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【特別コラボ】繋がる世界~焔獄と虹彩の輪舞~/第6話:圧倒のクイーン・フォース 前編 作:光芒






 遊海の言った言葉の意味を詩音たちはすぐに理解することができなかった。「わたしとクイーン・フォースの皆さんでデュエルをする」という言葉を額面通りに受け取れば、遊海一人がクイーン・フォースの三人と同時にデュエルをするということになる。

「あの……今の言い方では私たち三人を同時に相手をするということでしょうか」
「遊海は冗談がお上手アルネ!」
「冗談じゃないですよ。私が一人でお三方を同時にお相手します。それなら三人分デュエルをする時間が減りますから、遅い時間でもデュエルができますよね?」

 確かに夜も遅い中、一人一人時間を割いてデュエルをしていては未成年の彼女たちが帰宅する時間としては遅くなりすぎてしまう。あまり遅い時間に帰宅させてしまっていることが周知のものになれば、ニューサニーアップ事務所にとってもいい評判にはならないだろう。

「おう、言っておくがアタシたちにお前とのデュエルを受けるメリットはねーからな? アタシたちとデュエルをしたいって気持ちは買ってやるけど相手をよく見てものを言うんだな」
「……もしかして、私とデュエルをするのが怖いんですか?」
「あ?」
「デュエル甲子園の覇者であるクイーン・フォースが何の実績もないデュエリストとのデュエルから逃げるんですね。勝って当たり前の相手とのデュエルを避けるとは……女王の名も廃れるというものですね」

 ドン、という大きな音が事務所の中に響く。詩音の拳がテーブルを叩いた音だった。

「テメエ……自分が何言ってんのかわかってんのか?」

 詩音はチーム、クイーン・フォースのリーダーである。クイーン・フォースにかける想いは誰よりも強い。そんなクイーン・フォースの名を汚すということは自分だけではなく心愛も小飛を侮辱し、そしてそんな自分たちを引き合わせてデュエリストとして成長させてくれた遊路の顔にも泥を塗ることを意味している。
 普段は遊路のことを「クズ」「変態」と呼んで憚らない詩音であるが、自分と母親を苦しい生活から解放してくれたこと、デュエルの手解きをして自分たちを日本一のチームにまで育ててくれた恩を忘れるような少女ではない。そんな彼女が遊海の発言を見過ごすことはできなかった。

「心愛、小飛! デュエルだ。この身の程知らずのガキに現実を教えてやるぞ!」
「良いんですか……?」
「ああ、こういう態度のデカい奴には教えてやらなきゃなんねーんだよ」
「ミャオはデュエルがしたかったのでちょうどアルネ! それに師匠を馬鹿にされて怒っているのは詩音だけじゃないアル」
「……わかりました。私も覚悟を決めます。それに……先生を侮辱されて黙っていられるほど私も大人じゃありません」

 臨戦態勢に入ったクイーン・フォースの三人を見て遊海は悪戯っぽく微笑む。実に愛らしい笑みであるが、その裏には真っ黒いものが渦巻いている。そういった意味では実にプロ向きの性格であると言えよう。だが、大胆不敵も時には自分の首を絞めることになる。
 遊海と詩音ら三人、そして大人として審判役を買って出たルナはニューサニーアップ事務所併設のデュエルフィールドに移動した。プロデュエリストを多数抱えるこの事務所の規模はそれほど大きいわけではないが、所属デュエリストが万全の状態でデュエルに臨めるように、という観点からデュエル設備は大手に負けないほど整えられていた。

「先ほどは出過ぎた発言をしてしまい申し訳ありませんでした」

 デュエルフィールドに着いた後、遊海はそう言って頭を下げる。しかし、ここで頭を下げられたところで三人の怒りが収まるわけもない。

「んだよ、今更謝ったって許してなんかやらねえからな」
「それは理解しています。なので……こちらから謝罪の意として更なる提案をさせて頂きます」
「提案?」
「何アルカ?」
「私は一人なのでライフは本来の8000ですが……皆さんは三人なので、ライフは3人合計して8000の3倍の24000ということでどうでしょうか?」


