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補う工夫 作:エスカル

「ラドリーが先攻ですの。フィールド魔法『竜の渓谷』を発動するですの」

廃工場の中で竜が飛び回る。
あ、あの竜、さすがに遠くて触れない。
くっ、この私が竜に触れないとは……

「イメージ上の竜にまで干渉しようとしない」

不破君にたしなめられてしまったが、不破君も目で竜を追っているではないか。
むぅ……残念だ。

「竜の渓谷の効果で手札を1枚捨ててデッキからドラゴン族モンスター1体を墓地へ送るですの」
「ドラゴン族モンスターを墓地へ送る効果……『ドラゴンメイド・ティルル』や『ドラゴンメイド・パルラ』が墓地に『ドラゴンメイド』を送る効果を持ってて、ティルルは使えてたはずだけど」
「うん、さっき確認したところ、パルラちゃんとルフトちゃんも使えないみたい。チェイムも使えず、さっきやったけどハスキーとシュトラールも使えないし、EXデッキも0枚なのもデュエリストレベルがまだ認められるところじゃないみたい」

さっき実験したので、単純に墓地を肥やす能力を使えないといったところらしい。
なので『竜の渓谷』は維持さえ出来れば毎ターン墓地肥やしが出来るカードだ。
もっとも、アドバンテージを取れる手段がなくなれば手札コストの関係上すぐにジリ貧になる。
そこはラドちゃんがどうコストを捻出するかだけど……

「デッキから『ドラゴンメイド・ラドリー』を墓地へ送るですの。そして『ドラゴンメイド・ナサリー』を召喚するですの」

ナース服を着飾るドラゴンメイド!
主人の体調を気遣う優しきメイド。
その微笑みはまさに天女に相応しき笑み!
彼女に手当てされたならどんな怪我だって治りそうだよ。

ドラゴンメイド・ナサリー ATK500

「ナサリーの効果でラドリーを蘇生させるですの」

ナサリーちゃんの元にラドちゃんがとてとてと歩いてくる。
そしてずっこけそうになったところでナサリーちゃんが優しく抱きとめ、頭を撫で撫でする……

「愛流お嬢様、どうしたですの?」
「大変だ、おそらく尊さが爆発して意識がへヴン状態になってる」
「へヴン状態って何?」

まあ意識がぶっ飛んだ状態だな。
まあこのままデュエルを続けてたら愛流さんがさらなる奇行に走るかもしれないし、いったん起こすのは止めておこう。
っていうか昨日のデュエルのとき、よく耐えられてたな……

「特殊召喚されたラドリーの効果でデッキトップから3枚を墓地へ送るですの」

ラドリーとナサリーが協力して洗濯籠の中に入った3枚のカードを墓地へと送っていく。
……なるほどね。

「なかなかの落ちですの。カードを2枚伏せてターンエンドですの」

ラドリー LP8000

モンスターゾーン ドラゴンメイド・ラドリー ドラゴンメイド・ナサリー
魔法・罠カードゾーン セットカード2枚
フィールド 竜の渓谷
手札0枚

「もう手札0枚だね、僕のターン、ドロー」

そして楠葉さんがカードを引き、じっとラドリーちゃんを見る。
何のためらいもなく手札を全て使い切ったから何かあるのかと警戒してるのかも。

「フィールド魔法『歯車街』を発動するよ」

楠葉さんの後ろに巨大な歯車で出来た街が展開していく。
まあ工場の中だからせいぜい5つぐらいの歯車ビルが出来たぐらいだけど。

「そして手札から魔法カード『古代の機械射出機』を発動するよ! 私の場にモンスターが存在して無いときに発動して、表側表示のカード1枚を破壊してデッキから『古代の機械』モンスターを召喚条件を無視して特殊召喚するよ」
「召喚条件を無視してですの!?」

ラドリーちゃんが驚くのは無理が無い。
デッキから最上級モンスターがリクルートされてくるのだから。

「出でよ『古代の機械熱核竜』。そして破壊された『歯車街』の効果発動。このカードが破壊されればデッキ、手札、墓地から『古代の機械』モンスターを特殊召喚できるんだ。2体目の『古代の機械熱核竜』を特殊召喚するよ」

