感情の伝承者－フィン

ランペル
「フィン＝オートレッド：喜びの感情の力を持つ青年。自身の喜びの感情を他の生き物へと伝えることができる。冷静な人物ではあるが、彼がほほ笑めば周囲の生き物も笑顔になる。
敵を倒したのちに、奪われていた感情はあるべきところへ戻り、彼の語る犯人グループの目的・思想などを署長へと告げ今回の事件は幕を閉じた…。
フィン「休みがもらえるなんてね。もっと休みが増えないかな…」
エストラ「そうやって楽な方にばっかり流されない！」
フィン「分かってるよ。休みといっても今日だけだしね」
イヴ「でも、フィンさん体調とかは大丈夫なんですか？」
フィン「う～ん…万全とまでは行かないけど、悪くはないから体調不良を言い訳にはできないね」
アモス「まぁ、本当に体調が悪かったら家で寝てるわな」
エストラ「そうそう、外に出てるんだから十分元気よ」
フィン「手厳しいね」
イヴ「フィンさんはすごく頑張ってたと思いますよ！ほら、みんなの感情を取り戻してくれたじゃないですか」
フィン「ありがとう。やれることをやっただけだよ」
エストラ「うわ、やれることやっただけなんて、かっこつけちゃってぇ～」
アモス「ははは、まぁやったことは実際かっこいい事だからな。それじゃ、フィンも無事戻ってきたということで…
「かんぱーい！」

　　～～～

アモス「というかエストラ～いつまで主任の体にくっついてるつもりなんだ？」
エストラ「だって先輩！主任が１日貸してくれるって言ってくれたんですよ！そんな体じゃ飲み食いできないだろうって、俺も主任として責任があるできる限り君をサポートしていきたい…って言ってくれたんですよ！！下手に遠慮する方が主任に失礼ですよ～。あっこれおかわりお願いします」
イヴ「その状態ってジャッカルさんの意識とかってあるんですか？」
ジャッカル「あるよ……」
アモス「え！？あったんですか主任！？」
ジャッカル「ある…あるよ……うぐ…」
「どうぞ」
エストラ「はーい！主任！まだまだ頑張ってくださいよ！私は全然いけますからぁ！ね！」
ジャッカル「…どうぞ、お楽しみぃぃ……ふ」
アモス「おい、エストラ！主任が、飲みながらえずいてるぞ！？もうちょっとゆっくり…」
フィン「あれは…いったい、どういう状況なんだ…」
イヴ「私達にはわからない領域でしょう…」

　　～～～

ジャッカル「………」
フィン「ジャッカルさん伸びてるよ…」
アモス「最近なぁ～歳かな～って思ったりしてるんだよな～」
イヴ「そんなまだまだお若いじゃないですか」
アモス「いや、でもね。実際動いてみると思うように動いてくれないのこれが！やっぱ歳を取っていくと若い子がうらやましくなるもんなんだなぁ」
イヴ「それでも、アモスさんはやっぱりまだお若いと思いますよ。体力がないと戦闘班なんて務まりませんよ」
アモス「…こういうこと言われるとやっぱりうれしいんだなぁ…もう１杯ください…」

フィン「ジャッカルさん伸びてるけど……エストラはどこに行ったんだ？」
エストラ「ここにいるわよ～」
フィン「ちょ、勝手に僕に取り憑かないでくれよ」
エストラ「えへへ～だいじょうぶらよ～フィンを酔わせたりなんかは～しないって～」
フィン「君は逆に感情だけみたいな状態なのに酔うんだね…（汗）」
エストラ「その辺はあらしもよくわかないな～」
フィン「まぁ、わからないことはいろいろ試してみるものさ」
エストラ「だね～フィンはなにかやりたいことあるの～？」
フィン「僕は…今回の事を後世にも伝えていこうと思う…」
エストラ「………」
フィン「僕たちは今こうして、楽しく過ごせている…。けれど、今もどこかで苦しんでいる人はたくさんいるはずなんだ…。感情の力に苦しまされている人やそうでない事で苦しんでいる人もたくさんいると思うんだ」
エストラ「…うん」
フィン「あの人やあの人の仲間の人が受けた苦しみとかを、埋もれさせちゃダメなんだ…これから二度とこんな悲しい事を起こす人がいなくなるように…」
エストラ「そうだね…」
フィン「人は成長できるんだ。いろいろな経験を重ねれば…。僕はあの人の感情を共有した。この事をみんなに知ってもらって平和に向かっていく…これが僕がＦＤでやりたいこと！」
エストラ「伝えてから、どうするの？」
フィン「伝えてから？…そうだなぁ……」
「………」

