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1.「Welcome to」 作:tres
「………ん」
===やあ、お目覚めかい?
「…?」
===その様子だとボクの声が聞こえるようだね。
「…」
(あれ…?わたしは…)
===フフフ、まだ意識が曖昧かい?無理もない、今キミの視界は真っ暗だからね。目覚ましの明かりを点けてあげよう。
「!…ここどこ?」
===殺風景な空間で申し訳ない。ここはテントの中さ。
「テント…?」
===そうだよ。キョロキョロ見回しても何もないでしょ?あるのはキミが今見てる前方奥のカーテンくらいだね。左右後ろは見ての通りただの壁だから。
「…」
===気になるかい?カーテンの隙間から中を覗いてごらん。
「…!?」
===驚いた?その先は舞台なんだ。パフォーマーたちによるショーがここで繰り広げられているのさ。お客さんもどんどん増えているんだよ。
「舞台…!」
===さしずめここは舞台裏ってところかな。備品も何も無い灰色の箱だけどね。
「わあ…!」
===フフフ、キミはこういうの好きなんだね?
「うん。サーカス、好き…」
===それは嬉しいね。でもキミは今お客さんじゃないから、そろそろ閉めようか。本題にも入りたいし。
「あ…」
(閉まっちゃった…)
===では改めまして。ようこそ、手品師のテントへ。キミのご来場を歓迎するよ。
「…夢?」
===フフフ、今更だね。夢だと思うなら夢なんじゃないかな。
「…そう思うことにする」
(なんか、現実感が無いし…)
===そうだね、目覚めるまではキミもこの世界の住人だ。
「あなたは、誰…?どこにいるの…?」
===ボクは案内人、ここのガイドさ。ワケあって姿は闇の中なんだ。でもボクからはキミの姿がちゃんと映ってるからね、安心していいよ。
「そうなんだ…」
===キミの名前が知りたいな。
「わたしは、真目(しんめ)譜理子(ふりこ)」
===譜理子ちゃんか。素晴らしい名前だね。フフフ、これは運命かもしれないね。
「運命…?」
===こちらの話さ。さて、譜理子ちゃん。今からルール説明をするよ。1度しか言わないからよく聞いてね。
「えっ…?」
===キミは今、キミの居た世界とは別の世界、仮にサーカス世界としよう。その世界に居るんだ。
「サーカス世界…?」
===ここから脱出する方法はひとつ。手品師を倒すこと。
「手品師…?」
===以上、ルール説明終わり。質問があるなら受け付けよう。
「ちょ、何が何だか…手品師って誰?倒すってどうやって?サーカス世界って何…?」
===質問が多いね。時には自分の力で答えを探すことも大事だよ?譜理子ちゃん。
(質問に受け付けるだけで答えないじゃん…)
「…わかった、探してみる」
===フフフ、素直な子は好きだよ。ほら、そんな譜理子ちゃんの元に早速手がかりが降ってきた。
「!…これは」
===その床にある物、譜理子ちゃんは知っているかい?
「うん…デュエルディスクだよね」
===その通り。装着してみる?
「してみる…えっと、こうかな?」
===サイズはピッタリだね。似合っているよ。
(でも何でデュエルディスク?…あれ?これってカード?)
===デュエルディスクの丸まった部分にカードが張り付いてるね。十字を描くように前後左右、裏向きで4枚。
「うん…」
(模様かと思った…)
===剥がしてみる?ペリペリって。
「剥がれるかな…あ」
===何のカードかな?
「これって…」
===真ん中に赤いクローバーのような模様が描かれてるね、三つ葉の。それ以外は白い背景だ。
「うん…何なんだろう?」
(どこかで見たことあるような…)
===気を付けて。何かが起こるかも。
「えっ…?」
「じゃーん!オレ参上!」
(!?…な、何が起こったの…!?)
===これはびっくりだね。カードが光ったと思った途端、人に化けたよ。
「お?オマエが対戦相手だな?よし!じゃあ早速デュエルだ!」
「ちょ、ちょっと待って…!あなたは誰…?それに今のは…」
「まあまあ細けーこたぁいいじゃねーか!ほら、ディスクを構えろよ」
「いやあの構える以前にデッキが…え?」
===セットされてるね。さっきまでは影も形も無かったけど。
(いつの間に…何で…?)
