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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第18話入門書と午後の遊び

第18話入門書と午後の遊び 作:風鼠

葵「ふああ~良く寝たぁ~♪」

土曜日の朝。私は大きなアクビを上げ昨日より1時間程遅く、布団から抜け立ち上がった後体を思いっきり伸ばす。

瑞樹「はぁ‥カンナちゃんを抱き枕にしてたくせに…」

葵「えへ~♪カンナちゃん凄く良かったぁ~♪」

瑞樹は先程までの私の姿を見て瑞樹は心の底から呆れたようにつぶやく。

カンナ「はうう~あんなに長い間抱き付かれたの初めてです~」(///)

杏奈「でもカンナちゃん、最後一緒に気持ちよさそうに寝てたよね~」

カンナ「気持ちよさそうに眠っている葵ちゃんに釣られてしまって…」

今まで私に抱き着かれていたカンナちゃんは上半身だけ体を起こし顔を真っ赤にし両手で顔を隠している

杏奈ちゃんは自分の布団を納戸にしまった後カンナちゃんに優しくほほ笑む

葵「カンナちゃんまた一緒に寝ようね~♪」

カンナ「はう…はい」

私はカンナちゃんに笑顔を向けるとカンナちゃんは恥ずかしそうに小声で頷く。

椿「あうう…疲れたでぇす…」

瑞樹「あ、椿ちゃん。お疲れ様」

その会話の最中に目の下に真っ黒な隈が付いた椿ちゃんがおぼつかない足で部屋に入ってくる。

椿「目が覚めたら…彩愛さんに…抱き付かれてたでぇす…」

杏奈「椿ちゃん布団出そうか?」

椿「杏奈ちゃんありがとでぇす…」

杏奈ちゃんは納戸から手際よく椿ちゃんの敷き布団を敷き、その上に枕を置くと再び納戸に向かい布団を取り出しに行く。

椿「ふはぁ~!」

杏奈ちゃんが出した布団に倒れこむように敷き布団に寝転がる。

杏奈「もう椿ちゃんは…はい布団掛けるよ」

椿「ありがとうでぇす…(すー…)」

瑞樹「よっぽど疲れてたのね…もう寝ちゃったわ」

杏奈ちゃんに布団を掛けられた椿ちゃんは目を瞑ると直ぐに寝息を立て始める。

葵「椿ちゃん今日の稽古無理そうだね~」

カンナ「彩愛さんどれほど椿ちゃんの事可愛がったのでしょうか…」

杏奈「しばらく椿ちゃんは寝かせておこう」

杏奈ちゃんは寝ている椿ちゃんの頭を数回優しく撫でる

椿「(ふみゃ…そんなとこ…嗅がないでほしいでぇす…)」(ビクッビクッ)

