第10話動き出す陰謀　作：風鼠

念導学塾との練習試合が終了し、修造と大和の発案により懇談会が開かれた。

大和「修造、遊矢君といい、柚子ちゃんといい、デュエルの腕を上げたな。」
修造「あぁ、遊矢のエキストラマッチの勝利や有望な塾生も2人入ったからな。塾に一気に活気づいたからな。」
大和「念導学塾の塾長として、負けてはいられないな。修造、いつ融合召喚を教え始めたんだ？俺は一切聞かされていなかったから、特殊召喚の対策だけで融合召喚は一切教えなかったが…」
修造「あ…あれは、柚子は素良から教わったって言うし、遊矢は独学で…。というより、お前も龍牙に融合召喚、いつ教えた？お前の専門分野はシンクロのはずだろう？」
大和「ああ、特殊召喚対策の講師として、新しい召喚方法を詳しく知っといたほうがいいからね。日々、シンクロ以外の召喚法も研究してるんだ。もちろんペンデュラムもね。」
修造「俺も負けられないな。そういえば翔という少年に、昔のお前のデッキでも貸したのか？」
大和「ああ、翔はまだ自分のデッキを持ってなくてね。俺のデッキを1つ貸してるんだ。‥翔は天才だよ。俺が一切シンクロ召喚を教えていないのに、シンクロ召喚を使いこなしててね。」
修造「」


翔「ゆぅ～う兄ぃ～！！」
遊矢「え…うわぁ？！（ドサァ）痛た…いきなりなんだよもう」
翔「にゃはは、勢い付け過ぎちゃった、ごめんね遊兄」
権現坂「大丈夫か遊矢、立てるか？」降山「無茶し過ぎだ…翔」
遊矢「あぁ、ありがとう権現坂。」
翔「にゃはは…」
遊矢「…で、話があるんだろ？」
翔「うん！いっぱいあるよ。遊兄はどうやってP召喚を見つけたの？」
遊矢「いや、それが、無意識にというか…いつの間にかできてたというか‥」
翔「へぇ～。僕もね、シンクロ召喚はいつからできたのか知らないんだよ～。」
遊矢「そうなのか？権現坂」
権現坂「いや、俺は刃殿に修行を付けてもらったから、習得できたもので、刃殿もL D Sで習ったから習得できたと言っていた。生まれつき出来る決闘者は聞いた事が無いが…」
降山「こいつは、塾にきた当初から誰に教わらずにシンクロ召喚ができていた…それだけは間違いはない…」
翔「不思議だね～」
遊矢「あ、ああ（自分で言うか？）」


美海「や～！君が柚子に融合を教えた素良君だよね？」
素良「(顔近ッ)そうだけど、どうかしたの？」
美海「にゃ～ははは。私も融合興味あってさ。うちの塾長、最近融合召喚を勉強し始めたから、龍牙以外にあんまり教えてくれなくてさ～。さっきのデュエルで素良君は融合得意そうだったからさ、柚子に教えた序でに私もおしえてほしいなぁ～、的な？」
素良「う～ん、どうしようかな～、柚子も若干覚えが悪くて手間取っt（バシッ）痛ッ。いきなり叩く事ないじゃいか、柚子～」
柚子「まったく素良は‥」
美海「ほほ～う、柚子も手間取ったのか～。その話興味がありますな～。素良君、その話もっとくわし（バシ）」
柚子「聴かなくていい！」
美海「はうぅ～。いつもより、柚子のハリセンが強いよぉ～」


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軍服を纏う兵士数十人が集うとある地下室に勲章が付いた白き軍服を纏う男が入り、兵士たちがその男に敬礼を行う
???「諸君、準備は整った。今ここに３枚のカードが揃った。」
白い軍服を纏う者は地下室中央にある机の上にそれぞれ赤色・青色・黄色の３枚のカードを机にならべた。
???「光当たらぬ世界に追い出されてから我々は数十年間、屈辱に耐え、研究を重ねた。…何故か？全ては戦争の為に。全ては戦闘の為に。我々をこの世界に追放した奴らに復讐をする為に！
…私はあらためて諸君らに問いたい。諸君らは何を望んでいる？」
兵士達「復讐を成し遂げる為！。奴らから光を奪う為！…戦争の為に!!」
???「…よろしい！ならば戦争（クリーク）だ！だが、ただの戦争では足りない！
　　大戦争を！一心不乱の大戦争を！！」
兵士「戦争（クリーク）！」