===デュエルの意思を示したいなら相手に向かって構えよう。
(もう、わかんないことだらけ…!とりあえず…)
「…こう?」
===そう。あ、キミは後攻みたいだね。
「よっしゃ!久々のデュエル、腕が鳴るぜ!」
(テンション高い…)
“DUELSTART”
===ほら、始まるよ。キミも5枚ドローしよう。
「あ、うん…」
(!…えっ、何このカード…?)
「先攻はオレだ!飛ばして行くぜ!」
「オレは《イグナイト・デリンジャー》と《イグナイト・ドラグノフ》をPゾーンに発動!」
《イグナイト・デリンジャー》
【Pスケール:青2/赤2】
(1):もう片方の自分のPゾーンに「イグナイト」カードが存在する場合に発動できる。
自分のPゾーンのカードを全て破壊し、
自分のデッキ・墓地から戦士族・炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。
《イグナイト・ドラグノフ》
【Pスケール:青7/赤7】
(1):もう片方の自分のPゾーンに「イグナイト」カードが存在する場合に発動できる。
自分のPゾーンのカードを全て破壊し、
自分のデッキ・墓地から戦士族・炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。
「!?カードの絵が…!」
===演出としては申し分ないでしょ?攻撃や召喚、効果発動の時とかもそれぞれモーションがあるんだよ。
(すごい…!アニメみたい…さすが夢)
「で、今発動した《イグナイト・デリンジャー》のP効果でPゾーンのカードを全て破壊し、《イグナイト・キャリバー》を手札に加える!」
「さらにオレは《イグナイト・マグナム》と《イグナイト・キャリバー》をPゾーンに発動!」
《イグナイト・マグナム》
【Pスケール:青7/赤7】
(1):もう片方の自分のPゾーンに「イグナイト」カードが存在する場合に発動できる。
自分のPゾーンのカードを全て破壊し、
自分のデッキ・墓地から戦士族・炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。
《イグナイト・キャリバー》
【Pスケール:青2/赤2】
(1):もう片方の自分のPゾーンに「イグナイト」カードが存在する場合に発動できる。
自分のPゾーンのカードを全て破壊し、
自分のデッキ・墓地から戦士族・炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。
「スケールはそれぞれ2と7!これでレベル3から6のモンスターがペンデュラム召喚可能だ!さあ行くぜ!」
「ペンデュラム召喚!!!」
「来い!《イグナイト・デリンジャー》!《イグナイト・ドラグノフ》!」
《イグナイト・デリンジャー》攻撃表示
ペンデュラム・通常モンスター
星5/炎属性/戦士族/攻2400/守1200
《イグナイト・ドラグノフ》攻撃表示
ペンデュラム・通常モンスター
星4/炎属性/戦士族/攻1700/守1300
===元気が良いね、相手の彼。
「うん…」
(ちょっとうるさい…)
===キミもあんな風に戦ってみようか。
「やだ。わたしには無理…」
(そういうキャラじゃないし…)
「先攻1ターン目は攻撃できねえ。オレはこれでターンエンドだ」
EX0 墓地0 除外0
相手 LP8000 手札2
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ア 空 イ
◇ ウ ◇ エ ◇
ア=《イグナイト・キャリバー》スケール2
イ=《イグナイト・マグナム》スケール7
ウ=《イグナイト・デリンジャー》攻撃表示
エ=《イグナイト・ドラグノフ》攻撃表示
TURN1→2 相手→譜理子
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
◇ 空 ◇
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
譜理子 LP8000 手札5
EX0 墓地0 除外0
===さあ、キミのターンだよ。
「ドロー…」
「…」
===おや?動かないのかい?
「だってこんなカード知らない…わかんない」
===そう言いつつもテキストにはしっかり目を通すんだね。前のターンからもずっと。
「知らないから知りたいし…やるからには勝ちたい」
===キミのそういうところ、好きだよ。
「おーい!いつまで考えてんだー!?」
===あら、待たせちゃってるね。一応言っておくと制限時間があるから気を付けてね。
「ごめんなさい、今動きます。スタンバイ、メイン」
「《シンメトリアル=W(ホイール)・ローラー》をPゾーンに発動」
《シンメトリアル=W(ホイール)・ローラー》
【Pスケール:青5/赤5】
(1):
「えっと、続けて《シンメトリアル=O(オブジェクト)・メイカー》をPゾーンに発動」
《シンメトリアル=O(オブジェクト)・メイカー》
【Pスケール:青3/赤3】
(1):
「スケールは3と5か。オマエもペンデュラム召喚、来るか!?」
(なんかちょっとわくわくされてる…?)
