2.Killer Queen前　作：お野菜のデーモン

＊ここに　注意書きがある

＊しかし、前回似た注意書きを読んだ
　あなたはこの注意書きを無視した。

＊ここに注意書きは無かった。　
　今までも、そしてこれからも。

＊これから先、この注意書きが
　あなたの前に姿を表すことは　
　もうないだろう

＊あなたはほんの少し後悔を覚えつつ
　ケツイを抱いた。

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「〈!--［ 残念 ］AND［ ワクワクする ］ワ--〉」

『〈!--デュエル--〉』

＊クイーンが行く手を塞いできた。
　
クイーンＬＰ４０００

クリスＬＰ４０００

「〈!--先行ハ［ ワタシ ］ノ物；
［ スタンバイフェイズを終了し ］
［ メインフェイズに移行 ］--〉」

＊ちらりと自分の手札を見てみる

　クリボー１
　光の護封剣１
　増殖するＧ１
　沈黙の剣士-サイレント・ソードマン１
　フォトン・スラッシャー１

＊悪くないが別に良くもない手札だ。
　しかし青い干し肉を見たくなければ
　この手札で頑張るしかない。

＊あなたは　なけなしの
　増殖するＧを発動した。

「〈!--HA HA HA ［ クリス ］
［ アンタ ］ガ初手ニ『増殖するＧ』ヲ実効スル確率ハ［ 約１３% ］既ニ対策済ミヨ；
［ ワタシ ］ハ『墓穴の指名者』ヲ発動、選ブノハ『増殖するＧ』--〉」

＊しかし　何も起こらなかった。
　どこからか生えてきた緑の手により
　クリスが放ったＧ達は
　一匹残さず血祭りにあげられた。

「〈!--（笑い）コレデ［ 不安要素は除去されました ］デハ今カラ［ フィールド上にモンスターを展開します ］
『ドットスケーパー』ヲ召喚シ、手札ノ『マイクロ・コーダー』ト共ニ［ リンク召喚を実効 ］；
イデヨ［［ Link２ ］］『コード・トーカー』--〉」

＊クイーンはグラスを掲げると
　中身の酸が渦巻き、フィールドの
　スプライト型モンスターと
　手札の細身な電脳戦士が
　フィールドに円を構築する…

＊そして、サーキット中央に
　光子の刃を持った
　電脳戦士が姿を表した。

「な、なんだ？見たこと無いぞ、あんなカード」

「リンク召喚だよ！でも、本当はフィールドのモンスターだけしか素材にできないはずなんだけど…」

「〈!--［［ YES ］］；本来ハフィールド上ノモンスターデシカ［ リンク召喚を実行できません ］BUT
『マイクロ・コーダー』ハ『コード・トーカー』モンスターヲ［ リンク召喚 ］スル場合ノミ［ 手札からリンク素材.Exeを実行できます ］--〉」

＊何というインチキ効果だ
　と、叫びたい衝動に襲われたが
　デュエル中に叫ぶのは違法だ。

「〈!--オ勉強会ハココマデ
ココカラハデュエルノ時間デス
墓地ニ送ラレタ『ドットスケーパー』『マイクロ・コーダー』ノ効果発動；
ドットスケーパーハ特殊召喚シ、デッキカラ『サイバネット・ユニバース』ヲ［ サーチ ］、ソシテ［ フィールド魔法『サイバネット・ユニバース』を実行 ］--〉」

「〈!--［ リンク召喚を実行します ］；
『ドットスケーパー』ト『コード・トーカー』ヲ素材ニ『エクスコード・トーカー』
ソシテ手札ノ［ 『スクリプトン』を実行 ］墓地カラ『ドットスケーパー』ヲ除外シ特殊召喚、更ニ…--〉」

「どうなってんだ、ずっとクイーン野郎のターンだぞ！」

「わわ、フィールドからモンスターがいなくならない…！」

＊モフモフが戦慄する匂いと
　怒ったすみれ色の匂いがする。
　あなたも　そろそろマズいと
　思い始めてきた頃だ。

「〈!--［ 中略 ］『トランスコード・トーカー』ヲリンク召喚；
効果デ『エクスコード・トーカー』ヲ蘇生
［ アンタら ］［ おバカ ］ナ
［ ガキんちょ ］ニハコレデ十分
早ク［ ドローフェイズを実行してください ］--〉」

＊相手に攻撃力３０００を超える
　モンスターが２体いるという状態で
　クリスのターンは始まるのだった。
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＊……は？
　ここで　終わりかよ？

＊うん　あまり長いと
　見てる人も　つまらないからね！

＊…そもそも　見てる奴いんのか？
　こんなうっすい内容のSS

＊〈!--［［ネガティブ思考プロトコルを終了してください］］--〉

＊（どうやら　このSSの勝敗は
　次回に持ち越しの　ようだ

＊筆者は　次こそ決着をつけるという
　ケツイを抱いた）