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遊戯王WW(ワンダーワールド)/SideFortune:何でも屋ハンディ 作:名無しのゴーレム






簡単に昼食を済ませ、午後の仕事を始める。モール内の客足もまばらなようだし、まずは……



「ふぁぁ……ペイジ、今日も暇だなぁ」



……この役立たずの穀潰しを、どうやって追い出すかでも考えようか。



「暇なら在庫整理くらい手伝え、チャーム」
「嫌だっての、んなこと。どうせ客なんか来ないしいいだろ」
「……なんなら、店長権限で今すぐここから追い出してもいいんだぞ? 」
「はぁ!? ふざけんな! そんなの横暴だろうが!」
「何の用もなく居座る奴の方が余程横暴だ。分かったらとっとと……」



「うわぁぁぁぁん!!」



言い合いになりかけた瞬間、耳をつんざくような泣き声とともに1人の少女がこちらへ走ってきた。



「なっ、何の音だ!?」
「……リリィ、泣きながら店に入ってくるのはやめろ。営業妨害だ」
「もうっ、ペイジの馬鹿ぁ! どうせ客なんて来ないのに! 大体、こんなに可愛い私が来て営業妨害なんて言いがかりよぉ!」
「……チッ。で、何があった」
「そう、聞いてよ! 私、ポスターに出演する女優のオーディションに行ってきたの! 普通に考えたら最強に可愛い私が余裕の優勝なのに……準優勝だったの!!」
「……そうか、残念だったな」
「しかも優勝したのはぽっと出のアイドルだし!! 絶対私の方が100倍可愛いのにぃぃ!!」
「……面倒くせぇ」
「ハァ!? ちょっとあんた、こんな美女相手に何言ってんの!?」
「テメェが面倒くさいことと見た目は関係ねぇだろ!?」



チャームの言葉には全面的に同意するが、いかんせんタイミングが悪すぎる。これだから、考えなしの馬鹿は……



「お、3人とも居るのか。相変わらず客が来る気配はなさそうだが」



「ブラド……お前は何しに来たんだ?」
「何しにって、仕事の話だが?」
「そうか……良かった」
「? ともかく、さっさと内容を伝えたいんだが……あそこで取っ組み合いしてる2人、止めてもらえるか?」
「断る」
「えぇ……」



何が悲しくてガキのケンカの仲裁なんてしなくてはならないのか。断固とした返事を聞いたブラドは、嫌そうな表情をしながら渋々といった様子で2人の間に割って入った……



「……もういいか? 急ぎの依頼らしいから、早く現場に向かいたいんだが」
「…………」
「…………」
「ああ、さっそく依頼内容を話してくれ」
「分かった。依頼主はマスクドドラグーン……アミューズの人間だそうだ」
「わざわざアミューズから? あそこって、結構遠かったと思うんだけど」
「リリィの言う通りだな。ま、それだけの理由があるってことだ」
「話を続けてくれ」
「じゃあ、次は肝心の依頼内容だな。どうやら依頼主は研究所の方に用があるみたいなんだ。しかし、ご存じの通りフォーチュンモール爆破事件があってからあそこへの立ち入りは制限されてる」
「え、そうなのか?」
「……ペイジ、その辺りはきちんとチャームにも教えてやれよ」



何故私がそんなことを……私はこいつの保護者じゃないんだぞ。



「……はぁ。チャーム、この前の爆破事件は覚えてるな?」
「んなもん当たり前だろ。つい最近なんだ、忘れてたまるか」
「あの爆破事件の犯人は捕まっていない。調査によると実行犯は外部の人間らしいが、問題は使われた爆弾の方だった。あれほど高性能な爆弾はそう出回っているものではないからな……その爆弾を作った容疑者として、研究所の人間が疑われている訳だ」
「ふぅん、なるほどな……でもよ、証拠はあるのか? フォーチュンシティの外で爆弾が作られた可能性もあるじゃねえか」
「その通りだ。確たる証拠は何もない……端的に言ってしまえば、権力闘争の一環だな」



フォーチュンシティの権力構造は少し……いや、かなりややこしい。明確な支配体制がないことから、有力者たちが相互に支配圏を作るような形で一応の平和が成り立っている。そして、フォーチュンモールと研究所は異なる支配圏に位置する……つまり、爆破事件を口実に相手のテリトリーを抑えようとしている訳だ。



「へぇ……めんどくせぇな」
「そんな理由で、外部の人間が研究所に入るのは許されてないんだ。だから代わりに俺たちが行く。これが依頼内容だ」



形式上はフォーチュンモール内の団体である私たちなら、制限も無視して研究所に入れるということか。



「おい、大事な部分が抜けているぞ。代わりに行って何をするんだ?」
「条件に合う技術者を探して、アミューズへ来てもらえるよう説得しろだと。細かい内容は書類でもらってるから、これを研究所へ渡せば適当な技術者を見繕ってもらえるとは思うが……」
「……立ち入りは制限してるのに、研究所の外へ連れ出すのはいいの?」
「少なくとも、上からの許可は降りている。ま、アミューズに恩を売っておきたいんだろうよ」



