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HOME > 遊戯王SS一覧 > Side Fortune:怪人ヴィラン

Side Fortune:怪人ヴィラン 作:名無しのゴーレム







「ふぁぁ……あー、暇だぁ」
「だからと言って朝からうちの店に来るな。暇なら掃除を手伝え」
「嫌だよめんどくせぇ。はぁ、昨日の依頼は俺の仕事もなかったし……」



……研究所からフォーチュンモールまでの移動も滞りなく行われ、エレクは無事に依頼主と合流した。確か、今日の朝にでもアミューズへ向けて出発するとかだったか。



「俺はさぁ、もっとこう……大きなことがしたいんだよ! 爆破事件の犯人を捕まえるとか……」
「奴らはとっくの昔にこの街から出ている。わざわざ追いかけるのも時間と労力の無駄だ」



リリィは劇団の方で練習だったはず。ブラドも用が無ければこちらに顔を出すことはないから、あとはこいつさえどうにかすれば平穏な一日になるが……



「おい、大変だ!!」



……どうやら、今日も平穏にはいかないらしい。血相を変えてこちらへ走ってきたブラドの声に、軽くため息を吐きながらも覚悟を決める。



「どうしたブラド。また依頼でも来たか?」
「いや違う。昨日の……研究者が、行方不明なんだよ!」
「…………はぁ!?」



研究者……エレクのことか。彼女が行方不明? 一体何が……



「……詳細を」
「ああ、分かった。昨日の夕方頃、お前たちがフォーチュンモールまでエレクを連れてきた。その後マスクドドラグーンたちと合流し、翌日の朝……つまり今頃にフォーチュンシティを出発する段取りとなった。そしてフォーチュンモール付近のホテルに泊まり、一夜を明かした……はずだった」
「はずだったって、どういうことだよ?」
「ブラド、朝になったらエレクがホテルに居なかったということで合ってるな?」
「その通りだ。今から2時間ほど前にマスクドドラグーンがエレクの部屋を訪ねたところ、既に誰も居なかったらしい。部屋には荒らされた様子もなかったことから、最初は一度研究所にでも戻ったのかと考えたらしいが……」
「研究所に連絡してもエレクは戻ってきていなかった、ということだな?」



奇妙な話だ。拉致の線は薄いが、自分から失踪する理由もない。なら、残る可能性は……



「……誘拐か」
「誘拐? なんでエレクが誘拐されるんだ?」
「理由ならいくらでもあるさ。アミューズ側としても、フォーチュンシティ側としてもな」
「つまり、容疑者の特定は難しいということだ。敢えて言うなら、彼女が不信感を抱かないような相手が実行犯の可能性が高いことくらいか……」
「……なんだそれ。あいつの顔見知りが拐ったって言いたいのか?」
「そうなると面倒だな……エレクの身辺調査を行う必要が出てくる」
「ってか、早く探さないでいいのかよ? たった今フォーチュンシティの外へと連れ出されている可能性だってあるんだぜ?」
「それについては心配ない。関所の情報によると、昨晩から今朝にかけて街を出入りする怪しい車両や人影はなかったらしい」



関所の目を潜り抜けて脱出することも不可能ではないが、訓練もしていない一般人を連れて行うのは至難の技だ……なら、まだ街の中に居ると考えるのが自然か。



「そしてマスクドドラグーンからの連絡を受けてすぐ、関所の監視は強化されてる。今から逃亡するのも難しいだろうな」
「だが、ずっと交通網を止め続ける訳にはいかない。遅くても今日中には見つける必要がある」



捜索のヒントは無いが、時間制限つき……しらみ潰しに探し回るのは得策ではないか。



「…………とりあえず、街の外に出さないよう細心の注意を払うとして……街中に捜索願を出そう。市民による監視の目があれば、誘拐犯もそうやすやすと動くことはできないだろう」
「なるほどな。でも捜索願と言っても、その研究者の写真とかはあるのか?」
「え……クッ、その問題があったか」



カメラはしばらく前に発明された機械で、フォーチュンシティ中に浸透しているとは言いがたいのが現状だ。研究所に彼女の写真があればいいが、もし無ければ……



「……なぁ。つまり捜索願を出すにはエレクが写った写真があればいいんだろ?」
「ただの写真じゃない、彼女をきちんと判別できるようなものだ。集合写真レベルでは拡大しても個人を判別できない可能性もある。さらに言えば写真があってもそれを大量に印刷してバラ撒く必要があるが、そんな機械と人員を今から確保する時間は……」
「昨日リリィが言ってたじゃねえか、エレクがポスターに載ることが決まったって。ならそこの製造元に聞けば、1人だけ写ってる写真くらいはあるだろ? ポスターにするんだから印刷する機械も持ってるはずだし」