フィン「みんなが喜べるような世界に…したいかな？」

エストラ「……なるほどね。分かった！私も手伝うよ」
フィン「手伝ってくれるというのはうれしいけど…具体的に？」
エストラ「えぇ！？えっと…ほら私も共有してるから、一緒にいろいろ考えましょうよ」
フィン「そうだね。二人で頑張れたらいいね！…でも戦闘班とかどうするのかな？」
エストラ「あぁ…それは主任と相談ね。こんな状態で戦力として役立つかは分からないし…」
アルフ「それじゃぁ！エストラちゃん諜報班来ない？」
フィン「うわっ、主任！急に素に戻らないで下さいよ」
アルフ「まぁまぁ、今日は貸切なんだからいいじゃない。それでそれで、どうかしら？その能力は結構諜報向きな気がするのよね～」
エストラ「確かに…戦闘よりはがんばれそうな気はしますけど…」
アルフ「あら！脈がありそうだわ！ジャッカルちゃんと相談しなきゃね！ほら～ジャッカルちゃん、起きて～！」
ジャッカル「うぐぅ……水面が……水面が見えるぅ…」

エストラ「……私が諜報班に行くことになったら…フィンは逆に戦闘班に来ちゃったりする？」
フィン「え？…いや、やめておくよ。バトンタッチってのもよさそうだけど、僕には諜報班が合ってるから」
エストラ「それもそうね。…それじゃ班がどうなるかはともかくとしても、一緒に世界に喜びをもたらすことを目的にがんばりましょ！」
フィン「フフ、そうだね。君とはこれからも長い付き合いになりそうだよ」


感情ラストを飾るは伝承者となったフィン！
リンクを含む光属性感情３体を要求するので、重いと言えば重いですが、出そうと思えば結構出せそうです。Ｌ召喚成功時にデッキから感情モンスター除外からのそのレベル×２００のパンプアップか、魔法・罠除外しての同名サーチのどちらかが使えます。状況に合わせてお好みでどうぞ（ドレッシング風）。そしてリンク先のカードは相手のカードコウカノ対象ならないため、安全度が増します。メインモンスターゾーンに呼べば魔法・罠にも耐性を与えることができたりします。
最後に、Ｌ召喚した自身が除外されれば素材に使用したＬと同名のＬモンスターをＥＸからＬ召喚扱いで呼び寄せることができます。共通効果でやられれば除外されるので実質フィールドを離れたらに等しいです。

終わったあぁぁ！！最後はコンパクトに終わろうかとも思いましたけど、無理でした（あきらめ）。長い事（主に投降頻度の低速化により）やりましたが、いざ終わるとなるとさびしい気にもなりますねぇ…。
ひとまず、長いストーリーもの付きで、オリカを作れる人がすごい事が実感できました…。何とか完結できましたが、モチベとかいろいろ問題も発生しましたから…今後は長い＆シリアス要素のはないでしょう（確信）。わしはほのぼの程度で十分でしたorz

これまで拝見してくれたりコメントしてくれた皆様本当にありがとうございました！
次回からはひとまず汎用も溜まってるので、その辺をばらまきつつ新しいカテゴリとかに入れたらなとか思ってます。」(2017-10-23 18:00)

ベクター
「フィンがついに伝承者として成長した姿。
そちらの世界は平和になりましたね。お疲れ様です。
召喚時、時と場合によって効果を選べるのが便利ですね。感情魔法又は罠サーチも強力です。フィールドから離れたとき③効果で別の同名リンクモンスターを召喚できるから安心感がありますね。レミだったら①効果で更に破壊を免れ別のリンク召喚につなげれるかもしれません。」(2017-10-24 00:14)

