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ヤンデレ追憶~雨に濡れる悲劇~

係さん の作成したオリジナルカードです。


ヤンデレ追憶~雨に濡れる悲劇~
種類・種族 カテゴリー名
- ヤンデレ嬢
属性 レベル 攻撃力 守備力
- - - -
自分フィールドに「ヤンデレ学園~平坂リンカーネイト~」が存在する場合、自分は手札からこのカードを発動できる。このカード名の①②③の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。①:以下の効果から1つを選択して発動できる。●自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「愛嬢」モンスター1体を召喚できる。●墓地から「愛嬢」モンスター1体を特殊召喚する。②:自分の墓地のこのカード名以外の「ヤンデレ」魔法・罠カード1枚を対象にして発動できる。そのカードを手札に加える。③:墓地のこのカードを除外して発動できる。除外されている「ヤンデレ」モンスターを2体まで選び、そのモンスターを墓地へ送る。
作者 作成日時
係さん 2017/05/12 18:35




「前回のアンケートはこのカテゴリの最終話に結果発表する予定ですので、今からでも奮ってご参加下されっ!!

【第14話 「ダイヴ」
一樹「美波ッ!!」
美波「……あ…一樹………」
土砂降りの豪雨の中、暗い表情で俯く美波の目の前には血塗れのエリカが倒れており、美波の右手には同じく紅く染まった刃物があった事から、美波がエリカを刺した事は明白だった。
一樹「……美波。キミが……エリカを………?」パシャパシャ
美波「来ないでッ!!」ス
二人に近付いた俺を制するように、美波は持っていた刃物を俺に向ける。

美波「……ゴメン……ゴメンナサイ……私…………一樹に…ヒドい事…いっぱいしちゃった……」ガタガタ
一樹「美波……」
美波「私……取り返しの無いことしたッ!!一樹を裏切って!傷付けて!一樹にあげたかったもの全部無くなっちゃったッ!!」ボロボロ
美波「……もう…私は穢れきって……私には…一樹を幸せにできないし、側に居る資格すらないのは分かってる……」
美波「私は一樹に許される資格は無い………。けど、この女だけは………!」
一樹「………どうしてだ?どうしてエリカを!?俺と付き合っていたからか!?」
俺の必死の追及に、美波は無数の写真をバラまいて答えた。


雨で濡れた地面に撒かれた写真には、様々な男性とエリカの逢瀬が写し出されていた。それはただ単に会っているだけでなく、男女関係のそれを表しており、同時にエリカの俺への裏切りを示唆するものでもあった。

一樹「!?………これは……?」
美波「………これだけじゃないの。これを聞いて」カチッ
美波はデバイスを取り出し記録された音声データを再生した。
そこには……


「フフwそうだよぉ、一樹は今ワタシの彼氏なのw」
「アレ?知ってたんだ?そうなの。一樹って顔も良いし超優良物件なんだけど全然つまんなくて」
「だからぁ、一樹は顔も性格も良いATM担当ってだけで、もっと顔が良いイケメン担当も居れば、テクが上手いH担当も居るってこと」
「何責めてんの?美波だって一樹の事こっ酷く捨ててんじゃん。まぁ結局エイジにも散々遊ばれた後捨てられてるけどねぇw」
「アラ?それも知ってるの?まぁこの際言っちゃうけど、美波の言う通りだよ」
「あの時の写真も録音も全部継ぎ接ぎで作ったでっち上げ。メッチャ苦労したけど、エイジって人脈だけはスゴいからねぇ」
「どうしてって……交換条件だよ。エイジは美波のカラダをどうしても欲しがったみたいだし、私は一樹が欲しかったからね。まぁ欲しかったのは遺産の方だったけど…まさかあんなにバケるとはw」
「あのさ……まだ分かんないこと?親友とかw思ってたの、美波だけだよw」

流れてきたのはエリカと美波の会話であり、その内容は衝撃的なものだった。エリカは緑川と結託して俺と美波を引き離しただけでなく、捏造写真と音声まで使って美波を騙し、俺の両親が残した遺産を目当てに俺に近付いたのだ。

美波「……こんな事で……許されるなんて思ってない………。けど一樹が私みたいに弄ばれるなんて耐えられなかったッ!!」
一樹「……ッ!!美波!俺はッ!!」
美波「ダメッ!………ダメだよ。もう私…一樹と一緒には居られない……」
美波「ゴメンね……バカだよね……本当にゴメンナサイ。あなたを、傷付けて……あなたを…幸せにできなくて………」ボロボロ
美波「もう……生きていたくないの………あなたを穢した自分が許せないの………だから……」カチャ
美波は紅く染まった刃物を自らの胸に向ける。俺は動けない。
一樹「……やめろ……やめろ美波………!」

