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月光の迷い人―ルサルカ

企業ブラックさん の作成したオリジナルカードです。


月光の迷い人―ルサルカ
種類・種族 カテゴリー名
- 負念放出生命体
属性 レベル 攻撃力 守備力
- - - -
フィールド上に存在するマイナスカウンターが2つ以上乗っているモンスター1体の攻撃力、または守備力の符号を-にする。
作者 作成日時
企業ブラックさん 2017/05/09 22:10




「単純明快で強力な効果を持つサポート魔法カード。

少年は、ルサルカはヒノデから聞かされた一言によって迷っていた。

「マイナスエネリオンは、必ずしも悪じゃない。友達を失って憎む気持ちは分かる・・けど、それだけは分かってあげて」

マイナスエネリオンが悪じゃない?意味が分からない。どうして?親友を奪ったのに?

「あノ、すみま・・セん」

外の空気を吸いに出ていたルサルカ。彼の背後から子供の声が聞こえた。ルサルカは振り向き、名前を問う。

「僕、ハ、ミズホといぃます。実、はヒノデさん二あいたくて」

「ダメだ。お前が敵じゃないという確証を得てから出なければ彼女と合わせる訳にはいかない」

「緊急事態なんです。コノままでハ、皆悪意を持ったマイナスエネリオンに・・」

「・・あ?」

その一言で、ルサルカは怒りを覚えた。

「なんだよ、それっ!悪意を持ったマイナスエネリオン?まるで中にはまともな奴もいるみたいな言い草じゃないか」

「そ、ソウだょ!中には、普通の人も、ぃる!僕だっテ、そうだ!」

「・・お前、マイナスエネリオン・・なのか?」

「え・・?」

「マイナスエネリオンか否か、答えろ!」

「僕も、マイナスエネリオン・・・だよ」

「・・・」

ルサルカはミズホに銃を向けた、ミズホは、命乞いをするでもなく、あわてるでもなく、ただ、悲しい目でルサルカを見つめていた。

きっと、彼もマイナスエネリオンによって被害を受けたのだ。ここで死ぬわけにはいかないが、彼の気持ちも痛いほど分かる。

自分もマイナスエネリオンとして生まれてきた、そのせいで苦しんできたのだ。

「撃って、いいよ」

ミズホは両手を広げ、そのままの体勢でルサルカを見つめる。ここで死ぬなら、仕方の無いことだ。

ルサルカの銃を握る手がガタガタと震える。

何故?何故迷う・・・?憎い相手、マイナスエネリオンだぞ!?撃て!撃て!!撃てぇっ!!!

心の中でどんなに叫んでも、ルサルカは引き金を引けずにいた。それは、無防備な人間を撃つという事への躊躇いだけではない。

「・・・めろ・・・」

ルサルカは必死に声を振り絞る。それでもミズホは、ルサルカをその瞳で見つめ続ける。

「その目をやめろおおお おおぉ ぉぉおお おお!!!」

 ルサルカの目の前に、幻影が現れる。彼は言った。

本当は、分かってるんだろ・・・?いいんだぜ、俺の為に無理しなくて。

俺は、復習なんざ望んじゃいねぇ。望むのはただ一つ。平和だけだ。お前もそうだし、それを望むマイナスエネリオンだっているんだ。

「・・・ケ、ケン!!ケン!?」

ミズホにも、それは見えた。

なに?コレは・・・?幻・・・?

「もう、自分を騙すのはやめろ、ルサルカ」

「でも、無理なんだよぉ!あの時のボクが、語りかけてくるんだっ!奴らを許すなって!!」

「違う!俺は・・・俺が信じまったのは・・・」

ルサルカとミズホを照らしていた月に雲が横切り、同時にその幻影は消え去ってしまった。

「・・・!?」

今のはなんだったのか、ミズホにもルサルカにも分からない。ただ、ルサルカの中で、何かが少しだけ変わったのは確かだ。

「ミズホ、といったな。ついてこい。でも、合わせるのは15分だけだ・・・」

「うん・・・。ァりがトう」

その幻影がなんだったのか、ミズホは考えようとはしなかった。きっと、彼は辛い思いをしてきたんだ。世界も、少しは優しいところがあるってことなんだろう。

考えようとしなかったのはルサルカも同じだ。考えても分からないなら、考えなくていいのだ・・・。」(2017-05-09 22:12)

ランペル
「ヒノデさんから聞かされるマイナスエネリオンすべてが悪い人ではないということを教えられるルサルカ君…。しかし、彼の親友はマイナスエネリオンによって命を落としており、やつらが悪じゃないというヒノデさんの考えを理解できない様子…。そこで外の空気を吸いに来ていた彼の背後から子供の声が。
やって来たのは、ミズホ君。ヒノデさんは政府側の偉い方のような感じですが、博士とはつながりがあったのでしょうね。ヒノデさんに会いたいと言うが、敵でない確証がなければ許可できないとルサルカ君。そこで緊急事態でこのままで悪意を持ったマイナスエネリオンに…とのところでルサルカ君は怒りを覚える…。その物言いはまるでマイナスエネリオンすべてが悪ではないと言っているようなもの。それを受け自分を含めて悪くないマイナスエネリオンもいるという、ミズホ君…。彼がマイナスエネリオンということがわかり彼に銃を向けるルサルカ君…。銃を向けられても慌てる様子もなく、彼の眼を悲しい瞳でじっと見据える。彼自身含めて、マイナスエネリオンによってたくさんつらい思いをした人を知っている彼はルサルカ君の思いも痛いほど、分かり自分を撃ってもいいという…!
それを受け、撃とうとするが撃てないルサルカ…。彼のそのまなざしによって…心の奥底の気持ちによって撃てずにいると、彼の目の前に幻影が現れその幻影は無理をしなくていいとささやく…。その幻影こそ彼が失ってしまった親友ケン。月明かりに輝く彼はルサルカだけでなく、ミズホにも見えている様子。そんな彼も月の明かりが遮られずとともに、消えてしまう…。ケンは消えてしまったものの、ルサルカの中では確実に何かが変わった…!ミズホを15分だけと中にへと案内する…。
彼のもとへと現れた月明かりの幻影…マイナスエネリオンという凶悪な存在が蔓延する中での、一時の優しさなのか…?月には不思議な力があるということですなぁ~。ここからミズホ君からの博士の死を受けてヒノデさんはどのような行動に出るのでしょうね?

効果はフィールドに存在するマイナスカウンターが2つ以上乗っている、モンスターの攻撃力か守備力の符号を-に変換するといったもの。単純に符号を-にできるので、高いステータスを持つモンスターほど弱体化いたしますね。そして新登場マイナスカウンター!磁極カウンターとは別物なのかな?」(2017-05-10 21:39)

カルト×ハ×オカルト
「コメント感謝です。単純に?ミスはですね。磁極カウンターが2つ以上、という風に脳内補正しておいてください。」(2017-05-11 12:58)


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