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第03話 侵略せしは光か闇か 作:クトゥルフ大好きな人
《3ターン目》
「私のターン、ドロー。(まだ動かない? いや、動けないのかな。それに彼のデッキは確かワームのはず、なら警戒するに越したことは無い)私はリバースカードオープン、永続罠『安全地帯』! 表側攻撃表示の『ヴェルズ・オピオン』を対象に効果発動。これで『オピオン』は貴方のカードの効果の対象には出来ず、戦闘及び効果破壊は出来ない。バトル! 『オピオン』でセットモンスターに攻撃! 」
ヴェルズ・オピオンATK 2550 VS セットモンスター DEF?
「セットしていたのは『ワーム・ヤガン』です。『ヤガン』がリバースした為効果が発動しますが……」
「…『安全地帯』の効果で『オピオン』は対象には取れない。よって不発となる、ですよね」
少し残念そうな顔で「はい」と答える心
「…私はそのままターンエンド」
珠美 LP 8000
手札:4枚 フィールド:『ヴェルズ・オピオン(ORU 1)』 魔法・罠:『安全地帯(E:オピオン)』セット1
心 LP 8000
手札:4枚 フィールド:なし 魔法・罠:セット1
《4ターン目》
「僕のターン、ドロー。手札より『ハーピィの羽根帚』発動!『安全地帯』は破壊され、『オピオン』も破壊される。これで珠美さんのフィールドはがら空きになります」
フィールドに現れた巨大な羽根帚が珠美のセットカードを掃き飛ばそうとする
「私のサーチしたカードを忘れたのかしら? 『ハーピィの羽根帚』にチェーンしセットカードオープン『侵略の汎発感染』。これで私のフィールドの『ヴェルズ』モンスターは魔法・罠の効果を受けない。よって『安全地帯』が破壊されても『オピオン』はフィールドに残る」
安全地帯のデメリットを利用しオピオンにご退場して貰う算段だったが宛が外れたようだ。しかし心の表情にまだ焦りは見られない。
「もしかしたら違うカードが伏せられているかもと思ったんですが、読み違いでしたね。それでも構いません。手札から『トレード・イン』を発動! 手札のレベル8『毒蛇王 ヴェノミノン』を捨てて2枚ドロー。さらにもう1枚『トレード・イン』を発動! 今度はレベル8『ワーム・キング』を捨て2枚ドロー。………僕はこれでターンエンドです」
珠美 LP 8000
手札:4枚 フィールド:『ヴェルズ・オピオン(ORU 1)』 魔法・罠:なし
心 LP 8000
手札:4枚 フィールド:なし 魔法・罠:1
《5ターン目》
「私のターン、ドロー。カードを1枚セットし、バトル! 『ヴェルズ・オピオン』でダイレクトアタック! 」
心 LP 8000 → LP 5450
「くっ、まだ問題ない範囲です」
珠美 LP 8000
手札:5枚 フィールド:『ヴェルズ・オピオン(ORU 1)』 魔法・罠:1
心 LP 5450
手札:4枚 フィールド:なし 魔法・罠:1
《6ターン目》
「僕のターン、ドロー。手札より速攻魔法『禁じられた聖杯』を発動。対象は『オピオン』です」
「私は特にチェーン発動する効果はないわ」
『ヴェルズ・オピオン』 ATK 2550 → 2950 (効果無効)
「では行きます。手札より『スネーク・レイン』発動! 手札を1枚捨て、デッキから『ワーム・クイーン』3体と『エーリアン・ソルジャー』を墓地へ送ります。そして『ワーム・ゼクス』を召喚、墓地の『ワーム・ヤガン』の効果発動、裏側守備表示で特殊召喚します。さらに手札より『ソウル・チャージ』を発動、墓地の『ワーム・クイーン』を3体を特殊召喚します」
心 LP 5450 → LP 2450
手札を全て消化した心のフィールドは一気に5体のモンスターで埋め尽くされる。しかもそのうち3体は最上級モンスターだ。これを見ていた他の生徒達は驚きの声を上げる。