…………あ。



「…………チャーム、お前……たまにはいいアイデアを出すんだな」
「あぁ!? ブラド、テメェ喧嘩売ってんのか!?」
「やめておけ。……よし、チャームの案で行こう。不確定なところもあるが、試してみる価値はある」
「だが、そもそもポスターってどこの会社が作ってるんだ?」
「そこはリリィに聞けば……いや、あいつに会社まで行かせて事情を説明させた方が早いか。ブラド、至急劇団へ連絡を」
「分かった!」



リリィと連絡をとるため、ブラドはモール内を走っていく。



「……さて。私たちも捜索を始めるぞ」
「え? 探すって、どこを?」
「ポスターを使った捜索願はあくまで保険だ。普通に考えて、誘拐犯が人目につくようなところを出歩くはずがない」
「なら、どこに隠れるってんだよ!?」
「大きな組織の保護下にあるという可能性を除けば、安全に身を潜められる場所は限られる。それらを片っ端から確認していく……私とお前で手分けすれば、日が暮れるまでには終わるはずだ」
「ま、マジかよ……」
「今から地図に印をつける。私が北半分、お前は南半分を担当だ。分かったらさっさと準備を始めろ」



フォーチュンシティの地図を取り出し、怪しい場所をピックアップしていく。開発の波から取り残された郊外部、複数勢力の支配圏の境界……ポイントを絞ればそこまで数は多くならないはずだ。



「せ、せめてもうちょっと人数を増やそうぜ……?」
「リリィはポスターの準備、ブラドは各所との連絡が必要だ。それに、不用意に人手を増やすのもリスクがある……どこに誘拐犯と繋がる人間がいるのか分からないからな」
「……あぁもう、わかったよ! やればいいんだろ、やれば!!」
「最初からそう言ってるだろう……よし、こんなものだろう。ほら、お前の分の地図だ」



半ば自棄気味のチャームに地図を押し付け、私も支度を始める。



「……そうだ、通信機を忘れるなよ。何かあればすぐに連絡しろ。間違っても1人で救出しようなんて思うなよ……分かったか?」
「分かった分かった、じゃあ俺はもう行くぜ。ペイジ、お前も精々気をつけな」



そう言い残し、チャームは店を出ていった……私も、捜索を始めるとしよう。















「……ここも違うか」



3箇所目、人の出入りが少ない裏路地……しかし、エレクと思しき人物は来ていないようだ。もっとも、住民全員に口裏を合わせられている可能性も否定はできないが……



「そこまで疑ってもキリがない……次を当たるか」



ピックアップした場所はどこも交通の便が悪いから、どうしても歩く距離が長くなる。普段店にこもっている私には、ただ歩き続けるだけでもかなりの重労働だ。



「クソッ、やっぱり応援を呼ぶべきだったか……」



少し前の自分の決断に対して後悔しながら、バス停へ向かって行く……












「……ごきげんよう、『ハンディ』のペイジ」
「!?」



……振り返ると、1人の人間がそこに現れていた。わざわざ『人間』と形容したのは、その異様さ……全身が黒いマントで覆われ、頭は帽子に、顔は白のフルフェイスマスクによって隠されている。声すら濁っていることで、男か女か、若者か老人か……そんなことすらも判別できない。



「……何者だ。私には、お前のような不審者の知り合いなど居ないんだがな」
「不審者とはまぁ、言い得て妙だ。ハハハ……」
「ッ、何者なんだと聞いている!」



私が感じ取れる全てが危険を訴えかける、目の前の存在。何故私を知っている……!?



「何者か……か。ヴィランと名乗れば、噂くらいは聞いたこともあるだろう?」
「ヴィラン……お前が、最近出没するという怪人か」



『怪人ヴィラン』……爆破事件の直前辺りから、フォーチュンシティ中で目撃され始めたという奇人。正体はもちろん、出自も行動目的すら分かっていないとは聞いていたが……ここまで何も分からない存在だとは思っていなかった。



「ハハハ、怪人というのも面白いな。人かどうかも怪しい……フム、私にピッタリな称号じゃないか」
「…………その怪人が、私に何の用なんだ。こちらも、お前に構ってやるほど暇じゃない」