美波「生まれ変わったら……絶対に一樹を幸せにしてみせるから……ゴメンね……」

美波は刃物をその胸に刺し入れた。
一樹「ミナミィィィッッ!!」


美波とエリカは緊急搬送された。
幸いに二人は一命を取り留めたものの、エリカは恐怖による精神的ショックで怯え、美波も心を閉ざしてしまった。

俺は、守れなかった。最愛の女性を。
それだけじゃなく救う事すら出来なかったのだ。
だから今度は………来世なんかじゃない、美波の今まだ続く人生を救い出し、必ず守って行くと誓う。

そう誓った俺は、医師達の協力を得て美波の精神世界に『ダイヴ』した。
彼女の中に眠る本当の『美波』を見つけ出し、彼女を救い出すために……
 ーーー
 ーー
 ー
何度も繰り返される惨劇、
幾度もその身に受ける凄惨な死、
そしてその度に巻き戻される美波の精神世界。
幾度と無く繰り返され徐々に変貌する世界、美波が望む理想の世界へと。そして気付かぬ内に俺も同じように変貌していった。

俺は思い出したのだ。此処が何処で、自分が何者で、何をすべきなのか。
全て思いd
   美月「全部思い出したみたいだね」
光無き闇の中で声が聞こえた。

続く!】」(2017-05-12 18:35)

EXデッキ焼き
「昼ドラばりの愛憎劇かと思えばまさかサイバーパンクな世界観の出来事だったとは。
効果はテーマ専用の二重召喚に、自己回収と1枚で完結してる分、強力ですね。さらに条件次第では手札から使えると罠カードの欠点だった即効性の低さも克服してますね。

まだ私の憶測ですが、今までの一樹くんの学園生活はまさか美波さんの精神世界だったのかな?」(2017-05-13 00:02)

EXデッキ焼き
「アンケートの回答ですが、私は②に一票お願いします。」(2017-05-13 00:02)


「EXデッキ焼き さん、いつもコメントありがとうございます!

そうですねぇ~、鬱~な愛憎劇から一変し、まさかの仮想現実世界へと向かって行くとは……。
EXデッキ焼き さんの推測通りでして、より詳細に説明すると今までの学園生活は美波の頭の中で描かれる精神世界による仮想現実でして、現実世界の一樹はその仮想現実の中で本物の美波の人格を見つけ出し、それを持って現実の美波を救い出すべく、精神世界での一樹(学園生)を自身のアバターとしてダイヴした訳です。
その証拠として一樹とヤンデレ女子の四人以外の人物(言わば一般人)が全く登場していない点が挙げられます。
また、一樹の記憶断絶も同じように美波の思考が関与していて、現実世界で絶望のどん底を味わった美波は一番幸せだった記憶である一樹との学園生活をより理想的な形で送るべく、まるで録画の早送りのように美波の人格であるヤンデレ女子との交流のシーンだけに焦点を当てる形で記憶断絶が発生していた訳です。
一樹がダイヴした目的と云うのは、美波の精神世界で本物の美波の人格を見つけ出す事にありますね。

③の効果は若干 ? って感じですが、このカテゴリにおいて除外及び墓地封じを如何に防ぐかは結構死活問題なんですよね(汗。除外を食らった場合はこのカードですかさずフォローしましょう。

アンケートご参加ありがとうございます!
おぉ!②ですか!①だと思いきや、なかなか分かりませんねぇ……」(2017-05-13 00:55)

ランペル
「あぁ、雨とはすばらしい…(場違い)。
土砂降り豪雨の中刃物から滴る血液…。美波さんがエリカさんを刺したことは明白!何があったのかと一樹君が近づくも来ないで!とこちらへと刃物を向ける…。
彼女は一樹君を傷つけて、裏切ってしまったことをひどく悔やんでいる様子で、あげたかったものも全てをなくしてしまったと…。もう自分は一樹君のそばにはいられないと自覚しているものの、エリカさんの事だけは許せなかったという…。その理由はばら撒かれた写真…そしてデバイスの音声によって明らかに…!あの時の音声はエイジの人脈の広さによって作り出されたまがい物で、エリカが一樹をエイジが美波をというそれぞれの利害が一致したために行われていた事だったのですね…。そしてエリカさんが一樹君を狙ったのは単に遺産目当てだったとの事…。こいつはひでぇ…。
裏切ってしまい、傷つけてしまった事をひどく気に病みこれ以上生きていくことすら、つらいと感じる美波さんは、自分の胸にその刃を突き刺してしまう……。生まれ変わったら幸せに…すると言い残し…。

