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HOME > 遊戯王SS一覧 > TURN2.部活の勧誘

TURN2.部活の勧誘 作:Weater

観戦席に座ってみると他のクラスのデュエルも同時に行っていた。
このトーナメントに勝っても何ももらえないが、チャンピオンの称号欲しさに
ちらほらと目を血走らせている生徒もいるようだ。
一回戦目の戦った相手のようにさっさと負ける生徒もいるが...

デュエルスペースの隅で先生が紙に書き留めているのが見えた。
デュエルをもとにした成績をつけているのだろう。
今の世の中デュエルは必須科目として登録されている。
言葉が通じなくてもコミュニケーションをとれることや、
開発や産業エネルギーに使われているからだ。
デュエルが世界をささえているといっても過言ではない。

デュエルスペースは16ヶ所あり、
左からAクラスBクラスCクラスDクラスといった具合に4ヶ所ずつ分けられる。
一クラス30名であり、遊心のAクラスは男子14名女子16名である。

このペースだと40分くらいで次の試合かと予想した遊心は退屈なので
校内を見回ることにした。

最新の設備を搭載した本校は内装も綺麗であった。
真新しい壁を見ているととてもここが100の歴史を持っているとは思えなかった。
そういえば2年前に改築したんだっけ?

適当に歩いていると向こうから青い内履きを履いた女性が歩いてきた。
青い内履きだから2年生、つまり...先輩か。
髪の色は艶やかな黒をしており、素人の目でもしっかり手入れされていることがわかる。
髪を縛っている最中に開いた目は透き通るような紫色をしている。
あちらの女性もこっちに気付いたのか目と目があった。
高鳴る胸の鼓動と頬の紅潮をおさえるのに必死だった。

「ねぇ?」

ソプラノの声がすぅーっと耳に染み込む。
ぼーっとしそうな意識を振り払い裏返った声で返事をする。
それがおかしかったのかくすくすと笑う。
「一目惚れ」という人生初の経験をしている自分の頬がさらに紅潮した。

「デュエル、好き?」

「ええ...まあ、好き...です。」

「部活、何にするか決めた?」

「えーっと、その、まだ、特には...」

「そう、それなら―――

目の前の先輩は右手を僕の頬に当てながら甘美な声で

―――私の部に入らない?」

僕の心を手籠めにした。








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