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再復讐/第四話 渡り廊下にて 作:海馬マジック

私は波津舞嘉。
デュエルが好きで、目指す高校はデュエルアカデミア。
受かるために勉強、デュエルの両方とも頑張っているのよ。

それに比べて幼馴染みの健次は、デュエルを磨く!とか言って全然勉強していないの。
健次もデュエルアカデミアを目指しているんだけど、受かるかな...。

こんな時に他人の事考えているヒマはないって思うかもしれないけどさ...。
健次は別。
だって、小さい頃から一緒だったもん。
高校で離れ離れなんてちょっと寂しい...。ううん、ちょっとじゃないくらい寂しい...。

〝ブンブン〟
私は首を振った。
学校で人が殺されたのよ。
そういう事を考えている場合じゃないわ。
不審者には気を付けないと。

私は外の寒い風が吹いてくる橋のような渡り廊下を歩いていた。
もうすぐ授業が始まるわ。教室へ戻らないと...。

急いでいた私の視界に変な物が入った。
渡り廊下の屋根の裏(ここからみたら天井)に、細長い物が吊るされている。
「これ...」
よく見たら人の腕のような物。
私はそれに恐る恐る触ってみた。

ま...間違いないわ。ほ...本、物...。
そうだと分かると私の心は恐怖に支配された。


  *

〝キーンコーンカーンコーン〟
授業のチャイムが鳴った。数学の授業か...。
俺の1番嫌いな教科だ。
早く終わってくれー。
始まったばかりなのにそう思う。

数学の教師 南馬(なんば)がやって来た。
「よーし!始めるぞー!号令係ー!」
南馬にそう言われ、号令係の英輔が号令を掛ける。
「きりーつ!気を付けぇ!礼!...お願いしまーす」
授業が始まった。

「あれ?波津は?」
南馬が言って初めて気付いた。舞嘉がいない。
いつもチャイムが鳴り始める頃にはいるのに...。

「休みか?」
南馬が尋ねる。
「いや、今日いましたよ」
クラス一お喋りの松城(まつたて)が答える。
「どこ行ったか知っている人ー」
南馬がまた尋ねる。

こうしちゃいられない。
何かあったのかも。
「先生!俺、探してきます!」
「あ!こら、待て!矢野内!」
先生にはお構いなしに俺は猛ダッシュした。
無事でいてくれ!舞嘉!


  *

舞嘉は外風の吹き荒れる渡り廊下で倒れていた。
「大丈夫か!舞嘉!」
舞嘉を揺する。
「しっかりしろ!」

ほどなくして、舞嘉は意識を取り戻した。
「...ん。んん...け、健次ぃ?」
「どうしたんだ?...ん?」
目の前に何かがブランと...て、えぇぇーーー!?
ひ...人の腕!!?

...まてよ。これって!
あの右腕の持ち主の左腕!!?
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