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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第十四話・復活の万丈目!対抗デュエル後編

第十四話・復活の万丈目!対抗デュエル後編 作:鈴木颯手

「くそっ!一体何なんだ!?…まあいい、俺はカードを一枚伏せてターンエンドだ!」

アームドドラゴンレベル7を召喚した万丈目は落ち着かせるとデュエルに戻った。

「俺のターン、ドロー」

黒崎龍吾
手札1枚→2枚

「俺は手札から天使の施しを発動。カードを3枚ひいて2枚捨てる」

黒崎龍吾
手札1枚→4枚→2枚

「更に手札から雷邪龍サンダーダークドラゴンの効果発動。このカードを墓地に送り同名カードを二枚手札に加える。そして貪欲な壺を発動。墓地にある五体のモンスターをデッキに戻しシャッフル。そして二枚ドローする」

黒崎龍吾
手札1枚→3枚→4枚

「ほう、一気に手札を回復したか。だが!このアームドドラゴンレベル7をどう攻略する!?」

「攻略方法ならいくらでもある。手札のダーク・グレファーの効果発動。手札の闇属性モンスター一体を墓地に送り特殊召喚する」

ダーク・グレファー
ATK1700 DEF1600

「だからその程度のモンスターが何だと言うんだ!」

「目的は此奴ではない。今墓地に送ったカードだ。リバースカードオープン。速すぎた埋葬。800ライフを払い墓地からダーク・フェアリー・ドラゴンを特殊召喚する。現れろダーク・フェアリー・ドラゴン」

黒崎龍吾LP3900→3100

ダーク・フェアリー・ドラゴン
ATK2100 DEF3000

「…だが、アームドドラゴンレベル7には届かないぞ!」

「ダーク・フェアリー・ドラゴンの効果発動。自分のメインフェイズに手札のレベル4以下の闇属性ドラゴン族モンスター一体を特殊召喚出来る。漆黒のドラグーンを召喚する!」

漆黒のドラグーン
ATK1700 DEF1600

「漆黒のドラグーンの効果発動。このカードが魔法、モンスターの効果により特殊召喚に成功した時相手のモンスター一体を破壊する。墓地に消え去れ。アームドドラゴンレベル7」

漆黒のドラグーンが咆哮を上げるとはるかにでかいはずのアームドドラゴンレベル7が怯えそのまま破壊されてしまう。

「ダーク・フェアリー・ドラゴンの効果を使ったターンにこのカードとこのカードの効果で召喚したモンスターは攻撃できない。だが、ダーク・グレファーは別だ。行け、ダーク・グレファー」

「ああああああっ!!!」

万丈目LP4000→2300

ダーク・グレファーの持った剣に切られた万丈目は吹き飛ばされる。その瞬間今度は本校の生徒が完成を上げた。

「立て!立つんだ!サンダー!」

「「「「「立て!立つんだ!サンダー!」」」」」

今度は一ノ瀬校長の言葉が万丈目に向かって放たれそれに合わせてノース校の生徒も言うがはたから見ている龍吾はかなり恐ろしく感じていた。

「俺はターンエンドだ」

万丈目LP2300 手札3枚
モンスター
なし
魔法、罠
セット

黒崎龍吾LP3100 手札1枚
モンスター
ダーク・グレファー
ダーク・フェアリー・ドラゴン
漆黒のドラグーン
魔法、罠
速すぎた埋葬(ダーク・フェアリー・ドラゴン装備中)

「…俺の、ターン。…ドロー!」

万丈目はよろよろと立ち上がると直ぐに自分のターンに入った。

万丈目
手札3枚→4枚

「俺は魔法カード四次元の墓を発動する。このカードの効果でレベルモンスター二体をデッキに戻しシャッフルする。俺はアームドドラゴンレベル3とレベル7をデッキに戻す!そしてリバースカードオープン!リビングデッドの呼び声発動!墓地からアームドドラゴンレベル5を特殊召喚する!」

アームドドラゴンレベル5
ATK2400 DEF1700

再び蘇ったアームドドラゴンレベル。それによってノース校の生徒から歓声が上がる。

「そしてアームドドラゴンレベル5の効果発動!手札のモンスターカードを一枚捨てる事で相手のモンスター一体を破壊する!俺は手札からダイヤモンドドラゴンを墓地に送りダーク・フェアリー・ドラゴンを破壊する!デストロイドパイル!」