……魂胆が見え見えだな。自分のテリトリーで起きた事件をダシにするとは、なかなか図太い経営者サマだ。



「……ってわけで、さっきも言ったように急ぎの依頼だ。今日中に終わらせたいから、今から研究所に行ってもらうぞ」
「行ってもらうぞって……ブラド、お前は行かねぇのかよ?」
「こんな真っ昼間に外へ出たら一瞬で灰になるっての!」
「……あー。そういえば吸血鬼だったっけ、あなた。昼間に働かないなんて社会人としてどうかと思うけど」
「全く、吸血鬼ってのは不便な生き物だよなぁ」
「お前ら、夜道には気を付けろよ……?」
「馬鹿なこと言ってる時間ももったいない。ブラドは待機として、じゃあ誰が行く? 内容からして、1人でも十分そうだが」
「それに関してだが、お前たち3人で行けってオーナーからのお達しだ」
「……なんだと?」



私が、この馬鹿2人と……?



「うわっ、すごい顔してるぞ」
「……あまりにも嫌すぎて、思わずな。というか、何故だ?」
「俺たちはモール周辺ならともかく、研究所なんて場所じゃロクな力もない。だから向こうの積極的な協力が必要ってわけだ。そこで出番なのが……リリィ、お前だ」
「……なるほど。私の可愛さを使えば誰だってイチコロって言いたいのね?」
「あー、うん。そうそう」



一目見て分かるほどの感情が消えた顔でブラドが肯定しているが、恐らく本来求めているのは彼女の知名度だろう。『新進気鋭の若手女優が所属している団体』……まあ、敵対勢力の傘下組織というよりは数倍やりやすい。



「そしてチャーム、お前はいざというときの用心棒だな。リリィやペイジのことをばっちり守ってやってくれと、オーナー直々の指名だ」
「ああ、俺に任せときな!」



……今のも嘘だろう。チャームは放っておくと何をしでかすか分からないから、適度に仕事を割り振ってガス抜きをさせておく……そんなところか。



「……で、私は?」
「ん? いや、監督役に決まってるだろう」



これは間違いなく本音だ……クソッ。



「……分かった。2人とも、さっさと出掛けるぞ」
「ええ、もちろん。ふふ、研究所の人間全員を私のファンにしてあげる!」
「お前たちは俺が守ってやるよ。安心してな!」
「…………ペイジ、頑張れよ」
「猛烈に嫌な予感しかしない……」









「……ここだな」



歩けば数時間かかる距離も、バスを乗り継げば十数分。文明の利器のありがたさを感じながら、私たちは研究所に辿り着いた。



「ふーん、ここが研究所……名前は聞いたことあるけど、入るのは初めてね」
「へっ、俺は行ったことあるぜ。なぁペイジ?」
「ああ、依頼でな。……出禁になってないといいが」
「えっ……チャーム、あんた何したの?」
「う、うっせぇ! ほら、とっとと入ろうぜ!」



自分で振っておきながら無理矢理打ち切るのか……若干呆れながらも、ツッコミを入れることなく研究所へと歩みを進める。



「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件でしょうか?」



「私たちは『ハンディ』の者です。今回はアミューズの方から依頼を受けて参りました。こちらはその内容です」
「……はい、かしこまりました。拝見いたします」



今の間はなんだ。まさか、本気で出禁を食らってるんじゃあ……



「…………それでは、担当の者を呼んで参ります。皆様はそちらの会議室でお待ちください」
「分かった。ほら2人とも、行くぞ」
「えっ、挨拶回りしないの!?」
「するか。いいからじっとしてろ」






「……来たか」
「お待たせしました。彼女が電子機器専門の研究者です。それではごゆっくり」



受付が連れてきたのは1人の女性。見た目は私より若そうに見えるが、本当に彼女が研究者……?



「えーっと……あなた方が私を?」
「はい。確認ですが、あなたが……」
「……あーっ!!!」



私の言葉を遮り絶叫するリリィ。クッ、人の真横で叫ぶな……!!



