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HOME > 遊戯王SS一覧 > Phase6 最凶!重機デッキ!

Phase6 最凶!重機デッキ! 作:ニセチノミー

磯野「今日は瀬人様の代わりに私と新人の伊佐坂がカードの紹介をいたします!」

伊佐坂「磯野先輩!今日紹介するカードを持って来ましたよ!」

磯野「よし、今日紹介するカードは《光の援軍》…ってこれお前のカードじゃないか」

伊佐坂「すいません…持ってくるカードを間違えました…」

磯野「…仕方ないな。え〜光の援軍は《ライトロード》というカテゴリーをサポートするカードなんです!伊佐坂、このカードの強みは?」

伊佐坂「あ、はい!このカードはまずコストとしてデッキの上からカードを3枚送ってという所ですかね。発動を無効にするカードを使われてもコストととしてカードを送っているのでもうそれだけで強いです」

磯野「そしてデッキからライトロードモンスターを手札に加える。墓地を増やしてさらに好きなライトロードを持ってこれる」

伊佐坂「まさに強いことしか書いてないカードですね!墓地にいることで有利になるモンスターとかが落ちればラッキーですよ」

磯野「このカードだけでなくライトロードのカテゴリーのカードは高スペックなカードばかりなのでデッキを組んでみてはどうでしょうか?…伊佐坂、何処へ行くんだ?」

伊佐坂「海馬社長の所に。俺のライトロードの強さってのを見せてやるんですよ」

磯野「そうか…(多分無理だとおもうのだが…)」

10分後…

伊佐坂「負けました…」

磯野「それはそうだ。瀬人様は武藤遊戯を超えた方なのだから」

伊佐坂「攻撃力3倍のカード使うなんてあの人それでもデュエリストですか!?」

磯野「今の瀬人様はどちらかというとリアリストだと思うぞ…(闇エネルギー恐るべし)」

終わり

前回のあらすじ

知らないうちに誘拐され、頭の整理がつかない中で自身を誘拐した黒服を倒し磯野達と合流した亜美。社員の河豚田の車で海馬コーポレーションへと戻る途中にリムジンに乗った黒服の銃撃に遭ってしまう。

「モクバ副社長!もうヤバイです!車体の損傷がだいぶ酷くなってきました。スピードを上げても相手は銃を持っているし…どうしましょう!?」

河豚田は焦りながらも必死で運転しながらモクバにそう訴えた。ミラーに映る河豚田の顔は酷いくらいに汗だくになっているのが分かる。

「こうなったら戦うしかないな。磯野」

「はっ!」

流石の磯野も命の危機に晒され怯えているのか声の調子がいつもと違う。それでも声の大きさはいつもモクバが聞いているものと同じ大きさだった。海馬兄弟への絶対なる忠誠心の賜物か