アームドドラゴンレベル5から放たれた大量の棘によりダーク・フェアリー・ドラゴンは悲鳴を上げる暇もなく破壊される。

「そしてアームドドラゴンレベル5でダーク・グレファーを攻撃!アームド・パニッシャー!」

そして勢いに乗ったアームドドラゴンレベル5にダーク・グレファーが成すすべなく破壊されてしまう。

黒崎龍吾LP3100→2400

「俺はカードを一枚伏せてターンエンド!そしてこの瞬間アームドドラゴンレベル5の効果発動!このカードを墓地に送り再びレベル7を特殊召喚する!フハハハハハ!!!!」

そして再び現れたレベル7。万丈目とライフが並んだ今まともに攻撃を食らえばレベル7の攻撃で沈む。

「俺のターン、ドロー」

黒崎龍吾
手札1枚→2枚

「…俺は漆黒のドラグーンを生贄にダーク・パワー・ドラゴンを召喚する!そして効果によりデッキから装備魔法を一枚手札に加える」

ダーク・パワー・ドラゴン
ATK2300 DEF2500

アームドドラゴンレベルと同じく再び現れたダーク・パワー・ドラゴン。先程破壊された恨みがあるのかアームドドラゴンに向かって咆哮をする。

「更に俺は龍の鏡(ドラゴンズ・ミラー)を発動!場のダーク・パワー・ドラゴンと墓地のダーク・フェアリー・ドラゴンをゲームから除外しエンシェント・パワー・ドラゴンを召喚する!」

エンシェント・パワー・ドラゴン
ATK2500 DEF3500

「だが!まだアームドドラゴンの方が攻撃力は上だ!」

「エンシェント・パワー・ドラゴンの効果発動!デッキからモンスター一体を装備カードとしてこのカードに装備できる!俺はデッキからダークブレード・ドラグーンを選択!エンシェント・パワー・ドラゴンの効果で攻撃力が500アップする!さらにダークブレード・ドラグーンの効果でさらに500アップする!更に手札からデーモンの斧を装備!1000アップする!」

エンシェント・パワー・ドラゴン
ATK2500→4500
DEF3500

「攻撃力4500だと!?」

「行け!エンシェント・パワー・ドラゴンでアームドドラゴンレベル7を攻撃!」

「させるか!リバースカードオープン!次元幽閉!エンシェント・パワー・ドラゴンを除外する!」

「エンシェント・パワー・ドラゴンの効果によりダークブレード・ドラグーンを代わりに除外する!攻撃力はそれにより1000下がるがアームドドラゴンレベル7上回っている。行け!エンシェント・パワー・ドラゴン!」

エンシェント・パワー・ドラゴン
ATK4500→4000→3500
DEF3500

攻撃力が下がりながらもアームドドラゴンレベル7を余裕を持って破壊するエンシェント・パワー・ドラゴン。その余波が万丈目に襲いかかった。

万丈目LP2300→1600

「ぐっ!アームドドラゴンレベル7が二度も破壊されるとは…!?」

「俺はこれでターンエンドだ」

万丈目LP1600 手札1枚
モンスター
なし
魔法、罠
なし

黒崎龍吾LP2300 手札0枚
モンスター
エンシェント・パワー・ドラゴン
魔法、罠
なし

少しずつだが万丈目が押され始めてきておりノース校の生徒が必死に応援を行っている。

「俺のターン、ドロー!」

万丈目
手札1枚→2枚

「俺は強欲な壺を発動!デッキから二枚ドローする!」

万丈目
手札1枚→3枚

「…こいつは運がいい。もう一枚強欲な壺を発動!さらに二枚ドローする!」

万丈目
手札2枚→4枚

「俺は死者蘇生を発動!甦れ!アームドドラゴンレベル5!」

万丈目は再びアームドドラゴンレベル5を特殊召喚した。段々と単調な事になってきてはいるが龍吾は侮らずに万丈目の次の一手を警戒する。

「俺は手札からレベルアップを発動!アームドドラゴンレベル5を生贄にアームドドラゴンレベル7を召喚条件を無視して特殊召喚する!」


そして再び現れたアームドドラゴンレベル7。先程破壊されたお返しだとばかりに咆哮する。

「そして俺はアームドドラゴンレベル7を生贄にアームドドラゴンレベル10を召喚する!龍吾!見るがいい!これがアームドドラゴン最強の姿だ!フハハハハハ!」

アームドドラゴンレベル10
ATK3000 DEF2000

「アームドドラゴンレベル10の効果発動!手札を一枚捨てる事で相手の表側表示モンスター全てを破壊する!」

「何!?だがデーモンの斧を代わりに破壊する事でその効果は受けない!」

「だが!これで貴様のモンスターは攻撃力がレベル10より低くなった!」

エンシェント・パワー・ドラゴン
ATK3500→2500
DEF3500

「バトル!アームドドラゴンレベル10でエンシェント・パワー・ドラゴンを攻撃!」

「ぐっ!?」

黒崎龍吾LP2300→1800

「フハハハハハ!これで貴様の場にモンスターはいなくなった!俺はこれでターンエンドだ!」

龍吾の場にはモンスターどころかセットカードすらなく手札も0.まさに崖っぷちとなっていた。

「龍吾ぉ!今ならテレビの前で恥をかく前にサレンダーする事を認めてやるぞぉ!」

万丈目の言葉にざわめきが発生するが龍吾は鼻で笑う。

「…冗談言うな。デュエルを始めた以上結果がどうであれ最後までやり切る。デュエリストとして当然だろう?」

「っちぃ!ならば望み通り恥をかくがいい!」

「はっ。それはこちらのセリフだ!俺のターン、ドロー!」

黒崎龍吾
手札0枚→1枚

龍吾は引いたカードを見て笑みを浮かべた。

「俺は手札から死者蘇生を発動!再び甦れエンシェント・パワー・ドラゴン!」

そして今レベル10に破壊されたエンシェント・パワー・ドラゴンが姿を現した。

「エンシェント・パワー・ドラゴンの効果によりデッキから装備カードかモンスター一体を装備することが出来る!俺はデッキから二丁拳銃を装備する!二丁拳銃の効果により攻撃力が800アップする!」