「…その前にO(オブジェクト)・メイカーのP効果発動。1ターンに1度、このカードを発動したターンの自分メインフェイズに、もう片方の自分のPゾーンに「シンメトリアル」カードが存在する場合に発動できる」
「《シンメトリアル=Oトークン》(サイキック族・光・星4・攻1200/守1200)1体を特殊召喚する」
《シンメトリアル=Oトークン》攻撃表示
星4/光属性/サイキック族/攻1200/守1200
「そしてW(ホイール)・ローラーのP効果発動。1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに「シンメトリアル」カードが存在する場合に発動できる」
「自分の「シンメトリアル」モンスター1体と相手の表側表示モンスター1体を選択し、選択したモンスターのコントロールを入れ替える」
「何っ!?」
「わたしが選択するのはOトークンと《イグナイト・デリンジャー》」
「クソっ!デリンジャーが!」
(わっ!カードがワープした…!?どういう仕組みなんだろう…)
===いい動きだね。キミは飲み込みが早いみたいだ。
「あなたは知ってるの…?」
===フフフ、例え知ってたとしても展開は変わらないよ。ボクは案内人だからね。基本的には見物するのみさ。
「そう…」
(デュエルには中立ってことかな…?)
===キミがキミらしく戦うこと、ボクもそれを望んでるよ。
「うん…じゃあ」
「ペンデュラム召喚…!」
「《シンメトリアル=T(テーブル)・キーパー》…!」
《シンメトリアル=T(テーブル)・キーパー》攻撃表示
ペンデュラム・効果モンスター
星4/光属性/獣戦士族/攻1600/守1600
【モンスター効果】
(1):
===今の感情こもってたね、少し。
「…気のせい」
「おお!ペンデュラム召喚したか!さあどう来る!?」
(あの人のテンションに若干つられた感が…まあ、夢だしいいか)
「さらにわたしはT(テーブル)・キーパーをリリースして」
「《シンメトリアル=X(ホリゾンタル)・ライナー》をアドバンス召喚」
《シンメトリアル=X(ホリゾンタル)・ライナー》
ペンデュラム・効果モンスター
星6/光属性/幻竜族/攻 0/守 0
【モンスター効果】
このカード名の(2)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):
(2):
(あ、T(テーブル)・キーパーが端っこに…反対側のそのスペースはEXデッキだったんだ。ってことは元々EXは0、メインだけのデッキか…)
「攻撃力0のモンスターをアドバンス召喚だあ?」
「X(ホリゾンタル)・ライナーのモンスター効果発動。1ターンに1度、両方の自分のPゾーンにカードが存在する場合に発動できる」
「自分のPゾーンのカード1枚を破壊し、デッキから「シンメトリアル=Y(ヴァーティカル)・ライナー」1体を自分のPゾーンに置く。破壊するのはO(オブジェクト)・メイカー」
《シンメトリアル=Y(ヴァーティカル)・ライナー》
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名の(2)のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):
(2):
(わ…!デッキから自動でPゾーンに飛び出してきた…!それにシャッフルも自動…すごい、便利)
「Pゾーンの張り替えか!だがオマエはこのターンもうペンデュラム召喚はできねえぞ!」
「わかってる。Y(ヴァーティカル)・ライナーのP効果。もう片方の自分のPゾーンに「シンメトリアル」カードが存在する限り、相手モンスターの攻撃力と守備力はフィールドの「シンメトリアル」カードの枚数×200ダウンする」
「げっ…!?」
「フィールドの「シンメトリアル」カードはW(ホイール)・ローラー、Y(ヴァーティカル)・ライナー、X(ホリゾンタル)・ライナー、そしてOトークンの4枚」
「よって攻撃力と守備力は800ダウン」
《イグナイト・ドラグノフ》攻撃力1700→900 守備力1300→500
《シンメトリアル=Oトークン》攻撃力1200→400 守備力1200→400
「バトル、デリンジャーでOトークンに攻撃」
「ぐっ!こんくらいのダメージ何ともねえ!」
相手LP8000-2000=6000
《イグナイト・ドラグノフ》攻撃力900→1100 守備力500→700
(わあ、戦闘もアニメみたい…!迫力たっぷり…)
「メイン2、カードを1枚セット」
「ターンエンド」
EX0 墓地0 除外0
相手 LP6000 手札2
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ア 空 イ
◇ ◇ ◇ エ ◇
ア=《イグナイト・キャリバー》スケール2
イ=《イグナイト・マグナム》スケール7
エ=《イグナイト・ドラグノフ》攻撃表示
TURN2→3 譜理子→相手
あ=《シンメトリアル=X(ホリゾンタル)・ライナー》攻撃表示
い=《イグナイト・デリンジャー》攻撃表示
う=《シンメトリアル=W(ホイール)・ローラー》スケール5
え=《シンメトリアル=Y(ヴァーティカル)・ライナー》スケール1
◇ あ い ◇ ◇
う 空 え
◇ ◇ 裏 ◇ ◇
譜理子 LP8000 手札1
EX2 墓地0 除外0
===やあ、お目覚めかい?
