銀の呪法―悪意悪喰―

赤いポスト
「『はむ、はふ、あむ……あん？　なんやキミ。　うち今食事中なんやけど。』

異次元の埋葬or帰還系呪法
除外された呪法を２枚墓地に送るか、一枚を手札に加えることができます。　それだけ。
アヴァリアで除外したものを再利用したりとかもできる。
除外系統は今後ちょっと増やす予定。
ネタ切れ感あるとか言わないで。

悪意悪喰…悪衣悪食
以下設定等
「あぐ、あむ、んぐ……」
「あ、あの。　黒穴の大呪法師？」
鋼の呪法師に話を聞いた後、黒穴の大呪法師が食堂にいると聞いて来てみれば……
予想はしていたけど、やっぱりまだ食ってるわね。
今真夜中なんだけど、夜食って量じゃないわよね、アレ。
「ん、なんや？　うち今夜食中なんやけど。」
「え、えぇ…わかってるわ…でも、話をまず聞いてもらえるかしら」
本当、私より小柄なのに一体ドコにあの大質量が消えてるのかしら。
「んん？　まぁ、ええで。」
あ、それでも肉は手放さないのね。

「でー、なんや？　あぁ、皆までいわんでええ。　どうせ呪法のことやろ？」
「話が早いと助かるわ。　……あの、できれば食べカスは飛ばさないでほしいのだけれど。」
お行儀悪いわね……
「あぁ、堪忍な。　で、ええと、うちの呪法やっけ。　その名も『銀の呪法』。　効果なんやが……うちが何の大呪法師かはしっとるやろ？」
「黒穴、つまりブラックホールの大呪法師でしょ？　それがどうかしたのかしら。」
……あぁ、もしかしてあの大質量は全部ブラックホールに？　まっさかぁ。
「せや。　まぁ詳しくは話さんが、うちはちょっと呪法師になったきっかけが特殊でな。　うちがブラックホールなら、うちの呪法はホワイトホールってやつじゃき。」
「ずいぶんわかりやすいわね。　他の呪法師とは大違い。」
まぁ、比較的わかりやすいってだけだけれど。
「まぁ、あぁーん、ぐ。　うちは特例やし。」
……美味しそうに食べるもんだから、私までお腹減ってきちゃった。　何かわけてくれないかしら。

「えっと、最後に１ついいかしら？」
「んっぐ・・・ええで」
お酒まで飲んで……というか、呑める年齢なの？
「大呪法師って……なにかわかるかしら？」
「また、難しい質問をしなさるなぁ……。新しいのと、古いの。　２つあるんやが、どっちから聞きたい？」
ビンゴ！　グリュート大好きよ！
「それじゃあ、温故知新ってことで古いほうから。」

「大呪法師というのはやな。　最初、魔女が気まぐれで呪法師に追加で『もう１つの呪法』を与えとったんがが始まりなんや。」
「もう１つ……？　大呪法師は、呪法を２つ持ってるってこと？」
「せやで。　『呪法師』になったときにもらったモンと、『大呪法師』になったときにもらったモン。ウチも一応２つもっとるけど……銀の呪法しか使っとらんから、前の奴は使い方はわすれた。」
「あら、そう……。新しいほうは？」
「最近はなぁ。　七大罪に沿って大呪法師にする奴をえらんどるような感じがするんやなぁ。」
七大罪？　えっと、たしか……
「強欲、傲慢、色欲、怠惰、憤怒、嫉妬……あぁ。」
そういえば、いたわね。
「アヴァリア、アロガント、ルクス、アイデシアやな。　まだ憤怒と嫉妬がおらへん。」
「憤怒は、炎の呪法師として、嫉妬はまぁ―」
「ウチの見立てじゃ、闇の呪法師あたりやないかとおもうで。」
……は？　なんで闇の？　嫉妬といえば私じゃ……
「七大罪の嫉妬は、羨望ともいうやろ？　グルミは自己評価がひっくいさかい。　誰かに憧れなんか抱いててもおかしない。　それが羨望に、嫉妬に代わっても不思議やないさかいな。」
「待って、この私より先に、あの根暗が大呪法師になるっていうの！？」
納得いかないわ。　夜会に乗り込んだあの時ならともかく、今なら絶っ対に私のほうが実力はあるのに……。
「そう怒鳴らんでや。　まぁ、これで話は終わりやろ？　……あー、話したらお腹減ってきた。　もですぅ～！　おかわりぃー！」
ま、まだ食うのね……。

にしても、炎の呪法師や闇の呪法師が私より先に大呪法師に？　そんなの、認められるわけないじゃない。
……次は、あの根暗ね。」(2015-10-21 20:37)

ター坊
「ホワイト･ホールはブラックの出口ということだから色んな所に戻されるのか。アルマの魔導書の強化版といった感じ。除外ゾーンすら手札にできる」(2015-10-22 00:15)

赤いポスト
「ター坊さんコメントありがとうございます！
イメージとしてはそんな感じですね。
アルマは手札に加えられるだけですがこちらは墓地肥しもこなせます。　２枚だけですが」(2015-10-22 06:08)