「すげぇな心、だけど『ワーム・クイーン』じゃ今の『ヴェルズ・オピオン』を倒せないんじゃ……」
同じく観戦している彰も心の怒涛の展開に驚きつつも疑問に思う。心は最初に発動した『禁じられた聖杯』で『ヴェルズ・オピオン』の効果を無効にする代わりに攻撃力を上昇させてしまっている。
仮に『毒蛇王 ヴェノミノン』を出したとしても墓地には爬虫類族は3体。
攻撃力1500程度では役に立たない。それに『ソウル・チャージ』を発動したターンはバトルフェイズに入る事が出来ないのだ。
「どうすんだよ心……」
「戦闘で倒せないなら別の方法で倒せばいいだけの事!僕は『ワーム・クイーン』の効果発動、自身をリリースしデッキから2体目の『ワーム・キング』を特殊召喚!さらに『ワーム・キング』の効果発動! フィールド上の『ワーム・ゼクス』をリリースし珠美さんの『ヴェルズ・オピオン』を破壊します! 」
キングは足元のゼクスを拾い上げると、そのままオピオン目掛け全力で投げつける。オピオンに激突したゼクスは爆発四散しオピオンを道連れにする。
「……ゼクス、ごめんね。必ず勝つから」
厄介な『ヴェルズ・オピオン』を突破した心の表情は暗く、周りの思っていた物とは全くの正反対のものだった。
強力な敵を倒す為とはいえ自身の大切な『ワーム』を自ら生贄としてしまったのだ。心としては出来る限り使いたくない戦法だった。
「デュエルに私情を挟むものではない」
かつて友人が恩師との戦いで言われたその言葉は、その戦いを見ていた心にも響いていた。優しい性格である心は元々デュエル自体好きではなかった。だが思い出せない記憶のどこかに「 」を守る為に強くなると誓った事が脳裏のどこかにあるのだろう。だからこそ無意識の内にデュエルを学び、あの合宿への参加をしたのだから………
「……えっと、あの」
オピオンを撃破され、次の手立てを考えていた珠美を心の表情を見て困惑する。なぜ相手のモンスターを撃破し有利な状況を作ったにも関わらずとても辛い目をしているのか、今の珠美には分からなかった。
「……あ、すいません。続けますね」
暗かった表情が一転、さきほどまでの明るい雰囲気に戻る。それは戦っている珠美や、観戦している彰でも心が無理に表情を作っている事が分かるくらいだ。
「僕はレベル8の『ワーム・キング』と『ワーム・クイーン』の3体でオーバーレイ! 燃えよ闘魂、滾るは熱血! 悪しき者には正義の鉄槌を! エクシーズ召喚! ランク8『ン熱血指導王ゥジャイアントレーナー』」
心のフィールドに現れる巨大なモンスター。なぜか片手で腕立て伏せをしながらの登場に周りがざわつく
「『ジャイアントレーナー』の効果発動! エクシーズ素材を一つ取り除きデッキから1枚ドロー!僕が引いたカードは『ワーム・ゼクス』、ドローしたカードがモンスターだった場合相手に800ポイントダメージを与えます! 『ン熱血指導王ゥ第一打!! 』」
熱血指導王ジャイアントレーナー(ORU:3→2)
珠美 LP 8000 → LP 7200
「……っ」
ジャイアントレーナーがORUをノックの要領で珠美の足元へと打ち込む。無論本人には当たらないように調整しながら。
「このまま後二回発動! ドロー、引いたカードは罠カード『蛇神降臨』ダメージはありません。ドロー! ……通常魔法『強欲で謙虚な壺』これもダメージはありません。僕はこれでターンエンドです」
珠美 LP 7200
手札:5枚 フィールド:なし 魔法・罠:1
心 LP 2450
手札:3枚 フィールド:『熱血指導王ジャイアントレーナー(ORU:0)』セット(ワーム・ヤガン) 魔法・罠:1
《7ターン目》
