HOME > 遊戯王SS一覧 > 虹彩竜と歩むもの > 第5話:烈火

虹彩竜と歩むもの/第5話:烈火 作:光芒





「今年の受験生はどうですか? ミハエル教頭」

 講堂の上部に位置する管理室にスーツを着た一人の男性が入ってくる。何処か気の優しそうな面持ちのその男性は歳相応の着こなしをしながらも、その優しさの中には芯のある強さを、そして普通に暮らしていては出せないような品格を併せ持っていた。
 そしてその管理室の椅子にコーヒー片手に座っているもう一人の男性は、入ってきた男性に小さく会釈すると、受験生たちがデュエルを行っている講堂へと視線を戻す。少し色あせたブロンドの髪が特徴的な白人男性が表情を変えず、つぶやくように口を開いた。

「……例年以上に質は高いと見て取れます。これもこの国が本気でデュエリストを育成しようとしていることの表れと見ていいでしょうな。ただ……」
「ただ?」
「……面白味に欠ける、ということは否めません。決して悪いことではないのですが、皆総じてある同じカードをデッキに入れている」
「【十二獣(じゅうにしし)】ですか」

 【十二獣】とは、その名が示す通り、十二支をモチーフにしたテーマのカード群であり、その特徴としては“十二獣”と名のついたモンスター1体に同じ“十二獣”と名のついたエクシーズモンスターを重ねてエクシーズ召喚することができるというものだった。
 その中でも“十二獣モルモラット”というモンスターが1枚から展開することのできるカードであり、そのカードを中心にコンボを組むことでフリーチェーンの除去効果を持つ“十二獣ドランシア”とランク4のエクシーズモンスター1体を確実にフィールドに並べることができるのだ。
 その強さから登場以降、ずっと環境の中心に存在するカードであり、また純粋な【十二獣】デッキだけではなく、他のデッキにモルモラットなど数枚のカードを入れるいわゆる「出張パーツ」としての役割も果たしている。そのため、プロデュエリストの中でも愛用者が多いなど現在は世界中で使われているカードである。

「なるほど……それは評価に迷いますね。最も使うカードに関しては評価基準は含まれませんが」
「ええ。ですが、果たしてそれで受験生の本当の実力を測ることができるのか……」
「難しいことですね。ただ同じカードでも使い手によって毒にも薬にもなる。それは我々が見抜かなければなりません。そのために有志の生徒に試験監督を手伝って貰っているのですから」

 そんな中、管理室のノアが4度ノックされる。どうぞ、という声を受けて部屋に入ってきたのは遊希だった。遊希は管理室の男性たちにニコリと微笑むと、小さく一礼する。

「お疲れ様です。校長先生、教頭先生」
「天都くんか……どうしたんだい? 今日君には仕事を任せていないはずだったが」
「ええ。私とエヴァは受験生がパニックになるかもしれないから、とオフを頂いています。でも何もしないのもそれはそれで暇なので、綾香や千夏の代わりに今日の行程票を確認に来ました。少しでもお手伝いはさせてください」

 そう言って遊希は管理室の窓から講堂を覗き込んだ。この時点で彼女がここに来た理由を二人は察する。

「ったく……それは口実なのだろう? 君もデュエルを観たいだけじゃないのか」
「あら、バレました? 個人的に気になるデュエリストがいるんですよね」
「気になる? 天都 遊希の御眼鏡に適うデュエリストがいるのかね?」
「実力的にはまだまだですが……先行きが楽しみなデュエリストがいるんです」

 遊希が見ていることなど露知らず。遊大は目の前の状況に対応しなければ、と考えを巡らせていた。




☆TURN04


「俺のターン、ドロー! 俺は手札から“超重武者カゲボウ-C”を召喚!」

 陸のフィールドには尺八を吹きながら歩く虚無僧のような姿をしたモンスターが現れた。超重武者に属する以上、このモンスターも機械族なのであるが尺八を吹きながら歩くその姿はやたらとリアリティを感じられる造りとなっていた。


※超重武者カゲボウ-C
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻500/守1000
「超重武者カゲボウ-C」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードをリリースして発動できる。手札から「超重武者」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):自分フィールドの「超重武者」モンスターが効果の対象になった時、墓地のこのカードを除外して発動できる。その発動を無効にし破壊する。この効果は相手ターンでも発動できる。


