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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第3話 美少女蜘蛛女の噂

第3話 美少女蜘蛛女の噂 作:マジかっ!

第3話

夜の公園

ヤンキーとデュエルアカデミーの制服を着た生徒がいた。


ヤンキー「オラァ!俺にぶつかっただろ!」

生徒「ぶつかってませんよぉぉ!」

ヤンキー「なんだとコラァァ!ぶっ飛ばすぞ!!」


怯える生徒にヤンキーが手を振りかざした瞬間、公園のジャングルジムから、女性の声が


⁇「待ちなさ〜い!!」


ヤンキー「?」

生徒「?」


ジャングルジムの上には蜘蛛型のメガネを掛けた少女がいた。月夜に隠れて顔ははっきりとは見えない



⁇「そこの不良少年!その手を下ろしなさい!」

ヤンキー「なんだぁ?お前は?」


そしてよーく見るとデュエルディスクを装着している


ヤンキー「まさかお前デュエリストか?」

⁇「私はあなたをデュエルで成敗する!もし貴方が勝ったら見逃してあげるわ!!」

ヤンキー「ほぉ正義のヒーロー気取りか…いいぜデュエルだ!!」


怯える生徒を後ろに突き飛ばし、デュエルディスクを構える

少女はジャングルジムに乗ったままでデュエルをする


⁇・ヤンキー「デュエル!!」


生徒「あ、あわわ…わ…」



数分後


巨大なムカデ型モンスターと巨大な蜘蛛モンスターに不良のモンスターは一気に破壊された

ヤンキー「ギャァァァ!」LP2600→0

生徒「す、すごい…」


ヤンキー「く、くそ!覚えてやがれ!」

慌ててヤンキーは走って逃げた


生徒「あ、貴方はだれですか…」


⁇「私は正義の味方!美少女蜘蛛女よ!」


蜘蛛女は何処かへと走って行った


生徒「美少女蜘蛛女…」







第3話 美少女蜘蛛女の秘密




次の日

デュエルアカデミー

遊紀が勝と共に教室に入り椅子に着こうとすると、地雷蜘蛛のカードが地面に落ちていた

遊紀「地雷蜘蛛?何でこんなカードが?」


地雷蜘蛛を見た瞬間、勝は語り始める

勝「蜘蛛と言えば最近この町で美少女蜘蛛女っていうのが大元町の公園に出没するみたいなんだ。」

遊紀「なんだそりゃ?」

勝「弱者を救い、悪を裁く正義のヒーローみたいだよ。昨日も隣のクラスの斎藤くんが助けられたみたい」

遊紀「へぇ〜」

勝「しかもデュエルがとても強いらしくて、すぐ終わっちゃうだって」

遊紀「デュエルが強い…だと?」

勝「そうらしいよ」

遊紀「ほぉ…」

勝「それに顔に蜘蛛型のメガネを着けてるみたいだし、それに自分から美少女蜘蛛女って名乗ってるらしいよ。自分から美少女ってなんかねぇ〜」


すると勝の後ろから何かオーラが

遊紀は唖然としている

勝「?どうしたの?」


零美「……」ジロリ

零美が勝の後ろから睨んでいる

勝「ど、どうしたの?零美ちゃん?」

零美「い、いやね…女が美少女って名乗って悪いのかな〜って思ってね…」

怒りを抑え、震えながら語る

勝「ほんとうに美少女ならいいけど、美少女じゃ無かったら自画自賛してる事になるよ」

遊紀「お、おい…それ以上は…」

勝「え?」

零美「…」プルプルプルプルプルプル

震えがだんだん早くなる


そして

遊紀「お、おい…カード落ちてたぞ。地雷蜘蛛のカード…」

零美「あ!あっ…あ〜…こ、これは私が職員室へと持ってくわね〜!!」

早足で教室を出て行った




遊紀「おいおい、あまり女の前でそんな事言うなよ」

勝「?どうして?」