「私のターン、ドロー。手札より『ヴェルズ・マンドラゴ』を特殊召喚、さらに2体目の『ヴェルズ・マンドラゴ』を特殊召喚します。私はレベル4の『ヴェルズ・マンドラゴ』2体でオーバーレイ! 世界樹より溢れる聖なる星の力を得し闇の戦士よ、新たな力を持って我らを守れ! エクシーズ召喚! ランク4『励輝士 ヴェルズビュート』」
「させない、リバースカードオープン!『W星雲隕石』発動! 裏側守備表示のモンスターを表側守備表示に変更し『ワーム・ヤガン』の効果発動! 『励輝士 ヴェルズビュート』を手札に戻します! 」
「『励輝士 ヴェルズビュート』はEXへ戻るわ。でも問題ない、私は召喚権を残している。私は『ヴェルズ・カストル』を召喚。『カストル』の効果で手札の『ヴェルズ・ヘリオロープ』を通常召喚。さぁ、終わりにしましょう。私はレベル4の『ヴェルズ・カストル』と『ヴェルズ・ヘリオロープ』でオーバーレイ! 邪念を具現化し邪悪な思念体よ、封印されし氷結界の龍に乗り移りて全てを奪え! エクシーズ召喚! ランク4『ヴェルズ・バハムート』!」
「攻撃力2350……、それでは僕の『熱血指導王ジャイアントレーナー』を倒す事は出来ないよ」
心の発言に珠美は「問題ない」と返す
「…倒せないなら奪ってしまえばいい。『ヴェルズ・バハムート』の効果発動、エクシーズ素材を一つ取り除き、『熱血指導王ジャイアントレーナー』を選択、手札の『ヴェルズ・サンダーバード』を捨て、コントロールを奪うわ」
『ヴェルズ・バハムート』が咆哮を上げ、大きく羽ばたく。それと同時に『熱血指導王ジャイアントレーナー』が黒い霧に包まれ、霧が晴れると黒く染まった『熱血指導王ジャイアントレーナー』が出現する。
「バトル、『ヴェルズ・バハムート』で『ワーム・ヤガン』を攻撃! 」
ヴェルズ・バハムート ATK 2350 VS ワーム・ヤガン DEF 1800
「…っ、ヤガン!」
バハムートのブレスによりヤガンは消し炭と化す。
「さっきのお返し……っと言うわけではないのだけど、『熱血指導王ジャイアントレーナー』でダイレクトアタック! 」
心 LP 2450 → LP 0
試合終了のブザーが鳴り響き、ソリッドビジョンが解除される。
「珠美さん、いいデュエルをありがとうございます」
心は珠美の傍に駆け寄り、軽くお辞儀をする。
「貴方のデッキの展開には驚かされたわ。……所で一つ聞きたいのだけど…」
珠美がデュエル中の心の表情の事を聞こうとした時……
「お~い心~!」
こっちこっち~っと彰が後ろから大声で叫ぶ。
「彰、すぐ行くからちょっと待ってて~」
それではと心は彰の元へ走っていく。
(結局何だったんだろう、あの時の悲しそうな目は……)
走る心の背中を視線で追いかける珠美であったが、その疑問は晴れぬままだった。
「負けちゃったか、まぁドンマイだ心」
そう言いながら心の肩をバシバシ叩く。
「彰、痛いって。ここに居るって事は次は彰の番? 」
デュエルデスクを展開している彰は「そうなんだよ、応援よろしくな」とステージへ上がっていく。
「さぁ、俺はいつでもいいぜ」
彰の対戦相手が上がってくる。
「ふふふ、ライトロード使いのこの俺に勝てるとでも? 」
自身満々といった表情の相手。片手で持ち上げる眼鏡がキラりと光る。
「やってみねぇと何事もわからねぇもんだぜ。」
第2試合開始のブザーが鳴り響く……
「「デュエル」」
彰 LP 8000 VS 眼鏡 LP 8000
第4話へ続く……
「私のターン、ドロー。(まだ動かない? いや、動けないのかな。それに彼のデッキは確かワームのはず、なら警戒するに越したことは無い)私はリバースカードオープン、永続罠『安全地帯』! 表側攻撃表示の『ヴェルズ・オピオン』を対象に効果発動。これで『オピオン』は貴方のカードの効果の対象には出来ず、戦闘及び効果破壊は出来ない。バトル! 『オピオン』でセットモンスターに攻撃! 」
ヴェルズ・オピオンATK 2550 VS セットモンスター DEF?
