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赤化-ルべド-

EXデッキ焼きさん の作成したオリジナルカードです。


赤化-ルべド-
種類・種族 カテゴリー名
- 錬金術
属性 レベル 攻撃力 守備力
- - - -
このカードの発動と効果は無効とならない。 自分の墓地に効果を発動した「黒化-ニグレド-」「白化-アルべド-」が存在する場合のみ発動できる。 デッキから「賢者の石もしくは万能たるエリクサー、あるいは真理」を発動する。そして、このデュエル中、墓地に送られるまたは除外されるカード、ドロー以外の方法で手札に加えたカードは全て持ち主のデッキに戻る。
作者 作成日時
EXデッキ焼きさん 2017/11/23 20:23



EXデッキ焼き
「赤、それは万物が完成へと至った証。腐敗・破壊を意味する黒、再生・初期化を示す白、完成・万全を表す赤。以上を持って大いなる業は完成する。
しかし、この大いなる業をある者は「石を黄金に変える方法」という、ある者は「万病を癒し、あらゆる災厄から身を癒すエリクサー」という、またある者は「人が次なる世界へ至る為の真理」ともいう。
なぜ、一つの事柄にこれほどの見解があるか。既に分かっているだろう。
誰も知らないのだ。


錬金術において大いなる業の過程は上記で述べている通りです。黒化、白化、赤化の順で進んでいきます。だからこそ、錬金術においては「辰砂」という石はこの大いなる業に至る重要な手がかり、または答えそのものだと言われてきました。辰砂は自然界では珍しい赤い色の鉱石だからです。
石を黄金に、というのは古い錬金術が目指した終着点ですね。錬金術師はこの世のすべてはあらゆる化合物の割合で生まれると信じ、その比重を変えることで他の金属を黄金に変えようとしました。その過程で水銀やヒ素と言った物質の研究が進められました。
エリクサーについては恐らくもっとも有名な錬金術師「ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス」によって言及されたものです。パラケルススは物質の研究に進めその過程で多くの物質の発見・研究を行い、現在の医薬学の基礎を築いた人間であります。当時の錬金術師は学者であると同時に医学に精通した人間でもあったのが、パラケルススが不老不死やエリクサー、ホムンクルスの研究を行う理由であったと考えられます。
「人が次なる世界へ至る為の真理」とは錬金術後期、物質の研究が進められた初期、物質の与える影響が研究された中期とは打って変わり、錬金術後期には哲学的要素が多く入り、物質の研究だけでなく人の内面、本質への研究も行われるようになりました。
そこで、テーゼ、アンチテーゼ、ジンテーゼの様に物事が最適化されていく過程を錬金術の赤化に当てはめ、黒化を黙示録、白化を審判、赤化を千年王国へ至るパラダイムシフトと捉えました。
(2017-11-23 20:23)


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