禍の魔妖－外道

ファンデッカス4号さんの作成したオリジナルカードです。

種類・種族		カテゴリー名
【アンデット族／エクシーズ／効果】		第２０３回オリカコンテスト
属性	レベル	攻撃力	守備力
	13	5200	3900
アンデット族レベル１３モンスター×４このカードはＸ召喚でのみ特殊召喚できる。このカードは自分フィールドの、自身の効果で特殊召喚された「骸の魔妖－餓者髑髏」の上に重ねてＸ召喚する事もできる。 ①：自分の墓地の「魔妖」Ｓモンスター１体をこのカードの下に重ねてＸ素材とする。この効果は相手ターンでも発動できる。②：このカードが相手の効果を受ける場合、代わりにこのカードのＸ素材を１つ除外し、相手フィールドのカード１枚を選んで破壊する。③：このカードはこのカードのＸ素材を１つ除外しなければ攻撃できない。④：このカードのＸ素材の数が０になった場合に発動する。相手はデュエルに勝利する。
作者		作成日時
ファンデッカス4号さん		2021/06/19 22:01

イイね！

ファンデッカス4号
「「外道なんて妖怪いるの？」と思われたかもしれませんが、妖怪名は「禍」の方です。そういう妖怪がいます。
Wikipediaの「日本の妖怪一覧」からどうぞ。

通常は（性質）の魔妖－（妖怪名）ですが、このカードは（妖怪名）の魔妖－（性質）となっています。最初の部分が１文字なのを守ろうとした結果でもありますが、これはこれではぐれもの感があっていいなと思ってそうしました。
また、「外道」は「災いをなすもの」「（魔妖における）異端者」のダブルミーニングです。
Ｘモンスターなのも素材システムが便利なのと、はぐれものだからです。便利な言葉。
以下フレーバーです。

かつて、誰よりも強力な魔妖が生まれた。自然、不知火との戦でも大戦果を挙げていた。
しかし彼は生来野心がなく、日の光を消し去るという目的に興味はなかったし、戦うことにも乗り気ではなかった。

頼りにされて悪い気はしなかったが、一方的に頼られるだけでは不公平だと思った彼は、戦の度に報酬として鉄の針を１升分、仲間たちに要求することを思いついた。
彼の力がどうしても欲しい他の魔妖たちは、人の姿で活動する日中に町で針を集めては、それを充てた。

ある日、魔妖たちは彼に与える十分な針を集められなかったが、もう一押しで勝てるからと、いつも通り戦わせることにした。
彼はやはり人間たちを蹴散らしてみせ、魔妖にとって後はどうにでもなるという状況になったが、針を用意していないまま戦に出されたことも彼に知られた。

騙されたと怒った彼は、その激情に身を任せて魔妖たちを引き裂いては喰らった。
魔妖たちも抵抗したが、まるで歯が立たず、されるがまま被害は広がっていった。
ひとしきり暴れた後、彼は姿を消した。
その場に生き残っていたのは、最も力のあった餓者髑髏だけだった。
この時から彼は「外道」とだけ呼ばれ、その本来の名が口にされることはなくなった。

内輪の争いで魔妖が大きく力を弱めたため、人間たちが盛り返すまでの猶予ができ、これまで外道によって得られた優位は失われてしまった。

もし、また力を求めて外道を頼ろうとすればどうなるのか、それは外道のみが知る。」(2021-06-19 22:01)

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