包界龍 クラウ

きがいぞく
「包界龍 クラウはとても気分屋な龍だ。
美味しいものが食べたい、ゴブリンを虐殺してみたい、空の向こう側まで行ってみたい、人間の祭りに参加したい、獣と友情を育みたい、熊を一頭伏せてみたい、エルフの剣士と闘ってみたい、毒をばら撒いて悶え苦しむ様を見たい。


彼女のやりたいことはコロコロと変わり、その行動から彼女を信仰する宗教もあれば彼女を殺害するためだけに作られた多種族混合の部隊もある。
しかしクラウは高度な変身能力をもっているため、殺害に成功した！と思っても実は虫や味方の人間に化けていただけで生きていたというのはよくあること。結局彼女を殺害することは誰もできていない。


そんな彼女は遥か高みから空で行われている３体の龍の戦いを観ていた。
世界を溶岩で満たすという欲望を持つ龍ボルカノ、そのボルカノに対し敵意を持つ包界龍 オーシャ、そして８００年前自身が＜創り直した＞世界を維持しようとする包界龍 ノマル。
ボルカノ対ノマル＆オーシャ、その戦いは当然１人で闘うボルカノの方が圧倒的に不利であり、ボルカノはボロボロで息も絶え絶えなのに対してノマルは体力こそかなり消耗しているものの、鱗に傷が付いている程度で血は一滴たりとも出ていない。オーシャに至っては後方支援をしているため、完全に無傷だ。


この戦いは何度も行われている。クラウにとって今更「見たい」と思うようなものではない。
彼女には全く別の目的があった。
逃走するボルカノ、そのボルカノに視線を合わせノマルを見ていないオーシャ、そして、油断するノマル。

彼女は急加速し、風を纏った腕を背後からノマルの胴体に振り下ろす。
ボルカノとの戦闘によって脆くなっていたノマルの鱗は容易く彼女の腕に粉砕され、ノマルの胴体を彼女の腕が貫通した。


驚愕するノマル 笑みを浮かべるクラウ。

気分屋な彼女はこう思ったのだ……そろそろ、世界を支配してみたいと。


ということでフィールド魔法「変遷の狭間」でノマルをぶち抜いたのはこの包界龍 クラウ。
変身能力を持ち、純粋な能力では包界龍の中でもノマルに次ぐ自由奔放な龍。
まぁ１番好き勝手できてるのは包界龍 マウンなんですけどね。あまり上を望みすぎないのも大事。
固有の効果はコストが手札になった始皇帝の陵墓と破壊された時、ステータスを下げてフィールドに特殊召喚する能力。
②の効果は手札を捨てるだけ、ってのも可能な非常に優秀な効果。しかし、相手も使える。手札からマウンを捨てて出てきたトークンでボルカノをアドバンス召喚しても良いし、他の龍を通常召喚しても良い。
③の効果は破壊された時人間に変身してフィールドに出てくる効果。戦闘で破壊されない限り何度でも蘇るぞ！
このカードの弱点は場持ちが良すぎる点、一回フィールドに出すとなかなか自分では破壊できないから②の効果を相手に使われる可能性がかなり高い。
フィールド魔法として出すのもモンスターとして出すのも良く考えないと相手の墓地肥やしを助けるだけになってしまうかも。
修正（エラッタ）
・③の効果にＥＸデッキからの特殊召喚の素材にできない効果を追加。
効果の欄がぎっちりになってしまった……。」(2017-07-17 12:07)

にしん
「やりたいことがコロコロと変わる変わり者（龍）のクラウだが、過去には世界を創り直したとはいったい何者・・・そして今回の「世界を支配する」考えもやはりすぐに変わるのか、変わらないのか・・・

効果はお互い手札をコストにアドバンス召喚をリリースなしで行えるというもの。墓地肥やしも兼ねるのだが、アドバンス召喚軸にとっては非常に強力な効果。おまけにこのカードがフィールドから墓地に送られた時も変身して蘇生する効果もアドバンス召喚軸にとってはうれしい効果。

・・・うーん、流石は世界を支配することを考えてしまった世界を創り直した龍。流石に「帝」等への出張で禁止カードレベルかも。」(2017-07-17 17:59)

きがいぞく
「いつもコメントありがとうございます。
でも世界を創り直したのはノマルさんで、こいつは特に何もやってませんよ！？

効果は確かに禁止級の強さ、
エラッタ前はもっととんでもなかったけどな！
汎用フィールドサーチのテラフォーミングでサーチできない点とフィールド魔法が既に存在するとフィールド魔法としては使えない点でなんとかバランスがとれてる！
とれてる………
とれてる、といいなぁ。
」(2017-07-17 19:07)

にしん
「あっ本当だｗ

投稿カードのせいかクラウが創り直した世界を維持しようとするノマルという考えになってました(」(2017-07-17 19:19)