「な、なんだよリリィ!? いきなり大声出すんじゃねぇ!」
「こ、この子! 昨日のオーディションの!!」
「……まさか、優勝したっていうアイドルの……?」
「いや、さっき受付が研究者って言ってただろ。それがアイドルなんて……」



チャームが疑惑の眼差しを向ける。すると、彼女は困ったようにしながら……



「……はい。一応研究者とアイドルを兼任させてもらってます、エレクと申します」



研究者と、アイドルの兼業……もはやどちらが本業なのか見当もつかない。



「というか、何をどうしたらそんなことに……?」
「あー。それは……最近はここでの研究に制限がかけられてまして。以前のように毎日部屋に籠って実験とはいかなくなったので、それなら資金集めに何かできないかなー……と」
「……それでアイドルに?」
「はい。所長に相談したらこの仕事を紹介していただいたので。制限が解除されるまでの期間限定ですけどね」
「き、期間限定って……」



エレクの言葉に反応して、わなわなと震え出すリリィ。まあ、無駄に高いプライドに傷がつく発言なのは容易に想像できるが……



「……あ! あなた、もしかしてリリィさんですか!?」
「えっ……ええ、そうだけど」
「やっぱり! 芸能界について調べてた時に、リリィさんが雑誌に載ってたのを見たんです! 『舞台に輝くラフ・ダイヤモンド』ってキャッチコピーが印象的で……」
「えへへ、それほどでも……」



別に誉めてないぞ、と心の中で突っ込む。ともかく、早く本題に……



「そうだ! リリィさん、私とデュエルしてもらってもいいですか?」
「デュエル? 別にいいけど、なんで?」
「アイドルとして活動するなら何かエピソードがあった方がいいとマネージャーさんに言われたんです。フォーチュンシティ中に知られているリリィさんとデュエルしたって言ったら、きっと皆さん喜びます!」



それは、相手に直接言っていいことなのか? 単純に失礼な気もするし、リリィもこんなこと言われたら……



「有名って……もう、何当たり前のこと言ってるのよ! 世界に知られる大女優の私が、特別に胸を貸してあげるわ!」



あ、こいつ馬鹿だった。



「ありがとうございます。では、さっそく……」












「「デュエル!!」」









リリィ LP8000 手札5
エレク LP8000 手札5



「先攻はもらうわ、私のターン!」



……強引だな。まあ、あいつのデッキを考えればその方が有利なんだが。



「私は通常魔法『おろかな埋葬』発動! デッキからモンスター1体を墓地に送るわ。そして『漂宝石少女シャトロン』を召喚! シャトロンの効果発動、墓地の漂宝石少女を手札に加えるわ。この効果を発動すると相手も墓地から魔法・罠カードを手札に加えることが出来るんだけど……先攻1ターン目には関係ないわよね」
「デメリットを理解して、それを無効にする戦術……さすがリリィさん!」
「それだけじゃないわ! 手札に加えた『漂宝石少女ヘマトリス』の効果発動! このカードが効果で手札に加えられたとき、自身を公開することで相手の手札1枚をランダムに選ぶ。そしてそのカードが魔法・罠カードかこのカード以下のレベルのモンスターだった場合、その手札を墓地に送ってこのカードを特殊召喚する! ヘマトリスのレベルは6よ。さあ、一番左の手札を公開しなさい!」
「えっと……一番左の手札は通常魔法『デュエリスト・アドベント』です」
「よし! そのカードを墓地に送って、ヘマトリスを特殊召喚!」



先攻1ターン目からの手札破壊……効果的ではあるが、女優が自分のファン相手にする戦術ではない気もする。



「私はレベル6のヘマトリスにレベル2のシャトロンをチューニング! 宝石を纏いし美しき乙女よ、その輝きで世界を照らせ! シンクロ召喚、『漂宝石乙女エミリアルダ・ドレイス』! 私はこれでターンエンドよ!」



リリィ LP8000 手札3 モンスターゾーン 漂宝石乙女エミリアルダ・ドレイス
エレク LP8000 手札4



「私のターンですね。では……ドロー!」



さて……研究者(兼アイドル)のデュエル、とくと拝見させてもらおうか。



「スタンバイフェイズにエミリアルダの効果発動! デッキから漂宝石少女モンスター1体を選んでこのカードに装備する。私は『漂宝石少女モーガン』を装備!」
「……では、メインフェイズに移行しますね。私は『幻電妖精の従者モール』を召喚。モールの効果発動、ライフを800払ってデッキから幻電妖精と名のつく魔法カード1枚を手札に加えます」


エレク LP8000→7200


「そして通常魔法『幻電妖精のダンスチェンジ』発動! フィールドのモールを手札に戻して、デッキから幻電妖精モンスター1体を特殊召喚します。来て、『幻電妖精フェルト』! フェルトの効果発動、ライフを800払うことでデッキの『幻電妖精の従者ミット』を魔法・罠ゾーンに置きます」


エレク LP7200→6400


「魔法・罠ゾーン……ペンデュラムゾーンじゃなくて?」
「幻電妖精たちは魔法・罠ゾーンに存在するときに効果を発動するんです。続けてモールをペンデュラムスケールにセット。モールのペンデュラム効果発動。魔法・罠ゾーンのミットを手札に戻して1枚ドロー。そして『幻電妖精ジョグラセ』をペンデュラムスケールにセット」



