ダービィナ・トラック「ナカヤマ」

テイオー＆マヤノ
「「ということで今回はフィールド魔法の紹介だよ。マヤノ！」
「うんうん！よろしくねテイオーちゃん！」
「よーし！前にも話したけど、「ダービィナ」のフィールド魔法は、対応する『適正（=属性）』を持つ「ダービィナ」に『本来の実力以上の力』を発揮させることができる効果があるんだ！
だから手札に来た「ダービィナ」の組合せとかを考えて、より有利に戦えるフィールド魔法を選ばないといけないんだよ。ちなみにこの「ナカヤマ」は風属性……つまり『中距離』のフィールド魔法だね！」
「これだけ聞くと、同じ属性だけで揃えた方がお得に感じちゃうかもね。実際、そういう戦法でもそれなりに戦えちゃうと思うし。
でもね！バラバラな属性でもちゃんと強く戦えるようなヒミツが、このフィールド魔法にはギューって詰まってるんだよ！」
「そーいうこと！順番に効果を見ていこう！」
「まず最初は、発動『する』ターンにかかるいくつかの制約だね。『このカード』以外のフィールド魔法が使えなくなるのと、Pモンスターしかつかえなくなる2つの制約かぁ」
「いろんな効果を詰めたから、流石にある程度の制約は必要なんだって。『発動「する」ターン』にかかる制約だから、先に別のフィールド魔法や、普通のモンスターを召喚したら使えなくなっちゃうのに注意だね」
「ということは……フィールド魔法だけど「惑星探査車」とかでサーチしても使えないってことかぁー。マヤちんガッカリ……」
「にしし、その代わりすっごい効果があるからね！
まず①は最近の遊戯王でよくある『発動時にサーチを行う効果』だけども、なんとこのカードは1度に2枚もサーチして来れるんだよ！それも、対応する属性の『ダービィナ』と『ダービィナ』の通常魔法の2枚！」
「ええ！？それってつまり……わかった！フィールド魔法を張るだけで『ダービィナ☆デビュー』とそのコストとなるカードの2枚を準備できちゃう！」
「その通り！流石にそのあと、手札を1枚デッキの上か下かに戻さないといけないけど、ダブっちゃった別のフィールド魔法カードとかを戻せば無駄がないし、逆に敢えて「ダービィナ」のPモンスターをトップに戻せば、「デビュー」の効果ですぐに手札に戻してこれて、実質タダで2枚ものカードをサーチできるのだ！」
「すっごい！しかもデッキからじゃなくて墓地からも持ってこれるんだー！「デビュー」がデッキからなくなっちゃっても、これなら安心だね！」
「もちろん、他のフィールド魔法もほぼ同じ効果だよ。サーチしてこれる「ダービィナ」Pモンスターの属性が違うだけでね」
「②は攻撃力と守備力を上げる効果！攻撃と守備をどっちも1000もアップさせるなんて、ものすごいね！？」
「もちろんただで強化するわけじゃないよ。恩恵を得られるのは『風・光属性のPモンスター』だけ。つまり風属性の因子を持ってないとダメなんだ」
「んー？……あれ？これってひょっとすると、『お互いの風・光属性Pモンスター』を強化しちゃうの！？」
「そう。そこも注意しなきゃね。遭遇する機会は多くないと思うけど、特に光属性は「エンディミオン」や「魔導獣」みたいに強いテーマも多いし」
「……そういえばさっきから気になってたけど、なんで『光属性』も効果の適用範囲なの？「ダービィナ」って光属性のPモンスターはいないよね？」
「よく気付いたね、マヤノくん！まぁ細かい所はおいおい説明するけども、今は光属性は「ダービィナ」にとっては『万能適正』なんだって思ってくれてたら十分かな。他のフィールド魔法の②も、『対応属性+光属性Pモンスター』が効果の適用範囲だからね！」
「ふーん？」
「そして最後の③は、ちょっと難しい条件だけどもデッキ・墓地から「ダービィナ」の罠カードを持ってくることができる効果なんだー！」
「対応する「ダービィナ」を含む自分のモンスター全員がバトルしてないといけないのかー。サーチしてきて、しかもすぐに使えるのは確かにすごいんだけど、本当にそんな強いカードなの？」
「もっちろん！むしろそのカードこそ、「ダービィナ」の1番の勝ち筋になるかもしれないくらい！」
「そんなに！？」
「そう！ということで次回はその「ダービィナ」の罠カードを紹介していくよー！」
「ええー！？マヤ、楽しみすぎて眠れないかもー！」」(2022-05-08 01:26)