適当に会話を続けるその裏で、ゆっくりと通信機を取り出す。チャーム……は遠すぎる。ここはやはり、ブラドに連絡を入れてフォーチュンモールから応援を……



「…………!?」
「どうした、ペイジ。通信機がどこにも繋がらないで焦っているのか?」
「なっ……お前の仕業か」
「余計な邪魔が入るのは避けたいのでね。最近フォーチュンシティを賑わせている君たちのことは、個人的に気になっていたんだ。だからこうして、少しばかり時間をいただくことにした」



こいつは誘拐犯とは無関係か……いや、断定することはできない。とりあえず素性を明らかにするところから始めるか。



「……それなら、手っ取り早く行こう」
「ほう、デュエルか……いいだろう。お手並み拝見といこう」



手の内が分からない相手とデュエルすることはそれなりのリスクを伴う。だが、確実に正体を暴くにはこの手段しかない……












「「デュエル!!」」






ペイジ LP8000 手札5
ヴィラン LP8000 手札5



「先攻は私がもらう。私は『裂書の読方ミナイ』を召喚。ミナイの効果発動。このカードの召喚・特殊召喚成功時にデッキからカードを1枚ドローし、手札1枚をデッキの一番上か一番下に戻す。私は……このカードを一番上に」
「手札交換……それでも再びデッキトップに置いたということは、よほどいい手札なのかな?」
「さあな……私はこれでターンエンド」



ペイジ LP8000 手札4 モンスターゾーン 裂書の読方ミナイ
ヴィラン LP8000 手札5



「私のターンだな、ドロー。ふむ、この手札なら……まずは『D・VILNレインヴァンピィ』を召喚。レインヴァンピィの効果発動、デッキから汚染風景と名の付くフィールド魔法を手札に加える。そしてフィールド魔法『汚染風景ー雷鳴轟く廃墟』を発動。このカードが存在する限り、フィールドのモンスターが効果を発動するために自身のライフを500支払う必要がある……最も、私のD・VILNはフィールド魔法の効果を受けないが」



相手にのみデメリットを押し付けるフィールド魔法……厄介な戦術だ。



「バトル。レインヴァンピィでミナイを攻撃」


ペイジ LP8000→7000


「……低攻撃力のモンスターを攻撃表示にしておいて、何も罠が仕掛けられていないとは。拍子抜けだな……」
「いや、罠はここからだ。墓地に送られたミナイの効果発動。デッキの上から3枚をめくる。その中から裂書モンスター1体を選ぶのだが……めくられた『裂書・栄えし大樹の頁』と『裂書・渦巻く辻風の頁』は墓地に送られる」
「めくられたら、墓地に送られるだと……?」
「そしてデッキから墓地に送られた大樹の頁の効果発動、墓地のミナイを守備表示で特殊召喚。そして辻風の頁の効果発動、レインヴァンピィをお前の手札に戻す」



ダメージこそ食らったが、モンスターを残しつつ相手フィールドを空ける。これで次のターンへの仕込みは十分だろう。



「そして特殊召喚されたミナイの効果発動。カードを1枚ドローし、手札1枚をデッキの一番下に戻す」
「デッキの操作と、デッキめくることで発動する効果……面白いデッキだ。バトル終了、このカードは自分フィールドにフィールド魔法が存在する場合、手札から特殊召喚できる。来い、『D・クロウ』。さらにカードを1枚セットして、ターンエンドだ」



ペイジ LP7000 手札4 モンスターゾーン 裂書の読方ミナイ(表側守備表示)
ヴィラン LP8000 手札4 モンスターゾーン D・クロウ フィールド魔法 汚染風景ー雷鳴轟く廃墟 魔法・罠ゾーン 伏せカード



「私のターン、ドロー」



新たにモンスターを出されたのは想定外になるが、ステータス自体は大したこともない。むしろ気にするべきは、あのフィールド魔法……あれがある限り、迂闊な展開は出来ない。大切なのは、どこまで攻めるか……



「……自分フィールドに裂書モンスターが存在するとき、手札のこのカードを特殊召喚できる。来い、『裂書の読方フウナ』。私はレベル3のミナイにレベル2のフウナをチューニング。シンクロ召喚、『裂書の見識ルイエ』。ルイエの効果発動。このカードのシンクロ召喚成功時、デッキの上から5枚をめくりその中から魔法・罠カード1枚を手札に加える」
「モンスターの効果を発動するなら、廃墟の効果で500のライフを払ってもらおうか」