「KC-A3000D2500を貸してくれ。奴らと戦う」

「しかし、危険すぎます!」

「このままだと車は止まって全員やられちまうぞ!」

「わ、分かりました…」

磯野は渋々KC-A3000D2500という名の拳銃をモクバに渡す。そしてもう一丁の拳銃を取り出した。

「モクバ様がやるなら私も!」

「磯野…行くぜ!」

2人は銃を構えながら素早く車窓を開け相手の銃目掛けて必死に発泡したが、焦りからかうまく狙いが定まらない。

「くそっ!なかなか当たらないぜ…」

磯野は先程よりは落ち着いたようで、何とか黒服側の3丁の銃の内1丁に弾を当て銃を破壊した。

「まずは1つ破壊出来ました!モクバ様危ないっ!」

少々手荒ではあったが磯野はモクバを車内に伏せさせる。
こうしている間にも河豚田の車は傷ついていく。

「あの、モクバさん。私に貸してください」

亜美はモクバの持つ銃に手を伸ばした。

「危険です!ならば私が…!」

「そうだぜ。女の子に銃を握らせるなんて…というか銃持ったことないだろ?」

「1年前かな…最後に銃扱ったの…」

亜美はモクバの持つ銃をスッと手に取り窓から顔を覗かせ、銃の引き金を3回引き
モクバに銃を返した。

「やっぱり怖いよな。亜美は伏せててくれ」

モクバがそう言った途端に河豚田の車に弾丸が飛んでくる事は無かった
不審に思ったモクバは恐る恐るリアガラス越しに後ろを覗いた。

黒服の乗っていたリムジンは止まり慌てた様子でリムジンを後にする黒服達の様子があった。

「嘘…だろ?亜美…君は一体?」

モクバは驚きのあまり目を丸くしながら亜美を見つめた。亜美は少し黙ってから

「まぐれですよ…多分」

そう答えた。
なにはともあれこれで会社に戻れる。そう思った途端全員が安堵の表情を浮かべた。

「なんとかなったな…河豚田、車まだ持ちそうか?」

「ええ…なんとか。はぁ、死ぬかと思いましたよ。お陰で会社まで戻れそうです」

その頃海馬コーポレーションでは
海馬はジークとのデュエルに勝利し、ジークは海馬コーポレーションの機動隊らによって身柄を拘束されていた。

「本来ならばここで貴様を処分したい所だが、生憎俺は忙しい身でな、お前たちを国へ強制送還させる事で今回のことは大目に見てやる」

「フッ…そうか、それだけで済ませてくれるのなら礼を言わなくてはな」

「礼などいらんわ、連れて行け」

ジークは機動隊によって連行された。その去り際にジークは海馬の方へ振り向き、ニヤリと笑い社長室を後にした。

「一段落ついたか…モクバと磯野、そして亜美は無事だろうか」

海馬はディスクを操作しモクバに連絡を入れようとしたその時、少しばかりの揺れを感じ取った。その揺れは次第に物音と共に大きくなっていくのだった

「何事だ!?」

「フフフフ…ハハハハハ!!」

ディスクの画面越しに聞こえるのは先程連行されていったはずのジークのものだった。ジークの周りには彼を連行していたはずの機動隊達が倒れており、ジークの後ろ側に重機のようなものが映っていた。

「これは…!?ジーク、どういう事だ!?」

「慈悲深い海馬君に対する私からの礼だ。その事でちょっと君のところの人材をいくつか使わせてもらったよ…」

「何だと!?この重機…海馬建設の…どこから持ち出した!?」

「人間は実に単純だ。金をちらつかせただけで簡単に転ぶ。ほら、こいつに見覚えがあるだろう?1000万ほどであっさり転がってくれたよ」

ジークはディスクの画面を重機の操縦席の方へ向けた。そこにはヘルメットを着用した中年くらいの男性が写し出されていた。

「お前は、海馬建設の大橋!貴様、見損なったぞ!」

「すいやせん海馬社長。タダで大金貰えたらそりゃ貰うでしょ。それに、あんたみたいな独裁者に従うのも嫌だったんでね」

「ぐっ、そこで待ってろ」

海馬はジークのいる入り口に向かって急いで走り出した。
その間も海馬コーポレーションは重機の攻撃によって少しずつ崩れていく。
すぐに壊れはしないが会社が壊れてしまっては運営が厳しくなってしまう。
エレベーターに乗っている暇は無い
そう思った海馬は3階まで降りると、自ら窓を突き破りながら入り口に向かって、スカイダイビングの要領で落ちて行く。
そしてうまく受け身を取り何とか無傷で降り立つことが出来た。