「セットしていたのは『ワーム・ヤガン』です。『ヤガン』がリバースした為効果が発動しますが……」
「…『安全地帯』の効果で『オピオン』は対象には取れない。よって不発となる、ですよね」
少し残念そうな顔で「はい」と答える心
「…私はそのままターンエンド」
珠美 LP 8000
手札:4枚 フィールド:『ヴェルズ・オピオン(ORU 1)』 魔法・罠:『安全地帯(E:オピオン)』セット1
心 LP 8000
手札:4枚 フィールド:なし 魔法・罠:セット1
《4ターン目》
「僕のターン、ドロー。手札より『ハーピィの羽根帚』発動!『安全地帯』は破壊され、『オピオン』も破壊される。これで珠美さんのフィールドはがら空きになります」
フィールドに現れた巨大な羽根帚が珠美のセットカードを掃き飛ばそうとする
「私のサーチしたカードを忘れたのかしら? 『ハーピィの羽根帚』にチェーンしセットカードオープン『侵略の汎発感染』。これで私のフィールドの『ヴェルズ』モンスターは魔法・罠の効果を受けない。よって『安全地帯』が破壊されても『オピオン』はフィールドに残る」
安全地帯のデメリットを利用しオピオンにご退場して貰う算段だったが宛が外れたようだ。しかし心の表情にまだ焦りは見られない。
「もしかしたら違うカードが伏せられているかもと思ったんですが、読み違いでしたね。それでも構いません。手札から『トレード・イン』を発動! 手札のレベル8『毒蛇王 ヴェノミノン』を捨てて2枚ドロー。さらにもう1枚『トレード・イン』を発動! 今度はレベル8『ワーム・キング』を捨て2枚ドロー。………僕はこれでターンエンドです」
珠美 LP 8000
手札:4枚 フィールド:『ヴェルズ・オピオン(ORU 1)』 魔法・罠:なし
心 LP 8000
手札:4枚 フィールド:なし 魔法・罠:1
《5ターン目》
「私のターン、ドロー。カードを1枚セットし、バトル! 『ヴェルズ・オピオン』でダイレクトアタック! 」
心 LP 8000 → LP 5450
「くっ、まだ問題ない範囲です」
珠美 LP 8000
手札:5枚 フィールド:『ヴェルズ・オピオン(ORU 1)』 魔法・罠:1
心 LP 5450
手札:4枚 フィールド:なし 魔法・罠:1
《6ターン目》
「僕のターン、ドロー。手札より速攻魔法『禁じられた聖杯』を発動。対象は『オピオン』です」
「私は特にチェーン発動する効果はないわ」
『ヴェルズ・オピオン』 ATK 2550 → 2950 (効果無効)
「では行きます。手札より『スネーク・レイン』発動! 手札を1枚捨て、デッキから『ワーム・クイーン』3体と『エーリアン・ソルジャー』を墓地へ送ります。そして『ワーム・ゼクス』を召喚、墓地の『ワーム・ヤガン』の効果発動、裏側守備表示で特殊召喚します。さらに手札より『ソウル・チャージ』を発動、墓地の『ワーム・クイーン』を3体を特殊召喚します」
心 LP 5450 → LP 2450
手札を全て消化した心のフィールドは一気に5体のモンスターで埋め尽くされる。しかもそのうち3体は最上級モンスターだ。これを見ていた他の生徒達は驚きの声を上げる。
「すげぇな心、だけど『ワーム・クイーン』じゃ今の『ヴェルズ・オピオン』を倒せないんじゃ……」
同じく観戦している彰も心の怒涛の展開に驚きつつも疑問に思う。心は最初に発動した『禁じられた聖杯』で『ヴェルズ・オピオン』の効果を無効にする代わりに攻撃力を上昇させてしまっている。