杏奈ちゃんに頭を撫でられた椿ちゃんは体をびくつかせる。

カンナ「ふふ…椿ちゃん可愛いです♪」

瑞樹「…そうね。寝言は変だけど」

その光景を見ていたカンナちゃんと瑞樹は頬を緩ませる

彩愛「あら、皆おはよう♪」

葵「あ、彩愛さんおはようございます!」

私達の部屋に笑顔を浮かべた彩愛さんが同じ本を数冊重ね持って入ってくる。

彩愛「ふふ、椿ちゃん寝ちゃったんだ♪」

カンナ「椿ちゃん凄く疲れてましたので‥」

彩愛「昨日の夜の椿ちゃん、すっごく美味しかったわよ♪」

椿ちゃんを見つめ彩愛先輩は昨日の夜の事を思い出し恍惚した表情を浮かべる。

瑞樹「彩愛さん、その本なんですか?」

彩愛「えぇ、この本は皆の入門書よ。1人1冊ね。」

彩愛さんから拍子に入門書とだけ書かれた本を1冊ずつ受け取り、寝ている椿ちゃんの分は起こさないように枕元にそっと置く。

葵「入門書だぁ~♪…で入門書って何に使うんです?」

私は受け取った入門書を抱きしめた後、彩愛さんにほんの用途を受け取る。

彩愛「えぇ、その本はね~歌舞伎の舞の基本だったり、用語だったり…ホント基礎知識が掛かれているわよ。」

瑞樹「もしかして…独学で学べ…と?」

瑞樹は入門書をめくりながら、彩愛さんに質問する。

彩愛「ふふ、当分は稽古や学業で忙しいでしょうけど、お願いね皆。」

彩愛さんは申し訳ないような笑顔を浮かべ、部屋を後にする。

杏奈「けっこう厚いね。この入門書。」

カンナ「読みごたえありそうですね~」

杏奈ちゃんは胡坐をかきカンナちゃんは椅子に座って入門書を読み始める。

葵「はう~頭が痛いよぉ~」

瑞樹「葵は文字ばかりの本読むの苦手だもんね。」

私も座って本を読み始めるが数ページした頃から頭痛が起き始め、本に集中できない。

葵「はうう~駄目だぁ~」

杏奈「僕も少し目が痛くなってきた…」

私は床に大の字になり、杏奈ちゃんも本を閉じ、胡坐をかいていた足を崩し足を伸ばす。

瑞樹「まったくこの子達は…まぁ、起きたばかりで私も集中できてないけど。」

その光景を見ていた瑞樹も呆れつつも本を閉じ、少し腕を伸ばす。

カンナ「そろそろ浴場のお風呂が沸いてる頃ですね~♪」

瑞樹「そうね。」

時計を見ると、お風呂が沸く時間を少し過ぎていた。

葵「お、お風呂入ってリフレッシュしてから勉強しよぉ~!」

杏奈「僕も賛成~」

カンナ「そうですね~」

瑞樹「…私もそうしようかしら。皆本は一か所に置いておきましょ」

葵「うん♪」

入門書を部屋の片隅に重ねておき、お風呂場へと向かう。

葵「ふへ~朝のお風呂気持ちいなぁ~♪」

杏奈「そうだね~♪」

葵「…えい♪」

杏奈「ひゃう?!」

私が杏奈ちゃんのおへそを両手で触るように抱き付くと、杏奈ちゃんは普段より可愛らしい声を上げる。

葵「杏奈ちゃんの肌すべすべぇ~♪」

杏奈「あうう~葵ちゃん僕がおへそ弱いの知ってておへそ触ったでしょぉ~」

私は杏奈ちゃんの少し濡れた健康的に焼けた褐色肌の二の腕に頭を擦り付ける。

杏奈ちゃんは、照れくさそうな顔をし恥ずかしそうに話す。

葵「えへ~おへそもっといじっちゃえ~♪」

杏奈「ひゃうぅ?!やめ…あ!…てよ…葵ちゃぁ~ん。」

私が杏奈ちゃんのおへそをいじる度、杏奈ちゃんの体はビクンと跳ねるように痙攣する。

葵「ほえ~杏奈ちゃんほんとおへそ弱いんだね~♪」

杏奈「はぁ~助かった~」

私は杏奈ちゃんのおへそを弄るのをやめると、杏奈ちゃんは安堵の表情を浮かべ深呼吸する。

杏奈「僕も仕返しに…えい♪」

葵「ひゃん!」

杏奈ちゃんは空いている手の方で私の背中を撫でる。

葵「やったなぁ杏奈ちゃん♪私も弄るの再開しちゃえ~♪」

杏奈「はう!…僕も負けないからね~♪」

私と杏奈ちゃんはお互いに弱い部分を触り始める。

瑞樹「はぁ…あの子達朝からほんと元気ね」

カンナ「はい。少し羨ましいです~」

シャワーを浴びていた瑞樹は呆れた様子で話し、その隣に座っているカンナちゃんは

瑞樹「カンナちゃんの髪って凄く綺麗よね。普段どんな手入れしてるの?」

カンナ「はう特別な手入れはしてないですよぉ~。それに瑞樹さんの髪も綺麗ですよ~」(///)