「フィールドのカゲボウ-C1体をリリースして効果を発動! 2体目の超重武者ビッグベン-Kを特殊召喚するぜ!」

陸 LP6500→6000

「2体目……!?」
「ビッグベン-Kも守備表示のまま守備力を攻撃力扱いにして攻撃できる。そしてビッグベン-Kが存在する限り、フィールドの超重武者全員がこの効果を得る! そんでもってこいつはオマケだ! 手札からキュウ-Bに“超重武者装留ダブル・ホーン”を装備する!」


※超重武者装留ダブル・ホーン
効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻0/守 300
「超重武者装留ダブル・ホーン」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに自分フィールドの「超重武者」モンスター1体を対象として発動できる。自分の手札・フィールドからこのモンスターを装備カード扱いとしてその自分のモンスターに装備する。装備モンスターは、1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
(2):このカードの効果でこのカードが装備されている場合に発動できる。装備されているこのカードを特殊召喚する。


陸 LP6000→5500

 キュウ-Bの身体には二本の牛の角を模した鎧のようなものが装備される。魔法・罠カードを入れない構築の【超重武者】にとって、装備カードとしても扱える超重武者装留(ちょうじゅうむしゃ・そうる)というモンスターたちは戦闘において超重武者たちを大きくサポートできるのだ。

「これでキュウ-Bは1度のバトルフェイズに2度までの攻撃が可能になった! さて、もうこれ以上ダメージを受けるのはごめんだからな、バトルだ! まずは超重魔獣キュウ-Bで真紅眼の鋼炎竜を攻撃!“九尾裂印”!!」

超重魔獣キュウ-B DEF5200 VS 真紅眼の鋼炎竜 ATK2800

 キュウ-Bの持つ巨大な獲物が鋼炎竜の鋼鉄の身体をまるで鋏で紙を斬るかのようにいとも簡単に叩き切った。遊大の身体にその余波が伝わってくるほどの重みがその攻撃にはあった。

遊大 LP8000→5600

(くっ……一撃が重い……!)
「特殊召喚されたモンスターが減ることでキュウ-Bの守備力はダウンする。まあそれでも十分すぎるほどあるんだけどな」

超重魔獣キュウ-B DEF5200→4300

「おっとまだだ! キュウ-Bでオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンに二度目の攻撃!“九尾裂印・第二撃”!!」

超重魔獣キュウ-B DEF4300 VS オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン ATK2500

遊大 LP5600→3800

「っ……破壊されたオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンはエクストラデッキに送られる!!」

超重魔獣キュウ-B DEF4300→3400

「そして超重武者ビッグベン-Kで鳥銃士カステルを攻撃!“超重・大太刀斬”!!」

超重武者ビッグベン-K DEF3500 VS 鳥銃士カステル ATK2000

遊大 LP3800→2300

「うわああっ!!」

 2体の巨大な武者の攻撃によって、一気に遊大のライフが5700も削られる。初期ライフが8000であるためまだ遊大のライフは残っているものの、一気にここまで削られてしまったことは彼の心にも響いた。
 ペンデュラム召喚を駆使することで、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンは何度でも特殊召喚することができるが、特殊召喚することになるため、キュウ-Bの守備力は上昇し、更にはそのキュウ-Bを上回るビッグベン-Kが陸のフィールドには鎮座している。そのため次のターンが遊大にとっての生命線であることは火を見るよりも明らかなことなのだ。

「バトルフェイズはこれで終了。特殊召喚されたモンスターがいなくなったことでキュウ-Bの守備力は元の2500に戻る」

超重魔獣キュウ-B DEF3400→2500

「でも、お前がペンデュラム召喚をした途端にキュウ-Bの守備力は大きく上がるし、モンスターを出したところでダブル・ホーンを装備したキュウ-Bの敵じゃない。これは貰ったな! 俺はこれでターンエンドだぜ!」


遊大 LP2300 手札:0
デッキ:31 モンスター:0 魔法・罠:1 Pゾーン:赤1(竜脈の魔術師)/青8(時読みの魔術師)墓地:6 エクストラ:15(1)除外:0
陸 LP6000 手札:2
デッキ:35 モンスター:1(超重魔獣キュウ-B、超重武者ビッグベン-K)魔法・罠:1(超重武者装留ダブル・ホーン)Pゾーン:赤/青 墓地:5 エクストラ:15(0)除外:0


