Draw３ 白き神、降臨　作：スケア

現在の状況
Turn5
遊季：LP:4700 デッキ：33 手札：1 モンスターゾーン：0 魔法・罠ゾーン0
男性：LP:7800 デッキ：33 手札：2 モンスターゾーン:4 魔法・罠ゾーン1

「私のターン、ドロー！くっ…私はモンスターをセット、カードを１枚伏せてターンエンド」

Turn6
遊季：LP:4700 デッキ：32 手札：0 モンスターゾーン：1 魔法・罠ゾーン1
男性：LP:7800 デッキ：33 手札：2 モンスターゾーン:4 魔法・罠ゾーン1

「俺のターン！ドロー！そろそろ耐えるのもきつくなってきたんじゃあねえのか？」
「少しそうかもね…でもデュエルは最後まで分からないものよ」
「うぜぇな、さっさと負ければいいものを！バトル！」
「待ちなさい！その前に罠カード発動！「威嚇する咆哮」これであなたはこのターン攻撃できない」

☆威嚇する咆哮／通常罠
①：このターン相手は攻撃宣言できない。

「あぁもう！早く負けちまえよ！ターンエンド！」

Turn7
遊季：LP:4700 デッキ：32 手札：0 モンスターゾーン：1 魔法・罠ゾーン0
男性：LP:7800 デッキ：32 手札：3 モンスターゾーン:4 魔法・罠ゾーン1

「(少しずつ相手のプレイが乱雑になってきてる…でもこのままじゃ勝てないのも確か、どうやって切り返すか…)私のターン、ドロー！私は「メガロスマッシャーＸ」を反転召喚。これでモンスターを少しでも減らせるならいいけど」

☆メガロスマッシャーＸ／通常モンスター 星４/水属性/恐竜族/攻2000/守0
太古の大海原に突如として現れた恐竜型バイオノイド。自慢の消音装甲で獲物の背後に忍び寄り、音もなく喰らいつくが、捕食モードになると体が発光する仕様なのでよく逃げられてしまう。

「私はメガロスマッシャーＸで逆ギレパンダを攻撃！」
「くっ」男性LP：7800→7100
「私はモンスターを伏せてターンエンド」

Turn8
遊季：LP:4700 デッキ：31 手札：0 モンスターゾーン：2 魔法・罠ゾーン0
男性：LP:7100 デッキ：32 手札：3 モンスターゾーン:3 魔法・罠ゾーン1

「俺のターン！ドロー！」俺は伏せてたカードを使わしてもらう、魔法発動「成金ゴブリン」こいつでお前のライフは上がるが攻撃でダメージを与えれば変わらねぇ！

☆成金ゴブリン／通常魔法
①：自分はデッキから１枚ドローする。その後、相手は１０００ＬＰ回復する。

遊季LP：4700→5700
「俺はバリキテリウムでセットモンスターに攻撃！」
「伏せたモンスターは「占術姫ペタルエルフ」リバース効果発動！相手の攻撃表示のモンスターを全て守備表示にする」

☆占術姫ペタルエルフ／リバース・効果モンスター 星３/地属性/天使族/攻800/守700
①：このカードがリバースした場合に発動できる。相手フィールドの表側攻撃表示モンスターを全て守備表示にする。この効果で守備表示になったモンスターは表示形式を変更できない。

「これで守備表示になったことでバーサークゴリラは破壊されてアルファでの追撃もできなくなったわね」
「ちっ、また妨害されたか、俺はカードを２枚伏せてターンエンド」

Turn9
遊季：LP:5700 デッキ：31 手札：0 モンスターゾーン：1 魔法・罠ゾーン0
男性：LP:7100 デッキ：30 手札：3 モンスターゾーン:2 魔法・罠ゾーン2

「私のターン！ドロー！私はメガロスマッシャーＸでバリキテリウムを攻撃！」
「段々と俺のモンスターがやられてっちまうな…」
ペタルエルフの効果で守備表示になったのでダメージを与えることは出来なかったがモンスターを減らす事は出来た。少しずつ状況を覆してきているので遊季も思わず嬉しく思った
「よし、これで私はターンエンド！」

Turn10
遊季：LP:5700 デッキ：30 手札：1 モンスターゾーン：1 魔法・罠ゾーン0
男性：LP:7100 デッキ：30 手札：3 モンスターゾーン:1 魔法・罠ゾーン2

「俺のターン、ドロー ちっ引きが悪ぃなターンエンド」

Turn11
遊季：LP:5700 デッキ：30 手札：1 モンスターゾーン：1 魔法・罠ゾーン0
男性：LP:7100 デッキ：29 手札：4 モンスターゾーン:1 魔法・罠ゾーン2

「私のターン、ドロー！(今の状況だと攻撃はされないけどこっちも攻撃出来ない…どうしたものか…)ターンエンド」

Turn12
遊季：LP:5700 デッキ：29 手札：2 モンスターゾーン：1 魔法・罠ゾーン0
男性：LP:7100 デッキ：29 手札：4 モンスターゾーン:1 魔法・罠ゾーン2

「俺のターンドロー！俺はモンスターを伏せてターンエンド」

Turn13
遊季：LP:5700 デッキ：29 手札：2 モンスターゾーン：1 魔法・罠ゾーン0
男性：LP:7100 デッキ：28 手札：4 モンスターゾーン:2 魔法・罠ゾーン2

「私のターン！ドロー！きた！私は魔法発動！「死者蘇生」そして速攻魔法発動「連続魔法」これで死者蘇生の効果をコピーすることで計２体のモンスターを蘇生することが出来る！あなたの墓地の「バリキテリウム」と私の墓地の「キラー・ラブカ」、この２体を守備表示で特殊召喚！そしてメガロスマッシャーＸ、セットモンスターに攻撃！」
「俺が伏せたモンスターは「暗黒の狂犬」そのまま戦闘破壊されるぜ」
「私はこのままターンエンド」