瑞樹「そ、そう?でもカンナちゃんに褒められるのは嬉しいわ。ありがと♪」

褒められた瑞樹はカンナちゃんに優しい笑顔を向ける。

カンナ「はう(濡れた瑞樹ちゃんの笑顔綺麗だよぉ)」(///)

瑞樹「?カンナちゃん顔赤いわよ?」

カンナ「はうう大丈夫です~(あわわ瑞樹ちゃん近いよぉ~)」(///)

瑞樹は顔を赤くしたカンナちゃんに少し近寄ると、慌てたように少し距離を離す。

楓「…隙アリ!」

カンナ「ふみゃあ!」

離れたカンナちゃんに楓さんが胸を掴むように後ろから抱き付く。

楓「ん~下着越しもいいけどやっぱり生も良いですの~♪しかも濡れた感触がまた良い♪」

カンナ「ひゃうう|揉まないで…あん!…下さいよぉ…はうう~…楓さぁ~ん」(///)

楓さんは堪能するようにカンナちゃんの胸を激しく揉み始め、カンナちゃんは楓さんの揉む手を抑え少し息が荒くなる。

瑞樹「はぁ…この人は…また彩愛さんにお仕置きされますよ」

楓「ふふそうくるか~♪だったら~こっちはどうかな~♪」

カンナ「駄目です~!」(///)

瑞樹「…聞こえてないわね」

楓さんは瑞樹の注意が聞こえてないらしく、その瞳はカンナちゃんの胸のみを移していた。

楓さんの片手が胸からお腹を少し撫でた後少しずつ下がっていくその手をカンナちゃんは両手で押さえる。

楓「じゃあ揉むのを強めるだけ~♪」

カンナ「はうう~ダメぇ~」(///)

胸を揉まれているカンナちゃんは先程より息が荒くなり快感から耐える様に蹲る様な体勢になる。

茜「まったく、楓、楽しんでるようだけど、カンナちゃん嫌がってるよ。」

楓「はう茜先輩…」

茜先輩が苦笑しつつ、カンナちゃんに抱き付いている楓さんに顔を近づけ注意する。

楓さんは茜先輩の注意を聞き入れ、素直にカンナちゃんから離す。

カンナ「茜先輩…ありがとうございます」(///)

茜「いいよ、カンナちゃん♪一緒にお風呂に入ろう」

カンナ「はい♪」

足が少しおぼつかないカンナちゃんは茜先輩に手を引かれ浴槽に向かうって良く。

瑞樹「はぁ…私も入るかな。」

楓「瑞樹ちゃんもけっこういい胸してる~♪」

楓さんは目を輝かせ瑞樹の胸を凝視しながら瑞樹に近寄る

瑞樹は両腕で胸を隠し、少し呆れた目で楓さんを見る。

瑞樹「…触らせませんよ」

楓「…ケチ」

カンナ「あの…茜先輩…」

茜「どうかした、カンナちゃん?」

カンナ「その…私膝の上に乗って重くないですか?」

茜先輩を背もたれにするように座るカンナちゃんは少し恥ずかしそうに話す。

茜「大丈夫、大丈夫♪カンナちゃん軽いから♪(カンナちゃん可愛いなぁ~)」

カンナ「なら…いいのですが…」

楓(はうう~茜先輩羨ましいよ)

杏奈「葵…ちゃぁん…弄り…すぎぃ♪」(ビク)

葵「杏奈ちゃんの指気持ち良いぃ~♪」(ビク)

今までお互いに弱いところを触っていた私と杏奈ちゃんは、その快感とお風呂のお湯の温かさが重なり意識や目が虚ろになり、体も少し触れただけで電気が走るような感覚になっていた。

瑞樹「はぁ…この子達は…」

葵「瑞樹気持ちいいよぉ~」(ギュー)