遊紀「俺も昔、とある女に怒られてな…」

勝「へぇ〜」




別の休み時間

零美「ふぁ〜」

あくびする零美

女生徒「零美ちゃん?寝不足?」

零美「勉強のやり過ぎかな?はははは…」



遊紀「…」



その夜

遊紀は部屋のパソコンで町の地図をチェックしている

遊紀「(大元町の大きな公園は4箇所…意外とあるな…)」カタカタカタ

そしてパソコンで公園近くのカメラを調べる

遊紀「(ここ最近のカメラをチェックだ…)」

すると勝が言っていた昨日の公園のカメラに斎藤君が映っていた

閃光が起こり、デュエルが行われるのが分かるが、大きな木が邪魔で蜘蛛女の姿が見えない


遊紀「(くっ…見えないか…⁉︎)」

すると木影から一瞬何かが早いスピードで通り抜けた

遊紀「(本当に居たんだな…蜘蛛女…何としてもデュエルしてやる…)」



そして8時ごろ

勝の部屋

ドンドンドン!!

勝「な、なんだぁ⁉︎」

遊紀「俺だ!遊紀だ!」

勝「遊紀君⁉︎」

遊紀「蜘蛛女とデュエルするぞ!」

勝「デュエル…って…蜘蛛女は悪者としかデュエルしないんだよ」

遊紀「その為に勝…お前に協力して欲しい…」

勝「へぇ?」





そして公園

リーゼントで、長い制服を着ている人物が、メガネをかけた生徒を木に縛り付けている

勝「大丈夫かな…?」

遊紀「あぁ大丈夫だよ!!(俺の変装セットがこんな所で役に立つとは…)」


遊紀の押入れにある変装セットで遊紀と勝はヤンキーとひ弱な少年へと変装した



変装遊紀(リーゼント)→変遊

変装勝(メガネ)→変勝

変勝「助けてくれ〜(裏声)」

変遊「こんな所に誰も助けには来ないわ!!はっはっは!」

遊紀は変声機で声を変え、勝は頑張って声を裏声で頑張っている

変勝「…ていうか、これで来るのかな?」

変遊「しっ!下手に演技を崩すな!」



すると

蜘蛛女「そこの悪党!」

大きな木の上に、月の光によって見えない蜘蛛女が

変遊「誰だお前は!」

変勝「助けてぇ〜(裏声)」


蜘蛛女「私は悪を倒し、正義を助ける美少女蜘蛛女よ!」ピョン!

木からジャンプで降りた


変勝「(生で見たけど結構可愛いじゃん!蜘蛛メガネが邪魔だけど…)」

変遊「蜘蛛女ぁ?誰か知らんが俺の邪魔は許さんぞ!」ディスクを構える

蜘蛛女「デュエリストのようね!」私と私のデッキが貴方を滅ぼす!!」

デュエルディスクを構える

変遊「(よし!うまく挑戦に乗ってくそうだ!)俺が勝ったら見逃してくれよな!」

蜘蛛女「万が一にもありえないわ!一瞬で決着をつけるわ!」

変遊・蜘蛛女「デュエル!!」LP4000

変遊「俺のターン!まずは手札から[クライシス・マジシャン]を召喚!」

クライシス・マジシャン
☆4/光属性/魔法使い族
攻撃力1600

変遊「[クライシスマジシャン]の効果発動!1ターンに1度、自分の手札×200のダメージを与える!俺の手札は4枚、800のダメージだ!」

クライシスマジシャンは手から4つの炎の弾を生み出し発射する

蜘蛛女「このくらいなんともないわ!」LP4000→3200

変遊「カードを1枚伏せてターンエンド!(さぁ蜘蛛女、どうやって攻めてくる…)」手札3

蜘蛛女「私のターン!私は[サイクロン]を発動!貴方の伏せカードを破壊よ!」


変遊「くっ…[攻撃の無力化]が…」


蜘蛛女「そして私は手札の[アントルーパー]の効果発動!自分のフィールドにモンスターが存在しない時、手札のこのカードを特殊召喚する。この時他の[アントルーパー]もいる場合、そのカードも同時に特殊召喚!現れない!もう2体の[アントルーパー]!」

