ヤンデレ学園～平坂リンカーネイト～

係
「強力な耐性が汎人族共通の特性と合わさり、異常なしぶとさを実現出来る反面、ヤンデレ嬢のダメージ０デメリットとこのカードの攻撃宣言不可により殆ど相手へのダメージが期待出来なくなります。これでかなりバランスが取れたかな～？

【第７話　「激動」
　 　 　 「だめぇっ！！」
透き通った声による叫びと同時に、部屋を駆ける足音が部屋を蹂躙する……！
美花は咄嗟に動きを止め、その音の鳴る方向へ視線を走らせる。俺も辛うじて機能する目で、同じように音の元を注視した。

　 　 　 「ガンﾝッ」
その瞬間、美花の頭部に金属バットが勢い良く叩き込まれる……！

美花はまるで文字通りボールのように吹っ飛ばされ、倒れ込む……。
美鳥「一樹！大丈夫……！？」ｶﾞｼｯ
一樹「……ミ…ミド、リ………」ｶﾞｸｶﾞｸ
美鳥「大丈夫！今解くからっ！！」
突然変貌した美花による凶行から助けに来てくれたのは美鳥だった。
確かに助けに来てくれたのは感謝しか無いが、同時に頭に金属バットの一撃を受けた美花の状態が心配でならない……。普通に命に関わるのに、更に運動神経抜群の美鳥による全力の一撃であった事を考えると……。

だが、その心配も杞憂に終わる。
　 　 「……お、兄…ちゃ、ん………」ﾕﾗｧ
頭部から血を流しながらも、よろめくこと無く美花は平然と立ち上がる。

ちょうど俺の拘束を解き終えた美鳥は、すかさず美花の膝を打ち払い、その流れで倒れ込む美花の頭部にバットの一撃を振り抜く……！

一樹「ミ……ミカ…ァァ……」ｶﾞｸｶﾞｸ
未だ痺れが抜けず、呂律が回らない言葉で必死に美花を呼び掛ける。が…
美鳥「行くよっ！！また起き上がって来ちゃう！」ｶﾞｼｯ……ｶﾞﾁｬｯ……ﾀｯﾀｯﾀ

美鳥はまるで想定されていたかのように迷い無く俺を引っ張り、外に駆けて行った。
未だ痺れが抜けきらない俺は、美鳥にされるがままについて行くしか出来なかった……。


辿り着いたのは、学園。深夜で静まり返った学園の廊下は不気味な静けさを醸し出すが、俺の鼓動と不安はそんな静けさを掻き消す程だ。

　 　 「パシッ！！」
漸く痺れが完全に抜けきった俺は、強く握られた美鳥の手を振り解く。
美鳥「……え？…ど、どうしたの？まだ行かないと、美花ちゃんが追いついちゃうよ？」
一樹「……助けてくれたのは感謝してる。けど…あれはやり過ぎだろっ！！美花が死んでるかもしれないんだぞ！？」
美鳥「でも、先にやってきたのはアッチでしょっ！？私が助けなかったら、もっと酷い事されてたかもしれないし……！」
一樹「それでもあんな事する必要は無かった！話せばきっと分かってくれただろ！！」
美鳥「けど……」ﾌﾙﾌﾙ
一樹「…どの道、俺は戻るさ。あんな美花を放っておく事なんて出来ない！」
美鳥「……ダメ。ダメだよ……。行ったら酷い目に遭うに決まってるよ……。私と一緒に居て……私に守らせて……」ﾌﾙﾌﾙ
一樹「…美鳥………」
美鳥「……ヤダ、ヤダよ……。お願いだから、行かないでよ……！私と一緒に居て……私を信じて……私を…見捨てないでよッ！！一樹ィッ！！」ｶﾞｼｯ!!
一樹「美鳥……。ゴメン、俺には美花を放っておけない……。美鳥だって、美花のこと大事だろ？……美鳥は、此処で待っていてくれよ……」ｸﾙｯ


　 「ブシュッ！」
背後でイヤな音が聞こえた。　　
続く！】」(2017-05-05 17:33)

七
「えぇ。。。
これはヤンデレに+泥沼化ですかぁ。もう色々なネガティブさが渦巻いてますね。昼ドラのごとくに笑
てか、全員ヤンデレかいwww」(2017-05-05 19:54)

係
「七 さん、コメントありがとうございます！

まぁ今回のストーリー自体ヤンデレハーレムラヴストーリーですからねぇ。ヤンデレ祭りになっちゃうのは仕方無いかなと(汗。」(2017-05-05 22:45)

EXデッキ焼き
「ヤンデレ学園、ガガガ学園の親戚かな？
ヤンデレなガガガガールとかガガガシスターとか、コアなファンが乱造されそう。

効果は徹底した遅延、延命効果ですね。ここまで突き抜けるといっそ清々しい。
特に①の効果は、元のモンスターの効果と合わせて強烈な耐性を付与できますがこちらは攻撃できないですし、③のサーチも加わって泥沼化は避けられませんね。

ストーリーもかなり危ない段階へ。みんなは間違っても人の頭を、金属バットで殴らない様に。
何だかんだと兄貴らしく、妹が心配な一樹くん。しかし、これもう(刃物)入ってるよね？」(2017-05-05 23:02)