ペイジ LP7000→6500


「っ……私は通常魔法『裂書の流し読み』を手札に加える。さらにめくられた『裂書・閉じた精神の頁』を墓地に送り、効果発動。墓地の大樹の頁、辻風の頁をデッキに戻してデッキの上から5枚を墓地に送る。さらに墓地へ送られた『裂書・照らす光明の頁』の効果発動、自身を特殊召喚。レベル5のルイエにレベル1の光明の頁をチューニング。シンクロ召喚、『裂書の教鞭ユア』」
「連続シンクロ召喚……だが、攻撃力は下がってしまっているぞ?」
「問題ない。続けて『裂書の流し読み』を発動。デッキの上から5枚をめくり、その中から裂書カード1枚を手札に加える。『裂書の読方チシャ』を召喚。チシャの効果発動。デッキの上から3枚をめくり、裂書モンスター1体のレベル×300回復する……その前にユアの効果発動。裂書モンスターの効果が発動した時、デッキの裂書モンスター1体をデッキの一番上に置く」


ペイジ LP6500→6000→5500


「そしてデッキの上から3枚をめくり……めくられた『裂書・溢る深海の頁』、『裂書・荒ぶる轟炎の頁』を墓地に送る。これによりチシャの効果の対象とするモンスターがいなくなってしまったが、この場合は墓地の裂書モンスターを対象とすることができる。レベル5の精神の頁を対象とし、ライフを1500回復する」


ペイジ LP5500→7000


「そして墓地に送られた深海の頁の効果発動。お前のフィールドにセットされたカードを破壊する。さらに轟炎の頁の効果発動。相手ライフに墓地の裂書モンスターの種類×200ダメージを与える。私の墓地には6種類の裂書モンスターが存在する、よって1200のダメージだ」


ヴィラン LP8000→6800


「ほう……」
「バトルだ。チシャでクロウを攻撃」



守備表示のモンスターを破壊しても戦闘ダメージはない……しかし、次のターンの攻め手を奪えただけでも価値はある。



「バトル終了、そのままターンエンド」



ペイジ LP7000 手札4 モンスターゾーン 裂書の教鞭ユア(表側守備表示)、裂書の読方チシャ
ヴィラン LP6800 手札4 フィールド魔法 汚染風景ー雷鳴轟く廃墟



「私のターン、ドロー。通常魔法『融合派兵』を発動。エクストラデッキの融合モンスターに記されたモンスター1体をデッキから特殊召喚する。私は『D・VILNジャッジメントデビル』の融合素材として記されたモンスター……『D・VILNコールタールデビル』を特殊召喚。そして通常魔法『融合』を発動。手札のレインヴァンピィ、フィールドのコールタールデビルを融合。呪われし身体を持つ者たちよ、今こそ世界に裁きを下せ! 融合召喚、『D・VILNジャッジメントデビル』!!」
「融合モンスター、か……!?」
「ジャッジメントデビルはフィールド魔法が存在する限り相手の魔法・罠カードの効果を受けない……ジャッジメントデビルの効果発動。フィールド魔法を破壊することで、自身の攻撃力を800アップし、相手モンスター1体の攻撃力を500ダウンする。私はチシャの攻撃力を下げる!」


D・VILNジャッジメントデビル 攻撃力2500→3300

裂書の読方チシャ 攻撃力1400→900


「破壊された廃墟の効果発動、デッキから汚染風景と名の付くフィールド魔法を手札に加える。フィールド魔法『汚染風景ー忘れ去られし蛇塚』発動。このカードが存在する限り、フィールドのモンスターは融合・シンクロ・エクシーズ・儀式召喚の素材にできない」



今度はエクストラデッキからの展開を封じてきたか……手札のモンスターを素材にできる融合召喚や儀式召喚ならともかく、シンクロ召喚を軸とする私のデッキにとっては最悪のフィールド魔法だ。



「通常魔法『融合回収』発動。墓地の融合と融合素材となったコールタールデビルを手札に加える。『D・VILNコールタールデビル』を召喚。このカードの攻撃力は自分フィールドの属性の数×300アップする」


D・VILNコールタールデビル 攻撃力1500→1800


「コールタールデビルの効果発動、デビルからD・VILNモンスター1体を墓地に送る。墓地へ送った『D・VILNボルトエンジェル』の効果発動、デッキからD・VILNモンスター1体を手札に加える。そして自分フィールドにコールタールデビルが存在することにより、墓地のレインヴァンピィを特殊召喚。レインヴァンピィの効果発動、墓地から汚染風景カードを手札に加える。フィールドの属性が増えたことで、コールタールデビルの攻撃力が上がる」