ランペル
「ベクターさん最後までコメントありがとうございます！
ひとまず平和な感じのエンドになりました。今後は伝承者として、語り継ぎ、平和を維持してくれることを願いたいところです。

召喚時にモンスターの除外か、除外からの魔法・罠サーチのどちらかを選べるのは状況に合わせた運用ができるため結構便利ですね。当初は効果が分かれてたのですが、テキストの容量的に１つの効果にまとめて選択式にしました。
③で除去を食らっても、後続を残すことができるので安心です。他カードも拝見してくれてるんですね！レミを素材にしておけば呼び出したのちに効果耐性効果を活用できるので、巻き返しする相性はよさそうです！素材もレベルを持っているモンスターで呼べるリンクモンスターなので、一番低燃費の素材ですからね。①で防御と除外したのちはＬ素材として活用したいところですね！」(2017-10-24 23:02)

係
「堂々…完結………！！

一連の事件を無事に終え、何とか危機を退いたフィン達ＦＤ一行。あわや建物の下敷きになりかけたフィンでしたが、無事に生還して何よりでしたね。
敵組織全滅、ＦＤのメンバーも一部被害があったという最善の結果とは言えないものの、あれだけの計画を防げたのはやはり大きい。とは言え、彼らがああして世を変えようと革命を起こしたものも、ひとえに世界の無情さえゆえ………。フィンが言ったように、「みんなが喜べる世界」を亡くなった彼等のためにも実現して欲しいものです。あと、エストラはどうするのかな？と思ってましたが、何とか現状を楽しんでみたいで安心しましたｗ

かなり長いストーリー、完結おめでとうございます。お世辞抜きで、これだけの長編を書き抜いた事は賞賛に値すると思います。当初は、結構重めのサスペンスで展開するのかな？と思ってましたが、割と順当なファンタジー系に近い物語になりましたね。多くのＦＤメンバーと魅力的な敵キャラクター、個性的な「感情」能力とそれを軸にしたバックグラウンドがポイントの一大巨編となりました。読み手からしても、結構苦しそうに感じているのが伝わる部分もあり、もうちょっと話を広げても良かったかも？、と思う部分もありつつも、こと丁寧に心理描写や背景を細かく大切に書いたのは好感持てました。私もアーカディアシリーズを書いている時も、ついつい増長さを感じてしまい、描写や詳細を端折ったりする事が多かったので、とても勉強になりました。
今後も何かしらのストーリーモノを出すのであれば、楽しみにして待たせて頂きますね。

最後の１体はやはりフィン君。進化→憑依→融合を経て、更にその力を昇華させたフィン。成長した彼なら理想も夢物語ではないかもしれない。
確かに重くもあるけど、出せない事もない適度な重さ。それに答えるように行き過ぎないバランスの性能であり、①の打点強化も最大で3000と控えめで、魔法・罠サーチもテクニカルな運用が求められる。
個人的には②③の効果が好みで、②の効果は安全地帯と組み合わせればかなりの場持ちが期待でき、③の効果も仮にノン耐性でも十分リカバリーが取れる代物。Ｌ素材が良質であればあるほど強力なので、例えばこのカード自体をＬ素材にすれば擬似的な耐性を持たせる事ができる。

改めて、「感情」カテゴリ完走お疲れ様でした！！
テーマとしてはランペルさん特有の良質なカードバランスを軸に、割と控えめなカテゴリパワーかな？、というのが印象ですね。とは言え、やはり何よりもその長編かつ濃密なストーリーがウリ！
本当にありがとう、そしてお疲れ様でした。

汎用カードは勿論、次回のカテゴリも楽しみに待たせて頂きます。」(2017-10-25 20:57)