 遊大たちの組の二次試験が始まって早くも10分以上が経とうとしていた。近年はデュエルの高速化が顕著になっており、遊大たち以外の組み合わせでは早くも決着がついているグループがいくつもあった。
 この試験において試験の案内役および試験監督を務めている詩織は、それぞれのデュエルに目を配りつつそのデュエルの要点をタブレットでまとめてはデータとして保存していた。
 デュエルディスクを通じて送信されるこのデータを元に採点が行われ、試験の合否が決定するようになっているのだ。そしてその採点はデュエルの勝敗のみではない。どのようなデュエルが行われたかも重要になる。

(やはり、私たちの時とは比較にならないですね……生徒会長職を引き受けた以上、私も生徒の代表として新入生たちの手本となるよう精進しなければ。ところであのお二方は……)

 試験を滞りなく進める者として、公平な目で見つつも、詩織は前々から気になっていた遊大と陸のデュエルのデータを開く。ライフやボードアドバンテージを加味すると、このデュエルは陸有利と見て間違いない状況であった。
 それでも詩織はこのままデュエルが終わるとは思えなかった。彼女自身の経験もそうだが、詩織がこれまで肌で感じてきたデュエリストとしての勘が彼女にそう伝えていたのである。

(デュエルは最後の最後までわからない……そうやって、私はここまで来ました。このデュエル……何か一波乱ある、そんな気がします)


☆TURN05


「っ……俺のターン、ドロー!!」

 遊大にとってこのデュエル最後となりかねないカードをドローする。そして、ドローしたカードを見て遊大は決心した。このまま何もせずに負けるのと、最後まで可能性を捨てずにめいいっぱい足掻いて足掻きまくる。遊大は無論後者を選択した。泥臭いやり方だが、それが自分らしいと思ったから。

「俺は手札から“強欲で貪欲な壺”を発動!!」


※強欲で貪欲な壺
通常魔法
「強欲で貪欲な壺」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分のデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外して発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。


「デッキトップから10枚を裏側表示で除外し、2枚ドロー!!」
「おっ、賭けに出たか……!」
「賭けに出たよ……」

 強欲で貪欲な壺はメリットだけを考えると禁止カードである“強欲な壺”と同等の効果を持っている。しかし、その発動条件としてデッキの上からカード10枚を裏側表示で除外しなければならない。
 2枚ドローという恩恵は破格であるが、引き当てたいカードが除外された10枚のうちに含まれている可能性もあるため、かなり分の悪い賭けである。しかし、いくら分の悪い賭けでもデュエリストならばそれに乗らなければならない時がくる。その時がまさに今だったのだ。そしてこの時にドローした2枚のカードのうち、1枚のカードを見て遊大の脳裏にあるカードの影が過る。
 そのカードとの出会いは遊大が一次試験の帰りに見知らぬ男性からこのデッキを受け取った後のことだった。帰宅した遊大は自室に籠ると早速そのデッキの内訳を見てみたのだが、メインデッキのみではなくご丁寧にエクストラデッキのカードも揃えてあった。

「凄い、オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを素材とするモンスターがこんなに……」

 オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンは希少価値の高いカードであるのだが、ペンデュラムモンスターを代表するカードとあってそのモンスターを素材に特殊召喚できるエクストラデッキのモンスターも数体存在する。無論それらのカードも直接ペンデュラム・ドラゴンを素材に指定していない“ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン”を除いては比較的高値で取引されている。
 しかし、この時手渡されたカードの中には「オッドアイズ」の名を持つ融合・シンクロ・エクシーズモンスターはもとより、オッドアイズと他の種族のモンスターを融合することで融合召喚できるそれらのカードも揃えられていたのだ。それらのレアカードが自分の手の内にある、という事実に溜息を洩らしながら遊大がカードを見ていると、そんな中に1枚だけ見知らぬカードがあった。

「えっ……なんだろうこのカード……? 書いてあることは強いけど、これは一体どうやって召喚すればいいんだろう……」

 この時ばかりはこのカードの使い道がわからなかった遊大であるが、このデュエルにおいて遊大は初めてこのカードの有効な使い道を見出すことができた。遊大は賭けに勝ったのである。