2体の巨大機械竜が並ぶか……
デュエルしていない俺だから興奮する光景だが、実際にデュエルして対峙してるラドリーちゃんからしてみたら恐怖の光景そのものだろう。

「あ、あわわわわ」

実際ラドちゃんが落ち着きなく尻尾をぶんぶん振り回してるし。
焦ってるのが丸分かりだ。

「ラドちゃん、しっかり……って『古代の機械熱核竜』が並んでる!? ああ、どっちを応援したらいいの!?」

あ、いつの間にやらヘヴン状態から復活してた。

「不破君はどっちを応援するの!」
「どっちもだけど……真に盛り上がるデュエルを見せてくれるならどちらも応援する価値があるぜ」

実際、本当に盛り上がるデュエルはどちらも一歩も引かず、鬼気迫る勢いの勝負をしたときだ。
一方を蹂躙するワンサイドゲームもあるが、あれは勝負ではない、ただの虐殺だ。
そんなむごい光景を見せられれば盛り上がるどころか、気味が悪いだけだ。

「さぁ、バトルフェイズと入ろうか」
「バトルフェイズに入った瞬間に『ドラゴンメイド・ラドリー』と『ドラゴンメイド・ナサリー』の効果発動ですの。2体を手札に戻して墓地から『ドラゴンメイド・フルス』2体を特殊召喚するですの」

ラドリーが放つ水流にナサリーも巻き込まれた結果、ナサリーもフルスへと変身したみたいだ。
どうやらLVが同じ場合は、片方の力を使って別の竜に変身するみたいだ。
……愛流さんが眼をきらきらさせてるのは……もういつものことか、と慣れ始めてる俺自身がいる。

「下級モンスター2体を逃がしたか」
「ううん、たかが水、されど水、ですの! 私の変身体が特殊召喚されたことをスイッチとして『激流葬』を発動するですの!」
「なっ!」

フルス2体が天高く仰ぎながら咆哮すると、地面から水が溢れ出す。
その水に飲み込まれ、古代の機械熱核竜の体がみるみる錆びていき、ボロッと壊れる音を立てて姿を消していった。

「だけどフルス2体も……」

だが、フルスは水の流れに華麗に乗り、水に飲み込まれ消滅していくのを回避していた。

「さっきラドリーの効果で墓地へ送られた『復活の福音』の効果を発動したですの。ラドリーの場のドラゴンたちが効果で破壊される場合、墓地からこのカードを除外することで破壊を免れるですの」

その言葉通り、フルス2体は水を治め、ラドリーちゃんの場に健在していた。
これで一気にラドリーちゃんが有利になった。
だけど、楠葉さんは手札を2枚しか使わず3000の巨大機械竜を2体揃えた。
リカバリー手段が用意されてないとは到底思わない。

「バトルフェイズ終了時、1体だけ手札に戻してラドリー自身を特殊召喚するですの」

フルス1体が渦に飲み込まれ、ラドリーの姿に戻ってぺこりとお辞儀する。
どうやら墓地肥やし効果は使わないみたいだ。

「メイン2、僕はカードを2枚伏せてターンエンド」

葛木 楠葉 LP8000

魔法・罠カードゾーン セットカード2枚
手札2枚

「ラドリーのターン、ドローですの。手札の『ドラゴンメイド・フルス』を捨てて効果発動ですの。墓地の『古代の機械熱核竜』を除外するですの」

フルスがラドリーちゃんの手札から飛んでいき、楠葉さんの墓地へと飛び込んでいく。
そして古代の機械熱核竜のカードを口に咥え、楠葉さんの除外ゾーンへと運んでいった。

「除外か」
「そしてラドリーは手札を1枚捨ててデッキから『ドラゴンメイド・ティルル』を墓地へ送るですの。そして『ドラゴンメイド・ナサリー』を召喚し、効果発動ですの。墓地へ送られた『ドラゴンメイド・ティルル』を特殊召喚するですの」

ナサリー、ティルル、ラドリー、フルスの4体がラドリーちゃんの場に勢揃いした。

「特殊召喚されたティルルの効果発動ですの。デッキから『ドラゴンメイド・フランメ』を手札に加え、そのまま墓地へ送るですの。そしてバトルフェイズ開始時、ナサリー、ティルルがそれぞれ変身ですの!」

ラドリーの手を取り、ナサリーが水の渦に飲み込まれ『ドラゴンメイド・フルス』へと変身し、ティルルが炎に包み込まれ『ドラゴンメイド・フランメ』へと変身した。
これで攻撃力の合計は8400。
本来ラドリーちゃんが変身するフルスが場にいて、変身元のラドリーちゃんが場にいるのはなんかシュールだが、まあ『デュエルモンスターズ』は河童と魔法のランプが融合してなぜか巨大な海蛇に変わるカードゲームだからまあ今さらか。

