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HOME > 遊戯王SS一覧 > その6 「帝国」の台頭

その6 「帝国」の台頭 作:szmt

もとより、歴史上「帝国」の前身となる集団は「レジスタンス」として存在していた。威柱の恩恵は受けつつも、独占する「教団」には従わないという集団だ。とはいえ彼らの力は「教団」にはかなり劣るため、積極的に表舞台に立つことはなく、また「教団」側もさして問題視することはなかった。そう、力が劣っていたがゆえに。

その力関係を一気に崩す出来事が起きた。そう、「簡威柱」の開発だ。簡易とはいえその威柱もかなりの大きさだったが、様々な技術革新を経て携帯できる程度の小ささまで改良されていく。そして、その開発の話が噂に流れ始めたころ「レジスタンス」の一部は「学都」に対し接触を図り、ある一つの技術の開発を打診する。「威柱」の消費だ。「威柱」が権能であるならば、それを消費することによって恩恵を倍増、分配できるようになるのではないか、という発想だ。勿論これも、教団が知れば激怒することは間違いない。だが、だからこそ、教団と離別した「学都」内、それも教団に対する過激派であった一部の「学都」の研究員たちは、その技術すらも研究し始める。

数年経ち、「レジスタンス」は平野から遠く離れた地に建国、「帝国」と名を改める。無論、威柱の恩恵から遠く離れた地であったそこには、「教団」はあまり注目しなかった。がゆえに、「帝国」は力を溜める。兵を集め、森を切り開き、精鋭たちに「簡威柱」を与えた。そして、その技術は完成した。「威柱」を消費する技術は、「簡易柱」であっても使用できた。それらを利用した「帝国」の兵力は見違えるほどに大きくなり、そして、彼らは、「教団」に対して宣戦を布告した。無論、彼らの後ろに「学都」がついていたことは言うまでもないだろう。「教団」は、今までで一番不利な争いを強いられることとなったのだ。
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