闘議城ー重議礼剣聖線

ガンドラP
「第２５１回オリカコンテストに出品させていただく作品になります。

今回のテーマは、ファンデッカス4号さんの考案されたオリジナルカテゴリである「議礼剣（ディスカスパーダ）」と言うことで、とりあえず初動札を作らせて頂きました。

現状では1枚しか投稿されておらず、このままでは方向性も何もあったものではないため、勝手ながら自分がこのオリカによって、テーマの方向性の一つを決めさせていただきました（当然ながら、必ずしもこの方向性に従う必要性はありません。あくまでも方向性の一つということで悪しからず）。

詳しい解説はまた後ほど……。」(2022-07-11 20:59)

ファンデッカス4号
「うまい。イギリスの議会にあるソードライン（剣線）も意識されてますねこれは……」(2022-07-11 22:26)

ガンドラP
「お待たせしました。
それではこのカードの紹介と共に、僕から提案させていただく「議礼剣（ディスカスバーダ）」の基本的な動き方を説明させていただきます。

まず①は近年のフィールド魔法によくあるサーチ効果につき、割愛。

②は『互いの場の全てのモンスター』に破壊耐性を付与するものです。
これは、議会におけるモンスター同士の暴力は御法度であるからして、それを無意味なものにすることでより『弁論による戦い』らしさをイメージしたものとなります。
ただし、モンスター効果でも除外やバウンス等の『破壊を介さない除去』及び「サンダー・ボルト」等の天変地異（※魔法・罠）には無力なため、過信は禁物です。
ちなみに耐性が『相手のモンスター効果』限定なのは、『破械』などの自己破壊を主体としたテーマの動きを極端に阻害しないためです。
異なる考え方を受け入れてこその民主主義ですからね。

③は特定のタイミングで使えるサーチ効果。
「厳反斬（オブジェグザン）」という『相手の効果に対する反論』のためのカウンターカードを、即発動可能な状態でセット。
デッキから直接セットであるからして、「灰流うらら」の妨害を地味に回避できるようになっていますが、それ以上に相手の弁論に対応した適切な『反論』を選ぶセンスが問われることになります。
当然「厳反斬」は魔法・罠カードであるからして、このカードが発動していてもモンスターの破壊は可能。
議会においては、言の刃こそが力となる様を表現しているのですね。

ちなみに「厳反斬（オブジェグザン）」は『オブジェクション（反論・異議を意味する英語）+斬撃』を組み合わせた造語で、簡単に言えば『それはちがうよ！（論破）』みたいなイメージです（←？？？？）。
故に、当初は『カウンター罠』しか存在しないテーマのイメージでしたが、もう少し取り回しを良くするため、一応『魔法・罠も存在する』というように設定しました（やっぱりカウンター罠限定にするべきだったかな……？）

ということで、このオリカによって発生する「議礼剣」の戦術というのが、『パーミッション』戦略。
このカードと「議礼剣」が場に揃えば持久戦に持ち込みやすくなるため、それでじっくりと腰を据えて戦うことができます。
さらに機を見て「厳反斬」で切り込んでいくことで、場が整った瞬間に一瞬の切れ味で勝負を決することを狙っていくことができるわけです。
いかがでしょうか？

カード名の元ネタは、イギリスの議会にある『剣線（ソード・ライン）』です。
これは、議論をするお互いの身の安全を保障するため、剣2本分の距離を置くために設けられた線のことです。
この線を越えない限りはお互いに相手を剣で傷つける危険性はないということで、暴力を背景にした議論にしないためのものとされています。
その辺も②の効果の背景になっているわけですね。
また、テーマ名の「議礼『剣』」ともちょっと掛けています。」(2022-07-12 04:22)

ガンドラP
「ファンデッカス4号さん、コメントありがとうございます。

おっしゃる通り、剣線をモチーフにしています。
頭に『重（クロス）』とついているのは、その性質上剣線は2本あるためで、当初は『二重（線）』としていたわけです（それなら『クロス』ではなく『ダブル』とか『デュアル』じゃない？というご指摘もごもっともですが、かっこよさ重視で『クロス』としました）。
せっかくテーマ名に『剣』の文字があるわけですので、これを活かせるネーミングにこだわりました。」(2022-07-12 04:32)