それを見たジークは少し驚きながらも海馬を拍手で迎える。

「ほお…こんなに荒い方法でここまでくるとはね。面白い、壊し方止め!」

「許さんぞ、ジーク!」

「私からの礼は気に入って貰えなかったようだな」

「なにが礼だ!こんな姑息な手を使っておきながら戯言をほざくな!」

海馬は再びデュエルディスクを構え、ジークを怒りで煮えたぎった眼差しで激しく睨みつけた。

「もう容赦はせん。このデッキで貴様を叩き潰す!」

「デュエルか…ならばそのデュエル、大橋ともう1人。そうだ、あいつに相手をさせよう。君に勝てないことはさっきのデュエルで学んだからな」

ジークは大橋と側近と思われる黒服の男に後を任せ颯爽と去っていった。海馬はあとを追おうとするも自分よりも体格の大きい大橋と黒服によって阻まれてしまった。

「どけ貴様ら!」

「あっしら倒さない限りジーク様に近づけないと思ってくだせえ」

「ジーク様を守るため、ここは通しません!」

「ぬぅ…ならば2人纏めてこの俺に挑んでくるがいい!そして俺と貴様らの力の差を思い知らせてくれるわ!デュエ…あれは!?」

海馬の目に一台の廃車同然の車がブスブスと音を立てて重機群のすぐ近くに停車し、中からモクバが海馬の姿を見つけ走ってきた。

「モクバ!無事だったのか!」

「へへっ、俺は兄様の弟だからね!心配はいらないぜ!それにしてもこれは一体…?」

「ジークだ、デュエルで叩きのめしたのだが大橋を買収して会社を破壊しに来た」

「マジかよ!大橋、本当なのか!?」

「ええ…ジーク様が1000万もタダでくれたしあんたらにいい印象を持ってなかったからな」

「くそ!兄様、もうこいつはクビにしよう!会社に傷をつけたんだ!」

「当然だ。それよりもモクバ、車にいたのはお前だけか?」

「いや、河豚田と磯野、亜美もいるぜ」

「瀬人様〜!ご無事でなによりです!」

「瀬人様〜もう、死ぬかと思いましたよ!」

「瀬人さん!もう大変だったよ!」

「亜美!そしてお前達…みんな無事なようだな…」

海馬の怒りは身内達の無事を確認したことによってほんの少しだけ和らいだ。だがこの最悪の状況が変わったわけではない。早いところシュレイダー社の輩を排除しない事には海馬コーポレーションから危機は去らない。

「これ以上社員達を傷付けるわけにもいくまい。これからこいつらをデュエルで打ちのめさねばならない!亜美達は安全な場所へ避難していろ!」

「でも2対1のデュエルなんていくら兄様でも不利だよ!」

「俺の事はいいから早く行け!」

「くっ…兄様、俺は信じてるぞ!」

モクバは磯野達と安全な場所へと海馬を惜しそうな目で見つめながら走っていったが少しして異変に気付く。亜美の姿が無い。
後ろを振り返るとディスクを腕につけて海馬の方へ走る亜美の姿があった。モクバは引き止め用と亜美を呼び戻すも亜美にはその声は届かなかった。