エンシェント・パワー・ドラゴン
ATK2500→3300
DEF3500

「行け!エンシェント・パワー・ドラゴンでアームドドラゴンレベル10を攻撃!」

エンシェント・パワー・ドラゴンの攻撃によりアームドドラゴンレベル10は破壊される。

万丈目LP1600→1300

「くっ!?まだだ!俺はまだ負けてはいない!」

「いいや。貴様の負けだ!二丁拳銃の効果発動!このカードを装備したモンスターは攻撃力を半分にする事で二回目の攻撃が出来る!万丈目に直接攻撃!」

エンシェント・パワー・ドラゴン
ATK3500→1750
DEF3500

「な、あ、ああああっ!!!!」

万丈目LP1300→-450

万丈目のライフが0になり負けが確定する。そして

「「「「「わああぁぁぁぁっ!!!」」」」」

「「「「「万丈目サンダー!」」」」」

本校ノース校関係なく歓声が上がる。その歓声は凄まじく地面が揺れているのを龍吾は実感出来た。

「くっ!ま、また俺の負け…」

「準!貴様なんて事をしてくれたんだ!」

膝をつく万丈目に兄たちが詰め寄っていた。

「なぜ俺たちが用意したカードを使わなかった!?」

「俺は…俺のデッキで勝ちたかった…」

「その結果がこれでは意味がないぞ!」

「やめろ!あんたたち!」

そして兄の一人が万丈目の胸ぐらをつかみ上げた時であった。それに割って入る者がいた。十代である。

「何だ貴様は!」

「万丈目は一生懸命戦ったじゃないか!それをそんな言い草はないぜ!」

「我ら兄弟の問題に部外者が入って来るな!」

その後十代達は言い争っていたが最終的にノース校の万丈目教に負ける形でアカデミアを去っていくのであった。

因みにテレビは万丈目が負ける前に切られておりカメラマン達もそそくさと撤収していた。





☆★☆★☆
「万丈目…、ノース校に行っちまうのか?」

夕暮れの港でノース校の見送りに来ていた龍吾たちを代表してか十代が万丈目に聞く。

「いや、俺はノース校には帰らない」

「「「「「ええぇぇ!?」」」」」

万丈目の発言に皆が驚く。

「俺はここでやり残した事がある。江戸川。キングの座はお前に返すぜ」

万丈目は驚くみんなをよそにノース校の生徒の中でもひと際ごつい者に言う。彼は江戸川という名で元キングらしいが龍吾にとってどうでもいい事だ。

「校長。よろしいですね?」

「勿論だとも。万丈目君は元々ここの生徒ですから」

「一ノ瀬校長。アームドドラゴンはお返しします」

「…サンダー。気が向いたら我が校に何時でも来ると言い。その時は歓迎するよ」

万丈目から差し出されたカードを見ながら一ノ瀬校長は若干涙を貯めながらそう言う。

「ではデーハ!出航の時間もありますノ~デこれより!表彰式を行いますーノ!そして!ご褒美を渡すのは!ミス・デュエルアカデミーア!」

「ミス・デュエルアカデミアって一体…」

「そんな人がいたんスか?」

いつの間にか表彰台の前まで行っていた十代と翔がクロノス教諭に聞く。他の生徒も知らないようでざわめきが起こる。

「ではドウーゾ!」

そして現れたのはピッチピチの明らかにサイズがあっていないドレスを着たトメさんであった。それを見た龍吾は一瞬で固まった。他の生徒も同様に固まっており如何に衝撃が強かったのかを物語っていた。

「では勝者の校長こチラーニ!」

固まる生徒をよそにトメさんの隣に来た鮫島校長にトメさんはキスをした。そこでさらに衝撃が走りうずくまる生徒が出てきていた。

「うわあぁぁぁぁぁ!!!万丈目君!強くなれよ!来年こそ!あぁぁぁ!!!」

…龍吾はこの瞬間ノース校の代表団が来た時の校長たちの会話を思い出すとくだらないと切って捨てるのであった。その後悔し涙を流す一ノ瀬校長と万丈目と離れる悲しみから涙するノース校の代表団を見送った後別の事件が発生した。

万丈目はこのままだと出席不足で進級できないため出席不足でも進級できるオシリスレッドになる事になったが万丈目からすれば屈辱で万丈目が騒ぎ続けるのであった。因みにアームドドラゴンに関しては表彰式の事もあり受け取るのを忘れていた一ノ瀬校長は二重の意味で涙を流すのであった。





☆★☆★☆
そんな彼らを見つめる影があったがそれに気づく者は一人としないのであった。
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