杏奈「瑞樹ちゃぁん助けてぇ」

私と杏奈は近くにいた瑞樹に抱き着く。

瑞樹「二人とも抱き付かないでよ、もう。」

葵「はう」

瑞樹「ゆっくり体休ませなさい」

2人「ふぁ~い」

瑞樹はゆっくり私達を離すと、ゆっくりと休める体勢にする。

葵「ふぇ~いつもより気持ちよかったぁ~」

杏奈「だね~♪」

私達はお風呂から上がり、部屋着へと着替える

カンナ「ふぇえ大変だったよぉ~」

瑞樹「ホントねカンナちゃん。」

茜「皆、今日の稽古は午前中だけだからね。」

葵「え、そうなんですか?」

茜「だって、葵ちゃん達も遊びたいでしょ?」

体を拭いていた茜先輩は無邪気な笑顔を浮かべる。

葵「やったぁ♪遊べる~♪」

杏奈「やったね、葵ちゃん♪」

私と杏奈ちゃんは笑顔を浮かべ、喜びあうように抱き合う

・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

茜「さ、今日の稽古は終了だよ、皆」

葵「疲れたぁ~」

稽古も終わり、私たちはいつも様に床に倒れ込む。

杏奈「でも、午後遊べるね葵ちゃん。」

葵「えへへ~何して遊ぼうかなぁ~♪」

私が午後どうやって遊ぶかを妄想し始め、頬が緩み始める。

カンナ「私は一度家族に会いたいです…」

瑞樹「そうね、私も家から何個か持ってきたいものあるし…」

カンナちゃんと瑞樹は考えた後、お互いに帰宅したいと語る。

葵「あ、私久しぶりに瑞樹のお母さんに会いたいなぁ~♪」

瑞樹「じゃあ、付いて来る?」

葵「行く行く~♪」

私は両腕を上げ、瑞樹に帰宅に付き添う

カンナ「杏奈ちゃんその…付き合ってくれますか?」

杏奈「うん。もちろん付き合うよ。」

恥ずかしく語るカンナちゃんの頼みに杏奈ちゃんは即快諾する。

瑞樹「椿ちゃんはどうしようかしら。」

葵「一度様子をみてこよう♪」

椿ちゃんを心配した瑞樹と私達は一度部屋に戻る事にする。

椿「ふぁあ~よくねたでぇ…す」

椿ちゃんはゆっくりと体を起こす。

葵「椿ちゃんおはよ~♪」

椿「な、葵ちゃん!稽古はもうはじまるでぇすか?」

椿ちゃんは少し目をこすりながら、寝ぼけた口調で稽古の事を心配する。

杏奈「稽古ならさっき終わった所だよ。」

椿「な、なんでぇすと?!」

杏奈ちゃんの言葉を聞いた椿ちゃんはおどろいた様に大きな声をあげる。

葵「午後から私と瑞樹は瑞樹の家に杏奈ちゃんとカンナちゃんはカンナちゃん家に行くけど…椿ちゃんはどうする?」

椿「そうでぇすね…私も杏奈ちゃん達についてくでぇす!」

カンナ「ふふ、じゃあ椿ちゃんも一緒に行きましょう♪」

・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

葵「カンナちゃん杏奈ちゃん椿ちゃんじゃあね~」

カンナ「はい♪瑞樹ちゃん葵ちゃんもまた施設で会いましょう♪」

施設の入り口を出た私たちはそれぞれの目的地に向かう為2手に分かれる

葵「瑞樹のお母さん久しぶりだなぁ♪」(ムギュー)

瑞樹「はぁ…やっぱりこうなるのね…」

私は瑞樹の腕に抱き付きながら、瑞樹の家へと向かう。
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ター坊
親御さん!娘達はどえらいことになってますぜ!
下の閲覧数を見てもお分かりの通り、みんな女の子同士の絡みが好きなんだ。それだけ癒されるってことですね。 (2016-01-30 16:33)
風鼠
ター坊さんコメントありがとうございます。
この事実を親御さんが知ったらどう思うのやら(汗
ここ最近閲覧数が一気に増えてきました。まだ20話程で4000を超えるなんて…閲覧していただいた方々に感謝、感謝。5000回を超え、めどが付いたら特別企画でもやろうかなぁ… (2016-01-30 18:22)

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