「…?」
===その様子だとボクの声が聞こえるようだね。
「…」
(あれ…?わたしは…)
===フフフ、まだ意識が曖昧かい?無理もない、今キミの視界は真っ暗だからね。目覚ましの明かりを点けてあげよう。
「!…ここどこ?」
===殺風景な空間で申し訳ない。ここはテントの中さ。
「テント…?」
===そうだよ。キョロキョロ見回しても何もないでしょ?あるのはキミが今見てる前方奥のカーテンくらいだね。左右後ろは見ての通りただの壁だから。
「…」
===気になるかい?カーテンの隙間から中を覗いてごらん。
「…!?」
===驚いた?その先は舞台なんだ。パフォーマーたちによるショーがここで繰り広げられているのさ。お客さんもどんどん増えているんだよ。
「舞台…!」
===さしずめここは舞台裏ってところかな。備品も何も無い灰色の箱だけどね。
「わあ…!」
===フフフ、キミはこういうの好きなんだね?
「うん。サーカス、好き…」
===それは嬉しいね。でもキミは今お客さんじゃないから、そろそろ閉めようか。本題にも入りたいし。
「あ…」
(閉まっちゃった…)
===では改めまして。ようこそ、手品師のテントへ。キミのご来場を歓迎するよ。
「…夢?」
===フフフ、今更だね。夢だと思うなら夢なんじゃないかな。
「…そう思うことにする」
(なんか、現実感が無いし…)
===そうだね、目覚めるまではキミもこの世界の住人だ。
「あなたは、誰…?どこにいるの…?」
===ボクは案内人、ここのガイドさ。ワケあって姿は闇の中なんだ。でもボクからはキミの姿がちゃんと映ってるからね、安心していいよ。
「そうなんだ…」
===キミの名前が知りたいな。
「わたしは、真目(しんめ)譜理子(ふりこ)」
===譜理子ちゃんか。素晴らしい名前だね。フフフ、これは運命かもしれないね。
「運命…?」
===こちらの話さ。さて、譜理子ちゃん。今からルール説明をするよ。1度しか言わないからよく聞いてね。
「えっ…?」
===キミは今、キミの居た世界とは別の世界、仮にサーカス世界としよう。その世界に居るんだ。
「サーカス世界…?」
===ここから脱出する方法はひとつ。手品師を倒すこと。
「手品師…?」
===以上、ルール説明終わり。質問があるなら受け付けよう。
「ちょ、何が何だか…手品師って誰?倒すってどうやって?サーカス世界って何…?」
===質問が多いね。時には自分の力で答えを探すことも大事だよ?譜理子ちゃん。
(質問に受け付けるだけで答えないじゃん…)
「…わかった、探してみる」
===フフフ、素直な子は好きだよ。ほら、そんな譜理子ちゃんの元に早速手がかりが降ってきた。
「!…これは」
===その床にある物、譜理子ちゃんは知っているかい?
「うん…デュエルディスクだよね」
===その通り。装着してみる?
「してみる…えっと、こうかな?」
===サイズはピッタリだね。似合っているよ。
(でも何でデュエルディスク?…あれ?これってカード?)
===デュエルディスクの丸まった部分にカードが張り付いてるね。十字を描くように前後左右、裏向きで4枚。
「うん…」
(模様かと思った…)
===剥がしてみる?ペリペリって。
「剥がれるかな…あ」
===何のカードかな?
「これって…」
===真ん中に赤いクローバーのような模様が描かれてるね、三つ葉の。それ以外は白い背景だ。
「うん…何なんだろう?」
(どこかで見たことあるような…)
===気を付けて。何かが起こるかも。
「えっ…?」
「じゃーん!オレ参上!」
(!?…な、何が起こったの…!?)