●特別ルール
・デュエルの形式は1(遊海)VS3(詩音・心愛・小飛)の変則タッグ
・遊海からクイーン・フォースの誰かのフィールドへの攻撃は可能、クイーン・フォース同士のバトルは不可(詩音→小飛への攻撃など)
・初期ライフは遊海が8000、クイーン・フォースが8000×3=24000。クイーン・フォースのライフは全員で共有
・ターンは1人目→2人目→3人目→4人目と回る。
・1人目はドロー不可、バトルフェイズは遊海のターンから可能
・フィールド、墓地、EXデッキは各自で使える


「……お前、マジで言ってんのか?」
「いくらなんでも遊海が不利すぎるアルネ」
「仮に遊海さんが1ターン目を引いたら2ターン目の人からバトルフェイズを行うことができるようになるんですよね?」
「はい」

 圧倒的不利な状況下であっても遊海は笑顔を絶やさない。むしろこのルール下でのデュエルを楽しみにしているようだった。三人を相手にして絶対に勝てると思っているのか、それとも一種の狂気に覆われているのか。言いようもない不気味さを詩音たちは感じていた。

(……このルールでは圧倒的に大高さんが不利。ですが、そんなデュエルをあえて持ち掛けた。これは……何かあると見ていいでしょうね)
「皆さん、審判は私が務めます。特殊なルールのデュエルですが、互いに正々堂々と望むこと。もし不正を働けばその時点でデュエルを中止します。いいですね」

 審判役を務めるルナはこのデュエルに込められた思惑を疑いつつも、正々堂々としてデュエルをすることを誓わせた。遊路のSPをも務める彼女の強さは詩音たちは嫌というほど知っている。そんな彼女の眼が光っているということは、このデュエルの結果は当然遊路にも行き渡る。その気持ちがますます彼女たちを奮い立たせた。そして、デュエルディスク内蔵のコンピューターによってターンは以下の順番で回ることになった。

小飛→心愛→詩音→遊海→……

 このルールでは遊海からバトルフェイズが行えるようになるため、最後のターンで回ってくるということは遊海にとっては攻撃を受けないという利点がある。しかし、逆を言えばクイーン・フォースの三人に先攻を渡すことは1ターンで覆せない盤面を作られるリスクも含んでいた。

「それでは、皆さん。いいデュエルをしましょうね」
「……後悔させてやるよ。アタシたちを敵に回したってことをな!」



―――デュエル!!―――



クイーン・フォース LP24000
小飛 手札5枚
デッキ:35 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 Pゾーン:青/赤 除外:0 EXデッキ:15(0)
心愛 手札5枚
デッキ:35 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 Pゾーン:青/赤 除外:0 EXデッキ:15(0)
詩音 手札5枚
デッキ:35 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 Pゾーン:青/赤 除外:0 EXデッキ:15(0)

遊海 LP8000 手札5枚
デッキ:45 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 Pゾーン:青/赤 除外:0 EXデッキ:15(0)


☆TURN01(小飛)

「ミャオのターンアルネ! ミャオは永続魔法《炎舞-「天キ」》を発動!」

《炎舞-「天キ」》
永続魔法
「炎舞-「天キ」」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの獣戦士族モンスターの攻撃力は100アップする。

「デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター《速炎星-タイヒョウ》を手札に加えるアル! そして手札に加えたタイヒョウを召喚ネ!」
「小飛さんは【炎星】ですか」

 炎星とは炎属性・獣戦士族で統一されたテーマであり、永続魔法である炎舞でモンスターをサポートしつつ展開するデッキである。このカードの元ネタは中国を代表する小説「水滸伝」であることから、シャオに限らず中国のデュエリストが多く愛用するデッキであった。

