光の星霊少女 シャイニー☆ハル

にゃる
「名前がうわキツとか言うな。
星霊少女Ｓモンスターの共通効果は①だけですね。あと全員④まであるだけで他に共通効果は無いです。

「いやいや、君。ここで拒否したらどうなるかわかってる？あの怪物に食われ慰み者になるだけだよ？」
「でも私生き物を殺めるのは……」
「アヒンサー？仏教徒かい？でも君だって肉とか食うだろう？」
「私ベジタリアンで……」
謎生物がぐぬぬぬと歯軋りする。ちょっと可愛いかもしれない。
「……じゃあ聞こう。君を食べようとしている奴、あんな生物がいると思う？」
……そう言われると。
「それもそうだね。分かった、なるよ魔法少女に」
「軽！あと星霊少女ね！」
ナマモノがようやくと言ったようにこちらにイヤリングを渡す。
「イヤリング？ステッキじゃないの？」
「え？逆に聞くけど、そんな動いたりするのに邪魔でしかも手から離れたら変身解除される奴を渡す？」
……それもそうか。
「どうやったら変身できるの？」
「とりあえずそのイヤリングを着けて、なんかそれっぽい変身ワードを言えば着典（スペルキャスト）できるよ」
「そこ雑にしていいの？……まあいいや、えーっとじゃあ……」
腕を交差させ、ゆっくりと動かし、シャキーンという擬音が聞こえるかのように……
「変身！かめn」「やめろ！」
途中邪魔されたが、着典は問題なく行われたのか、意識が元に戻る。残念ながら変身バンクはキャンセルされた模様。私の服は学生服からフリフリの魔法少女になっていた。蟲がたじろぐ。なんだこいつと言わんばかりに、もしかしたら引いているのかもしれない。そう考えると恥ずかしくなってきた。
「さあコハル！名乗りをあげるんだ！」
クリーチャーが現実にも現れ、催促してくる。名乗りって言われても。
「私はまほ、星霊少女 シャイニー☆ハル！特になんの恨みも無いけど私が生きるために貴方を倒す！」
「シャイニー☆ハル……いいね！」
絶対嘘だ、目が笑ってない。後で鍋にしてやる。
そんなやり取りをしていると蟲が襲いかかってくる。のだが、何か遅い。
「君の感覚は今常人の倍近くになってるからね。他の生物の速さは半分だ！さあやるんだシャイニー☆ハル（笑）！攻撃方法は手とか足とか全身から光が出るイメージをすればいいよ！」
「何もかも雑だけど！？……まあ、いいか」
手を翳し、掌から光が迸るイメージを湧かせる。あ、なんか出そう。
「フォトンレイ！」ちゅどーん！
手から出たビームは蟲をなぎ払い、塵すら残さず消滅させた。あとに残るのは、クレーターのできたコンクリートだけだった。
「……強くない？そんなことよりこれ見られてないよね？」
「なら着典を解除すればいいじゃん。解除方法はイメージだよ」
最後まで締まらないなぁ。

ついに星霊少女として覚醒した小春。しかし、それはこれから先に起こる出来事のほんの引き金に過ぎなかった。次回、「病弱っ娘は燃える」。」(2016-06-23 07:35)

ター坊
「シャイニー☆ハルw
いや、名前の☆は結構重要ですよ？私の新カテゴリにも☆ありますし。それにしても服が弾けないのは残念。初の変身シーンなのに。
効果としては闇属性としか戦えないという割とデカいデメリットが。それ以外は相手を弱体化したり自身を倍に強化したり戦闘では強いのですが…。DNA移植手術で闇属性にしよう。こいつも闇になるけど。
」(2016-06-23 08:32)

韋駄天狗
「闇落ちですねわかります
ギリギリ4000まで単体で倒せるとは考えてありますね
属性変化を巧みに操るテーマなのでしょうか。」(2016-06-23 11:59)