===これはびっくりだね。カードが光ったと思った途端、人に化けたよ。
「お?オマエが対戦相手だな?よし!じゃあ早速デュエルだ!」
「ちょ、ちょっと待って…!あなたは誰…?それに今のは…」
「まあまあ細けーこたぁいいじゃねーか!ほら、ディスクを構えろよ」
「いやあの構える以前にデッキが…え?」
===セットされてるね。さっきまでは影も形も無かったけど。
(いつの間に…何で…?)
===デュエルの意思を示したいなら相手に向かって構えよう。
(もう、わかんないことだらけ…!とりあえず…)
「…こう?」
===そう。あ、キミは後攻みたいだね。
「よっしゃ!久々のデュエル、腕が鳴るぜ!」
(テンション高い…)
“DUELSTART”
===ほら、始まるよ。キミも5枚ドローしよう。
「あ、うん…」
(!…えっ、何このカード…?)
「先攻はオレだ!飛ばして行くぜ!」
「オレは《イグナイト・デリンジャー》と《イグナイト・ドラグノフ》をPゾーンに発動!」
《イグナイト・デリンジャー》
【Pスケール:青2/赤2】
(1):もう片方の自分のPゾーンに「イグナイト」カードが存在する場合に発動できる。
自分のPゾーンのカードを全て破壊し、
自分のデッキ・墓地から戦士族・炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。
《イグナイト・ドラグノフ》
【Pスケール:青7/赤7】
(1):もう片方の自分のPゾーンに「イグナイト」カードが存在する場合に発動できる。
自分のPゾーンのカードを全て破壊し、
自分のデッキ・墓地から戦士族・炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。
「!?カードの絵が…!」
===演出としては申し分ないでしょ?攻撃や召喚、効果発動の時とかもそれぞれモーションがあるんだよ。
(すごい…!アニメみたい…さすが夢)
「で、今発動した《イグナイト・デリンジャー》のP効果でPゾーンのカードを全て破壊し、《イグナイト・キャリバー》を手札に加える!」
「さらにオレは《イグナイト・マグナム》と《イグナイト・キャリバー》をPゾーンに発動!」
《イグナイト・マグナム》
【Pスケール:青7/赤7】
(1):もう片方の自分のPゾーンに「イグナイト」カードが存在する場合に発動できる。
自分のPゾーンのカードを全て破壊し、
自分のデッキ・墓地から戦士族・炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。
《イグナイト・キャリバー》
【Pスケール:青2/赤2】
(1):もう片方の自分のPゾーンに「イグナイト」カードが存在する場合に発動できる。
自分のPゾーンのカードを全て破壊し、
自分のデッキ・墓地から戦士族・炎属性モンスター1体を選んで手札に加える。
「スケールはそれぞれ2と7!これでレベル3から6のモンスターがペンデュラム召喚可能だ!さあ行くぜ!」
「ペンデュラム召喚!!!」
「来い!《イグナイト・デリンジャー》!《イグナイト・ドラグノフ》!」
《イグナイト・デリンジャー》攻撃表示
ペンデュラム・通常モンスター
星5/炎属性/戦士族/攻2400/守1200
《イグナイト・ドラグノフ》攻撃表示
ペンデュラム・通常モンスター
星4/炎属性/戦士族/攻1700/守1300
===元気が良いね、相手の彼。
「うん…」
(ちょっとうるさい…)
===キミもあんな風に戦ってみようか。
「やだ。わたしには無理…」
(そういうキャラじゃないし…)
「先攻1ターン目は攻撃できねえ。オレはこれでターンエンドだ」
EX0 墓地0 除外0
相手 LP8000 手札2
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ア 空 イ
◇ ウ ◇ エ ◇
ア=《イグナイト・キャリバー》スケール2
イ=《イグナイト・マグナム》スケール7
ウ=《イグナイト・デリンジャー》攻撃表示
エ=《イグナイト・ドラグノフ》攻撃表示
TURN1→2 相手→譜理子
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
◇ 空 ◇
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
譜理子 LP8000 手札5
EX0 墓地0 除外0
===さあ、キミのターンだよ。
「ドロー…」
「…」
===おや?動かないのかい?