D・VILNコールタールデビル 攻撃力1800→2100


「バトル。ジャッジメントデビルでユアを攻撃」
「ユアの効果発動。相手モンスターの攻撃宣言時、デッキの上から5枚をめくることでその中の裂書モンスターのレベル×300だけ攻撃モンスターの攻撃力を下げる」
「攻撃力ダウンだけならともかく、他の裂書の効果を作動されたらたまらない……速攻魔法『禁じられた聖杯』発動。ユアの攻撃力を400アップし、効果を無効にする」


裂書の教鞭ユア 攻撃力800→1200


「チィッ……!」
「続けてコールタールデビルでチシャを攻撃!」


ペイジ LP7000→5800


「レインヴァンピィでダイレクトアタック!」


ペイジ LP5800→4600


「クッ……」
「いきなりの大ダメージ、気分はいかがかな?」
「最悪に、決まってるだろうが……!!」
「それは残念だ。バトル終了、このままターンエンドだ」



ペイジ LP4600 手札4
ヴィラン LP6800 手札3 モンスターゾーン D・VILNジャッジメントデビル、D・VILNコールタールデビル、D・VILNレインヴァンピィ フィールド魔法 汚染風景ー忘れ去られし蛇塚



相手フィールドには攻撃力3300の融合モンスターと、他にモンスターが2体。そしてあのフィールド魔法……このままではエクストラデッキから大型モンスターを出すことも出来ない。しかし、メインデッキのカードのみで処理しきるには相手フィールドにカードが多すぎる。となれば、まずは……あのフィールド魔法を狙うしかない。



「永続魔法『魔術師の再演』発動。このカードの効果で、墓地のミナイを特殊召喚する。ミナイの効果発動、カードを1枚ドローして手札1枚をデッキの一番下に戻す。墓地の精神の頁の効果発動。手札を1枚捨てて、このカードを特殊召喚。そして装備魔法『ワンダー・ワンド』をミナイに装備。ワンダー・ワンドの効果発動、自身と装備モンスターを墓地に送り2枚ドロー。墓地に送られたミナイの効果発動、デッキの上から3枚をめくる」
「デッキ操作も行わずにめくっても、かなり分が悪い賭けにしかならないんじゃないかね?」
「そうでもないさ……残念ながら、めくった中に裂書モンスターは存在しなかった。よって墓地の光明の頁を対象として、このカードより攻撃力の高いモンスター1体を裏側守備表示にする。私が選ぶのは、ジャッジメントデビル!」
「ほう……」



攻撃力3300で魔法・罠カードの効果を受けないモンスターを真っ向から倒しにかかるのは至難の業だ……それなら、真っ向から相手にしなければいい。



「ジャッジメントデビルの守備力は2000……君のメインデッキに入っているモンスターでも十分倒せるレベルになった訳だな」
「墓地のチシャの効果発動。フィールドの裂書モンスターが墓地に送られた場合、このカードを特殊召喚できる。速攻魔法『裂書の復元作業』発動。墓地のフウナ・轟炎の頁・深海の頁をデッキの上に戻して2枚ドロー。そして自分フィールドに裂書モンスターが存在することにより、手札のフウナを特殊召喚。フウナの効果発動。デッキの上から3枚をめくり、深海の頁を墓地に送る。よってめくったカードの中に裂書モンスターが存在しないことから、フウナのレベルを1から4まで好きな数値に変更する。私はレベル3を選択」


裂書の読方フウナ レベル2→3


「そして深海の頁の効果で蛇塚を破壊する」
「なら、破壊された蛇塚の効果発動。デッキから汚染風景カード1枚を手札に加える」
「レベル4のチシャにレベル3のフウナをチューニング。シンクロ召喚、『裂書の詠法ローシュ』。ローシュの効果発動、墓地に存在する裂書モンスターの種類だけこのカードに魔力カウンターを置く。墓地には4属性、よって4つだ」


裂書の詠法ローシュ 魔力カウンター0→4


「そしてローシュの攻撃力はカウンターの数×500アップする」


裂書の詠法ローシュ 攻撃力1500→3500


「バトルだ、精神の頁でジャッジメントを攻撃。続けてローシュでコールタールを攻撃!」


ヴィラン LP6800→5400


「バトル終了。カードを1枚セットして、ターンエンド」



ペイジ LP4600 手札3 モンスターゾーン 裂書の詠法ローシュ、裂書・閉じた精神の頁 魔法・罠ゾーン 魔術師の再演、伏せカード
ヴィラン LP5400 手札4 モンスターゾーン D・VILNレインヴァンピィ



