感情の補助者－ナターシャ

ランペル
「ナターシャ＝ラプチェフ：驚愕の感情の力を持つ女性。指定した生物が感じ取る驚愕の感情を引き上げたり、下げたりできる。度合いを下げれば、どんなことが起こっても動じなくなり、逆に上げればどんなことにも驚き、その驚きようもすさまじく心臓にショックが行きショック死してしまうこともある。かつて彼女ははこの能力を使い、相手にショック死を引き起こし、暗殺する暗殺者だった。能力によって感度を最大限まで上げられてしまうと、少しの物音にも驚愕しショック死してしまうほどの威力を誇り、当時は悪魔として恐れられていた…。イノーラに感情の力を制御している者として、招かれそこから人のためになる仕事をとイノーラに勧められ現在はＦＤに所属している。基本無口。部署は統括班でイノーラの秘書として活動している。

紫澄夜「ぐ…げほ…あんた…」
パウル「申し訳ないです紫澄夜さん。あなた方の理想を壊してしまい…」
紫澄夜「ふざけないで！…なんで…」
パウル「感情を失えば、もう苦しみや痛みなどの感情を感じずに済む…それこそがこの世に生きる人々への幸福だと思っていました」
「………」
パウル「しかし！それは間違っていた。感情を失ってしまうことは同時にこれから訪れるであろう幸福を感じ取ることができない…これのどこが幸福でしょうか？」
「それが…パウルさんが思い至った考えなのですね」
パウル「そうです。私は気づきました。あなた方の行いは幸福とは呼べないということに」
紫澄夜「…ふざ…けないで」ｽｯ
マクシム「ギギ…！」ｶﾞﾁｬ
パウルの影がうごめき鋭い刃となった影は彼の背中を突き刺し、マクシムの放つ弾丸は彼の胸元に風穴を開けた…。それと同時に紫澄夜に刺さっていたナイフが引き抜かれた。
紫澄夜「あ……」
パウル「…私も所詮は偽善者…自分勝手な考えで、意志を共にしたはずの方を裏切る、やつです……みなさんの生きる道を邪魔してしまい…本当に…、申し訳、ない……」ﾄﾞｻｯ
謝罪を口にして倒れた彼の顔には、どこか笑みが見える…。

紫澄夜「う…え…勝手に裏切って、何が、申し訳ないだ！！」
「紫澄夜さん」
紫澄夜「あんたは、マクシムと一緒に…行って」
マクシム「…しず…よ……」
紫澄夜「もうこの出血じゃ…ね？あいつらは、私が…止めとくから……早く」
「…マクシム君。行きましょう」
マクシム「ギ…」ﾎﾞｫｰｰ
２人を残し、マクシムは空へ飛び、時期に見えなくなった…。
マクシムの姿が見えなくなったと同時に、フィン達の体を縛っていた自らの影は力尽きたように元の影へと戻っていった。

フィン「……」
イヴ「パウルさん…」
アルフ「……う～ん、いっぺんにいろいろ起こりすぎだわ～…」
ジャッカル「…アルフさん。敵の狙いは全世界から感情を消し去る事のようだ」
アルフ「どういうこと？」
ニクラス「奪い取った感情をエネルギーにして、世界中から感情というものを消してしまうことを目的として動いてる様子だ…」
アルフ「そんな事…あり得るのかしら？」
ジャッカル「自分でも信じられない…しかし、もしそんなことになってしまうのであれば、絶対に阻止しないといけない」
アルフ「目的として掲げているのだから、本当に起こそうとしているのでしょうねぇ。急いで止めに行かないと」
ナターシャ「…主任皆様。署長がお呼びです」ｻｯ
アルフ「ナターシャちゃん！…会議みたいね。今後の事を早く決めて動かないといけないわ」
ジャッカル「急ごう」
アルフ「フィンちゃんはここで待ってるよりたぶん動きたい派よねぇ…。ひとまず近くにいた方がいいわね。ということだからついてきてくれるかしら？」
フィン「分かりました」
アルフ「イヴちゃんは救護班が来てるはずだから一緒に、お手伝いしてあげてちょうだい」
イヴ「はい！」
ジャッカル「アモスさんもついてきてください」
アモス「…了解です」
ニクラス「シュトラール、負傷者の移動などのサポートを」

