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HOME > コンプリートカード評価一覧 > ジャンプフェスタ2013 Aパック コンプリートカード評価(みめっとさん)
ジャンプフェスタ2013 Aパック コンプリートカード評価
「 みめっと 」さんのコンプリートカード評価 |
レアリティ | 評価 | 番号 | カード名 |
---|---|---|---|
Normal ▶︎ デッキ |
1 | JPA01 | BF-極夜のダマスカス |
登場当時制限カードだった《BF-月影のカルート》の調整版と言える能力を持つカード。 こちらは発動タイミングが自由でお互いのターンに完全フリチェで使えるため、《黒い旋風》の効果にチェーンしてNSしたBFを対象にこのカードの効果を使うことでそのサーチ範囲を拡大することができる。 また墓地に送って発動するあちらに対してこちらは捨てて発動するため、《次元の裂け目》や《マクロコスモス》の適用下でも発動できる。 しかし肝心の強化値がカルートの半分未満でしかなく、カルートの方すら需要が激減している今このカードを使う価値はない。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
3 | JPA02 | 陽炎獣 ヒッポグリフォ |
対象耐性の永続効果というメリュシークやシルキタスを使う私にとってはゲボが出そうになる効果を共通効果として持つ「陽炎獣」が、まだテーマ化する前にジャンフェスのプロモパックに先行する形で世に出たカード。 正式にテーマ化してカードが出揃うと、固有部分となる効果が他と比べて明らかに弱いことが浮き彫りになり、《真炎の爆発》などに対応する守備力を持つ陽炎獣である点も、より固有効果が有用な《陽炎獣 サーベラス》や《陽炎獣 ヒュドラー》の登場で存在意義が怪しくなっている。 炎王ストラクにも再録されており、自身が炎族である上に固有効果は「効果で破壊」ではなく「コストでリリース」して発動する効果なので、爆発対応の汎用炎属性モンスターとして再録するなら、妥協召喚ができて種族も獣族の《陽炎獣 サーベラス》の方が良さそうですが、陽炎獣は炎王ストラクが発売される1ヶ月前に発売されたレギュラーパックで正式にテーマ化し、後続の新規モンスターが登場したばかりだったので、炎王ストラクに再録される陽炎獣がこのモンスターになるのは必然だったといったところである。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
2 | JPA03 | 森の聖獣 アルパカリブ |
プロモパックで登場した「森の聖獣」モンスターの1体となる最上級モンスターで、もう1体の最上級モンスターとなる《森の聖獣 カルピポニカ》と比べるとアタッカー気質のステータスが特徴。 効果はディフォーマーのような表示形式によって変化する永続効果となっており、攻撃表示の時には特定の3種族の攻撃表示モンスターに戦闘破壊耐性を、守備表示の時には上記と同じ特定の3種族の守備表示モンスターに効果破壊耐性と対象耐性を付与する。 表示形式と耐性内容の組み合わせの適性を論じる以前に、自身がこの特定の3種族に含まれない種族であるため、このカード自身が得られる耐性は何もないというのがかなり弱く感じるカードです。 「森の聖獣」に属する唯一のメリットとなるカルピポニカの効果でサーチできることも、最上級モンスターであるこのカードに自己SS能力がないのでは仕方がないし、そもそもアタッカー気質のモンスターが持つ能力としてかなり噛み合いが悪い。 守備表示の時に与える耐性には割と見どころを感じますが、その時の守備力は2100程度でこのカード自体は無耐性なんじゃ仕方がないとしか言いようがありません。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
4 | JPA04 | 森の聖霊 エーコ |
《森の聖獣 カルピポニカ》が自身の効果で「森の聖獣」と共に指定する評価時点で唯一の「森の聖霊」モンスター。 相手の効果によって自分がダメージを受けた時に効果が誘発して自身を特殊召喚し、受けたダメージと同じダメージを相手に返した上でそのターンはお互いに効果によるダメージを受けなくなるという手札誘発能力を持っている。 ダメージが0になるのは残存効果なので、既にこの効果で特殊召喚されているこのカードを除去したり効果を無効にしても適用され続けるため、ダメージを積み重ねることによる先攻1キルを防ぐことに長けている。 ただしダメステで効果ダメージを受けた場合はこの効果は使用できず、時の任意効果なのでチェーン2以降で効果ダメージを受けた場合も同様に発動できない。 また極限まで膨らませたモンスターを発射してくる《カタパルト・タートル》のような、一撃で致死ダメージを与えてくる効果にも対応できません。 まあ効果の仕様がどうこう以前に役立つ場面がきわめて局所的な汎用性の低い効果なので、現時点では「森の聖霊」ネームを持つアドバンテージがほとんどないことも踏まえ、それなら《ハネワタ》のような専門家に任せたほうが良さそうです。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
