虚ろなる偽面

チュウさんの作成したオリジナルカードです。

種類・種族		カテゴリー名
【悪魔族／効果】		虚ろなる少女
属性	レベル	攻撃力	守備力
	4	1500	1500
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。①：自分フィールドの「虚ろなる少女」が相手のモンスター効果の対象になった場合、墓地のこのカードを除外して発動できる。その効果を無効にする。この効果で無効にしたモンスターがフィールドに存在する場合、その相手モンスターのコントロールを得る事ができる。②：このカードが「虚ろなる少女」のカード名が記された融合モンスターの融合素材として墓地へ送られた場合に発動できる。このターンのエンドフェイズに相手の手札からカード１枚をランダムに選んで墓地へ送る。
作者		作成日時
チュウさん		2024/10/07 8:11

イイね！

チュウ
「【ストーリー：１０３】
幻想の精魔となったココロンとスイレンの戦いは激しいものだったが、戦闘の内容を詳しく見ればココロンが圧勝していた。ココロンの放つ弾丸がウソブクモノの羽を幾つも打ち抜き、やがて飛んでいたウソブクモノは地面に落ちた。その姿はまるでまな板の上の鯉そのものだった。ただ跳ねているだけでなにもできていない。

ココロン「……さぁ、早く寝て」

ナラクノモノ「そうはさせませんよ？ウツロやれますね？」

ウツロ「……」

ウツロの目は今まで以上に混沌としており、本当に見えているかも怪しい状態だった。そんなウツロが手をウソブクモノに向けて翳すと虚ろから禍々しい魔力が出てきてウソブクモノを包む。
するとウソブクモノの身体が崩れ中からスイレンが出てきた。

スイレン「……最初からこれが目的だったの？」

ナラクノモノ「えぇ、そうですよ。ウツロに貴女を食わせる……いえ、友達になってもらうために助けに来ました。当然ですよ？だって貴女よりウツロの方が強くて面白いのだから！」

スイレン「気に入らないけど因果応報よね……いいわ、お友達になりましょウツロ？嫌な事忘れるくらい一緒に遊びましょ」

そんな言葉を言うスイレンだったが、その表情は何も納得していない様子だった。

スイレン「リボンちゃん？」

リボン「な、なに？」

スイレン「このセイレネースが守っていた湖……この中央からナラクノモノが構えているアジトに行けるから試してみるといいよ？こいつセイレネースがいたからずっと自分の住処に帰れないでいたのよ」

ナラクノモノ「なっ！貴様！何をベラベラと！」

スイレン「ふふ……私ね自分の道を邪魔する奴が一番嫌いなの。だ・か・ら！……私も邪魔するね？」

そう言い残してスイレンの身体は１枚の仮面となってしまった。もはや生き物ですらない姿……その仮面はスイレンの付けていた仮面だった。違うとすればスイレンの仮面は半分しかなくその表情は笑っているものだったが、この仮面はそのもう半分があり、悲しんでいる様に見える表情をしていた。」(2024-10-07 08:11)

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