電巧銃士・クーロン

カンベイ
「今回から、新たなカテゴリである「電巧銃士」の投稿になります。

属するモンスターは全て光属性・雷族モンスターで、概ね以下の共通効果を持ちます。

①：このカード以外の自分フィールドの雷族モンスターまたはこのカードの攻撃力より低い攻撃力を持つトークン以外の相手フィールドのモンスター１体を対象として発動できる。対象のモンスターの攻撃力とこのカードの元々の攻撃力の差分のダメージを、対象のモンスターの元々のコントローラーに与える。元々のコントローラーが相手となるモンスターを対象としてこの効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。

非常に複雑な効果なのでかみ砕いて説明します。

１．①は自身以外の自分の場の雷族モンスターか、自身の攻撃力より低い攻撃力でかつトークンでない相手モンスター１体を対象にとって発動する効果です。その後、「対象のモンスターの元々のコントローラー」に、このカードの元々の攻撃力と対象のモンスターの（元々でない今の）攻撃力の差分のダメージを与えます。

２．「元々のコントローラー」なので、例えば相手に送りつけたモンスターを対象に発動した場合、その「元々」のコントローラー即ち自分がダメージを受けます。逆にコントロールを相手から奪った自分の場にいるモンスターであれば、相手がダメージを受けることになります。ただし、その場合は発動条件より雷族のモンスターを奪った場合でないと対象にできません。
その他、相手のトークンも対象にとれません。これにより、効果で送りつけて相手が元々の持ち主となったトークンを利用することはできません。

３．与えるダメージは、対象のモンスターの「攻撃力」と自身の「元々の攻撃力」の差になります。よって、このカードの攻撃力が変化したとしても与えるダメージ量は変わりません。逆に対象にした側の攻撃力が変化している場合はダメージ量が変化します。
よって、一見すると、自身の打点を上げるメリットがないように見えますが、発動条件で相手モンスターを対象に取る際は「（元々でない）攻撃力」を参照しているので、このカードの攻撃力を上げれば、対象にとれる範囲は広がるうえ、より高い攻撃力の相手モンスターを対象にとれることから結果として差分ダメージの増加が期待できます。

４．注意点として、元々のコントローラーが相手となるモンスターを対象として発動「する」ターンはバトルフェイズを行えません（バトルを行った後でも不可能）。バーン＋ビートダウンで相手ライフを削る事を制約するためです。自分の場ならＯＫですが。


その他、②で「自身の効果」か「電巧銃」魔法罠効果でダメージを自分か相手が受けると、発動できる効果も有しています。注意点として、自身以外の「電巧銃士”モンスター”」の効果はトリガーになりません！

このカードの場合は電巧銃罠のサーチ。新たなるトリガーの確保に貢献します。」(2020-03-06 00:51)

Hakusi
「対象を取った後にステータス変更がテンプレートですかね。共通効果なら割とワンキルも出来そうですね。魔法・罠の性能にもよりますけど」(2020-03-06 08:54)

カンベイ
「Hakusiさん、コメントありがとうございます。

対象を取った後のステータス変更でダメージの増加が期待できますが、その場合だと、相手モンスターの打点をフリーチェーンで上げるカードが必要となってきます。聖杯系カードなど、少なくはないですが、相手のモンスターの大幅な打点アップが行えるカードはかなり少ないので、それほど簡単ではないかもしれません。」(2020-03-06 09:57)