☆暗黒の狂犬／通常モンスター 星４/闇属性/獣族/攻1900/守1400
かつては公園で遊ぶ普通の犬だったが、暗黒の力により凶暴化してしまった。

☆死者蘇生／通常魔法
①：自分または相手の墓地のモンスター１体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。

☆連続魔法／速攻魔法
自分の通常魔法発動時に発動する事ができる。手札を全て墓地に捨てる。このカードの効果は、その通常魔法の効果と同じになる。

Turn14
遊季：LP:5700 デッキ：28 手札：0 モンスターゾーン：3 魔法・罠ゾーン0
男性：LP:7100 デッキ：28 手札：4 モンスターゾーン:1 魔法・罠ゾーン2

「俺のターン！ドロー！俺はカードを１枚伏せてターンエンド」

Turn15
遊季：LP:5700 デッキ：28 手札：0 モンスターゾーン：3 魔法・罠ゾーン0
男性：LP:7100 デッキ：27 手札：4 モンスターゾーン:2 魔法・罠ゾーン3

「私のターン(このままだといつまで経っても獣王アルファを倒せない…どうすれば…)」
「…なさい…私を引きなさい」
遊季が悩んでいると突如聞き慣れない女性の声が頭の中を巡った
「(誰？！)」
「それはまだ話すべき時では無いです、今は私を引いて、私を信じてください」
「(わかった)私のターン…ドロー！」
このデュエルで一番気合いを込めて引いたカード、それは…
「(こんな名前のカード初めて見たわ…でも今ならだせる！)私はバリキテリウムとキラー・ラブカをリリースしてアドバンス召喚！現れよ！「雪鬼神 雪那」」
カード名を宣言すると急に吹雪が吹き荒れその中から白の服に身を包んだ白髪の女神が現れた
「あなたがさっきの声の…」
雪那は言葉は出さずただ頷いた

★雪鬼神 雪那／効果モンスター
星７/水属性/天使族/攻2500/守2000
このカードの攻撃力・守備力は裏側表示で除外されているカードの数×１００アップする。

「「雪鬼神 雪那」だと？！なんだそのカードは！？」
「私も初めて見るカード…だけど…このカードの効果は裏側表示で除外されているカードの枚数×１００攻守がアップする効果、よって今の攻撃力は3500に上がっている！いけ！雪鬼神 雪那で獣王アルファを攻撃！」
「アルファがやられた…だと…」
「メガロスマッシャーＸでダイレクトアタック！」
「ぐおっ！」男性LP：7100→5100
「よし、私はこれでターンエンド」
ついに遊季のライフが男性を上回り、盤面もモンスターの数が上回っている、このまま行けば勝てるが

Turn16
遊季：LP:5700 デッキ：27 手札：0 モンスターゾーン：2 魔法・罠ゾーン0
男性：LP:5100 デッキ：27 手札：4 モンスターゾーン:0 魔法・罠ゾーン3

「ふざけるな、ふざけるなぁ！俺のターン！ドロー！っっ！俺は…モンスターを伏せてターンエンド！なんでこんなに引きが悪いんだっ！」

Turn17
遊季：LP:5700 デッキ：27 手札：0 モンスターゾーン：2 魔法・罠ゾーン0
男性：LP:5100 デッキ：26 手札：4 モンスターゾーン:1 魔法・罠ゾーン3

「私のターンドロー！私はＥＸデッキのカード５枚を裏側表示で除外して３体目の「百万喰らいのグラットン」を攻撃表示で特殊召喚、いくわまずはグラットンでセットモンスターを攻撃！」
「セットモンスターは「幻角獣フュプノコーン」戦闘破壊される…あぁ…くそ！くそっ！」

☆幻角獣フュプノコーン／効果モンスター 星４/闇属性/獣族/攻1400/守 600
相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合にこのカードが召喚に成功した時、フィールド上にセットされた魔法・罠カード１枚を選択して破壊する事ができる。

「終わりよ「メガロスマッシャーＸ」「雪鬼神 雪那」でダイレクトアタック！」
「くそがぁ！」男性LP5100→0

「やった…勝てた…」
「ちっ…俺が負けるなんて…なんで後半から引きが悪くなったんだ…」
「あなたのようなデュエリストだからよ、人のデッキを奪うなんてことするからデッキに嫌われたんだわ」
「…っ、わかった約束は約束だ、デッキは返す。後、お前、覚えておけ俺は絶対デュエルでお前を倒す、俺の名前は亜堂(あどう)大紋(だいもん)だ、この名前を見るだけで怯えるくらいにデュエルで負かしてやる…」
デッキを置き、そう捨て台詞を吐いてどこかに走っていってしまった
「あ、あの…」
少女が話しかけてきた、ずっと物陰からデュエルを見ていたそうだ、だから声が聞こえなかったのだろう
「あぁ、デッキ、取り返せたわよ」
そう言い彼女にデッキを渡した
「ありがとうございます、あなたのデュエル凄かったです、あそこから逆転するなんて…」
「ありがとう、褒めてもらえて嬉しいわ でもあなたこんな早くから出ているなんて不思議ね？」
「わたし、大東校に通ってて登校中なんです」
「偶然かしら、私も今日からそこに転入なのよ たがら早めに行かないとやばいかも…」
「そうなんですね？！一緒に行きたいのですが、私はこの後少しよる場所があるのでまた学校出会えたらいいですね それでは失礼します」
少女はそそくさと行ってしまった
「名前聞くの忘れちゃったしその前に行っちゃった…さて、急ぎますか」
そうして遊季は学校へと向かった