結果として二人とも一命を取り留めたものの、エリカさんは精神的なショックを受け、美波さんも心を閉ざしてしまった…。この現状に一樹君は彼女の残された人生を今度こそしっかりと守ってあげたいと誓う。そうして医師の協力のもと美波さんの精神世界へとダイヴ!彼女中の本当の美波さんを見つけ救うために…。その精神世界は度重なる惨劇や凄惨な死によって徐々に、美波さんの望む世界へと変貌していき、気づかぬうちに一樹君も変質していく…。そうして精神世界で暮らしていたのが、あの男子高校生の一樹君だったのですね!そうして自分の目的、存在を思い出したかと思えば美月さんの声が聞こえる…。彼女もそのことを知っていたということですねぇ…。
まさかのあのヤンデレ学園生活は、精神世界の出来事だっとは…。ヤンデレ四天王の皆さんはそれぞれ美波さんの人格を伴ったいわば分身、分裂したような存在だったんですね。そして悩まされていた意識の断絶も、美波さんの理想の世界で美波さんの理想通りに一番幸せだった時間を楽しむため発生していたことだったのですね。一樹君の記憶から抜け落ちてしまうほどの世界…いったいどれほどの世界を味わったのだろうか…。美月さんが登場したということで、ここから精神世界へと舞い戻る訳ですね!目的を思い出した一樹君!目の光は(物理的に)失ってしまったものの、彼女たち…美波さんを救うことができるのか…!?

学園が存在する場合には手札からの発動ができる罠カード。効果は愛嬢モンスターの召喚権追加に墓地からの愛嬢蘇生効果と非常に優秀な効果ですね!手札から使える状況ならば、なおさら展開に拍車をかける優秀なカードになります。2つ目はこのカード名以外のヤンデレ魔法・罠を墓地から回収することができるといった効果でこれまた強力。魔法・罠を使いまわせるのはありがたい事です。そして墓地から除外すれば除外されているヤンデレモンスター2体を墓地へと送れるので、除外されても安心ですね。①②は発動の機会が多そうですのでしっかりと使っていき、③も墓地発動なのでいざという時は使っていきたいところです!」(2017-05-13 16:26)


「ランペル さん、いつも沢山のコメントありがとうございます!

鬱シーンでの雨は係の定番になりつつありますね(汗。ホント芸が無いと言うか………。
そう言えば今日も雨………。お洗濯がぁ~~。

何だか見覚えのあるような展開に感じますが、よくよく考えて見ると今回のエリカによる一樹と美波の離別は、前回のカテゴリ「S*s」でのエド博士の工作と似てるんですよね(汗。と云うか、ヒロインに非を負わせない形でこういう鬱展開をするには、結局こういう形になっちゃうと云う………。いや、ホントは私の腕がお粗末なだけなんですけど………。
また、エリカと一樹が初対面した時のエリカの眼に含んでいた『何か』と云うのも、一樹の遺産ないし素質といった『獲物』としての匂いをエリカは敏感に嗅ぎ分けたと云う事です。

ちょっと複雑になりましたが、上手くネタばらしが出来て良かったです(ホッ
仰る通り、平坂学園での生活は精神世界での物語で、一連の学園生活が仮想現実内の出来事と云う事は美月さんはもちろん他の3人のヤンデレ女子も知っていて、彼女達は美波が現実世界の悲劇による精神的ショックで分裂した人格であり、自分こそが一樹と幸せにならんとライバルを蹴落とそうとし、その度に一樹は犠牲になり世界はループして行く……。こうして血塗られた学園生活は何度も繰り返してきた訳ですが、一樹が記憶を取り戻したことで状況は一変。彼の行動によりこのループが終わるかもしれませんね。

強力とはいえ展開札が記憶断絶だけだったんで、このカードの①で上手く展開して頂ければと思います。特に二重召喚はヤンデレXの②の効果により手札に貯まりやすいので使用頻度は多め。
②の効果はヤンデレ発狂の回収がメインかな?
③の効果は仰る通りいざの時!後々分かる事ですが、除外のフォローをしっかりしないと勝ち筋すら消えてしまいますからねぇ。」(2017-05-13 17:48)


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