トライホーン･ギャザー

コンドル
「我ら影のトライホーン。されど真のトライホーンなり。

ガードブレイン(以下ガード)の作り出した魔空間にトライホーン達は一同集結していた。
大小形様々なトライホーン達がガードを見て何か話すのを待っている。

ガード｢･･･本題に入る前に一つ質問したい。皆の者、我らが誕生した理由を覚えているな？｣

その質問にトライホーン達は頷く。

ガード｢･･･我らは主が産み出した『記憶の断片』。そして『力』の一部を持つ影。我らの主が自らの記憶を元に我らを創った事は皆も知っているだろう。だが、主は我らを封印していた。いつか来る最悪の時に備えていたからだ。そして主は奴によって人間の住む村に封じ込められた｣
フリーズ｢そして主は復活し、我らの『卵』を出した｣
パングクロー(以下パング)｢だがそれと引き換えに主は自らの力と記憶を失った。我らの性格は、我らが所持している主の記憶をもとに作られたもの｣

ガードブレインが頷く。

ガード｢･･･我々が誕生したということは、主の封印が解かれ蘇り、最悪の時が来るということ。我らの誕生は最悪を知らせる合図だった｣
フレアブラスト(以下フレア)｢だから何だ？その情報は我らが誕生した瞬間から脳に入っている。今さら言う必要は無い筈だ｣
ガード｢･･･本題に入ろう。我らの力は主のものだ。･･･その力の源を奪おうと企んだものがいた事を覚えているか？｣
フリーズ｢忘れる事など出来るか。それがどうした？｣
ガード｢奴は主の封印を解き今主と共にあの場所にいる｣
フレア｢それで、今から奴を破壊しに行くのか？｣
ガード｢いや。そうではない。本題は我らが持っている主の力、その変化だ。･･･我々が多種多様な進化を遂げれば主、トライホーン･ドラゴンの命はどうなるのだろうか。と考えてな。我々が本来の目的を忘れたならばどうなるか、主は記憶を失ったまま奴に葬られるのか？その事が気になる｣

この話を聞いてフレアブラストは溜め息をついた。
フレア｢下らぬ。実に下らぬぞガードブレイン｣
ガード｢･･･貴様は主の破壊の記憶と火球の力を有していたな。下らぬと言うその訳、聞かせていただこう｣
フレア｢･･･我の力は主のものだ。が、同時に我のものでもある。･･･炎を出せるのも、主の記憶があるからこそ。我の記憶の奥底にはいつも主の見た破壊の景色が見えている。だからこそこの力は主のものだ。その事は我ら一度たりとも忘れた事は無い｣
ガード｢･･･ならば我の力というのは｣
フレア｢我の炎は主よりも強い。これの意味が分かるか？主から預かった炎、それを我は自己の力に変化させた。ガードブレイン、我も一度だけ、貴様が言った変化とやらを考えた事がある。それを考え、そして我は決めた。我は主の力を自らの力としても使うとな｣
ガード｢自らの力としても変化...ということか｣
フリーズ｢私もフレアと変わらぬ意見だ。私の力も...いや、ここにいるトライホーン達は皆主であり違う存在。例えどんなに能力が変化しても、目的のための更なる力と思えばよいのではないか？｣

ガード｢我らの目的...そうだな。ならば、気にする必要等無かったか。･･･よかろう。解散だ。だが、皆忘れるなよ。この我らトライホーンが有している力は主トライホーン･ドラゴン様の力。その事を決して...！｣
パング｢忘れる筈あるまい。なぁ皆の者達｣

最後のトライホーン達の頷き。

一方トライホーン･ドラゴンは、あの場所｢トライホーン･ワールド｣にサーバントと共にいた。」(2018-10-10 16:45)

カンベイ
「トライホーンの卵から生まれた新たなトライホーン達は、主であるトライホーンの記憶・能力の断片である。そして、主から授かった各々の持つ力は「目的」のために主の持つもつそれよりも更に強い力へと変化している……。「目的」……？

カードの効果は凄まじく、場に「トライホーン・ドラゴン」効果モンスターがいるだけで、任意の数だけトライホーン効果モンスターをリクルート可能。攻撃不可・エンドフェイズにデッキに戻るデメリットはあるものの、素材への使用等の制限はなく、複数のリンクモンスターやエクシーズモンスターに変換できると考えれば相当なパワーカード。恐らく、サクリファイスとこれがあれば直ぐに発動が可能だと思われる。

そして②も同じくトライホーンリクルート効果で、①を使い終えたターンから即座に使用可能なのも強力。」(2018-10-11 01:35)

コンドル
「カンベイさんコメントありがとうございます！！
話の内容が伝わったようで嬉しいです。目的はいつか明らかになります。
カードの効果はストーリーがトライホーン達が一ヶ所に集まるということでこのような効果にしました。ですが、現実で出たら恐らく制限か禁止ですかね...。」(2018-10-11 07:39)