ランペル
「係さん最後までお付き合いいただきありがとうございます！
爆発の影響で敵のアジトが崩れ地下にいたフィンも思っていたより軽い感じで隠れておりましたが、実際は周囲は真っ暗になり助けが来るかどうかも分からずに待ち続けるというのは、一般の心では耐え切れない恐怖が襲ってきていたことでしょう…。エストラがいたのも幸いし、無事生還いたしました。
敵組織は全滅して、ＦＤ側も感情が抜き取られた人は回復したもののマルコとかは足の骨砕けちゃったりと物理的な被害はこうむっていますからね。できる限りの結果にしようとした彼らの努力によって最善とは言えなくとも、人類の終わりという結果にはならずに済みました。彼らが起こしたこの事件も世界の無情さが引き起こしたようなもの…彼らの為にも目標に掲げる、みんなが喜ぶ世界は実現へと近づけていってくれるはずです！
エストラはその状態はそれとして結構楽しんでる感じ。できなくなってしまったこともありますが、逆に出来るようになったこともあるのでそれを生かして前向きに頑張っておりますｗ

何とか完結することができました！オリカとしてもカテゴリでこれだけの枚数を出したのは初めてだったので、物語と合わせても効果系でも大変だったりしました…（汗）いやはや、賞賛のお言葉ありがとうございます！最初から最後までコメントしていただいて、とても励みになりました！
ストーリーとしてはファンタジー寄りな感じになりましたね。ＦＤのメンバーそれぞれが感情の力を有しているので、１人１人結構考え込むことにはなりましたね。敵組織は結構お気に入りの集団ですｗ
ところどころもう少し話を広げたいなと思ったところもあるにはありましたが、ひとまず書いて、書く中でも必要なところははしょらずに作ってきました。長編のストーリー物を書くことが初めてだったのでよく分からないなりに、描写とかもできたかなと思います。
係さんのアーカディアは自分で長編を書いていて改めてすごさを理解することができました！描写もそうですが、更新の速さなどとにかくすごかったですたい…。描写としてはやはり伝えたいことは余すことなく伝えたかったかなと思って書いてましたね（伝えられてないところもあるかもだけど…）。
ストーリー物は…ひとまずやらないでしょうね…（汗）。やっても、そこまでストーリーが気にならないほのぼの～な感じは少し練り込むかも…？まぁ、それはもうストーリー物とは言えないのかしらん？

最初で始まりを告げて、最後に終わりを告げる…。ラストのフィンは成長を重ねていきました…。彼なら理想を実現することができるかもしれませんね。
ラストではありますが、エース級に性能にとどめました。素材としてはラストなので軽くも行けないけど、性能を抑えてるからあまりきつすぎてもいけないとこうなりました。まぁ、カテゴリ内の素材なので十分きつめの素材指定の部類には思いますけれども。①は除外できる最高レベルが５なので、仰るように３０００が最高値なので、程よく強い程度に。魔法・罠サーチの方は結構テクニカルな動きを必要とするかもしれませんね。フィーリング・ブレードなんかは除外時に装備ができるため一気に２枚を持ってくることができたりしますね。
なるほど！安全地帯との相性は結構な場持ちが期待できそうですねぇ。魔法・罠にも対象耐性を付与できるためテクニカルな運用が①と合わせてもできそうなカードになってますね（いまさら）。③は伝承者ということで、伝える→後継者を残す…的なイメージの効果です。確かに自身も素材に利用できるので、除去されても第２の私がやってくる！といった感じに擬似的な耐性を付与出来ているというのも面白いですね。

再び、最後までお付き合いいただいて本当にありがとうございました！
カテゴリとしては仰る通り思ったより控えめな感じにはなりましたね。展開力は（うろ覚え）程よくはあると思いますが、エース・切り札の性能が抑え目なので全体的には控えめな感じになりそうですね。正直カードバランスがいいかは分かんないです…。まぁ、ぶっ壊れは作らないようには注意してるつもりですが…。
こちらこそありがとう！係さんも頑張ってくださいです！今はイラストの作成中かしら？楽しみだけども無理はせず、体調にもお気をつけてお互い頑張りましょう！」(2017-10-26 22:17)