黒い四角の箱は宙に浮か不規則な動きをしながら回転している

シャウロン「ブラック・ボックスの効果！『１ターンに１度！自分フィールドの儀式モンスターの数だけ相手に500ポイントのダメージを与え！そして相手フィールドのモンスター全ての攻撃力を儀式モンスターの数だけ500下げる！！』」

シャウロン「俺のフィールドには2体の儀式モンスター！よって1000ポイントのダメージと1000ポイントの攻撃力ダウンだ！！」

その四角い箱は回転スピードを上げる様々な角度から黒いエネルギーを発射する

ｽﾞｶﾞｶﾞｶﾞｯ!!

通「くっ！！」
LP2600➡1600


ヒデヨシ
攻撃力3000➡1500


シャウロン「バトルだ！！ブラック・ボックスでヒデヨシを攻撃！！！」


ブラック・ボックス
攻撃力1500

⬇

ヒデヨシ
攻撃力1500


通「だがヒデヨシは墓地の装備魔法を除外する事で戦闘および効果による破壊を無効にできる！俺は墓地のクリムゾン・ランスを除外する！」

ﾊﾞｼﾝｯ!!

ヒデヨシが回転しながら突っ込んできたブラック・ボックスを返り討ちにする

通「これでブラック・ボックスのみ戦闘で破壊される！」

シャウロン「それがどうしたぁ！！俺様がわざわざ攻撃力が同じモンスターで突っ込んだんだこれで終わりなわけねぇだろ！！ブラック・ボックスの効果発動！」

シャウロン「『このカードが戦闘または効果で破壊され墓地へ送られた時！墓地からレベルが7以下の拷問悪魔(トーチャーズ・デーモン)モンスター1体を特殊召喚できる！』」

シャウロン「現れろ！！ガローテ！！！」


ガローテ
攻撃力2000


シャウロン「ガローテ！！その邪魔なヒデヨシを粉砕しろぉ！！」


ガローテ
攻撃力2000

⬇

ヒデヨシ
攻撃力1500


ﾋﾞｭｱｯ!!

縄がヒデヨシに絡まり締め上げ破壊する

通「ぐぁぁっ！！」
LP1600➡1100

通は吹き飛ばされる

通「っ！？」

吹き飛ばされたその先は時空の崖

咄嗟に地面に手を突き無理に制止する

通「っく…！！」ｽｻﾞｧｧｧｯ!!

シャウロン「おっと危ねぇ危ねぇ…てめぇを落っことす所だった…死んじまったら元も子もねぇしなにより悪運の強いお前だ転生されても困る…」

シャウロン「てめぇは俺の餌なんだからよぉ…」ﾆﾔｧ

通「…ふざけるなよ…シャウロン…」

シャウロン「俺様は真面目さ」

通「俺は絶対にお前に負けたりはしない…今までもそしてこれからも…地獄に行くのはお前だけだシャウロン」

シャウロン「…ちっ！！俺はカードを１枚セットしてターンエンド」
手札1

シャウロン「言ってろレグリス…てめぇはこの俺様に敗北し惨めに俺様に吸収されて終わるんだ…」

シャウロン「そしててめぇを吸収し最後にトウセンを喰らう…！！そうすれば俺は最強になるんだ！！ひゃっひゃっひゃ！！」

通「そんな未来は来ることはねぇ！！ここで俺が止める！！」

シャウロン「偉そうに語ってんじゃあねぇ！止めれるものなら止めてみろ！！」

…

遊姫「…あっ」

トラクリボー『遊姫…どうした…っ！』

トウセン「…お前達は…」

遊姫「…あ、あなたがいるってことは…クーデリカさんは…」

トウセン「ああ、俺が倒した」

遊姫「っ！」

トウセン「そう構えるな…それとも俺と戦う気なのか…？」ｺﾞｺﾞｺﾞｯ

遊姫「わ、私だってっ」

トウセンの体が再び点滅し始めるしかし今回は点滅のスピードが早い

トウセン「っ！！」

遊姫「トウセン…っ」

トウセン「俺の体も限界か…くそっ！！」

トウセンが遊姫から離れていく

遊姫「トウセン！！ま、待ってよ！！」

トウセン「…俺はこんな所で消えていられないんだ…！！まだ…ここでっ！！」

遊姫はトウセンの後を追った…


…


続く


次回


シャウロン 「これで終わりなんだよ！！レグリス！！てめぇの覚悟も！夢もここで潰える！！」

通「まだだ！俺は負けない！！お前の好き勝手にはさせない！！」

一騎「…トウセン」

トウセン「俺達の体をかけて…デュエルだ！！一騎！！！」

一騎「次回『混沌呻く』一気に駆け上がれ！！」



pixiv更新しました。