「先陣を切るのはラドリー自身ですの!」

ラドちゃんが思いっきりダッシュしていき、それをフルスは自信満々に見て、フランメははらはらした感じで見ていた。
なんだろうこの漂う、授業参観みたいな感じ。

「残念だけど永続罠カード『古代の機械蘇生』を発動するよ。僕の場にモンスターが存在していなければ『古代の機械』モンスター1体を墓地から特殊召喚する。蘇れ『古代の機械熱核竜』」

再び機械竜が楠葉さんの場に君臨し、ドラゴンメイドたちを見下ろす。
無機質ながらも威圧感は本物の巨竜に負けていない。

「さすがに勝てないですの」

そりゃそうだ。
攻撃力500のメイドさんが3000の機械竜に挑むのは無謀極まりない。
ラドリーちゃんがすごすごと帰っていき、フランメが優しく頭をなでていた。
……愛流さん、女の子がしちゃいけない顔してるよ。
言葉に出せない尊さを感じてるんだろうし、同じドラゴン好きとして感じるものはあるけどさ。

「バトルフェイズ終了時、フランメを手札に戻し『ドラゴンメイド・ティルル』を守備表示で特殊召喚するですの」

これで手札には『ドラゴンメイド・ナサリー』と『ドラゴンメイド・フランメ』の2体。
だけども一番使いたいはずの『ドラゴンメイド・フルス』は2体とも場に存在している。
『古代の機械蘇生』は条件さえ揃っていれば『リビングデッドの呼び声』と違い、何度でも蘇生できる永続罠カード。
フルスでタイミングを見計らって除外しなければ、熱核竜は場で維持され続ける。
フランメの効果で攻撃力を上昇させて熱核竜を倒しても、やはり蘇生されて維持される。
EXデッキのカードを使えるほどデュエリストレベルが認められて無いラドリーちゃんじゃ対処するのは至難だ。

「このままターンエンドですの」

ラドリー LP8000

モンスターゾーン ドラゴンメイド・ラドリー ドラゴンメイド・フルス×2 ドラゴンメイド・ティルル
魔法・罠カードゾーン セットカード1枚
フィールド 竜の渓谷
手札2枚

「僕のターン、ドロー。僕は『歯車街』を発動。そして手札から速攻魔法『ダブル・サイクロン』を発動。セットされたカードと『歯車街』を破壊する」
「その効果にチェーンして『威嚇する咆哮』を発動するですの!」

楠葉さんの街が風によって壊されていく。

「が、がお~、来ちゃダメだぞ~ですの」

ラドリーちゃん、そんな大声を。
『威嚇する咆哮』のつもりか。
それで怯える生命体がどこに存在しているというのだろうか。

「不破君、あ、ああ……」
「気持ちは分からなくは無いけどもさ」

もはや言語を失った生き物と化してしまった愛流さんに一応ツッコミを入れつつラドリーちゃんの場を見る。

1ターンの猶予を得たが、次に引くカードしだいによっては形勢は一気に変わる。
いや、それ以前に。

「破壊された『歯車街』の効果でデッキから『古代の機械飛竜』を特殊召喚するよ。デッキから『古代の機械射出機』を手札に加える。バトルフェイズに入れば変身してしまうだろうし、このままターンエンド」