仮に『毒蛇王 ヴェノミノン』を出したとしても墓地には爬虫類族は3体。
攻撃力1500程度では役に立たない。それに『ソウル・チャージ』を発動したターンはバトルフェイズに入る事が出来ないのだ。
「どうすんだよ心……」
「戦闘で倒せないなら別の方法で倒せばいいだけの事!僕は『ワーム・クイーン』の効果発動、自身をリリースしデッキから2体目の『ワーム・キング』を特殊召喚!さらに『ワーム・キング』の効果発動! フィールド上の『ワーム・ゼクス』をリリースし珠美さんの『ヴェルズ・オピオン』を破壊します! 」
キングは足元のゼクスを拾い上げると、そのままオピオン目掛け全力で投げつける。オピオンに激突したゼクスは爆発四散しオピオンを道連れにする。
「……ゼクス、ごめんね。必ず勝つから」
厄介な『ヴェルズ・オピオン』を突破した心の表情は暗く、周りの思っていた物とは全くの正反対のものだった。
強力な敵を倒す為とはいえ自身の大切な『ワーム』を自ら生贄としてしまったのだ。心としては出来る限り使いたくない戦法だった。
「デュエルに私情を挟むものではない」
かつて友人が恩師との戦いで言われたその言葉は、その戦いを見ていた心にも響いていた。優しい性格である心は元々デュエル自体好きではなかった。だが思い出せない記憶のどこかに「 」を守る為に強くなると誓った事が脳裏のどこかにあるのだろう。だからこそ無意識の内にデュエルを学び、あの合宿への参加をしたのだから………
「……えっと、あの」
オピオンを撃破され、次の手立てを考えていた珠美を心の表情を見て困惑する。なぜ相手のモンスターを撃破し有利な状況を作ったにも関わらずとても辛い目をしているのか、今の珠美には分からなかった。
「……あ、すいません。続けますね」
暗かった表情が一転、さきほどまでの明るい雰囲気に戻る。それは戦っている珠美や、観戦している彰でも心が無理に表情を作っている事が分かるくらいだ。
「僕はレベル8の『ワーム・キング』と『ワーム・クイーン』の3体でオーバーレイ! 燃えよ闘魂、滾るは熱血! 悪しき者には正義の鉄槌を! エクシーズ召喚! ランク8『ン熱血指導王ゥジャイアントレーナー』」
心のフィールドに現れる巨大なモンスター。なぜか片手で腕立て伏せをしながらの登場に周りがざわつく
「『ジャイアントレーナー』の効果発動! エクシーズ素材を一つ取り除きデッキから1枚ドロー!僕が引いたカードは『ワーム・ゼクス』、ドローしたカードがモンスターだった場合相手に800ポイントダメージを与えます! 『ン熱血指導王ゥ第一打!! 』」
熱血指導王ジャイアントレーナー(ORU:3→2)
珠美 LP 8000 → LP 7200
「……っ」
ジャイアントレーナーがORUをノックの要領で珠美の足元へと打ち込む。無論本人には当たらないように調整しながら。
「このまま後二回発動! ドロー、引いたカードは罠カード『蛇神降臨』ダメージはありません。ドロー! ……通常魔法『強欲で謙虚な壺』これもダメージはありません。僕はこれでターンエンドです」
珠美 LP 7200
手札:5枚 フィールド:なし 魔法・罠:1
心 LP 2450
手札:3枚 フィールド:『熱血指導王ジャイアントレーナー(ORU:0)』セット(ワーム・ヤガン) 魔法・罠:1
《7ターン目》