6 | JPA05 | カブトロン |
自分の場の表側表示の魔法罠カード1枚を墓地に送ることで、自分の墓地の下級昆虫族1体を蘇生する能力を持つ昆虫族モンスター。 蘇生する昆虫族は守備表示限定ですが、効果が無効にならないため、特殊召喚のための素材に使う前に使える効果を持つモンスターであればなお良い。 装備カードや永続魔法扱いになっているモンスターカードもコストに使えることから、当時はインゼクターとも相性が良いカードとして認識されており、昆虫族には装備カードに関する効果を持つものもいくつか存在しているため、それらとも組み合わせることが可能です。 しかしどんなに相性が良くても種族までもが一致していても、テーマ無所属のモンスターにはやはり限界があり、効果を使うための他のカードを場と墓地にそれぞれ準備する必要があって、デッキに触る効果ではなく多くの場面で召喚権も必要なこのカードは事故を招く可能性も高く、全盛期のインゼクターにおいてもそれほど活発に採用されてはいませんでした。 良く言えば戦闘する気概がある攻撃力ということになるんですが、悪く言えば絶妙に取り回し難いステータスなんかも気になるところでしたね。 【サンダー・ドラゴン】における《孤高除獣》みたいなケースは稀ということですね、そもそもあれは手札に除外対象となるカードが必要なことを除けば他力要らずのデッキに触る能力ですし…。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
9 | JPA06 | 輝白竜 ワイバースター |
エクシーズ期となる第8期にジャンフェスで配布されたプロモパックで登場した光ドラゴンの特殊召喚モンスター。 レベル上は下級モンスターでかつ墓地の特定の属性のモンスター1体を除外して自身を手札から特殊召喚するという、2期に登場した「精霊」特殊召喚モンスターによく似た性質の召喚条件を持っている。 このカードのそれらとの違いは、墓地から除外するモンスターが自身の属性とは異なる属性のモンスターであることと、この方法による特殊召喚に名称ターン1が設けられていることにある。 場で発揮する効果は特になく戦闘能力もレベル相応のものでしかありませんが、自身が場から墓地送りになると、自身と対になる存在である《暗黒竜 コラプサーペント》をサーチする能力を発揮します。 あちらも墓地の光属性モンスター1体を除外することで自身を手札から特殊召喚できる特殊召喚モンスターであり、それぞれが特殊召喚のための素材になることに特化したカードとなっています。 エクシーズ期のカードですがX素材にすると墓地効果が出ないため、当初はS素材に使ったりリリースするなどしてサーチ効果を使っていましたが、10期になってL召喚が導入されるとより有効に場から墓地に送ることが容易になり、《ストライカー・ドラゴン》なども含む「ヴァレット」関連のモンスターを中心とした面子が揃ってくると【ドラゴンリンク】と呼ばれるデッキが開発され、そちらではリンク数を手軽に伸ばすことができるカードとして当時から評価時点となる現在に至るまで使用され続けています。 現在のドラゴン族は「ドラゴニック・レギオン」というドラゴン族に【カオス】の要素を組み合わせたストラクが登場していたりと、闇属性と光属性が隆盛している種族ですが、【ドラゴンリンク】で使われるメインデッキのドラゴンはヴァレットやビーステッドなどの闇属性の方が優勢であり、採用枚数もコラプサーペントよりこちらの方が多くなる傾向にあります。 またこのカードは過去に規制を受けた経験がありますが、相方のコラプサーペントは国内では規制経験がないことからも、ドラゴン族は闇属性の方がより隆盛した種族であることがわかりますね。 「デビルズ・ゲートR」の後に順番が来るはずだった「ドラゴニック・レギオンR」は残念ながら現実のものになりませんでしたが、もしいつの日か発売されるのであれば間違いなく再録されるであろうカードです。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
4 | JPA07 | コドモドラゴン |
どの領域から墓地に送られた場合でも効果が誘発し、手札のドラゴン族1体を無制限に特殊召喚できる能力を持つカード。 しかし発動するターンのデメリットにより、自分のターンに発動すると攻撃に転じることができず、EX展開も限られたものになる。 そういった中で効果が無効になったり自壊したりしないとはいえ、手札からしか特殊召喚できず、自身には他に効果がないというのは寂しい。 先攻展開ルートの中で妨害を受けなければこのカードを確実に墓地に送ることができてかつ、あと1回分召喚権を増やすか手札のモンスターを特殊召喚する手段が何かあれば、この効果で手札に持ってきたあのカードを場に出して展開を伸ばせるのにってところまでいかないと真面目に使うのは難しいでしょう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
8 | JPA08 | フィッシュボーグ-アーチャー |