葛木 楠葉 LP8000

モンスターゾーン 古代の機械熱核竜 古代の機械飛竜
魔法・罠カードゾーン セットカード1枚 古代の機械蘇生
手札2枚

楠葉さんの方が場を整えてしまう。
実質、ラドリーちゃんは追い詰められてる。
1枚のドローで何を引くか。

「ラドリーのターン」

ラドリーちゃんがデッキの上に手を置く。
震えは一切ない。

「ドローですの」

勢いよくカードを引く。
さて、何を引いたか。

「まずは『トレード・イン』ですの。お使いも頼まれたり、家の見栄えを良くする調度品もの揃えたりするのもメイドのお仕事、金銭取引も出来なければいけないですの」

そういうものだろうか?
というか調度品はどちらかというと主人のほうが揃えるような。
どちらにしろここでドローカードは強い。

「フランメを捨てて2枚ドローですの。そして魔法カード『巨竜の羽ばたき』を発動ですの。これで『古代の機械蘇生』もろともセットカードを破壊するですの」

フルスが水の勢いを利用して風を起こし、『古代の機械蘇生』と『リミッター解除』が吹っ飛ばされる。
もしラドリーちゃんが『威嚇する咆哮』を発動させていなかったら、歯車街で『古代の機械熱核竜』を特殊召喚し、一気に攻撃させてゲームエンドまで持ち込む気だったのだろう。
おそらく『ハーピィの羽箒』が使えないから『巨竜の羽ばたき』を使ったのだろうし、引きのための時間稼ぎのための『威嚇する咆哮』なのだろう。
使えないカードがあっても、それを補おうとするラドリーちゃんの腕はたいしたものだ。
もし完全に『ドラゴンメイド』を使えるようになったら、昨日のデュエルよりも興奮するデュエルが出来るのではないだろうか。

だが問題は今だ。
『古代の機械蘇生』が破壊されても蘇生された『古代の機械熱核竜』が破壊されず、攻撃力も3200のままだ。
それに『古代の機械射出機』も手札に残ってるし、まだ逆転の一手は残されてる。

「ここで決着をつけるしかないですの。速攻魔法『エネミーコントローラー』発動ですの!」
「んなぁ!?」

楠葉さんの気持ちは良く分かる。
まさかこの場面でこのカードが来るとは想定していなかった。

「前のご主人様との思い出のカードですの。ラドリーをリリースして『古代の機械熱核竜』はラドリーが操作するですの」

前のご主人様はひょっとしてゲーム好きだったのだろうか。
そしてラドリーがコントローラーを握り、そこから線が延びていき、古代の機械熱核竜に装備される。

「そして『ドラゴンメイド・ナサリー』を召喚して墓地から『ドラゴンメイド・ラドリー』を特殊召喚しますの。そしてバトルフェイズに入るですの! 皆が変身して手札と墓地の『ドラゴンメイド・フルス』2体と墓地の『ドラゴンメイド・ティルル』に変身ですの!」

ラドリーとナサリーが手を取り合い水に飲み込まれフルスに変身し、それをティルルがちょっとだけうらやましそうに見ながらフランメへと変身した。

「よーし、いくですの! 『古代の機械熱核竜』を操作して『古代の機械飛竜』に攻撃するですの」

古代の機械熱核竜が思いっきり体当たりしていくが、途中でバランスを崩して飛竜の上に倒れこんだ。
もしかして操作ミス?

「くうっ」

葛木 楠葉 LP8000→6800

これで完全に勝負あり。
合計数値は7900、完全に楠葉さんのLPは0になる。

フルスの吐き出した水とフランメの吐く炎に飲み込まれ、楠葉さんのLPが0になった。

「負けちゃったか」

葛木 楠葉 LP6800→0


「なんとか勝てたですの」

『ドラゴンメイド』関連の魔法・罠カードを一切使っていないし使用も制限されてる中なんとか勝利していた。
工夫して戦えば、カテゴリで不自由があってもどうにかなるものか。

「おめでと、ラドちゃん」

あ、愛流さんがラドリーちゃんに思いっきり抱きついていった。
そして全力でハグ&頭撫で撫で。

「やったですの、愛流お嬢様」

ラドリーちゃんもとびっきりの笑顔だ。
見てて微笑ましい光景だ。

「不破君、にやついてるよ。まあ、あの気持ちよすぎる笑顔見れば気持ちは分からなくは無いけど」

楠葉さんもまた愛流さんとラドちゃんを見ていた。

「にしても制限されてる中であれだけの立ち回り、それでいて不破君はラドリーちゃんに勝てたんだろう?」
「まあペンデュラムデッキは基本的に短期決戦系だからな。ラドリーちゃんのデッキは工夫して戦わなければいけない分、どうしても用意に時間がかかる。相性の問題さ」

さっきも考えたが、もしラドちゃんが全力になって戦えるようになった場合は結果は分からない。
もっとも、俺だって今以上にいろいろと工夫してあの時以上に戦えるようになるが。



「なんにせよ、不破君は愛流ちゃん、僕はラドリーちゃん、それぞれにリベンジしたいライバルと、かけがえのない仲間が出来た。退屈しなくてすむね」
「……だな」

俺と楠葉さんはお互いに、喜び合っているそれぞれのリベンジ相手に眼を向けていた。

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