「私のターン、ドロー。手札より『ヴェルズ・マンドラゴ』を特殊召喚、さらに2体目の『ヴェルズ・マンドラゴ』を特殊召喚します。私はレベル4の『ヴェルズ・マンドラゴ』2体でオーバーレイ! 世界樹より溢れる聖なる星の力を得し闇の戦士よ、新たな力を持って我らを守れ! エクシーズ召喚! ランク4『励輝士 ヴェルズビュート』」
「させない、リバースカードオープン!『W星雲隕石』発動! 裏側守備表示のモンスターを表側守備表示に変更し『ワーム・ヤガン』の効果発動! 『励輝士 ヴェルズビュート』を手札に戻します! 」
「『励輝士 ヴェルズビュート』はEXへ戻るわ。でも問題ない、私は召喚権を残している。私は『ヴェルズ・カストル』を召喚。『カストル』の効果で手札の『ヴェルズ・ヘリオロープ』を通常召喚。さぁ、終わりにしましょう。私はレベル4の『ヴェルズ・カストル』と『ヴェルズ・ヘリオロープ』でオーバーレイ! 邪念を具現化し邪悪な思念体よ、封印されし氷結界の龍に乗り移りて全てを奪え! エクシーズ召喚! ランク4『ヴェルズ・バハムート』!」
「攻撃力2350……、それでは僕の『熱血指導王ジャイアントレーナー』を倒す事は出来ないよ」
心の発言に珠美は「問題ない」と返す
「…倒せないなら奪ってしまえばいい。『ヴェルズ・バハムート』の効果発動、エクシーズ素材を一つ取り除き、『熱血指導王ジャイアントレーナー』を選択、手札の『ヴェルズ・サンダーバード』を捨て、コントロールを奪うわ」
『ヴェルズ・バハムート』が咆哮を上げ、大きく羽ばたく。それと同時に『熱血指導王ジャイアントレーナー』が黒い霧に包まれ、霧が晴れると黒く染まった『熱血指導王ジャイアントレーナー』が出現する。
「バトル、『ヴェルズ・バハムート』で『ワーム・ヤガン』を攻撃! 」
ヴェルズ・バハムート ATK 2350 VS ワーム・ヤガン DEF 1800
「…っ、ヤガン!」
バハムートのブレスによりヤガンは消し炭と化す。
「さっきのお返し……っと言うわけではないのだけど、『熱血指導王ジャイアントレーナー』でダイレクトアタック! 」
心 LP 2450 → LP 0
試合終了のブザーが鳴り響き、ソリッドビジョンが解除される。
「珠美さん、いいデュエルをありがとうございます」
心は珠美の傍に駆け寄り、軽くお辞儀をする。
「貴方のデッキの展開には驚かされたわ。……所で一つ聞きたいのだけど…」
珠美がデュエル中の心の表情の事を聞こうとした時……
「お~い心~!」
こっちこっち~っと彰が後ろから大声で叫ぶ。
「彰、すぐ行くからちょっと待ってて~」
それではと心は彰の元へ走っていく。
(結局何だったんだろう、あの時の悲しそうな目は……)
走る心の背中を視線で追いかける珠美であったが、その疑問は晴れぬままだった。
「負けちゃったか、まぁドンマイだ心」
そう言いながら心の肩をバシバシ叩く。
「彰、痛いって。ここに居るって事は次は彰の番? 」
デュエルデスクを展開している彰は「そうなんだよ、応援よろしくな」とステージへ上がっていく。
「さぁ、俺はいつでもいいぜ」
彰の対戦相手が上がってくる。
「ふふふ、ライトロード使いのこの俺に勝てるとでも? 」
自身満々といった表情の相手。片手で持ち上げる眼鏡がキラりと光る。
「やってみねぇと何事もわからねぇもんだぜ。」
第2試合開始のブザーが鳴り響く……
「「デュエル」」
彰 LP 8000 VS 眼鏡 LP 8000
第4話へ続く……
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もっと見ごたえのあるデュエルが書けるように精進しないと……