「だってこんなカード知らない…わかんない」
===そう言いつつもテキストにはしっかり目を通すんだね。前のターンからもずっと。
「知らないから知りたいし…やるからには勝ちたい」
===キミのそういうところ、好きだよ。
「おーい!いつまで考えてんだー!?」
===あら、待たせちゃってるね。一応言っておくと制限時間があるから気を付けてね。
「ごめんなさい、今動きます。スタンバイ、メイン」
「《シンメトリアル=W(ホイール)・ローラー》をPゾーンに発動」
《シンメトリアル=W(ホイール)・ローラー》
【Pスケール:青5/赤5】
(1):
「えっと、続けて《シンメトリアル=O(オブジェクト)・メイカー》をPゾーンに発動」
《シンメトリアル=O(オブジェクト)・メイカー》
【Pスケール:青3/赤3】
(1):
「スケールは3と5か。オマエもペンデュラム召喚、来るか!?」
(なんかちょっとわくわくされてる…?)
「…その前にO(オブジェクト)・メイカーのP効果発動。1ターンに1度、このカードを発動したターンの自分メインフェイズに、もう片方の自分のPゾーンに「シンメトリアル」カードが存在する場合に発動できる」
「《シンメトリアル=Oトークン》(サイキック族・光・星4・攻1200/守1200)1体を特殊召喚する」
《シンメトリアル=Oトークン》攻撃表示
星4/光属性/サイキック族/攻1200/守1200
「そしてW(ホイール)・ローラーのP効果発動。1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに「シンメトリアル」カードが存在する場合に発動できる」
「自分の「シンメトリアル」モンスター1体と相手の表側表示モンスター1体を選択し、選択したモンスターのコントロールを入れ替える」
「何っ!?」
「わたしが選択するのはOトークンと《イグナイト・デリンジャー》」
「クソっ!デリンジャーが!」
(わっ!カードがワープした…!?どういう仕組みなんだろう…)
===いい動きだね。キミは飲み込みが早いみたいだ。
「あなたは知ってるの…?」
===フフフ、例え知ってたとしても展開は変わらないよ。ボクは案内人だからね。基本的には見物するのみさ。
「そう…」
(デュエルには中立ってことかな…?)
===キミがキミらしく戦うこと、ボクもそれを望んでるよ。
「うん…じゃあ」
「ペンデュラム召喚…!」
「《シンメトリアル=T(テーブル)・キーパー》…!」
《シンメトリアル=T(テーブル)・キーパー》攻撃表示
ペンデュラム・効果モンスター
星4/光属性/獣戦士族/攻1600/守1600
【モンスター効果】
(1):
===今の感情こもってたね、少し。
「…気のせい」
「おお!ペンデュラム召喚したか!さあどう来る!?」
(あの人のテンションに若干つられた感が…まあ、夢だしいいか)
「さらにわたしはT(テーブル)・キーパーをリリースして」
「《シンメトリアル=X(ホリゾンタル)・ライナー》をアドバンス召喚」
《シンメトリアル=X(ホリゾンタル)・ライナー》
ペンデュラム・効果モンスター
星6/光属性/幻竜族/攻 0/守 0
【モンスター効果】
このカード名の(2)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):
(2):
(あ、T(テーブル)・キーパーが端っこに…反対側のそのスペースはEXデッキだったんだ。ってことは元々EXは0、メインだけのデッキか…)
「攻撃力0のモンスターをアドバンス召喚だあ?」
「X(ホリゾンタル)・ライナーのモンスター効果発動。1ターンに1度、両方の自分のPゾーンにカードが存在する場合に発動できる」
「自分のPゾーンのカード1枚を破壊し、デッキから「シンメトリアル=Y(ヴァーティカル)・ライナー」1体を自分のPゾーンに置く。破壊するのはO(オブジェクト)・メイカー」
《シンメトリアル=Y(ヴァーティカル)・ライナー》
【Pスケール:青1/赤1】
このカード名の(2)のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):
(2):
(わ…!デッキから自動でPゾーンに飛び出してきた…!それにシャッフルも自動…すごい、便利)
「Pゾーンの張り替えか!だがオマエはこのターンもうペンデュラム召喚はできねえぞ!」
「わかってる。Y(ヴァーティカル)・ライナーのP効果。もう片方の自分のPゾーンに「シンメトリアル」カードが存在する限り、相手モンスターの攻撃力と守備力はフィールドの「シンメトリアル」カードの枚数×200ダウンする」
「げっ…!?」
「フィールドの「シンメトリアル」カードはW(ホイール)・ローラー、Y(ヴァーティカル)・ライナー、X(ホリゾンタル)・ライナー、そしてOトークンの4枚」
「よって攻撃力と守備力は800ダウン」
《イグナイト・ドラグノフ》攻撃力1700→900 守備力1300→500
《シンメトリアル=Oトークン》攻撃力1200→400 守備力1200→400
「バトル、デリンジャーでOトークンに攻撃」
「ぐっ!こんくらいのダメージ何ともねえ!」