「……陸、このデュエル! 俺の勝ちだよ!!」
「何!?」
「まず俺はリバースカードを発動する! 速攻魔法“揺れる眼差し”!!」


※揺れる眼差し
速攻魔法(制限カード)
(1):お互いのPゾーンのカードを全て破壊する。
その後、この効果で破壊したカードの数によって以下の効果を適用する。
●1枚以上:相手に500ダメージを与える。
●2枚以上:デッキからPモンスター1体を手札に加える事ができる。
●3枚以上:フィールドのカード1枚を選んで除外できる。
●4枚:デッキから「揺れる眼差し」1枚を手札に加える事ができる。


「互いのPゾーンのカードを全て破壊する! 破壊するのは俺のPゾーンのカード2枚。よって2枚以上までの効果を適用する! 1枚破壊の効果でまずは相手ライフに500のダメージを与える!」

陸 LP6000→5500

「そして2枚破壊の効果でデッキからPモンスター1体を手札に加える。俺は“相克の魔術師”を手札に加えるよ。そして手札のスケール3、相克の魔術師と手札のスケール8“相生の魔術師”でPスケールをセッティング!」


※相生の魔術師
ペンデュラム・効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻500/守1500
【Pスケール:青8/赤8】
(1):1ターンに1度、自分フィールドの、Xモンスター1体とレベル5以上のモンスター1体を対象として発動できる。そのXモンスターのランクはターン終了時まで、そのレベル5以上のモンスターのレベルの数値と同じになる。
(2):自分フィールドのカードが相手フィールドより多い場合、このカードのPスケールは4になる。
【モンスター効果】
(1):このカードの戦闘で発生する相手への戦闘ダメージは0になる。
(2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時までそのモンスターと同じになる。


「Pゾーンを貼り替えたか。でもそれじゃあ何にもなんないぜ!」
「そう。これだけじゃ何も変わらない……でも、これはあくまで御膳立てでしかない。まずはエクストラデッキからレベル7のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンをペンデュラム召喚! そして手札から魔法カード―――“死者蘇生”を発動!!」


※死者蘇生
通常魔法(制限カード)
(1):自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。


「蘇れ、真紅眼の鋼炎竜!!」
「鋼炎竜を蘇生!? なんだってこんな時に!!」
「そしてフィールドの鋼炎竜を対象にPゾーンの相克の魔術師の効果を発動する!!」


※相克の魔術師
ペンデュラム・効果モンスター
星7/闇属性/魔法使い族/攻2500/守500
【Pスケール:青3/赤3】
(1):1ターンに1度、自分フィールドのXモンスター1体を対象として発動できる。このターンそのモンスターは、そのランクと同じ数値のレベルのモンスターとしてX召喚の素材にできる。
【モンスター効果】
(1):1ターンに1度、フィールドの光属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。この効果は相手ターンでも発動できる。


「相克の魔術師の効果でエクシーズモンスター1体にそのランクと同じだけのレベルを与え、エクシーズ召喚のための素材にできる!」

真紅眼の鋼炎竜 ランク7=星7

「エクシーズモンスターにレベルを与える……? そんなカードがあるってのか!?」

 エクシーズモンスターはランクアップ・マジックという種類のカードを活用したり、そのモンスターに重ねる形でより上のランクに上がる形でエクシーズチェンジができるものが存在する。
 しかし、エクシーズモンスターのランクと同じだけのレベルを与えてエクシーズ召喚のための素材にできる、というカードの存在までは陸は知らなかった。そして、陸以外にもこのカードの存在に驚いている者がいた。

「……相克の魔術師……まさか、彼……!!」
「遊希くん!?」

 相克の魔術師にオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン、そしてレベル7として扱うエクシーズモンスター。その3枚のカードの存在を確認した遊希は思わず講堂の管理室を飛び出していた。遊希は相克の魔術師と相生の魔術師、そしてエクシーズモンスターにレベルを与えて素材にするエクシーズ召喚で召喚されるモンスターの存在を知っていた。

(あのコンボを使う? 高海 遊大……あなたのデッキ……あれはいったい……?)