何かデュエル中の珠美さんがめっちゃ喋りすぎてるような、デュ、デュエル中だし許してください何でもしますから
次回は彰のデュエル回入ります!ADSで回してたら入れ替わり立ち代りが楽しすぎて楽しすぎて…はまりそうですw
(追記)午前中に書こうと思ってたんですが友達と【U.A.】の回し方は話しつつMHFしてたら気付くともう夜8時だったなんで口が裂けても言えない (2016-04-23 23:55)
そして彰の相手は噛ませに定評のある(?)ライトロード。モブメガネくんがどうぶっ飛ばされるのかが楽しみです(ゲス顔
あと細かいですが、地の文や記号の使い方で気になったところが数点。
・地の文の文頭(段落の最初)は1マス空ける
・地の文の文末には句点(。)をつける
・「」内の文の文末には句点はつけない
・感嘆符(!や?)の後ろは少しスペース(半角スペース)を開ける
この辺りを直されるとより読みやすい文になるかもしれないです。
3話内の地の文で表すとこんな感じでしょうか?
手札を全て消化した心のフィールドは一気に5体のモンスターで埋め尽くされる。しかもそのうち3体は最上級モンスターであり、これを見ていた他の生徒達は驚きの声を上げる。
「すげぇな心、だけど『ワーム・クイーン』じゃ今の『ヴェルズ・オピオン』を倒せないんじゃ……」
同じく観戦している彰も心の怒涛の展開に驚きつつも疑問に思っていた。心は最初に発動した『禁じられた聖杯』で『ヴェルズ・オピオン』の効果を無効にする代わりに攻撃力を上昇させてしまっている。
仮に『毒蛇王 ヴェノミノン』を出したとしても心の墓地に存在する爬虫類族はわずか3体。攻撃力1500程度ではとてもではないが役に立たない。それに『ソウル・チャージ』を発動したターン、心はバトルフェイズに入る事が出来ないのだ。
「どうすんだよ心……」
「戦闘で倒せないなら別の方法で倒せばいいだけの事! 僕は『ワーム・クイーン』の効果発動、自身をリリースしデッキから2体目の『ワーム・キング』を特殊召喚! さらに『ワーム・キング』の効果発動! フィールド上の『ワーム・ゼクス』をリリースし珠美さんの『ヴェルズ・オピオン』を破壊します!」
キングは足元のゼクスを拾い上げると、そのままオピオン目掛け全力で投げつける。オピオンに激突したゼクスは爆発四散しオピオンを道連れにして消えていった。
「……ゼクス、ごめんね。必ず勝つから」
厄介な『ヴェルズ・オピオン』を突破した心の表情は暗く、周りの思っていた物とは全くの正反対のものだった。強力な敵を倒す為とはいえ自身の大切な『ワーム』を自ら生贄としてしまったのだ。心としては出来る限り使いたくない戦法だった。
「デュエルに私情を挟むものではない」
かつて友人が恩師との戦いで言われたその言葉は、その戦いを見ていた心にも響いていた。
優しい性格である心は元々デュエル自体好きではなかった。だが思い出せない記憶のどこかに「 」を守る為に強くなる、と誓った事が脳裏のどこかにあるのだろう。だからこそ無意識の内にデュエルを学び、あの合宿への参加をしたのだから………
みたいな感じになりますね。だいぶいじってしまいましたが。
国語の教科書とかに載っている文章とかはこうなっていると思います。小説や教科書と違ってこのサイトは横書き表示なので色々と変わってはくるので一概にそうは言えないのですが……
長くなってしまいましたが、参考にして頂ければ幸いです、頑張ってください!
