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第二章 ー魔術師の弟子②ー 作:T@KAKKU☆
その後、食事は続き、ユウナは出された料理を全てペロリと完食した
ユウナ「・・・あ~、もう食べらんない!ごちそうさま~っ!」
パンパンに膨らんだ腹を押さえ、満足そうな表情を浮かべるユウナ。すると次の瞬間
マハード「・・・さて、と・・・」
ガタッ
ユウナ「?」
突如、マハードがおもむろに立ち上がった。すると次の瞬間。マハードの口から思わぬ言葉が飛び出す
マハード「私はこれから王宮に行ってくる。留守を頼むぞ」
ユウナ「・・・え?お、王宮?王宮って・・・もしかして、あの向こうに見えた大きな建物のこと・・・?」
マハード「そうだ。今日は月に一度、神官たちが集い、今後の王政についての会議が行われるんだ」
ユウナ「へぇー。お仕事か、大変ね・・・(ってことは、これは逃げ出す絶好のチャンスなんじゃ・・・!)」
脱出の機会を伺うユウナ。だが次の瞬間。ユウナはあることに気づく
ユウナ「・・・あれ?でもちょっと待って、今からあんなところに行くの?」
マハード「そうだ」
ユウナ「まさか歩いて?」
すると次の瞬間
マハード「何を言っているんだ?歩いて行くわけがないだろう」
ユウナ「え?じゃあ、何か乗り物があるの?あ、もしかしてラクダ?」
すると次の瞬間
マハード「おいおい、私を誰だと思っているんだ?」
ユウナ「え・・・?」
マハード「・・・丁度いい。久々に『あれ』を見せてやろう。ついて来なさい」
そう言い残し、家を出て行くマハード
ユウナ「?」
疑問に思いながらも、その後を追うユウナ
○家の外
その後、家から出た二人
ユウナ「(・・・一体どうやって行くつもりかしら?乗り物以外であんなところまで行けるはずないと思うけど・・・)」
するとマハードは急に立ち止まった
ユウナ「?」
すると次の瞬間
シュバッ!
ユウナ「!?」
突如、マハードの手にどこからともなく謎の杖らしきものが現れた
ユウナ「えッ!?な、何それ!?一体どこから出したの!?」
突然のことに、驚きを隠せないユウナ。さらに次の瞬間
マハード「よく、見ておきなさい」
そう言うと、マハードは何やら呪文のようなものを唱え始めた
ユウナ「?」
そして次の瞬間
マハード「・・・ハッ!」
シュバッ! ヒュィィィィン!
ユウナ「!!?」
マハードが杖を振るうと、ユウナの目の前の空間に、謎の裂け目が現れた
ユウナ「ええッ!?ちょ、な、何それっ!?」
あまりのことに、驚きを隠せないユウナ。すると次の瞬間
マハード「何をそんなに驚いているんだ?前にも見せたことがあったろう。これは『次元の扉』と言って、特定の場所と場所を一瞬で結ぶことができるものだ」
ユウナ「ええッ!?ちょ、じゃ、じゃあその裂け目の向こうが、あの王宮に繋がってるってわけ!?」
マハード「その通りだ」
ユウナ「ええっ!?そ、そんな!?ウソでしょ!?そんなこと、ありえないわ!マジックか何かでしょ!?」
思わぬことに慌てふためくユウナ。すると次の瞬間
マハード「・・・マジック?マジックとは何だ?」
ユウナ「え・・・?マジック、知らないの・・・?」
マハード「?」
ユウナ「(え?な、なんで知らないんだろ?あ、もしかしてエジプトではマジックって言わないのかな・・・?)・・・えーっと、じゃ、じゃあ何て言うんだろ?えーっと、えーっと・・・」
マハード「・・・?」
すると次の瞬間
ユウナ「えーっと、き、『奇術』・・・かな?」
何とか言葉を絞り出したユウナ。だが、次の瞬間
マハード「『奇術』?ふっ、違うな。これは『魔術』だ」
ユウナ「え?ま、『魔術』・・・?」
すると次の瞬間
マハード「『奇術』にはタネも仕掛けもある。しかし、『魔術』にはそれがない。己が内に宿る潜在能力。すなわち魔力を用いて、この世の真理を超越する力。それが『魔術』だ」
ユウナ「???」
マハード「お前もちゃんと修行しさえすれば、このくらいのことは簡単にできるようになるはずだぞ?」
ユウナ「!?(えっ!?私にもできるの!?)」
マハード「わかったら、留守中も修行を怠るんじゃないぞ?いいな?」
ユウナ「・・・あ、は、はい・・・」
マハード「いい返事だ」
すると次の瞬間
マハード「しかし『マジック』・・・か。ふむ、なかなか良い響きだな・・・」
ユウナ「?」
マハード「覚えておこう。では、行ってくる」