「そしてタイヒョウの効果を発動!」

《速炎星-タイヒョウ》
効果モンスター
星3/炎属性/獣戦士族/攻0/守200
このカードが召喚・特殊召喚に成功したターンのメインフェイズ時に、自分フィールド上の「炎星」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールド上にセットする。「速炎星-タイヒョウ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

速炎星-タイヒョウ ATK0→ATK100

「タイヒョウをリリースし、デッキから炎舞1枚をセットするアル! そしてセットした永続魔法《炎舞-「天枢」》を発動!」

《炎舞-「天枢」》
永続魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、自分のメインフェイズ時に1度だけ、自分は通常召喚に加えて獣戦士族モンスター1体を召喚できる。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、自分フィールド上の獣戦士族モンスターの攻撃力は100ポイントアップする。

「天枢があることでシャオはもう1体獣戦士族モンスターを召喚できるアル! 《調炎星-チョウテン》を召喚!」

《調炎星-チョウテン》
チューナー・効果モンスター
星3/炎属性/獣戦士族/攻500/守200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードをS素材とする場合、獣戦士族モンスターのS召喚にしか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の守備力200以下の炎属性・レベル3モンスター1体を対象として発動できる。その炎属性モンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚に成功したターン、獣戦士族以外の自分のモンスターは攻撃できない。

調炎星-チョウテン ATK500→ATK700

「召喚に成功したチョウテンの効果を発動! 墓地の守備力200以下の炎属性・レベル3のモンスター1体を守備表示で特殊召喚するアル! 墓地のタイヒョウを特殊召喚ネ!」
「チョウテンはチューナーモンスター……シンクロ召喚でしょうか」
「ミャオはレベル3のタイヒョウに、レベル3のチョウテンをチューニング! シンクロ召喚! 馳せ参じるネ! 《炎星候-ホウシン》!」

《炎星候-ホウシン》
シンクロ・効果モンスター
星6/炎属性/獣戦士族/攻2200/守2200
炎属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した時に発動できる。デッキから炎属性・レベル3モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードがS召喚に成功したターン、自分はレベル5以上のモンスターを特殊召喚できない。

炎星候-ホウシン ATK2200→ATK2400

「シンクロ召喚に成功したホウシンの効果を発動するアル! デッキから炎属性・レベル3のモンスター1体を特殊召喚するネ! 《立炎星-トウケイ》を特殊召喚!」

《立炎星-トウケイ》
効果モンスター
星3/炎属性/獣戦士族/攻1500/守100
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが「炎星」モンスターの効果で特殊召喚に成功した時に発動できる。デッキから「炎星」モンスター1体を手札に加える。
(2):1ターンに1度、自分フィールドの表側表示の「炎舞」魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。デッキから「炎舞」魔法・罠カード1枚を選んで自分フィールドにセットする。

立炎星-トウケイ ATK1500→ATK1700

「炎星モンスターの効果で特殊召喚に成功したトウケイの効果を発動するアル! デッキから炎星モンスター1体を手札に加えるネ。加えるのは《暗炎星-ユウシ》アル! そしてトウケイの効果でフィールドの天キ1枚を墓地へ送って発動するネ! デッキから炎舞1枚を選んでセット! セットするのは2枚目の天キネ!」

炎星候-ホウシン ATK2400→ATK2300

立炎星-トウケイ ATK1700→ATK1600

「2枚目の天キをセットすることで次のターンで更なるサーチに繋げるということですね」
「その通りアル! ミャオはカードを1枚セットしてターンエンドネ」


クイーン・フォース LP24000
小飛 手札2枚
デッキ:31 モンスター:2(炎星候-ホウシン、立炎星-トウケイ)魔法・罠:
3(炎舞-「天枢」)墓地:3 Pゾーン:青/赤 除外:0 EXデッキ:14(0)
心愛 手札5枚
デッキ:35 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 Pゾーン:青/赤 除外:0 EXデッキ:15(0)
詩音 手札5枚
デッキ:35 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 Pゾーン:青/赤 除外:0 EXデッキ:15(0)

