聡明の少女 アデル

にゃる
「破壊耐性を付与。普通にやると出しにくいのでチューナーから出すのがいいと思う。

アデル…本名：アーデルハイト・ペトラ・ヒルシュベルガー。16歳の、学園高校２年。２年で生徒会長を任されており、同時に保健委員会長を兼任する。この学園は、生徒数約4800人近くを有する為に、生徒会の役割や権力は必然的に大きくなり、会長職に就く為には並の人間では不可能とも。
彼女は知能で会長職に登り詰めた。歴代会長の中でも、割と珍しい部類。他の人物はカリスマとか腕っぷしでなってた。
ニヒル気取りの人で、要するに軽い中二病。しかしいい人なのは言葉の端々から伝わってくる。「私は温厚だが、それでも許せないことが２つある」が口癖。若白髪で長身。178/62、89-59-85。

……気がつくと私の体は空に舞っていた。目の前には黒の怪物。敵だ。敵は殲滅しなければ。敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ敵だ！
何かを振り払うように光を放つ。光を浴び、怪物は消滅する。しかし何故だろう。私には疑問だけが残る。私の記憶が無い間に、何故私は敵と対峙していたのか。考えても考えても、記憶はそこだけ曖昧だった。思考の刹那、レーダーが敵を感知する。嗚呼、また倒すべき奴が現れた。行かなくては。他の人がいなくても。可及的速やかに迅速に高速で神速な拙速を尊ぶように……
私の体は地面に倒れた。意識を手放し、逆に安心できる闇の中へと誘われた。

……目が醒めると、私はベッドの上で寝ていた。
「ここは……」
「おや、目が覚めた様だね？おはよう、コハルくん？」
カーテンが開き、そこにいた人は、長身の女性だった。
「君が目の前で倒れたからね。いやぁ、あの時は驚いた」
女性はふっと笑うと、手に持ったカルテの様なものに目を通した。
「すまないが……君は今高熱を発しているな。しばらくは安静にしていたまえ」
私は驚く。高熱……？そんなもの……？
「その程度で、ですか？私は、倒さなくちゃいけないんです、倒さなくちゃ。敵を打ち倒して……打ち倒して？」
「ダメだ。高熱と言っても38°Cとかではない、それこそ41°Cは出ているんだぞ？これ以上の運動は危険だ！」
「でも……！」
「私は温厚だが、それでも許せない事が２つある！人の話を聞かない奴と、病身を推して無理しようとする奴だ！馬鹿をするんじゃない！」
「そんな……！」
項垂れる。おかしい。何故、私はこんなに敵を打ち倒そうとする？倒そうとするのは私の意志では……私の意志？私？じゃあ、『誰の意志』？
頭が働かない。あの人の言う通り、寝よう。起きてから、すっきりした頭で考えよう。瞼を閉じると、熱のせいもあるのか、すぐに意識が落ちていった。

「さて、コハルくんは寝ているかな？」アデルがカーテンを開き、いるはずの少女を見る。しかし、そこのベッドには誰もいなかった。代わりに、窓が開いて、風が入り込んでいた。
「……っ！？あのバカめ！」
アデルは保健室を出、コハルを探しに行くのだった。
続く。」(2016-07-21 06:54)

ター坊
「新キャラよりもコハルちゃんの展開が気になります。
特殊召喚しやすいのでレベル５と言うのはあまり気にならない。破壊耐性もあって損はない効果ですな。」(2016-07-21 07:43)

にゃる
「ター坊さん、コメントありがとうございます。さあ果たして暴走している小春ちゃんはどうなってしまうのか。明後日をお楽しみに。
ポンポン出して、ポンポンシンクロされるとソリティアになりやすいけれど、SS効果は１度しか使えないから中々なりにくい、とは思う。ハイパーライブラリアンは知らん。」(2016-07-21 15:11)