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蔓延る予言

黒壱(クロイツ)さん の作成したオリジナルカードです。


蔓延る予言
種類・種族 カテゴリー名
- カサンドラ
属性 レベル 攻撃力 守備力
- - - -
カードの種類(モンスター、魔法、罠)を1つ宣言して発動する。デッキの一番上のカードをめくり、それが宣言したカードだった場合、めくったカードをデッキの一番上に戻し、自分の墓地に存在する「カサンドラ」モンスター1体を特殊召喚する。違った場合、そのカードを墓地に送る。
作者 作成日時
黒壱(クロイツ)さん 2015/10/11 23:50



黒壱(クロイツ)
「徹夜に強い身体が欲しいのです……。




「これは、酷いのです……」
津波により荒廃した街を見て、クリムは胸元にこみ上げる遣る瀬無さをどうにか飲み込んだ。
多くの人命が、積み上げてきた暮らしが、一瞬にして失われた。
その爪痕を前に、崩れ落ちそうになるのをどうにか堪える。やるべきことは山積みだ。
「殿下」
特務長官から声をかけられる。
「見かけたのですか」
「はい。難民キャンプで、カサンドラ機関の手が回っていると思しき人間を拘束しました。ただ……」
「ただ?」
「予想以上にカサンドラの影響力は増しています。以前からこうした天変地異に関する予言をしていたことに加え、我々特務が彼らの拘束にやっきになっている、というのも市民から見て大きいのかと」
クリムは親指の爪を噛んだ。幼い頃からの悪癖が、また最近再発している。
「これだから宗教は嫌いなのです。本来守るべき民を、敵に変えてしまう。指導者としては癌以外の何物でもないのですよ」
クリムは聖夜教国も嫌いだ。別に聖夜教国のエージェント、絶鳴騎士団のノエルに対して、含むところがあるわけではない。ただ、いずれ彼女とも国家間の軋轢から敵対するかもしれない。
「今後もカサンドラに同調する王国人は増えるのです。でも、それを放置することはできないのですよ。……敵の狙いもこれを含んでいるのでしょう」
「殿下。心中お察しします」長官が黙念とこうべを垂れる。「いざとなれば、我らを使い潰して頂いて構いませぬ。我ら国家の消耗品。特に殿下には、我ら一同大恩がございます。殿下の権威を守るためならば、捨て石になる覚悟はできております」
「それで貴方がたに罪を押し付けて、また新しい機関を作れと? 時間も労力も人材も、全て無駄になるのです。私は無駄と宗教と贅沢が大嫌いなのです」
ぴん、と肩にかかった三つ編みを指で弾き、クリムは踵を返した。
書類の決済が残っている。不滅の軍勢の一員なれば、不眠不休も24時間営業も、気にするほどではないのである。



(2015-10-11 23:50)

赤いポスト
「カサンドラの通例通り、単体ではそこまで脅威ではないカードですが、デッキトップ操作を多用する「カサンドラ」ではカテゴリ専用の死者蘇生にも近いですね・・・。
しかもカサンドラには。わざと間違えて墓地に落としてもアドになるカードは多いので・・・
強い(」(2015-10-12 00:03)

黒壱(クロイツ)
「天変地異発動中なら当たる気しかしません。これは天変地異高騰不可避(ダイレクトステマ」(2015-10-12 00:06)

名無しのゴーレム
「国を治める側としての苦悩。特にそれを背負っているのが少女だというのがまた……
これまでよりも緩い条件、これなら準備なしに賭けに出てもいいかもしれませんね。このカードといい使い魔といい、蘇生カードが多いため一度出してしまえばラプラスやマクスウェルが居座り続ける事態が…まさに悪魔。」(2015-10-12 08:55)

黒壱(クロイツ)
「名無しのゴーレムさん>
うーむ、儀式モンスターには儀式召喚でしか特殊召喚できない制約をつけるべきでしたね。文字数の関係で削ったんですが。」(2015-10-12 09:21)

夏将軍
「どっちをとってもアドに繋がりうるというのはそうないですね。これも全て墓地発動のせい…マクロコスモスを張ろう(」(2015-10-12 14:11)

黒壱(クロイツ)
「夏将軍さん>
やめて!?>マクロ」(2015-10-12 14:14)


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