 そのモンスターに関してはあまりいい思い出が無い。現にそのモンスターはある事件の影響で一般には流通していないのだから。それならば何故遊大がそんなモンスターを持っているのか。
 ただ、そんな遊希の予測は半分当たって半分外れていた。遊大のエクストラデッキに眠るモンスターは遊希の予想していたモンスターとはまた違うモンスターなのだから。

「俺は! レベル7のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンとレベル7として扱う真紅眼の鋼炎竜でオーバーレイ!! 2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築! エクシーズ召喚!!」


 オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンと真紅眼の鋼炎竜の2体のドラゴンの身体が2つの光となり、天空へと舞い上がる。
 次の瞬間、デュエルフィールドには灼熱の嵐が吹き荒れ、天空からはまるで全てを切り裂く剣のような巨大な翼を持った真紅のドラゴンが舞い降りた。誰も見たことがないそのドラゴンの姿に、対峙する陸や試験を見届けていた詩織はもちろん、他の受験生までもが自分のデュエルを中断してもなお目を奪われていた。





―――“二色の眼の竜よ。遥かなる天空より灼熱の炎を身に纏い、相対する者全てを焼き払え!”―――





―――降臨せよ、ランク7!―――










―――その炎は俺を未来へと導く烈火!!―――















―――“覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン”!!―――











 全てを焼き尽くさんとする烈火と共に、真紅の竜が雄叫びを上げた。






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白金 将
烈火竜が登場しましたね(`・ω・´)
アニメだと終盤付近で出てきたカードですが、今作ではどのような立ち位置になるのか。
しかし十二獣が蹂躙しているのはOCG環境だけじゃなかったんですね(白目 (2017-01-27 03:44)
ター坊
十二獣の画一的な戦術のつまらなさを指摘するとは。さすがミハエル教頭、分かっていらっしゃる!何でも十二獣ぶちこめば良いって訳じゃないですもんね。
そして逆転の一手として登場した覇王烈竜。ひどい(セレナ感 (2017-01-27 07:50)
カズ
私もどっかの速報で大会結果を見る度に「また十二獣か...」とぼやいていますが、やはりそちらの世界でも環境荒らしていましたか。強けりゃいいってもんじゃありませんよね。
さて、遊希の予想を半分裏切って登場した覇王烈竜。陸くんピーンチ。 (2017-01-27 12:24)
いちごT
序盤のデュエルなのにものすごい奴が登場しましたね〜。こいつは続きが楽しみです。
それにしても強いカードを使うことがデュエリストとして強いのか…という疑問。これは正解がないですよね。スポーツでもいい道具を使うのは当たり前ですしなんとも言えないです。僕はサクリファイスやエーリアン等マイナー気味なカードを使うのが好きですが上記の点から十二獣に文句は言いにくいです。 (2017-01-27 23:39)
光芒
この作品内でも十二獣は暴れています。ただミハエルのスタンスとしては、十二獣デッキやカード自体はカードとして許容しますが、あらゆるデッキの必須カードと化している現状を嘆いている感じでしょうか。
作者である自分としては十二獣のコンセプトは面白いと思いますが、出張パーツとしてあらゆるデッキに顔を覗かせるのはやめてほしいと思っていますね。まあ制限されたら書くことができなくなるはずなので、今のうちに十二獣には暴れていてもらいます(え

白金 将さん
確かにアニメでは終盤に出てきました(ズァークに出番を取られた形になりますが)が、今作では割と早くから出てきて遊大の切り札となります。筆者前作におけるFA・フォトンのような立ち位置になる感じですね。一応次回でレイジングのことには触れる予定です。

ター坊さん
何にでも十二獣をぶち込む、というのはちょっとね……でも実際に使ってみるとわかるのですが、モルモラット×3、会局×3入れるだけでデッキの強さが大きく上昇するんですよね。劇薬みたいなカードですよ本当に……

>そして逆転の一手として登場した覇王烈竜。ひどい(セレナ感
あまりに直球的な感想過ぎて放映当時は腹抱えて笑いました。

カズさん
確かにそうですね……バランスというものも大事だとは思います。最近の新カードはオリカが霞むレベルで動くから調整やデュエル構成が大変で大変で。召喚獣とかなんですかあれ、個人的には十二獣より厄介なデッキだと思います(無関係

>さて、遊希の予想を半分裏切って登場した覇王烈竜。陸くんピーンチ。
ピンチというレベルではない件について。ちなみに半分裏切って、というのは遊希はもう1体の「覇王○竜」の方が召喚されると思っていたようです。あっちの方は遊希とは因縁がありますので。

いちごTさん
ストーリー上の展開とはいえ、序盤なのにこんなん出していいのか。と思ってしまった次第。ただ実際にオッドアイズデッキ使ってみるとレイジング出す機会無いんですよね。大抵ペンデュラム召喚からの一斉攻撃で相手ライフ削り切れますし、下手するとズァークの方が出しやすかったりなんてことも。