アントルーパー×2
☆1/地属性/昆虫族
攻撃力300

変勝「上級モンスターを召喚する気か?」

蜘蛛女「私は[アントルーパー]2体リリース!現れなさい![蜘蛛の女王(スパイダー・クイーン)]」

蜘蛛の女王
☆8/地属性/昆虫族
攻撃力2500

蜘蛛女「[蜘蛛の女王]の効果発動!相手モンスター1体の攻撃力を0にする!クイーン・スレッド!!」

蜘蛛の糸は[クライシス・マジシャン]の体を糸でグルグル巻きにした

クライシスマジシャン
攻撃力1600→0

蜘蛛女「更に、墓地の2体の[アントルーパー]を除外!現れなさい![デビルドーザー]!!」

デビルドーザー
☆8/地属性/昆虫族
攻撃力2800

変勝「デ…[デビルドーザー]⁉︎これってまさか…」

衝撃のあまり、裏声を忘れる勝


変遊「魔法・罠をサイクロンなどで破壊し、上級昆虫モンスターで一気に攻める…やはり1ターンキルデッキか」

変勝「だから誰も蜘蛛女の姿を見れない訳か…」



蜘蛛女「ご名答!て事で倒させてもらうわよ!行きなさい![蜘蛛の女王]!」

蜘蛛の女王
攻撃力2500

クライシスマジシャン
攻撃力0


蜘蛛の女王によりクライシスマジシャンは食べられた


変遊「くっ…」LP4000→1500

そして蜘蛛の女王のお尻から卵が現れた


女王の卵(クライシスマジシャン)
守備力0

変勝「何が起きたんだ…」

蜘蛛女「[蜘蛛の女王]は戦闘破壊したモンスターを墓地に送らず、女王の卵として私のフィールドに特殊召喚するわ」


変遊「墓地効果も発動させない気か」

蜘蛛女「さぁ!成敗の時よ!行きなさい![デビルドーザー]!!」

デビルドーザー
攻撃力2800

変勝「この攻撃が通れば…」


変遊「そう焦るなって…俺は手札から[魔道凛姫-アムール]の効果発動!相手モンスターの攻撃時このカードを墓地に送り、この戦闘ダメージを0にする!!」


蜘蛛女「私の攻めを避けきるなんて中々やるじゃない」

変遊「そう易々と負けるほどのデュエリストじゃないんでな!」LP1500


蜘蛛女「私はターンエンドよ」手札1



変勝「なんとか耐えきった…」

変遊「ここから反撃開始だ!俺のターン!スタンバイフェイズに墓地の[魔導凛姫-アムール]を発動!墓地より特殊召喚!」

魔導凛姫-アムール
☆4/光属性/魔法使い族
攻撃力1700


変遊「そして[魔導創師-レイウィザード]を召喚!」

魔導創師 レイウィザード
☆4/闇属性/魔法使い族
攻撃力1900

杖を持った若い魔道士モンスター


変遊「[レイウィザード]の効果発動!1ターンに1度、相手モンスター1体の攻撃力を半分にする。対象はデビルドーザー!レイリンカー!!」

デビルドーザー
攻撃力2800→1400

変遊「そして[アムール]の効果発動!自分フィールドのモンスター1体の攻撃力をエンドフェイズまで1000アップする![レイウィザード]の攻撃力をアップする!」


レイウィザード
攻撃力1900→2900


変遊「行け![蜘蛛の女王]に攻撃!!レイドインサイト!」

レイウィザード
攻撃力2900

蜘蛛の女王
攻撃力2500


杖から出た光線は蜘蛛の女王にあたり爆発が起き、煙が舞う

蜘蛛女「くっ…」LP4000→3500


変勝「あの蜘蛛モンスターを倒したぞ!」



煙の中からモンスターは現れた

蜘蛛の女王
攻撃力2500


変勝「倒したはずなのに」


蜘蛛女「[蜘蛛の女王]は女王の卵となったモンスターを破壊する事で破壊を無効にするわ」


変遊「ほぉ…それなら俺のフィールドも見てみろよ」

蜘蛛女「⁉︎」

閃光の魔導師
☆7/光属性/魔法使い族
攻撃力2300

レイウィザードが存在せず、閃光の魔導師がフィールドにいる


蜘蛛女「ど…どうゆう事⁉︎」

変遊「[レイウィザード]はカード効果が発動した場合、このカードをリリースして手札からモンスターを特殊召喚出来る。この効果で俺は手札から[閃光の魔導師]を特殊召喚したわけさ」