スケールを揃えつつ手札を増やす……なるほど、ペンデュラムモンスターの特性を理解しているようだ。



「現れて、電子の世界に舞う乙女たち! ペンデュラム召喚、『幻電妖精の従者ミット』『幻電妖精フラム』! ミットの効果発動、このカードを魔法・罠ゾーンに置きます。そして魔法・罠ゾーンにミットが存在する限り、リリィさんが1ターンに発動できるカード効果はフィールドのモンスターの属性の数までとなります!」
「ということは……今のフィールドには、炎・地・光の3属性。つまり、私は1ターンに3回までしか効果を発動できないって訳ね」



リリィ LP8000 手札3 モンスターゾーン 漂宝石乙女エミリアルダ・ドレイス(モーガン装備) 魔法・罠ゾーン 漂宝石少女モーガン
エレク LP6400 手札3 ペンデュラムゾーン 幻電妖精の従者モール、幻電妖精ジョグラセ モンスターゾーン 幻電妖精フェルト(表側守備表示)、幻電妖精フラム(表側守備表示) 魔法・罠ゾーン 幻電妖精の従者ミット 



「私のターン、ドロー」



エレクのモンスターはステータスが低い。しかしペンデュラムモンスター特有の持久力とミットのロック効果が組み合わせると厄介なことになる。リリィのデッキはサーチやサルベージを展開の起点にすることから、どうしても効果を多用する。となれば、真っ先に潰すべきは……



「『漂宝石少女アメジリア』を召喚。そして……レベル8のエミリアルダにレベル4のアメジリアをチューニング! 星を超え煌めけ、美を極めし姫君! シンクロ召喚、『絢爛なる宝石姫アステローザ』!!」
「シンクロモンスターを素材に、シンクロ召喚……!!」
「アステローザの効果発動! このカードのシンクロ召喚に成功した時、フィールドのカード全てを手札に戻す!!」
「全てって……えぇ!?」



アステローザの放つ輝きが、フィールドの全てを退かせる。そして、最後にはアステローザ自身も消え去った。



「これで、面倒な制限もなくなったわね」
「でも、リリィさんのモンスターも……」
「私のターンはこれからよ! エミリアルダの効果発動! フィールドのこのカードが墓地に送られたとき、このカードに装備されていたカードを手札に加える。私は『漂宝石少女モーガン』を手札に加え、そのままモーガンの効果発動! さあ、手札を1枚公開しなさい!」
「……レベル4のフェルトです」
「モーガンのレベルは4、よってそのカードを墓地に送ってモーガンを特殊召喚! モーガンの効果発動、デッキをから漂宝石少女モンスター1体を手札に加える。そして今手札に加えた『漂宝石少女ガーネルード』の効果発動! 手札を1枚公開しなさい!」
「レベル4の、フラムです……」
「ならそのカードを墓地に送って、ガーネルードを特殊召喚! さらに速攻魔法『マグネット・リバース』発動! 墓地のエミリアルダを特殊召喚!」



リリィの戦術の核となる漂宝石少女の効果は、相手の手札の状況によって成功確率が変わる不安定なものだ。しかし、アステローザの効果で手札に戻したエレクのモンスターカードは最大でもレベル4だった。つまり、レベル4以上の漂宝石少女の効果はほぼ通ると見ていい……どこまで考えているのかは分からないが、さすがに自分のデッキの特徴くらいは熟知しているということか。



「バトルよ! モーガンでダイレクトアタック!」


エレク LP6400→5400


「続けてガーネルードでダイレクトアタック!」


エレク LP5400→3100


「そして、エミリアルダでダイレクトアタック!」


エレク LP3100→200


「きゃあぁぁぁ!!」



連続ダイレクトアタックの衝撃に、思わず悲鳴をあげるエレク。ライフも風前の灯火、これは……



「ちょっとだけ足りなかったわね……まあいいわ、私はこれでターンエンド!」



リリィ LP8000 手札2 モンスターゾーン 漂宝石乙女エミリアルダ・ドレイス、漂宝石少女モーガン、漂宝石少女ガーネルード
エレク LP200 手札6



「私のターン、ドロー」
「スタンバイフェイズに、エミリアルダの効果発動、デッキから『漂宝石少女ジェリード』を装備するわ」
「では、メインフェイズに入ります。まずはフィールド魔法『幻電妖精の舞台』発動! このカードの発動時の効果処理として、デッキから『幻電妖精ブレッザ』を手札に加えます。『幻電妖精ジョグラセ』と『幻電妖精モール』をペンデュラムスケールにセット! 通常魔法『ペンデュラム・フュージョン』発動! このカードで融合召喚を行うとき、ペンデュラムゾーンにカードが2枚存在していればそれらのカードを素材に融合召喚することができます。私はジョグラセとモールを融合!」