係
「ＥＸデッキ焼き さん、いつもコメントありがとうございます！

ヤンデレなガガガガール……
ガール「先輩……他の…女……見ないで………」ｺﾞｺﾞｺﾞ

実は設計当初は愛嬢のサーチ効果も付いていたのですが、ちょっとやり過ぎでしたので消しましたね。仰る通りヤンデレ効果のデメリットと攻撃不可で泥沼化と安定的なＬＰ回復がこのカテゴリのキーです。ではどうやって勝つのか、という点は最後の最後に分かると思います。

今回はかなりバイオレンス！美鳥ちゃんは全くもって容赦が無いですね！
ラストのﾌﾞｼｭｯの真相は次回明らかに……！どこに何が刺さっているのか………乞うご期待！」(2017-05-06 00:11)

ランペル
「助けに来てくれたは美鳥さん！登場と共に美花さんの頭部に金属バットをドーン！？ボールのように吹っ飛ぶ美花さん。死ぬって…。一樹君としては助けに来てくれたのはうれしいが、金属バットで頭殴られた美花さんのことが心配でならない様…。そうか運動神経抜群の美鳥さんだからなおさら、やばいじゃねぇか！（焦り）。
しっかし！ヤンデレ嬢は倒れない！（幻影騎士団風）
頭から血を流し、よろよろとすらせず立ちあがる。一樹君の拘束を解いた美鳥さんはすかさず膝を打ち払い顔面にバットをクリティカルヒット…痛い痛い…。ぶん殴った相手がむかつく敵キャラだったらどんだけスカッとしたことだろう…。その光景を見てまだ呂律の回らない一樹君も美花さんの事を呼びかけるが美鳥さんに連れられ、外へと。そうしてたどり着いたのは学園。その静寂の中…痺れの抜けた一樹君が美鳥さんの手を払う音が響く…。助けてくれたことへの感謝はあるものの、美花さんがバットでぶん殴られたことが気がかりでならないらしい…。本人からすれば話し合えば分かると思っている現状、死に至っている可能性もある彼女の事を心配するのはごもっとも。彼女の元へと戻ろうとする一樹君を引き留め私に守らせてと懇願する美鳥さん…。しかし、あんなことをされても一樹君からすれば美花さんも大切な1人…。美鳥さんにゴメンの一言を入れ、制止も振り切り家へと戻ろうとする…。
が…！背後で嫌な音が…。何かを刺したような…音が…。

助けに来てくれたのは美鳥さんでしたか。その持前の運動神経を生かしたバットを武器に拘束された一樹君を救出！ヤンデレが連鎖するように、爆発していってますね…。学園へと連れてきた美鳥さんの目的は…そして嫌な音の正体は…？気になるところですねぇ…。

フィールドゾーンに存在する限り、攻撃宣言が行えなくなる代わりに愛嬢・ヤンデレモンスターは相手のカード効果の対象にならず、相手の直接攻撃も封じることができる効果！共通効果と合わせて防御性はかなり強固なものになっていきますね～。そしてタン1で愛嬢かヤンデレが召喚・ＳＳに成功すればそのモンスターのレベル・ランク×1000のライフを回復することができると便利ですね。最低でも1000回復でき、現状最高値は2000の回復ができるとなかなかの回復量。そしてこのカードが破壊されても新たな学園をデッキから即座に発動するので、3回破壊するか破壊以外の方法でどけなければいけませんね…。①の耐性付与に②の回復に③の持続力が合わさり1度発動すれば、突破するのが非常に困難なものになりそうですね。

ヤンデレガールさんは先輩が他のモンスターとＸ召喚すると、泣きわめきそうですね…（汗）。もう2人でＸ召喚しろよ！（意味深）」(2017-05-06 07:48)

係
「ランペル さん、いつも沢山のコメントありがとうございます！

今回はバイオレンス成分が多め！ツンデレキャラがただの暴力女じゃないかと言われる昨今に関わらず、ツンデレ幼なじみの美鳥ちゃんは金属バットをフルスイング！仰る通り普通に考えればこの時点で死んでますよね(汗。
しかしそこはヤンデレ。何度でも蘇るさ！(ムスカ感)
さぁ今度は美花の反撃！と思いきや普通に美鳥ちゃんのバッティングコンボにやられる始末。華麗に２ヒット決まりましたね～……これは強烈！(ジョン・カビラ)
たとえヤバいモン食わされても美花を心配する所を見ると、一樹君のハーレム主人公感が感じられますね～。まぁたとえヒドい事されても、目の前で金属バットでボコボコにされるの見たら普通に心配するか(汗。
舞台は学園に変わりましたが、美鳥が学園に連れて来た理由は特に無いかも。まぁ美鳥の自宅は彼女の家族に危害が及ぶかもですし、戦い慣れたフィールド的な？まぁそれはお互い様ですが。

一応カテゴリのキーカードとしてサーチ効果とかも有ったのですが、ヤンデレ達にサーチ効果を付けちゃったのでバランスを考えて外しちゃいましたね。まぁこのカードでもヤンデレ達の耐久性は上がり、②の効果でＬＰ回復もカバー出来るので十分ですけど。このカードを発動するためにもテラフォは沢山積まんと！

ヤンデレガールと先輩がＸ素材になったら………、片方の素材を除いた場合もう片方も外れそう……(汗。」(2017-05-06 18:21)