「ふむ、ここまで華麗に対処されるとはな……仕方ない。私のターン、ドロー」



フィールドの状況は1ターン前とほぼ真逆になっていると言ってもいい。しかし相手の手札には融合がある以上、どのタイミングで大型モンスターが出てくるか……



「通常魔法『打ち出の小槌』発動。手札を任意の枚数デッキに戻して、その枚数だけドローする。そしてフィールド魔法『汚染風景ー雷鳴轟く廃墟』発動。墓地のボルトエンジェルを除外して、効果発動。墓地のジャッジメントデビルを効果を無効にして特殊召喚」



またあのモンスターか……効果が無効になっているならローシュを戦闘破壊することはできないが、わざわざ蘇生したということは何かあるのか……?



「……手札の轟炎の頁の効果発動。自身をリリースして、ジャッジメントデビルを破壊する」
「さっそく破壊してきたか……なら、『D・VILNスカイジェットゴブリン』を召喚。ゴブリンの効果発動、デッキからD・VILNモンスターを手札に加える。そして通常魔法『冥界流傀儡術』発動。フィールドのゴブリンとレインヴァンピィを除外して、ジャッジメントデビルを特殊召喚」
「それならローシュの効果発動。自身の魔力カウンターを2つ取り除き、デッキから裂書モンスター1体を墓地に送る。私は……」
「辻風を墓地に送ってジャッジメントデビルをエクストラデッキに戻す、というわけか。それは通せないな、速攻魔法『禁じられた一滴』発動! 手札のカード1枚を墓地に送り、ローシャの効果を無効にする」
「そんなっ……!」


裂書の詠法ローシュ 攻撃力3500→1500


「ジャッジメントデビルの効果発動。フィールド魔法を破壊し、自身の攻撃力を800アップして精神の頁の攻撃力を……」
「リバースカードオープン! 速攻魔法『サイクロン』! お前のフィールド魔法を、破壊する!」



ジャッジメントの効果にはコストとしてフィールド魔法が必要。発動と同時にフィールド魔法を先に破壊してしまえば、その効果も不発に終わる……これで、ダメージはかなり抑えられるはず。



「ほう、これはやられたな……破壊された廃墟の効果発動、デッキから汚染風景カードを手札に加える。そしてフィールド魔法『汚染風景ー酸性雨降り続く湖』発動。このカードが存在する限り、フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は1000ダウンする」


裂書の詠法ローシュ 攻撃力1500→500

裂書・閉じた精神の頁 攻撃力2100→1100


「そしてジャッジメントデビルを対象として通常魔法『Vーヴァニシングブレイク』を発動。対象のモンスターはこのターン攻撃力が300アップし、2回攻撃が可能となる」


D・VILNジャッジメントデビル 攻撃力2500→2800


「2回、攻撃だと……!?」



私のフィールドには攻撃力の下げられたモンスターが2体。これは、まともに食らったら……



「バトルだ。ジャッジメントデビルでローシュを攻撃!」


ペイジ LP4600→2300


「さらにジャッジメントで精神の頁を攻撃!」


ペイジ LP2300→600


「が、ハッ…………!!」
「少々やりすぎたかな? ……だがまあ、このくらいは追い詰めないと君の真価は測れないか」
「真価、だと……?」
「最初に言っただろう、君たちに興味があると。こんなものはただの遊びに過ぎない、だが……あまりに不甲斐ないようであれば、ここで消してしまってもいいかもしれないな」



……さすがは怪人といったところか、何を考えているのかさっぱり分からない。だが確実なのは、このままいけば私の命がとられる……応援も期待できない以上、自力で何とかするしかない。



「……フィールドの裂書モンスターが墓地に送られたことで、墓地のチシャを特殊召喚する」


裂書の読方チシャ 攻撃力1400→400


「バトル終了、そのままターンエンドだ。さあ、そろそろこのデュエルも終盤だ。本気でかかってきたまえ」


D・VILNジャッジメントデビル 攻撃力2800→2500



ペイジ LP600 手札2 モンスターゾーン 裂書の読方チシャ 魔法・罠ゾーン 魔術師の再演
ヴィラン LP5400 手札0 モンスターゾーン D・VILNジャッジメントデビル フィールド魔法 汚染風景ー酸性雨降り続く湖