(2016-04-24 02:31)
描写ありの初デュエルは僅差での敗北になってしまいましたが見応えは充分でした。珠実ちゃん初白星だよ、やったね!バハムート強い。
次回はUAモンスターの彰くん回。回し方は全然知らないのでどんな感じになるか楽しみです。 (2016-04-24 05:42)
次回、いよいよ彰のデュエルですか! U.A.は回れば恐ろしそうですが……すみません、実は私もあれの動かし方がよく分かりません(笑)。相手が名無しなのは正真正銘のモブだからなのか……裏があるのではと疑ってしまいますねぇ。 (2016-04-24 06:52)
最初はオピオンに囮になって貰うつもりだったんですが折角ならビュートも出したいなと(´・ω・`)
>ところで、珠美ちゃんが心くんとかにパイタッチされるシーンが見たいですね(ゲス顔)
なるほど、巨乳ヒロインとの鉄板ToLOVEるじゃないですか(なぜすぐ思いつかなかったか)
……あれ?お借りしたキャラと勝手にラッキースケベしちゃって大丈夫なんですか(困惑)
>光芒様
実はこの展開、昔友人にデッキを貸して戦った時も元に書かせて貰いました(海皇水精鱗使いに兎ヴェルズを貸した結果)
折角ジャイアントレーナーを使うなればン熱血指導ゥ!は鉄板かなと(洗脳済)
細やかなご指摘有難うございます。早速修正の後、今後に活かして行きます
あ、モブメガネには盛大に玉砕して頂きますね(ゲス顔)
>ター坊様
兎ヴェルズこそ至極(ry
今思うと珠美さんの手札がモンスターばっかり……あぶねぇ(´・ω・`)色んな意味で
【 U.A.】が想像以上に脳筋で困惑してたりするのはナイショですw
>名無しのゴーレム様
主人公が負ける(鉄板ですな)ごめんなさい、よりありがちな展開になってしまいました(´・ω・`)と、言うよりはも中々主人公の負けスタート作品って少ないのじゃないのか(´・ω・`)
>あと何かが乗り移ったような熱血指導の言い方に少し笑いました。
心ちゃんは無意識で「ン熱血指導ゥ!」をやってたりしますw(作者が洗脳済故に)
相手に関しては本当にただのモブで名前とか思いつかなかったんです(´・ω・`) (2016-04-24 08:00)
すいません (2016-04-24 08:07)
A.構いません。さて、どんな反応をするのか?クールでも猛烈な照れでも萌えそうな気がする。 (2016-04-24 10:25)
ありがとうございますm(_ _)m実はから揚げ様のコメントを見てすでに脳内にてザックリとですがToLOVEるな展開とその時のリアクションがもう構成されていたので許可を頂けて嬉しいでs・・・って凛ちゃん待ってラヴァゴ召喚しないで待ってウワァァ!! (2016-04-24 13:21)
ジェノサイドファイアー!!(オリジナル攻撃名)
冗談はさておき、初回デュエルで負けるって正直なかなかないと思います。寧ろそこがいいのですが。(初回デュエルが中断させられる事にさせた奴が何言ってんだ。)
心ちゃ……くんは今後、どんな活躍をするんでしょう?そして凛ちゃんはいつ出るんでしょう?直ぐに出してもええんやで(チラッチラッチラッ) (2016-04-25 20:21)
燃え尽きたよ、真っ黒にな……。
やっぱり話を書く上でインパクトは大事かな?と思い、他の皆様がやってないような事を色々好き勝手にやらさせて頂いてます(え
凛ちゃんの出番ですか?お待たせしました。第4話にて登場して頂きましたよ(笑顔 (2016-04-25 22:19)