遊海 LP8000 手札5枚
デッキ:45 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 Pゾーン:青/赤 除外:0 EXデッキ:15(0)


☆TURN02(心愛)

「私のターン、このターンからドローしてもいいんですよね? ではドローです。私は手札から魔法カード《ワン・フォー・ワン》を発動します」

《ワン・フォー・ワン》
通常魔法(制限カード)
(1):手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。

「私は手札のモンスター《森羅の仙樹 レギア》を墓地へ送り、デッキから《森羅の神芽 スプラウト》を特殊召喚します」

《森羅の神芽 スプラウト》
効果モンスター
星1/光属性/植物族/攻100/守100
このカードが特殊召喚に成功した時、自分のデッキの上からカードを2枚までめくる事ができる。めくったカードの中に植物族モンスターがあった場合、それらのモンスターを全て墓地へ送る。残りのカードは好きな順番でデッキの一番下に戻す。
また、デッキのこのカードがカードの効果によってめくられて墓地へ送られた場合、デッキから植物族・レベル1モンスター1体を特殊召喚できる。「森羅の神芽 スプラウト」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

 心愛のデッキは植物族で統一されたテーマの【森羅】。元々彼女の持つオーダーカードデッキがデッキトップをめくることで効果を発動できるカードで構築されているため、類似効果を持つこのデッキは心愛にとって実に使いやすいデッキであった。

「特殊召喚に成功したスプラウトの効果を発動します。デッキの上からカードを2枚までめくります。そしてめくったカードの中に植物族モンスターがあった場合、それらのカードを全て墓地へ送ります。めくったカードは《森羅の花卉士 ナルサス》と《薔薇恋人》です。2枚とも植物族なので墓地へ送られます。そして森羅の効果でめくられて墓地へ送られたナルサスの効果を発動します」

《森羅の花卉士 ナルサス》
効果モンスター
星4/地属性/植物族/攻1800/守1000
このカードが召喚に成功した時、自分のデッキの一番上のカードをめくる事ができる。めくったカードが植物族モンスターだった場合、そのモンスターを墓地へ送る。違った場合、そのカードをデッキの一番下に戻す。また、デッキのこのカードがカードの効果によってめくられて墓地へ送られた場合、デッキから「森羅」と名のついたカード1枚を選んでデッキの一番上に置く事ができる。

「そしてデッキから森羅モンスターがめくられて墓地へ送られたことで手札の《森羅の賢樹 シャーマン》の効果を発動します」

《森羅の賢樹 シャーマン》
効果モンスター
星7/風属性/植物族/攻2600/守2100
「森羅」と名のついたモンスターが墓地へ送られた時、このカードを手札から特殊召喚できる。
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。自分のデッキの一番上のカードをめくる。めくったカードが植物族モンスターだった場合、そのモンスターを墓地へ送る。違った場合、そのカードをデッキの一番下に戻す。
また、デッキのこのカードがカードの効果によってめくられて墓地へ送られた場合、自分の墓地の「森羅」と名のついた魔法・罠カード1枚を選択して手札に加える事ができる。

チェーン2(心愛):森羅の賢樹 シャーマン
チェーン1(心愛):森羅の花卉士 ナルサス

「チェーン2のシャーマンの効果で自身を特殊召喚。チェーン1のナルサスの効果でデッキトップに《森羅の姫芽君 スプラウト》を置きます。そして手札から魔法カード《森羅の施し》を発動します」

《森羅の施し》
通常魔法
デッキからカードを3枚ドローする。その後、「森羅」と名のついたカード1枚を含む手札のカード2枚を相手に見せ、好きな順番でデッキの上に戻す。
手札に「森羅」と名のついたカードが無い場合、手札を全て相手に見せ、好きな順番でデッキの上に戻す。「森羅の施し」は1ターンに1枚しか発動できない。