融合召喚……この状況で出すなら、間違いなく彼女のエースモンスターが出てくるはずだ。



「今こそ舞台に舞い降りよ、電子の世界の姫君! 融合召喚、『幻電妖精姫エクレール』!!」
「融合モンスター……でも、攻撃力はエミリアルダの方が上よ!」
「『幻電妖精の舞台』の効果発動! 幻電妖精モンスターの特殊召喚に成功したとき、ライフを500回復します!」


エレク LP200→700


「続けて『幻電妖精の従者ミット』を召喚。ミットの効果発動、自身を魔法・罠ゾーンに置きます。そしてエクレールの効果発動! 魔法・罠ゾーンのミットを手札に戻して、デッキから『幻電妖精フォンセ』を特殊召喚!」


エレク LP700→1200


「そしてミットとルミエールをペンデュラムスケールにセット。ペンデュラム召喚! 舞い戻れ、ブレッザ、ジョグラセ、モール!」


エレク LP1200→1700


……モンスターを並べてみせたものの、フィールドの状況は変わらない。ライフを回復しているところを見るに、ペンデュラムモンスターの持久力を活かして長期戦に持ち込むつもりなのか……?



「装備魔法、『団結の力』をエクレールに装備! このカードを装備したモンスターの攻撃力は、自分フィールドのモンスター1体につき800アップします!」


幻電妖精姫エクレール 攻撃力2000→6000


「攻撃力、6000!?」
「バトルです! エクレールでエミリアルダを攻撃!」


リリィ LP8000→4900


「破壊されたエミリアルダの効果で、装備されていたジェリードを手札に加えるわ」
「バトルフェイズ終了、そのままターンエンドです」



リリィ LP4900 手札3 モンスターゾーン 漂宝石少女モーガン、漂宝石少女ガーネルード
エレク LP1700 手札1 ペンデュラムゾーン 幻電妖精の従者ミット、幻電妖精ルミエール モンスターゾーン 幻電妖精姫エクレール、幻電妖精ブレッザ(表側守備表示)、幻電妖精ジョグラセ(表側守備表示)、幻電妖精の従者モール(表側守備表示)、幻電妖精フォンセ(表側守備表示) フィールド魔法 幻電妖精の舞台 魔法・罠ゾーン 団結の力



「私のターン、ドロー!」



攻撃力6000のインパクトこそ強いが、状況は変わらずリリィの圧倒的有利だ。しかし、このターンを凌げばエレクがライフを回復していき耐えきる可能性も出てくる。このターンが勝負か……



「……さて。ちょっと早いけど、このデュエルも終わりにしましょうか!」
「……!!」
「通常魔法『死者転生』発動! 手札を1枚捨てて、墓地のシャトロンを手札に。そしてシャトロンを召喚! シャトロンの効果発動、墓地のアメジリアを手札に加える。さあ、墓地から魔法カードを手札に加えてもいいわよ」
「……私は、墓地の『幻電妖精のダンスチェンジ』を手札に加えます」
「そしてアメジリアの効果発動! 手札を1枚公開しなさい!」
「魔法カード、『幻電妖精のダンスチェンジ』です……」
「よってそのカードを墓地に送って、アメジリアを特殊召喚! 私はレベル6のガーネルードにレベル2のシャトロンをチューニング! シンクロ召喚、『漂宝石乙女ペリドネリィ・リングレイ』! さらにレベル8のペリドネリィにレベル4のアメジリアをチューニング! シンクロ召喚、『絢爛なる宝石姫アステローザ』!!」
「アステローザ……ということは、また……!?」
「その通りよ! アステローザの効果発動、フィールドのカード全てを手札に戻す!!」



これでお互いのフィールドはがら空きになった。しかし、リリィの手札に漂宝石少女が加わったということは……



「モーガンの効果発動、相手の手札1枚をランダムに選びそのカードが魔法・罠カードもしくはこのカードのレベル以下のモンスターだった場合、そのカードを墓地に送ってこのカードを特殊召喚するわ……でも、あなたの手札にはレベル4以下のモンスターしか居ないわ。よって、この効果は必ず成功する! 来なさい、モーガン! モーガンの効果発動、デッキからレベル6の『漂宝石少女ラフィースラズリ』を手札に。ジェリードの効果発動、もちろんこれも通るわよね?」
「っ……!!」



リリィのモンスターの攻撃力は合計で3300、エレクのライフを上回る。そしてエレクにはそれを回避する手段はない……詰みだ。



「ラフィースラズリで攻撃すれば私の勝ちよ。エレク、まだ続ける?」
「…………いいえ。私の、負けです……」












負けを認めたエレクのサレンダーによって、デュエルは終了となった。















「……ふぅ。エレク、いいデュエルだったわね!」
「はい。リリィさん、ありがとうございました!」
「デュエル見てたら俺もデュエルしたくなって来たぜ……なあ、次は俺と……」
「チャーム、ここに来た理由を忘れるな。……エレク、改めて依頼について話してもいいだろうか?」
「あっ……すみません、忘れてました」



