アンデット・デュエル・タクティズム

哀上
「バクラといえば戦術が安定しない(失礼)事で有名ですがそれをカード化してみました。バクラの戦術の共通点としては、どちらも魔法・罠除去に弱い事なのでウィジャ盤と呪いの双子人形を互いにサクリファイスエスケープできる感じです。」(2022-06-29 12:45)

ガンドラP
「投稿お疲れ様です。

なるほど、これもまたユニーク……！
状況に応じて「双子人形」か「ウィジャ盤」かをスイッチできるわけですね。
「サイクロン」などのように『対象にとって除去してくるカード』が飛んできた場合なら、その対象に取られた「双子人形」or「ウィジャ盤」をデッキに逃して躱すことも可能なわけですね（「羽根箒」などの全体除去では結局全部吹き飛ばされちゃいますが）。
さらに墓地効果で蘇ってくることも可能と……。
実にインパクトがあり、実用性も相応に担保されていて良いですね！
個人的に嬉しいのが、現在のOCGカードでは実現不可能とされている「ウィジャ盤」ワンキル（「THE WORLD」等でターンをスキップして『実質ワンキル』になる、みたいなのを除いて）がこれで可能になる点ですね。
現在流行りの「イシズ」ギミック等をうまく活用して、高速で墓地を肥やせば全然できそう。
バクラらしさを踏襲していて、効果自体はとても刺さりました。

しかし失礼ながら、ちょっと細やかなところでの設計ミスが散見されますね……。
まず、速攻魔法などのような、発動後に場に残らない『使い切りタイプ』の魔法・罠カードというのは、原則として『フィールドで使える効果』は一つのみと決まっています。
複数の効果から選択するような効果を作る場合は、まずそれらを一個にまとめて『以下の効果から選んで使ってね』とすると、より遊戯王らしいフォーマットになるかなと（「ヴァンパイア・デザイア」等のテキストを参照）。
例えば

①：以下の効果から1つを選択して発動できる。
●○○して発動できる。（以下略）
●○○して発動できる。（以下略）
②：（墓地効果）

という構成なら綺麗に見えると思います。

次に1つめの効果ですが、まず『デッキの上に戻して発動』した後に『デッキからサーチ』をしてしまうと、どうしてもカードをシャッフルしなければならないんでデッキトップに固定はできないんですよね……。
また、このような『カードの効果で別の永続系カードを無理やり発動させる』ようなカードを使う場合には『発動時の効果処理』があるような永続系カードの『発動時の処理』を適用することができない裁定になっているんです（「終焉の地」等の裁定を参照）。
つまりこの効果で出しちゃうと、『発動時の効果処理』を行わないと無意味な「双子人形」はただ棒立ちするだけのオモシロ永続魔法となることに……。
ただ、これに関しては「双子人形」は『強制的に発動時の効果処理』を行うため、例外的に適用できるかも知れません（そもそも「双子人形」自体が特殊裁定のオンパレードですしw）

次に2つ目の効果ですが、こちらはテキストを見る限り普通にぶっ壊れ効果と思われます。
発動のコストで諸々デッキバウンスするので、止められた時のリスクが大きいのは確かなのですが、それを踏まえても『墓地を28枚以上肥やした状態ならこのカード1枚で特殊勝利』というのは、流石に些か乱暴すぎるかなと……。
発動条件として、フィールドに「ネクロフィア」と「浮遊霊」（≒「双子人形」）の存在を要求した方が、バランスとしてはちょうど良いと思います。
このテキストではほぼ無条件で発動できちゃいますからね……（「ウィジャ盤」と「ダーク・サンクチュアリ」を発動するところまでは上記の条件で良いと思いますが、「死のメッセージ」まで出せるとなればその程度の縛りはあって欲しいと思いますね）。

クソ長文章かつ失礼な物言いで本当に申し訳ありません。
ですが効果自体は独特で面白かったものでもったいないなと感じた次第でして……。
ともあれ、参加ありがとうございました！」(2022-06-30 07:29)

哀上
「ガンドラpさん｡ありがとうございます！速攻魔法の記載は知りませんでした。ぶっ壊れとなっている２の効果はフィールドの浮遊霊か墓地のいずれかを適用する効果にすればちょうど良いと今考えました。それか最大２枚までにするかですね。私とすれば若干デジャブー的要素も入れていましたがそれを速攻魔法でやろうとしてこうミスが出ることは予想GUYでした。」(2022-06-30 08:45)