禁止カードである《フィッシュボーグ-ガンナー》とは異なる条件で自己蘇生される魚族のチューナー。 場に特定条件を満たすモンスターがいる時に種類問わずに手札を1枚捨てて自己蘇生されるガンナーに対し、こちらは自分の場に誰もいない時に名称ターン1で発動できる効果により、手札の水属性モンスターを1体捨てて自己蘇生できる。 共通するのは自己蘇生後に場を離れても除外されないことと、特殊召喚先に縛りは課せられないこと。 ただしこちらは自己蘇生したターンのバトルフェイズ開始時に、水属性以外の自分のモンスターを発動しない効果にて全爆破してしまうため、展開した汎用モンスターをすんなりとバトルに参加させるのは難しくなっています。 ただしこのデメリットはバトルフェイズに入らないかバトルフェイズを既に終えているメイン2での発動で踏み倒すことができ、他の効果でモンスターの属性を水属性に変える、効果破壊耐性で耐えるといった方法で回避するほか、被破壊誘発効果を持つモンスターを自爆させることに利用することも可能です。 ガンナーとはレベルが異なるためそれだけでもいくつもの違った運用が考えられるため、多少の癖を上手いこと乗りこなせば、水属性チューナーの最有力選手として名乗りをあげられるだけの性能を持っていると思います。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
6 | JPA09 | 獣神ヴァルカン |
エラッタ前の禁止カードだった《氷結界の龍 ブリューナク》の調整版としてプロモパックで登場したSモンスター。 効果の性質だけでなくレベルも素材縛りもあちらと同じとなっており、間違いなく意識した設計であると思われますが、属性的には真逆のものに。 起動効果にて1回の発動につき1枚以上をバウンスするエラッタ前のあちらに対し、こちらはS召喚誘発の使い切りの効果でお互いの場の表側表示のカードを1枚ずつ対象に効果を発動し、それらをバウンスするという仕様になっている。 お互いの場にバウンス可能なカードが1枚以上存在しないと発動できないほか、こちらはエラッタ前のブリュがやらかしたセルフバウンスに関わる厳しい制限が設けられており、自分は自身の手札にバウンスしたカード及びその同名カードの効果をそのターン発動することができず、さらにこの効果の発動にも名称ターン1が加えられるという徹底した悪用対策がなされている。 しかし他の効果や発動を伴わない自己SS能力によって特殊召喚することは可能であり、EXデッキに戻るなどして手札に戻らなかったカードにはこの制限がかからない。 またレベル6帯の汎用素材で出せるSモンスターが持つ除去効果として普通に有用だったこともあり、クオリティは格段に劣るものの、ポストブリュとして一定の人気を獲得し、プロモカードということでその市場価格もなかなかのものでした。 なおこのカードのバウンスは誘発効果ということで、他の効果によって相手ターンにS召喚することで妨害としても機能する点はエラッタ前のブリュよりも優れていると言えます。 12期にブリュのリメイクモンスターとして登場した《氷魔龍 ブリューナク》はこのカードのものに近い性質のバウンス効果を持っており、こちらはノーコスト&1度に自分と相手の両方のカードを1枚ずつバウンスできるという強みもありますが、概ねあちらの方が使いやすいかなという印象です。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
3 | JPA10 | 魔法族の聖域 |
《魔法族の里》と同系列のシリーズとなるカードですが、まるで再録される気配のないプロモカードということであまりに影が薄くほとんどの人に認知されていないと思われる永続魔法。 自分だけがこのカード以外にもう1枚表側表示の魔法カードを場に出している時に、相手の場にNS・SSされた魔法使い族以外のモンスターの攻撃と効果の発動をそのターン封じるという強力な制圧効果を発揮する。 1ターンに1度と言わず、出てくる魔法使い族以外のモンスター全ての攻撃と効果の発動をそのターン停止できるのは優秀と言えます。 しかしこの効果、テキストが古いのでいかにも発動を伴わない効果に見えますが、実際は相手が魔法使い族以外のモンスターをNS・SSした際にチェーンブロックを作る、つまり発動を伴う効果によってそのモンスターの行動を制限する仕様なので、召喚誘発系の効果を止めることができない上に、相手の通常魔法や速攻魔法の効果によって召喚・特殊召喚されたモンスター、相手の魔法カードが発動した同一チェーン上で発動した効果で召喚・特殊召喚されたモンスターに対しては効果が発動しないかなりの欠陥品となっている。 しかも自分の場に魔法使い族が存在しなくなった瞬間に即座に自壊してしまうため、他に表側表示の魔法カードが自分の場に出ていなければならないことも含め、その使い難さはかなりのものと言わざるを得ないでしょう。 いずれにせよ、相手が場に魔法カードを表側表示で出すことを抑止できる《魔法族の里》との併用は必至で、それでも「魔法族」カードを専門にサーチできるカードがなきゃやってらんないレベルです。 しかしその里が魔法カードを多用するデッキを使用するプレイヤーにとっては、現在禁止カードである《王宮の勅命》をも凌ぐ可能性すらある害悪カードでもあるため、そんなのを手軽にサーチできるカードなんてまず出ないよなあという意味でも厳しい立場のカードです。 |
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