相手LP8000-2000=6000
《イグナイト・ドラグノフ》攻撃力900→1100 守備力500→700
(わあ、戦闘もアニメみたい…!迫力たっぷり…)
「メイン2、カードを1枚セット」
「ターンエンド」
EX0 墓地0 除外0
相手 LP6000 手札2
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ア 空 イ
◇ ◇ ◇ エ ◇
ア=《イグナイト・キャリバー》スケール2
イ=《イグナイト・マグナム》スケール7
エ=《イグナイト・ドラグノフ》攻撃表示
TURN2→3 譜理子→相手
あ=《シンメトリアル=X(ホリゾンタル)・ライナー》攻撃表示
い=《イグナイト・デリンジャー》攻撃表示
う=《シンメトリアル=W(ホイール)・ローラー》スケール5
え=《シンメトリアル=Y(ヴァーティカル)・ライナー》スケール1
◇ あ い ◇ ◇
う 空 え
◇ ◇ 裏 ◇ ◇
譜理子 LP8000 手札1
EX2 墓地0 除外0
現在のイイネ数 | 117 |
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同シリーズ作品
イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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117 | 1.「Welcome to」 | 774 | 2 | 2019-09-15 | - | |
83 | 2.「Ignition」 | 583 | 2 | 2019-09-16 | - | |
59 | 3.「Connect」 | 553 | 3 | 2019-09-18 | - | |
65 | 4.「Asymmetry」 | 509 | 2 | 2019-09-20 | - | |
62 | 5.「Amorphous」 | 501 | 2 | 2019-09-22 | - | |
59 | 6.「Accident」 | 434 | 2 | 2019-09-24 | - | |
34 | 7.「Majestic」 | 413 | 2 | 2019-09-26 | - | |
60 | 8.「Control」 | 528 | 2 | 2019-09-28 | - | |
55 | 9.「Uniformization」 | 428 | 2 | 2019-10-01 | - | |
61 | 10.「Dynamic」 | 480 | 2 | 2019-10-04 | - | |
37 | 11.「Search for」 | 993 | 2 | 2019-10-08 | - | |
26 | 12.「Magician」 | 478 | 2 | 2019-10-13 | - | |
42 | 13.「Supreme King」 | 419 | 2 | 2019-10-17 | - | |
43 | 14.「First Arc」 | 478 | 2 | 2019-10-21 | - | |
54 | 15.「Message」 | 493 | 2 | 2019-10-31 | - | |
63 | 16.「Solved」 | 514 | 3 | 2019-11-06 | - | |
45 | 17.「Meeting again」 | 402 | 2 | 2019-11-16 | - | |
29 | 18.「Curtain raising」 | 368 | 2 | 2019-11-21 | - | |
64 | 19.「Third Performa」 | 557 | 2 | 2019-11-26 | - | |
43 | 20.「2 attacks」 | 486 | 2 | 2019-11-30 | - | |
56 | 21.「Climax」 | 529 | 4 | 2019-12-05 | - | |
55 | 22.「Believe」 | 452 | 2 | 2019-12-10 | - | |
44 | 23.「Cancellation」 | 429 | 2 | 2019-12-17 | - | |
68 | 24.「Blue and Red」 | 525 | 2 | 2019-12-20 | - | |
87 | 25.「Harmony」 | 536 | 2 | 2019-12-23 | - | |
74 | 26.「Darkness」 | 464 | 2 | 2019-12-26 | - | |
68 | 27.「Encroachment」 | 610 | 4 | 2020-01-02 | - | |
46 | 28.「4 attributes」 | 459 | 2 | 2020-01-09 | - | |
48 | 29.「True Darkness」 | 409 | 2 | 2020-01-13 | - | |
41 | 30.「beautiful Clear」 | 381 | 4 | 2020-01-17 | - | |
46 | 31.「Precipice」 | 336 | 2 | 2020-01-21 | - | |
