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「リローダー・ドラゴン」のカード評価 : ねおんちゃんさん

リローダー・ドラゴン ▶︎ デッキ 《リローダー・ドラゴン》
ねおんちゃん
2023/10/31 12:21
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素材の重さはまあいいんだ。ヴァレットは横に並びやすい。まあいいんだ、が……。究極に割に合わない上、何もかもが噛み合っていない。
まずリンクマーカーの向きが横向きである点がいただけない。ヴァレットと言えば《ストライカー・ドラゴン》。これは左向きマーカーのリンク1モンスターだ。
さて、このモンスターを展開の中継として使うなら、このカードをEXモンスターゾーンに出しリンク先に《ストライカー・ドラゴン》を出してそのマーカー先に……という動きをマーカーを見るまでは一瞬想像するのだが、見ての通りこいつは横マーカー。少なくとも2個以上のマーカーがこちらを向いているモンスターと組み合わせなくてはならない。まあ、この点は《ドラグニティナイト-ロムルス》や《天球の聖刻印》で満たせる分、遥かにマシだろう。
でも、でも2ターン目以降のボード・アドバンテージ回復札として見れば、こちらを向いたマーカーを持ちそれ自身も展開効果を持つ《ヴァレルエンド・ドラゴン》との組み合わせがある筈で……と思ったオマエは甘い。奴はよりにもよって、モンスター効果限定の対象耐性を持っている。とんでもないアンチシナジーだ。それ以前の問題として、仮に可能であったとしても《ヴァレルエンド・ドラゴン》がいる状況でヴァレット2体を掻き集めたのなら、《守護竜ピスティ》+《ストライカー・ドラゴン》で墓地か除外のドラゴン族をなんでも蘇生できるのに、こちらを選ぶ理由なんて何処にもない。
次。ヴァレットの展開には《リボルブート・セクター》を用いる。これはたった1枚で手札のヴァレットを全て出し切れる素晴らしいフィールド魔法で……今「手札のヴァレットを出し切る」と言いました?はい、言いました。
そして合計リンク数が4に到達しこのカードの効果が使えるようになった時には、ほぼほぼ確実にそれを経由してしまっている。つまり、手札にヴァレットモンスターは存在しない。そうだ。この効果は確実に腐る。
もはや、展開したヴァレットはリンク素材に出来ず射出専用である点など些末な問題と言えるだろう。まあ一応、自壊する事で次ターンに欲しい種類のヴァレットを確保し射出に繋げられる点は辛うじて評価点と言えなくもないが、もはや誤差にすらならない程度のことだ。
唯一使えそうなのは、被破壊時のヴァレットサルベージ効果だろう。確かに、確かに次ターンの《リボルブート・セクター》の展開からの逆転劇に一役買いそうに見え……るが…………。
OK。実戦を想定しよう。先攻を取った君はヴァレット展開を成功させ、相手ターンを生き延びた。しかし相手の攻撃は苛烈で、かろうじて《ヴァレルエンド・ドラゴン》が壁になってライフは残ったものの、盤面のモンスター数の差は4:1と圧倒的……つまり「最も頻発する典型的な不利状況」だ。さあヴァレット使いの君はどの様に逆転を目指す?
答えは《リボルブート・セクター》の「相手フィールドのモンスターと同じ数になるまで墓地からヴァレットを蘇生する効果」を使う、だろう。そう、そもそも不利状況でモンスターをサルベージする必要など、このテーマにはさほどないのだ……。
第一根本的な話として、自身から自爆特攻でこれを起動するなら、リンク素材の片方を《ストライカー・ドラゴン》にして自身の効果で自壊しつつサルベージすれば良い。そうすればリンク数のディスアドがこちらより1軽くて済む上、《ヴァレット・リチャージャー》とのコンボで墓地の闇属性をなんでも蘇生という選択肢も生まれてくる。
見ての通り、カードテキストの全てがもはや一周回って気持ちよさすら覚えるほどに噛み合わないカード。リローダーと名乗ってこそいるが、恐らく彼は口径の異なる弾を必死にシリンダーに詰めようと四苦八苦しているところだろう。そんな奇跡のウルトラ無能が銃を扱うと言うことは、彼は遠からぬうちに、暴発によって命を落とす。こんなに最高のビジュアルを持っているのに、悲しいこともあったものです。
報告URL  yugioh-list.com/reviews/view/180705

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