……薄々感づいてはいたが、こいつ……天然だな。



「ええと、アミューズの電子機器を修理して欲しいということで合ってますよね?」
「え、そうなのか?」
「チャーム、お前は黙ってろ……ああ、その通りだ。相当高度な技術で作られたものらしく、あちらの技術者たちではどうしようもなかったそうだ。専門的なことは分からないが、内部のデータがウイルスによって破壊されたとか……どうだ、解決できそうか?」
「うーん、実際に見てみないと確かなことは言えませんが……私の研究テーマと合致しているので、ここの研究者の中では私が適任だと思います」
「研究テーマって、何を研究してるの?」
「えっと……すごく簡単に言えば、電子機器のプログラミングですね。依頼を受けて機械製品の動作を制御するプログラムを作ったり、より汎用性の高い言語を開発したり……といったところでしょうか」
「へぇ……よく分からないけど、エレクってすごいのね」



電子機器か……フォーチュンシティでも多く使われているが、まだまだ技術者の育成は進んでいないと聞く。つまり、彼女は立派にこの街に貢献している訳だ。……少なくとも、私たちなんかよりも遥かに。



「先方はなるべく早く修理してもらいたいということだが、何時なら出発できそうだ?」
「え、今すぐでも大丈夫ですよ?」
「……今すぐ?」
「はい。さっきも言った通り最近はここでの活動も制限されてますし、アイドルのお仕事も自由が効きますから。あ、マネージャーさんに電話だけしてもいいですか?」
「ああ、もちろん構わないが……」
「ええ。では、少し待っててください!」



会議室の外へと駆けていくエレク。いくつか想定外のこともあったが、ともかくこれで依頼は達成したも同然……はぁ、疲れた。



「あとはエレクをフォーチュンモールへ連れて行って終わりだ。2人とも、帰る準備をしておけ」
「ええっ、もう終わりかよ! 何だよ、俺の仕事無かったじゃねえか!」
「用心棒の仕事なんて、無い方がいいに決まっている。一応彼女をフォーチュンシティの外まで連れていくのが私たちの仕事だ。最後まで気を抜くなよ」
「はいはい、分かってるって」



まあ、フォーチュンシティに居る限りはほぼ安全だろう。ただでさえ爆破事件から警備体制が厳重になっている以上、外部からちょっかいを出される可能性は皆無に近い。私は精々、この馬鹿2人が暴れないよう見張っておくとしよう……















キャラクター紹介



ペイジ
モチーフ:【裂書】 作者様:kaTe様
フォーチュンモール内で古書店を経営する女性。しかし品揃えの偏りから驚くほど客が寄り付かない。
何でも屋『ハンディ』の一員であり、暴走しがちな他メンバーのストッパー役を務める。


チャーム
モチーフ:【P・C(ペイント・チャーマー)】 作者様:ギガプラント様
何でも屋『ハンディ』に所属する少年。
生粋のトラブルメーカーで、フォーチュンシティ中に大々的な落書きをしていたところを捕縛され、その懲罰として今の立場に至る。
放っておけばすぐに暴走するため、現在はペイジが実質的に監視役を担っている。


リリィ
モチーフ:【漂宝石少女】 作者様:szmt様
フォーチュンシティに拠点を構える劇団に所属する新人女優の少女。
自分の容姿と演技力に絶対の自信を持つが、その過剰すぎる自信から周囲に合わせるのが苦手という欠点を持つ。
チャームに負けず劣らずの問題児であり、過去に事件を起こしてしまった代償として『ハンディ』で活動している。


ブラド
モチーフ:【求血】 作者:名無しのゴーレム
何でも屋『ハンディ』に所属する男性の吸血鬼。
フォーチュンモールのオーナーに一目惚れしていて、好意に付け込まれる形で加入した。『ハンディ』の中ではオーナーと他のメンバーの仲介役を務めている。
吸血鬼らしく昼間に外出することは難しいが、夜や室内では様々な特殊能力を発揮する。


エレク
モチーフ:【幻電妖精】 作者様:風鼠様
フォーチュンシティの研究所でプログラミングについて研究している女性。
活動を制限されているため、資金集めの一環でアイドル活動も行っている。穏やかで天然な性格が多くの人々に好かれ、その活動はかなり順調。



【裂書】【P・C(ペイント・チャーマー)】【漂宝石少女】【幻電妖精】の使用許可を下さったkaTe様、ギガプラント様、szmt様、風鼠様、本当にありがとうございます!