ナターシャ「緊急を要します…お急ぎください…」

前回の投稿からちょうど１か月ですね。長物を作ってるとモチベーションの維持が難しかったりしますねぇ…。楽しいのだけどもサボり癖がついてしまいそうだぜ（実際ついた）。ひとまず９月になったので少しずつでも投稿していきたいと思います。また、忙しい時がまだ控えてるので皆さんからのコメントの返信が遅れることも今後あると思いますし、みなさんのカード全てにコメントすることは難しいかもしれません。ひとまず、生き残ることを目標にしていきますので、よろしくお願いします。戦わなければ生き残れ（ｒｙ

下級追加。召喚時に除外されている光属性をＳＳでき、ＳＳしたモンスターは効果が無効化されて攻撃ができなくなりエンドフェイズに除外されます。リンクモンスターをＳＳした場合はリンク召喚の素材に出来ません。基本はリンク以外を持ってきてリンクすることになりそうです。リンクを帰還させたときの利用法がいまいち思いつかぬえ。除外された場合にデュエル中１度除外されている光属性感情を手札に加えることができます。」(2017-09-01 18:00)

係
「「驚愕」の感情を司る能力を有する元凄腕女暗殺者・ナターシャ。
正しく暗殺において最適解ともいえるトンデモ能力で確実に相手を仕留める恐ろしい存在ですが、紆余曲折を経て総監督を務める統括班に配属。敵でなくて良かったね！

前回の話でパウルが裏切り、紫澄夜に奇襲を仕掛けた所からスタート。すかさずパウルを仕留める紫澄夜とマクシムだったが、やはり紫澄夜は此処で退場。これで残りはマクシムとリーダー格の二人だけ。
この後主任クラスでの幹部会が開かれ、今回の襲撃の総括と敵勢力の目的の報告が行われるでしょう。決戦の日は近そうだ。

アーカディアを作っていた私から見ても、今回のカテゴリはかなりの長編だと思われます。モチベーションが下がるのも無理ありません。忙しい時もあるでしょうから、どうかお身体だけはお気をつけ下さいね。

重い制限のかかる②の効果より①の効果の方が強力に見えますが、②は他の感情モンスターで簡単に発動できるので、やっぱりデュエル中１回の制約は必要ですね。フィンで簡単にサーチ出来ますし。
①の効果はかなり強力。リンクモンスターは素材に出来ないため、リンク先確保やマーカーにまつわる効果の活用かな？」(2017-09-01 21:57)

ランペル
「係さんコメントありがとうございます。
能力としてはまさしくとんでもな能力で、暗殺者としての腕は恐ろしいほどのものです…。感情の能力を持っている人の多くは若い頃から能力によって振り回されている人が多いなか、能力を応用しているナターシャの存在は今後のＦＤにとって重要になったのですね。そこからは署長からスカウト、傷つける側ではなく守る側にまわったナターシャは統括班の秘書としてバリバリ活動中！実際敵になってしまうと非常に恐ろしい能力…接近するとほぼＮＧなので、狙撃とかでもしないと厳しそうです…。フィンなら軽く耐性があるから…やっぱりきつそうですね。
裏切ったパウルに対しては紫澄夜、マクシムともに迅速に処理したものの、紫澄夜は結果倒れてしまいました。残るはマクシムとリーダー格の２人。この救出の際に敵の攻撃によってではなく、身内の裏切りから戦力が半分になってしまうとはリーダー格も思わなかったことでしょう…。
この次は会議２回目。敵の目的を確認し、攻め込む準備を整えることになるでしょう。

労いのお言葉まことにありがとうございます！体調管理には気を付けて遅くなってもがんばりたいと思います！

②の効果はやはりこのカード自体を除外する手段が豊富にあるため、非常に優秀な効果。共通効果である除外効果があるためこのカードをフィールドからＬ素材に使用するだけで、効果が使えフィンからも簡単に使えるため制約は厳しめにする必要がありましたね。①で召喚すればそのままＬに持って行けるため優秀。リンクを持ってきての活用法で、ニクラスが右上と左上にマーカーを持っているため、帰還させてＥＸリンクの補助ができるなと今更思いました。」(2017-09-03 18:09)