蜘蛛女「でも[蜘蛛の女王]の方が攻撃力は上よ…それに[デビルドーザー]を攻撃してもライフは十分に残るわ」

変遊「[閃光の魔導師]舐めちゃこまるぜ!行くぞ![閃光の魔導師]![蜘蛛の女王]に攻撃!」



蜘蛛女「何を…」

すると



閃光の魔導師
攻撃力2300→3900

蜘蛛の女王
攻撃力2500


変勝「攻撃力がアップした…」

変遊「[閃光の魔導師]は戦闘を行う相手モンスターのレベル×200アップする…[蜘蛛の女王]のレベルは8、1600のアップだ!行け!グローリースパイラル!!」


蜘蛛の女王は閃光の魔導師の杖から放たれた光線により破壊された


蜘蛛女「きゃあ!」LP3500→2100


変遊「そして[アムール]で[デビルドーザー]に攻撃!!」

魔導凛姫-アムール
攻撃力1700

デビルドーザー
攻撃力1400


蜘蛛女「うぅ…まだまだ…⁉︎」LP2100→1800


驚く蜘蛛女、その目先には

魔導蘇生
速攻魔法

遊紀は速攻魔法[魔導蘇生]を発動していた


遊紀「[魔導蘇生]は自分フィールドの魔法使い族モンスターをリリースし、墓地の魔法使い族モンスターを特殊召喚する。俺は[アムール]をリリースし、[魔導創師-レイウィザード]を特殊召喚!」


魔導創師-レイウィザード
攻撃力1900


蜘蛛女「逆1ターンキル……」LP1800

変遊「さぁフィニッシュだ![レイウィザード]!ダイレクトアタック!」


蜘蛛女「きゃあぁ!」LP1800→0


蜘蛛女は吹き飛び、煙が舞い、そして蜘蛛型メガネが飛んできた


変勝「これって蜘蛛女のメガネじゃあ…」

と言った瞬間…


ササッ!

と煙の中から手が飛び出てメガネを取って行ったそして煙の中から

蜘蛛メガネを顔に押さえた蜘蛛女が飛び出て来た

蜘蛛女「貴方の顔、覚えたわ!だけど正義は何度でも復活するわ!」


と蜘蛛女はいろんな家と家をジャンプし逃げて行った


変勝「蜘蛛女に勝った…」

変遊「ふぅ〜中々面白いデッキだったな」

変勝「それより…早く紐を解いてよぉ〜」


その後紐は解かれ、変装も解いた

勝「あの蜘蛛女に勝つなんてすごいじゃん!遊紀君!」

遊紀「あぁ…だが今使ったデッキは蜘蛛女のワンキルを対策したデッキなんだ」

勝「えぇ!対策デッキ⁉︎…って何でワンキルデッキって知ってたの?」

遊紀「今までの目撃情報とかを整理すると、デュエルが素早く終わり、そしてデュエル開始から数分後には蜘蛛女の姿はない。そこから考え出されるのは高確率で1ターンキルデッキ…」

勝「そこまで予測してデッキ作ったの…?」

遊紀「そうゆうことだ…それに試作デッキとして試したかったんだ…後いつものデッキ使ったらばれちゃうかもしてないだろ」

勝「バレる?」

遊紀「言っただろ。もし蜘蛛女が学園にいたら困るだろ?」

勝「確かに…」

遊紀「まっ、取り敢えず帰ろうぜ…?」

地面にとあるものが落ちていた


拾うとそれは赤いリボンが落ちていた


遊紀「(これって…まさか…)」

勝「遊紀君どうしたの?」


不思議そうに後ろから話しかけてくる

遊紀「いやなんでもない。帰ろうぜ!(これでまた蜘蛛女とデュエルする価値が出来たな。今度は俺のデッキでデュエルだ!!)」

そっとポケットにしまった

勝「眠いよ〜早く帰ろうよ〜!」

遊紀「おう…」




その頃別の公園の蜘蛛女は大きな木の上

ポケットを調べると…

蜘蛛女「あれ〜赤リボンない〜!あれ大事な物なのにぃ〜!!デュエルは負けるし、リボンは無くすし、今日は最悪な日だぁ〜!!」


静かな夜に少女の声が響き渡る大元町。今日も平和な夜である…


第3話終わり
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