現在のイイネ数 28
作品イイネ
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kaTe
普通に読んでたらペイジが女性だと気づかなかったkaTeです。
気苦労が多そうなペイジですが、今回の依頼は終わったも同然。リリィはエレクとのデュエルでご機嫌、用心棒のチャームも使用テーマから相当の実力者でしょうし、これならペイジの胃が痛くなるような事も起きないでしょう! (2020-10-03 19:51)
名無しのゴーレム
kaTeさん、コメントありがとうございます。

ペイジは女扱いタイプのされない女性をイメージしたので…
ブラドはともかく他の2人が問題児すぎるせいでストレスがヤバそうなペイジ。そりゃあ内心で毒づきますねぇ。
今回の依頼は一見落着、しかしまだフォーチュンシティ編が続くということは…? (2020-10-03 23:43)
風鼠
天然アイドルは良き(好き

こうしてみる限り、火力と魔法・罠不足ですね(改めて (2020-10-10 02:47)
名無しのゴーレム
風鼠さん、コメントありがとうございます。

それでいて本業は超有能な科学者という。ハイスペックすぎてヤバい。
【幻電妖精】はOCGのモンスターと組み合わせれば一気に化ける気もしますが、このSSのルールでは…という感じですかねぇ。ペンデュラムはスケールを張るのに手札を使うので魔法・罠でのサポートも難しいですし。 (2020-10-10 15:43)
名無しのゴーレム
使用オリカのカードテキストをまとめていたら重大な構成ミスを発見したため、デュエル内容の一部を変更しました。
これでミスはなくなったと思います……たぶん。 (2020-10-10 22:22)
ギガプラント
ハンディの設定……というか何でも屋っていいですよね。
運に頼るような効果を、実質的に相手の手札を確定させて通すのは実にアニメ的で素晴らしいです。 (2020-10-11 05:39)
名無しのゴーレム
ギガプラントさん、コメントありがとうございます。

何でも屋というか、何でもさせられるというか…まあ話を作る上で何でも屋って便利ですよねぇ。
無理矢理こちらの動きを押し通すというのがリリィの性格に合ったプレイングで私的にも満足だったりします。 (2020-10-11 22:08)