「行くぞ、俺のターン!」

「待って!」

「亜美、お前…」

「私もやるよ!瀬人さんの会社が潰されるのなんて見たくないしさ!」

「だが…いや、いいだろう。流石は俺の弟子ってところかいくぞ亜美!」

「役者も揃ったことだしあっしらも構えますか」

「デュエル!」

OHHASHI/KUROFUKU
LP8000

KAIBA/AMI
LP8000

「俺の先攻だ!姿を現せ、《アサルト・ワイバーン》」

「ギシャァァァ!」

☆4 ATK1800

「カードを3枚伏せ、これでターン終了だ」

「あっしのターン!あっしは《無限起動ハーヴェスター》を召喚!そして効果を発動!デッキから《無限起動ロックアンカー》を手札に加える」

☆2 ATK0

「無限起動だと…?奴め、いつの間にそんなカードを」

「攻撃力0なのになんなの…?この迫力…!」

「更にあっしは魔法カード《機械複製術》を発動。ハーヴェスターは3体に増えまずぜ


☆2 DEF2100

☆2 DEF2100

「まだですぜ、ハーヴェスターをリリースして《無限起動トレンチャー》を特殊召喚しまずぜ」

☆5 DEF2400

「なんだこのデッキの回転力は?これが奴の無限起動デッキなのか…?」

「見せてやりますぜ、ハーヴェスターの効果で自身とトレンチャーのレベルを二体のレベルの合計とする」

「レベルを上げて何をするつもりだ!?」

「それを今から見せますぜ、レベル7となったハーヴェスター、トレンチャーを重ね、更にその上にデッキから《無限起動コロッサルマウンテン》を特殊召喚!」

「何だと!?」

☆7 ATK2100

「コロッサルマウンテンは自身の下に重なっているカードを墓地へ送ることで攻撃力が1000ポイントアップしますぜ」

ATK2100→3100

「コロッサルマウンテンよ、アサルト・ワイバーンを攻撃!」

「ぐあっ!まだまだ…」

海馬/亜美
LP8000→6700

「《超接地展開》(アウトリガー・エクスパンド)を発動してターンエンド。お嬢さんのターンですぜ」

「瀬人さん…」

「恐れる事はない…こんなモンスターなど俺たちの敵ではないことを教えてやれ」

「わ、わかった…私のターン!魔法カード《ドラゴンズ・オリジン》を発動!そして、《サファイア・ドラゴン》を召喚」

☆4 ATK1900

「ドラゴンズ・オリジンは発動したターンに1度、ドラゴン族モンスター1体をリリースして手札からドラゴン族モンスターを特殊召喚できる!来て、《青眼の白龍》!」

☆8 ATK3000

「フフ…1ターンでブルーアイズを召喚とは…初めて使うにしては上出来だ」

「だが、コロッサル・マウンテンの攻撃力は3100、伝説の龍といえどこいつは倒せませんぜ」

「なら、こうするまで!青眼の白龍で攻撃!そしてこの瞬間速攻魔法《収縮》を発動!」

「残念。超接地展開がある限りカードを下敷きにしている機械族モンスターは効果の対象にはならないんですわ」

「そんなっ!?」

「おのれっ!」

海馬/亜美
LP6700→6600

「カ、カードを伏せてターンエンド。ごめん瀬人さん」

「では参りますよ。ジーク様の為に勝つ!私のターン!大橋様、あなたのモンスター、お借りします」

「ハーヴェスターをリリースして《ブローバック・ドラゴン》をアドバンス召喚!」

☆6 ATK2300

「コインを3枚振らせていただきますよ!あれ…外してしまいました…まあ、いいでしょう。では、行きなさい!モンスターで攻撃!」

「そうはいかない!罠発動!《攻撃の無力化》!」

「やりますね…私はこれでエンドです」

「では行くぞ…俺のターン!勝利の女神はいついかなる時も俺に微笑む!魔法カード《死者蘇生》!亜美に託したブルーアイズよ、俺に力を貸せ…ブルーアイズが蘇らない!?何故だ?」

「鈍いですぜ海馬の旦那。コロッサル・マウンテンが破壊したモンスターはこのカードの下敷きとなるんですよ。もちろんさっきのアサルト・ワイバーンもですぜ」

「ブルーアイズを下敷きだと…!?おのれェ…仕方あるまい。《サファイア・ドラゴン》を特殊召喚」

☆4 DEF1600

「今は何とか持ちこたえるしかあるまい…モンスターをセット、カードを伏せターンエンドだ…」

「あっしのターンですぜ、このターンであんた達には消えてもらいますよ」

「このターンで終わらせるだと…貴様が何をしでかすかはわからないが、簡単に俺たちを消せると思うな!」

「超接地展開の効果発動!コロッサル・マウンテンよりレベルが2つ高い無限起動モンスターをコロッサルマウンテンの上に重ねてデッキから出しますぜ」

「何だと!?」

「これがあっしの切り札、来い!《無限起動アースシェイカー》!」

☆9 ATK3100

「アースシェイカーは下敷きとなっているカードを好きな枚数墓地へ送り、あんたらの場のカードを破壊しますぜ」

「馬鹿な!?」

「どうせこのターンで勝負が決まる…青眼の白龍は返してあげますぜそして下のカードを全て取り除き、あんたらの場のカードをその数分破壊!」

「ぐっ!」

「場のモンスターが!」

「モンスターはいなくなりましたね…幕を引いてあげますかね。速攻魔法《リミッター解除》!」

アースシェイカー
ATK3100→6200

「アースシェイカーでダイレクト…アタック!」

アースシェイカーは自身のアームを重々しい音を上げ、巨大な刃のついたホイールを2人目掛け振り下ろした。ソリッドビジョンシステムとは思えないくらいの迫力とホイールの回転音が街中へ響き渡る。
海馬達のライフは4300。勝負あったか…?

続く



























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