偽りの失敗

きがいぞく
「ストーリーは時系列的には「奪われた何か」の後になっています。






「魔法……だと？〜〜博士、馬鹿なことをいうのも大概にしたまえ。いくら最近失敗作が多くなってきたからと言って、そのような非科学的なものが失敗作に宿っていると言ってごまかすのは……」

「ええ、疑うのも無理はありません。ですが〜〜社長、この映像をご覧ください」

「うん？……これは最近作り出された失敗作の１体、DREAMの収容所の内部の映像か？」

「ええ、そうです。見てください、戦場から帰還したEXEがこの収容所に入っていきました」

「ふむ、右手を大きく負傷しているな。全てのフランケンの収容所においてある死者を動かす薬、『再動薬』を取りに来たのだろう。薄めたアレはフランケンにとって治療薬になるからな……む？DREAMが薬をEXEに持って来たぞ」

「はい、最近作り出したフランケンは肉体は頑丈でも戦意を持つ者が少なかったので、戦うことのできる他のフランケンが負傷した時等にそれのサポートをするに教育してあるのです。だからこの行動は問題無いのですが……次のシーンです」

薬を持ってきたDREAMがEXEの右手にその薬を塗るため、薬を自身の手に少量かけ、その手でEXEの右手に触れる。

その瞬間EXEの右手が微弱な光を発し、その光はDREAMの手に移動。EXEの右手は光が無くなると同時に床に落ちる。その落ちた手は真っ黒になっていた。

「……なんだ今の光は。それに何故EXEの右手が落ちたんだ？負傷はあったが、右手全てが落ちるほどの大きな怪我ではなかったではないか」

「この後、EXEは落ちた右手を私達の研究所に持って来ました。その右手を解析した結果、全ての細胞、内部の血液を構成する生き物や成分が機能を失って……『死んで』いました。これがヤツらが魔法をその身に宿していると考えた理由です」

「先程の映像、DREAMは命を吸い取っていたとでもいうのか？……確かに魔法のような能力だな」

「この能力を得た原因はどうやら『再動薬』にあるようです。フランケンの製造に使っている『再動薬』を入れ替えたのがDREAMから数えて３体目のLOVEを作り出した頃でしたが、入れ替えた後の薬で作り出したフランケンはEXEとほぼ同等の存在であり、特に特殊な能力を持たず、戦意も十分なモノでした」

「そのように言うということは、LOVEやその前に作り出したSOULにも何か似たような能力が？」

「SOULにはここまではっきりした現象は確認していませんが、LOVEは様々な実験した結果EXEを圧倒的に上回る自己修復能力を持つことが既に確認されています。おそらく、SOULにも何かがあると思われます。ヤツらをどうしますか？〜〜社長」

「どうしますかというのは？」

「ヤツらから新しいフランケンを作り出しますか？ということです。ヤツらは戦意を持たず、このまま戦場に送り出しても前のように１人も殺すことなく帰還してくると思われます。せっかくの『魔法』、使われないままではもったいないでしょう？」

「確かにな、具体的にはどのように？」

「ヤツらを３体とも分解し、他の好戦的なフランケン……そうですね、色々とガタが来てるEXEでいいですかね。EXEを基盤として『張り付け』、１体の新たなフランケンとします。意識が無くなると能力を失う可能性を考えると当然、３体とも『意識を残したまま』分解する必要がありますがね」





不滅拳士魔法カード２枚目。
どう見てもチートカードです本当にありがとうございました。

効果は単純、１枚捨てて２枚ドロー。以上。
墓地アド１つ、手札アド２つ、消費２つで手札交換を考えると１アド以上稼ぐ超絶パワーカード。
さすがに１ターン１度制限はあり。

１つのカテゴリに１枚くらいシンプルなパワーカードがあった方が対応力が増すのでは？と前回作ったカテゴリを別のカードで見立ててまわしてたら思ったので作ってみた１枚。
なぁに、不滅拳士には手札誘惑モンスターはいないし、手札から特殊召喚するような効果も無い。
そこまで手札アドが勝利に直結しないからバランスは大丈夫さ！

混成？知ら官。
」(2017-08-27 20:39)

にしん
「完全にチートですどうもありがとうございました(

墓地融合を主とするこのカテゴリに置いて墓地肥やしとドローという超絶パワーカード。フランケンは手札アドがあっても何もできないので妥当だが、混成は・・・ふむ、まぁ、うん()」(2017-08-28 01:31)

きがいぞく
「にしんさんコメントありがとうございます。

あの闇属性デッキなら基本的に採用が見込まれ、制限カード経験のある「闇の誘惑」のカテゴリ限定化他強化版カードですからねぇ……。

……まぁきっと禁止レベルにまでは届かないやろ！(楽観)
」(2017-08-28 09:26)