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27 10話 水面写しの鏡 713 2 2015-12-06 -
32 11話 白き刃、移ろう水面 955 4 2015-12-09 -
80 12話 試される意志 966 4 2015-12-14 -
136 13話 水面を侵す邪神 1079 10 2016-05-01 -
31 オリカまとめ4 759 0 2016-05-03 -
44 オリカまとめ5 978 0 2016-05-03 -
26 14話 仲違い 755 4 2016-05-06 -
74 七夕記念企画のお知らせ! 1232 14 2016-05-07 -
50 七夕記念企画:メンバー集め編、彦星組① 880 6 2016-06-11 -
47 七夕記念企画:メンバー集め編、織姫組① 796 8 2016-06-17 -
86 七夕記念企画:メンバー集め編、彦星組② 851 10 2016-06-20 -
78 七夕記念企画:メンバー集め編、織姫組② 848 6 2016-06-21 -
71 七夕記念企画:前夜祭 834 14 2016-06-30 -
35 第1戦:爆風を駆ける獣 1158 16 2016-07-01 -
42 第2戦:真の強さとは 954 14 2016-07-02 -
33 第3戦:舞い踊る武具 813 10 2016-07-03 -
35 第4戦:不滅の決闘 843 15 2016-07-04 -
35 第5戦:信念のデュエル 918 14 2016-07-05 -
45 第6戦:開演、スペースエンタメデュエル 911 13 2016-07-06 -
26 最終戦:その想い、天の川を越えて 918 14 2016-07-07 -
45 七夕記念企画:お疲れ様会、彦星組編 714 7 2016-07-13 -
100 七夕記念企画:お疲れ様会、織姫組編 880 10 2016-07-17 -
44 七夕記念企画:フィナーレ 718 8 2016-07-29 -
48 七夕記念企画:感想、その他 948 0 2016-07-31 -
109 15話 娯楽都市アミューズ 1048 8 2016-12-31 -
30 16話 鮮やかなるトリックスター 575 8 2019-03-12 -
77 17話 最速の男 474 2 2019-03-17 -
54 18話 大罪の邪神龍 494 2 2019-03-22 -
30 19話 たった一つの敗因 429 2 2019-03-27 -
54 【エイプリルフール】新企画始動のお知らせ 466 2 2019-04-01 -
41 20話 天翔る龍使い 446 4 2019-04-02 -
58 21話 研ぎ澄まされし刃 505 2 2019-04-14 -
50 22話 忍び寄る漆黒 446 2 2019-04-22 -
54 23話 戦乱を望む者 512 2 2019-05-03 -
23 オリカまとめ6 423 2 2019-05-13 -
51 オリカまとめ7 509 2 2019-05-13 -
38 オリカまとめ8 385 0 2019-05-18 -
59 オリカまとめ9 501 2 2019-05-18 -
57 24話 凍てつく世界 496 2 2019-06-19 -
62 25話 時空の賢者 499 4 2019-06-26 -
31 26話 救世を拒む復讐の剣 534 4 2019-06-29 -
60 27話 燃え尽きぬ憎悪の炎 551 4 2019-07-03 -
46 28話 運命の選択肢 445 4 2019-07-07 -
69 29話 雪下の約束 436 4 2019-07-11 -
36 30話 再出発 334 2 2019-07-15 -
48 オリカまとめ10 585 4 2019-07-19 -
42 オリカまとめ11 427 4 2019-07-19 -
44 31話 新たな刺客? 382 4 2019-07-21 -
50 32話 忍びの流儀 534 4 2019-07-24 -
29 33話 雪の国の守護者 339 2 2019-07-28 -
39 34話 鉄壁の守護騎士 395 2 2019-08-01 -
27 35話 妖精の導き 378 2 2019-08-05 -
34 オリカまとめ12 447 4 2019-08-08 -
27 オリカまとめ13 414 2 2019-08-08 -
37 36話 温泉街フィアンマ 396 4 2019-08-11 -
33 37話 傭兵と行商人 351 2 2019-08-15 -
35 38話 時空を越えし英雄 423 2 2019-08-19 -
42 39話 燻る炎 406 2 2019-08-26 -
76 40話 張り巡らされた罠 392 2 2019-09-20 -
52 41話 一瞬の勝機 375 4 2019-09-29 -
28 42話 万物焼き尽くす業火 394 4 2019-10-05 -
26 43話 強者の孤独 402 2 2019-10-23 -
19 オリカまとめ14 287 0 2019-11-13 -
38 オリカまとめ15 360 0 2019-11-13 -
25 44話 幻獣の巫女 365 4 2020-01-09 -
26 45話 王を目指す者 271 2 2020-02-17 -
23 46話 君臨者と反逆者 334 4 2020-03-12 -
10 47話 ヒトガタの幻獣 286 4 2020-04-29 -
13 48話 架け橋 231 2 2020-05-11 -
8 オリカまとめ16 286 0 2020-05-19 -
12 幕間 『仲間』 249 4 2020-07-13 -
15 49話 機械の国インダスト 240 2 2020-07-20 -
11 50話 無双の姫君と反逆の機械 249 4 2020-08-05 -
8 51話 作戦会議 187 2 2020-08-30 -
8 52話 強襲 199 2 2020-09-10 -
7 53話 夢見る怪物 189 2 2020-09-17 -
12 54話 底知れぬ闇 221 4 2020-09-24 -
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16 Side Fortune:ゼロに還す者 274 6 2020-10-15 -
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13 オリカまとめ20&あとがき 241 2 2020-10-17 -
8 55話 最強の兵器 172 2 2020-10-22 -
13 56話 造られた理由 190 2 2020-10-28 -
10 57話 君臨する女帝 176 2 2020-11-03 -
2 オリカまとめ21 129 0 2020-11-09 -
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14 58話 孤独の女王 185 2 2020-11-10 -
10 59話 王女と女王、そして 201 4 2020-11-16 -
23 60話 時を紡ぐ剣 199 2 2020-11-21 -
17 61話 黒き意志 221 2 2020-11-26 -
23 62話 王の進む道 243 4 2020-12-01 -
8 63話 傷の深さ 157 0 2020-12-07 -
19 オリカまとめ23 153 0 2020-12-14 -
3 オリカまとめ24 133 0 2020-12-14 -
9 オリカまとめ25 251 0 2020-12-14 -
8 64話 癒えない傷痕 169 2 2020-12-16 -
14 65話 忍の里 169 0 2020-12-21 -
7 66話 契約 163 2 2020-12-27 -
7 67話 生きる覚悟 149 2 2021-01-02 -
12 68話 影に潜む者たち 154 0 2021-01-08 -
7 69話 正反対の2人 173 2 2021-01-15 -
1 幕間 交わる過去と現在 107 0 2021-01-21 -
7 70話 力と覚悟 146 0 2021-01-28 -
4 71話 魂を喰らう外道 136 0 2021-02-04 -
4 SideFortune:警備隊セキュリィ 187 2 2021-02-21 -
11 オリカまとめ26&今後の予定 231 0 2021-02-26 -
7 SideAmuse:静夜を照らす星 191 6 2021-03-12 -
8 SideAmuse:火花舞う戦場 146 0 2021-03-23 -
11 SideAmuse:守るべきもの 182 4 2021-03-31 -
8 SideAmuse:がらんどうの2人 107 2 2021-04-13 -
10 オリカまとめ27 145 2 2021-04-20 -
4 オリカまとめ28 92 0 2021-04-20 -
11 オリカまとめ29&あとがき 196 2 2021-04-20 -
5 72話 折り重ねる力 90 0 2021-08-11 -
8 73話 鋼の牙 151 0 2021-08-18 -
5 74話 生の価値、死の意味 103 0 2021-08-30 -
2 75話 終焉の始まり 56 0 2021-10-23 -

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