「……私のターン、ドロー」



あのフィールド魔法がある限り、戦闘でジャッジメントデビルを破壊するのはほぼ不可能と見ていい。なら次に狙うのは効果での除去……しかし手札にその手段はない。さらに言えばこのライフ差がある以上、ただ凌ぐだけでは勝ち目も薄い。このターンで勝負を決める……そのくらいの気持ちで挑まなくてはならないだろう。



「……『裂書の読方ラテル』を召喚。ラテルの効果発動。手札を1枚デッキの一番下に戻すことで、デッキの上から3枚をめくる。その中にチューナーモンスターが居れば特殊召喚できるが……まあ、既にチューナーは使いきっている。よってめくったカードの中にチューナーが存在しなかったから、墓地のチューナーモンスター、『裂書の読方フウナ』を特殊召喚。レベル1のラテルにレベル2のフウナをチューニング。シンクロ召喚、『裂書・流れ巡る生命の頁』。生命の頁の効果発動、デッキの裂書モンスター1体を選びデッキの一番上に置く。生命の頁の効果発動。自身をリリースし、レベルの合計が4以下となるよう墓地の裂書モンスターを2体まで選び特殊召喚する。蘇れ、フウナ、光明の頁。フウナの効果発動、デッキの上から3枚をめくる。そしてめくられた大樹の頁を墓地に送り、墓地からローシュを特殊召喚する」
「先ほどの効果でデッキトップに置いたのは大樹の頁だったか……しかし、辻風の頁にしておけばジャッジメントデビルをエクストラデッキに戻せたんじゃないのか?」



そんなことは承知の上だ。確実にジャッジメントデビルを除去できたとしても、そのあとが続かなければこのライフ差は埋まらない。



「……私は、レベル7のローシュにレベル2のフウナをチューニング。人の智の結晶が、万物を超越する力となる。見よ、これこそが人智の終着点! シンクロ召喚、『裂書の暴走トトラ』!!」
「人智の終着点、ね……確かに、凄まじい力だ」
「余裕ぶっていられるのも今のうちだ……トトラの効果発動! デッキの上から15枚をめくり、任意の順番でデッキの下に戻す」
「15枚……!?」
「さっき、何故辻風をデッキトップに置かなかったのかと言ったな。そんなの決まっている……現在、私のデッキ枚数はおよそ20枚まで減っている。そしてフウナとトトラの効果、合わせてめくる枚数は18枚。その中に辻風が居ない確率と、このターンでの勝利。何と言うこともない、ローリスクハイリターンの賭けだ」
「そこまで計算済みか……それで、計算通り辻風は引けたのか?」
「ああ、もちろんだ。めくられた『裂書・渦巻く辻風の頁』を墓地に送り、効果発動。ジャッジメントデビルをエクストラデッキに戻す! さらにトトラの効果発動、デッキから天使族の裂書モンスターが墓地に送られたとき、相手フィールドのカード1枚を破壊する。私は湖を破壊!」
「!?」


裂書の暴走トトラ 攻撃力2000→3000

裂書の読方チシャ 攻撃力400→1400


「そして手札を1枚捨てて、墓地から精神の頁を特殊召喚。……これで、攻撃力の合計がお前のライフを上回った」
「ああ、その通りだ……ふむ、思ったよりもやるようだな。そんなつもりはなかったが、少々見くびっていたらしい」



……こいつの余裕、その理由はなんだ? フィールドにカードもなければ手札もない。となれば墓地……先ほど一滴のコストとして墓地に送ったカードに何かあるのか? いや、それにしてもこの状況をひっくり返せるとは思えない……



「……バトル。トトラでダイレクトアタック!」


ヴィラン LP5400→2400


「精神の頁でダイレクトアタック!」


ヴィラン LP2400→300


「っ、と……」



……自らの命に危機が迫っているというのに、こいつからは焦りも何も感じられない。それに、ダイレクトアタックによる大ダメージを受けても動じる様子もない。まさか……いや、そんなことはあり得ない。神代の実力者たちですら、その域に達した者はわずかだと言われているのに……!!



「…………」
「どうした、トドメをささないのか? 見ての通り私のフィールドには何もない、君のモンスターを止めることはできない……お手上げだ」
「……それなら、大人しく降参しろ。お前にはフォーチュンモール爆破事件の首謀者、及びその関係者であるという容疑がかけられている。抵抗せず取り調べを受けるなら、身の安全は……」
「ハハハ!! まさか私に投降を持ちかけるとは……怪人が、そんな申し出を受け入れるとでも?」
「クッ……!!」



ここでトドメをさしたとして、消滅してしまえばこいつの正体を探る機会を永遠に失う。そして万が一、ライフを0にしても消えなければ……私に打つ手はなくなる。今のデュエルのダメージが残る中で、もう一度デュエルするのは難しい。なら……






『……い、き……えるか!? ペイジ、返事しろ!!』



「この声は……ブラドか!? でも、何故……?」



通信機は繋がらなかったはず……時間が経過したことで、通信機の機能も回復したのか?