そう言い残し、マハードは空間の裂け目に消えた
ユウナ「・・・なんか、ホントに夢を見ているみたい・・・」
その姿を呆然と見送るしかないユウナだった
続く
ユウナ「・・・あ~、もう食べらんない!ごちそうさま~っ!」
パンパンに膨らんだ腹を押さえ、満足そうな表情を浮かべるユウナ。すると次の瞬間
マハード「・・・さて、と・・・」
ガタッ
ユウナ「?」
突如、マハードがおもむろに立ち上がった。すると次の瞬間。マハードの口から思わぬ言葉が飛び出す
マハード「私はこれから王宮に行ってくる。留守を頼むぞ」
ユウナ「・・・え?お、王宮?王宮って・・・もしかして、あの向こうに見えた大きな建物のこと・・・?」
マハード「そうだ。今日は月に一度、神官たちが集い、今後の王政についての会議が行われるんだ」
ユウナ「へぇー。お仕事か、大変ね・・・(ってことは、これは逃げ出す絶好のチャンスなんじゃ・・・!)」
脱出の機会を伺うユウナ。だが次の瞬間。ユウナはあることに気づく
ユウナ「・・・あれ?でもちょっと待って、今からあんなところに行くの?」
マハード「そうだ」
ユウナ「まさか歩いて?」
すると次の瞬間
マハード「何を言っているんだ?歩いて行くわけがないだろう」
ユウナ「え?じゃあ、何か乗り物があるの?あ、もしかしてラクダ?」
すると次の瞬間
マハード「おいおい、私を誰だと思っているんだ?」
ユウナ「え・・・?」
マハード「・・・丁度いい。久々に『あれ』を見せてやろう。ついて来なさい」
そう言い残し、家を出て行くマハード
ユウナ「?」
疑問に思いながらも、その後を追うユウナ
○家の外
その後、家から出た二人
ユウナ「(・・・一体どうやって行くつもりかしら?乗り物以外であんなところまで行けるはずないと思うけど・・・)」
するとマハードは急に立ち止まった
ユウナ「?」
すると次の瞬間
シュバッ!
ユウナ「!?」
突如、マハードの手にどこからともなく謎の杖らしきものが現れた
ユウナ「えッ!?な、何それ!?一体どこから出したの!?」
突然のことに、驚きを隠せないユウナ。さらに次の瞬間
マハード「よく、見ておきなさい」
そう言うと、マハードは何やら呪文のようなものを唱え始めた
ユウナ「?」
そして次の瞬間
マハード「・・・ハッ!」
シュバッ! ヒュィィィィン!
ユウナ「!!?」
マハードが杖を振るうと、ユウナの目の前の空間に、謎の裂け目が現れた
ユウナ「ええッ!?ちょ、な、何それっ!?」
あまりのことに、驚きを隠せないユウナ。すると次の瞬間
マハード「何をそんなに驚いているんだ?前にも見せたことがあったろう。これは『次元の扉』と言って、特定の場所と場所を一瞬で結ぶことができるものだ」
ユウナ「ええッ!?ちょ、じゃ、じゃあその裂け目の向こうが、あの王宮に繋がってるってわけ!?」
マハード「その通りだ」
ユウナ「ええっ!?そ、そんな!?ウソでしょ!?そんなこと、ありえないわ!マジックか何かでしょ!?」
思わぬことに慌てふためくユウナ。すると次の瞬間
マハード「・・・マジック?マジックとは何だ?」
ユウナ「え・・・?マジック、知らないの・・・?」
マハード「?」
ユウナ「(え?な、なんで知らないんだろ?あ、もしかしてエジプトではマジックって言わないのかな・・・?)・・・えーっと、じゃ、じゃあ何て言うんだろ?えーっと、えーっと・・・」
マハード「・・・?」
すると次の瞬間
ユウナ「えーっと、き、『奇術』・・・かな?」
何とか言葉を絞り出したユウナ。だが、次の瞬間
マハード「『奇術』?ふっ、違うな。これは『魔術』だ」
ユウナ「え?ま、『魔術』・・・?」
すると次の瞬間
マハード「『奇術』にはタネも仕掛けもある。しかし、『魔術』にはそれがない。己が内に宿る潜在能力。すなわち魔力を用いて、この世の真理を超越する力。それが『魔術』だ」
ユウナ「???」
マハード「お前もちゃんと修行しさえすれば、このくらいのことは簡単にできるようになるはずだぞ?」
ユウナ「!?(えっ!?私にもできるの!?)」
マハード「わかったら、留守中も修行を怠るんじゃないぞ?いいな?」
ユウナ「・・・あ、は、はい・・・」
マハード「いい返事だ」
すると次の瞬間
マハード「しかし『マジック』・・・か。ふむ、なかなか良い響きだな・・・」
ユウナ「?」
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