>それにしても強いカードを使うことがデュエリストとして強いのか…という疑問。これは正解がないですよね。スポーツでもいい道具を使うのは当たり前ですしなんとも言えないです。
結局はそれに行き着いてしまうんですよね。十二獣を使って勝ちに行くことは決して間違ったことではないんですが、アカデミアの試験は勝利のみが合否基準ではないので……

(2017-01-28 11:13)
から揚げ
遅ばせながら初コメントさせていただきます。

皆さんも十二獣に対して思う所があるみたいですね、私も一体でエクシーズは正直やり過ぎではと思っていました。

強いカードを使う事は間違った事では無いと思います。問題は、その強いカードを入れたデッキの動きが強いカードありきの動きになってしまい、そのデッキ本来の戦術を食いかねない事だと思います。

なので、ただ強いカードを使うのでは無く、その強いカードと自分の使うデッキの戦術を巧くシナジーさせて、それぞれの良さを活かせる構築をするのが良いと思います。

例えを出させていただくと、第2話で遊希が使用した壊獣サイバーは、ジスキエルとフォートレスが非常にシナジーしていて、互いの強さを引き出せている理想的な構築だと思います。

感想ですが、いきなり覇王烈竜が登場するとは・・・遊望が関わっていたりして(凡推理) (2017-01-29 13:35)
光芒
から揚げさん
コメントありがとうございます。こちらでは初めましてになりますね(最初マイポストで見た時気づきませんでした;)

>強いカードを使う事は間違った事では無いと思います。問題は、その強いカードを入れたデッキの動きが強いカードありきの動きになってしまい、そのデッキ本来の戦術を食いかねない事だと思います。
>なので、ただ強いカードを使うのでは無く、その強いカードと自分の使うデッキの戦術を巧くシナジーさせて、それぞれの良さを活かせる構築をするのが良いと思います。

その意見に完全同意ですね。私も純【真竜】と【十二獣真竜】デッキを使い比べてみたのですが、やはり後者の方が断然強いです。まあ十二獣真竜は会局、ドラゴニックD、星9真竜、バオバブーンなどがうまくかみ合った上でのあの強さな訳ですが。ただこれらはカード同士が上手く噛み合っているのでまだ納得いきますが、なんでもかんでも十二獣、というのは極力避けたいところです。
ちなみに【壊獣サイバー】もサイバーのデッキレシピで検索していたら出てきたものなので、最初にこの可能性に気付いた人は凄いと思います。

>感想ですが、いきなり覇王烈竜が登場するとは・・・遊望が関わっていたりして(凡推理)
残念ながら今作遊望は出てこないですね。あくまで現時点の予定で、ですが。
(2017-01-30 13:26)

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14 第50話:理由 295 4 2017-07-03 -
11 番外編:七夕 292 6 2017-07-07 -
18 第51話:一歩 365 5 2017-07-12 -
19 第52話:修練 280 4 2017-07-17 -
11 第53話:自信 255 5 2017-07-20 -
16 第54話:克服 226 4 2017-07-24 -
15 第55話:猛攻 260 6 2017-08-02 -
14 第56話:障壁 181 3 2017-08-08 -
8 第57話:意地 170 3 2017-08-13 -
9 第58話:提案 267 3 2017-08-17 -
11 第59話:来訪 220 3 2017-08-27 -
17 第60話:交錯 231 3 2017-09-04 -
14 第61話:諜報 197 3 2017-09-11 -
67 遊大たちが10月制限について語るそうです 308 5 2017-09-14 -
10 第62話:暴露 174 2 2017-09-21 -
13 第63話:決意 201 4 2017-09-25 -
6 第64話:結束 197 4 2017-10-02 -
10 第65話:渇望 343 3 2017-10-07 -
12 第66話:証明 171 4 2017-10-13 -
10 第67話:空想 145 2 2017-10-16 -
9 第68話:魔鎖 138 2 2017-10-23 -
6 第69話:喝采 113 2 2017-10-27 -
8 第70話:胸愛 157 3 2017-11-01 -
10 第71話:点火 138 4 2017-11-07 -
5 第72話:誘惑 107 3 2017-11-15 -
3 第73話:憤怒 92 3 2017-11-18 -

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