52 | 32.「Master Pendulum」 | 472 | 4 | 2020-01-26 | - | |
50 | 33.「Final Arc」 | 391 | 4 | 2020-01-31 | - | |
56 | 34.「Scenario」 | 408 | 2 | 2020-02-05 | - | |
68 | 35.「Save」 | 493 | 4 | 2020-02-09 | - | |
58 | 36.「Welcome back」 | 358 | 5 | 2020-02-14 | - | |
46 | EX1.「Original Card1」 | 386 | 2 | 2020-02-28 | - | |
70 | EX2.「Original Card2」 | 383 | 2 | 2020-03-02 | - | |
60 | EX3.「Original Card3」 | 622 | 2 | 2020-03-08 | - | |
53 | EP1.「Epilogue1」 | 320 | 0 | 2023-01-16 | - | |
20 | EP2.「Epilogue2」 | 176 | 0 | 2023-01-19 | - | |
49 | EP3.「Epilogue3」 | 241 | 0 | 2023-01-23 | - | |
56 | EP4.「Epilogue4」 | 260 | 0 | 2023-01-26 | - | |
27 | EP5.「Epilogue5」 | 295 | 0 | 2023-01-29 | - | |
41 | EP6.「Epilogue6」 | 438 | 3 | 2023-02-01 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/03/23 新商品 QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE カードリスト 追加。
- 04/19 21:32 評価 8点 《青眼の亜白龍》「登場から長くブルーアイズの主力を務めたカード…
- 04/19 21:23 評価 8点 《伝説の白石》「【ブルーアイズ】がS召喚の要素を自らのテーマに…
- 04/19 21:22 評価 6点 《竜魂の城》「墓地と除外ゾーンから《ドラゴン族》を動かして使え…
- 04/19 21:01 評価 7点 《神竜 アポカリプス》「《神竜-エクセリオン》や《神竜 ラグナロ…
- 04/19 20:50 評価 1点 《深淵に咲く花》「影薄すぎてモンスタークイズで出すにはもってこ…
- 04/19 20:48 評価 2点 《暴風竜の防人》「青眼ストラクの新規カードとして登場したチュー…
- 04/19 20:36 評価 7点 《青眼の精霊龍》「《蒼眼の銀龍》のために設計されたと思われる同…
- 04/19 20:22 評価 6点 《蒼眼の銀龍》「非チューナーに通常モンスターを要求するレベル9…
- 04/19 18:18 評価 7点 《サイクロン》「魔法罠除去の定番 コストや制約なしで一枚魔法罠…
- 04/19 17:29 評価 7点 《次元幽閉》「攻撃宣言した相手モンスターを除外できる通常罠。 …
- 04/19 17:24 評価 9点 《古代の機械箱》「当初は実質ギアギア新規の扱いをされてたのだが…
- 04/19 17:16 SS 第十話・1
- 04/19 15:47 評価 7点 《地帝家臣ランドローブ》「各種上級帝のサポートをこなせる《家臣…
- 04/19 12:18 評価 9点 《浮幽さくら》「EXにしか効力がないものの相手ターンにも使える《…
- 04/19 11:40 評価 2点 《突然進化》「《エヴォルド・フォリス》でセット出来るカード。 …
- 04/19 11:36 評価 1点 《進化の奇跡》「通常召喚したエヴォルドも切り札のエヴォルカイザ…
- 04/19 11:04 評価 5点 《エヴォルダー・ダルウィノス》「ステータスがユニークなエヴォル…
- 04/19 10:54 評価 6点 《エヴォルダー・ディプロドクス》「バック除去担当。 強制効果で…
- 04/19 10:46 評価 2点 《ウィッチクラフト・エーデル》「正直弱い… ①の効果は手札を2枚…
- 04/19 10:44 評価 6点 《エヴォルダー・ウルカノドン》「このカードはエヴォルダーですが…
Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
ガイドさんの茶々入れというか声のかけ方がツボw
Pが出てくるとどうなっていくのか……!? (2019-09-16 11:31)
コメントありがとうございます。ガイドさんはたぶんこれからもこんな感じで茶々入れたりするかもしれません。
Pモンスターが加わったマスタールール3のデュエルを書くのは初めてですが、何とかわかりやすいように書いていきたいと思います。しかしフィールドの情報量が多くてきちんと伝わっているかどうかがちょっと心配です。 (2019-09-16 12:16)