「……こちら、ペイジだ。現在怪人ヴィランと名乗る相手と交戦中。こちらが優勢だが様子が妙だ……応援を頼みたい」
『なんだと? ……分かった。発信場所も特定できた、すぐに到着する!』
「ああ、助かる」



ブラドの全速力なら、フォーチュンモールからここまで数分もかからないはずだ。



「……どうやら、時間切れのようだな」
「ああ、お前は拘束させてもらうぞ。誘拐事件との関係も、洗いざらい吐いてもらう」
「誘拐事件? ……ほう、だからこんなところを歩いていたのか」
「…………なんだと?」



この口調、初耳と言った様子……薄々感づいていたとはいえ、本当にこいつは誘拐事件とは無関係なのか?



「いやはや、この前には爆破事件があったばかりだというのに……お前たちもさぞ忙しいんだろうな。お疲れ様、とでも言っておこう」
「なっ……お前、本当に何者なんだ!?」
「何者かと聞かれたら……怪人としか答えられないな。さて、そろそろ私もお暇するとしよう……さらばだ」
「ま、待て!!」



食い止めようと声を上げるが、時既に遅し……一瞬にして、ヴィランは姿を消してしまった。



「……結局、なんだったんだ」



思わず呟いてしまうほど、本当にヴィランの目的が分からない。もしかして、ただちょっかいをかけられただけなのか……?






「……よし、見つけた!! ペイジ、無事か!?」
「ブラドか……済まない、敵に逃げられた」
「そうか……そいつは、誘拐事件と関係してたのか?」
「分からない。だが、その可能性は薄そうだ」
「……そりゃあ、災難だったな」
「全くだ。仕方ない、捜索を続けるか……ん?」



地図を取り出し、次のポイントを確認しようとしたその時……再び通信機に音声が入った。



「これは……チャームか?」
「だろうな。何て言ってるんだ?」
「……音質が悪いな。室内にでも居るのか……?」









音量を上げて、何とか声を聞き取ろうとする…………















「…………なんだと?」









キャラクター紹介



ヴィラン
モチーフ:【D・VILN】 作者:クロノスギア2様
最近フォーチュンシティに姿を表すようになった怪人。素顔はもちろん、黒マントを纏い肌すら見せない。
不審な行動が目撃されていることから各方面にマークされているが、その素性は一切明らかになっていない。



【D・VILN】の使用許可を下さったクロノスギア2様、本当にありがとうございます!



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kaTe
ヴィランとのデュエルは不穏な結末に。ただ直接的な敵対関係ではなさそうなので一応は安心?
次はチャーム側のなりそうですが、彼に一体何が起こったのか…。 (2020-10-09 13:31)
名無しのゴーレム
kaTeさん、コメントありがとうございます。
結局何者だったのかさっぱり分からなかったヴィラン。その正体が明らかになる日は来るのでしょうか…
次はいよいよフォーチュンシティ編最終話。その内容は…お楽しみに! (2020-10-10 01:08)
風鼠
あぁ…私のアイドルが…(ファン

一体どうなるんだろう(思考停止 (2020-10-10 04:46)
名無しのゴーレム
風鼠さん、コメントありがとうございます。

この短期間でファンを作るとは…やはり(アイドルとして)天才か…
次回の投稿もなるべく早く行う予定なので、それまでお待ちいただければ幸いです。 (2020-10-10 15:47)
ギガプラント
怪しい、実に怪しい。ただ相当の実力者なのは分かりましたね。
フィールド魔法を使う戦い方はやっぱり映えますね。アニメでソリッドビジョンの背景が追加されていくあの感じ好き。
さてそろそろうちの子が出てくれるのか……?(またなんか新規作っときゃよかったかな?) (2020-10-11 06:03)
名無しのゴーレム
ギガプラントさん、コメントありがとうございます。

まさに怪人としか形容できない不審者でしたね…
フィールド魔法を切り替えて戦うのは主人公と同じですが、その狙いが真逆なのも面白いところですね。この2人をデュエルさせたら周辺の環境が大変なことになりそう。
次回はチャームのメイン回となります。デュエルの構成自体は終わってますが、またどこかにミスがないかと確認してます… (2020-10-11 22:16)

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