「デッキからカードを3枚ドロー。その後、森羅と名のついたカード1枚を含む手札のカード2枚を相手に見せて好きな順番でデッキの上に戻します。戻すのは森羅の姫芽君 スプラウトと《スポーア》です。そしてシャーマンの効果を発動。デッキから一番上のカードをめくります。めくったカードはもちろん今戻した森羅の姫芽君 スプラウト。よってスプラウトの効果を発動します!」

《森羅の姫芽君 スプラウト》
効果モンスター
星1/光属性/植物族/攻100/守100
「森羅の姫芽君 スプラウト」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードをリリースして発動できる。自分のデッキの一番上のカードをめくって墓地へ送る。その後、自分の墓地の「スプラウト」モンスター1体を選んで自分のデッキの一番上に置く事ができる。
(2):デッキのこのカードが効果でめくられて墓地へ送られた場合、1~8までの任意のレベルを宣言して発動できる。このカードを墓地から特殊召喚し、このカードのレベルは宣言したレベルになる。

「スプラウトを特殊召喚します。ちなみに宣言するレベルは1ですのでレベルの変動はありません。私は2体のスプラウトでオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚! ランク1の《森羅の姫芽宮》をエクシーズ召喚します!」

《森羅の姫芽宮》
エクシーズ・効果モンスター
ランク1/光属性/植物族/攻1800/守100
レベル1モンスター×2
「森羅の姫芽宮」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。自分のデッキの一番上のカードをめくる。めくったカードが魔法・罠カードだった場合、そのカードを手札に加える。違った場合、そのカードを墓地へ送る。
(2):手札及びこのカード以外の自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
植物族モンスター1体を墓地へ送り、自分の墓地の「森羅」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

「森羅の姫芽宮の効果を発動します。X素材を1つ取り除き、デッキトップをめくります。デッキトップは森羅の施しで戻したスポーアなので墓地へ送ります。そして墓地のスポーアの効果を発動」

《スポーア》
チューナー(効果モンスター)
星1/風属性/植物族/攻400/守800
このカードが墓地に存在する場合、このカード以外の自分の墓地の植物族モンスター1体をゲームから除外して発動できる。このカードを墓地から特殊召喚し、この効果を発動するために除外したモンスターのレベル分だけこのカードのレベルを上げる。「スポーア」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。

「墓地のナルサスを除外し、このカードを墓地から特殊召喚します。そしてスポーアのレベルは除外したナルサスのレベル分アップします」

スポーア 星1→星5

「森羅の姫芽宮のもう1つの効果を発動します。スポーアを墓地へ送り、墓地の森羅の仙樹 レギアを特殊召喚します」

《森羅の仙樹 レギア》
効果モンスター
星8/炎属性/植物族/攻2700/守1800
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。自分のデッキの一番上のカードをめくる。めくったカードが植物族モンスターだった場合、そのモンスターを墓地へ送り、デッキからカードを1枚ドローする。違った場合、そのカードをデッキの一番下に戻す。
また、デッキのこのカードがカードの効果によってめくられて墓地へ送られた場合、自分のデッキの上からカードを3枚まで確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。

「レギアの効果を発動します。デッキトップをめくりますね。デッキトップは……残念ながら魔法カード《森羅の霊峰》でした。なのでデッキの一番下に戻しますね」
「漸く外されましたか。すごい的中率ですね」
「この手のカードは使い慣れていますから……墓地の薔薇恋人の効果を発動します」

《薔薇恋人(バラ・ラヴァー)》
効果モンスター
星1/地属性/植物族/攻800/守800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):墓地のこのカードを除外して発動できる。手札から植物族モンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、相手の罠カードの効果を受けない。

「薔薇恋人を除外し、手札の植物族モンスター1体を特殊召喚します。私は手札の《魔天使ローズ・ソーサラー》を特殊召喚します」

《魔天使ローズ・ソーサラー》
効果モンスター
星7/地属性/植物族/攻2400/守1300
このカードは「魔天使ローズ・ソーサラー」以外の自分フィールド上に表側表示で存在する植物族モンスター1体を手札に戻し、手札から特殊召喚する事ができる。この方法で特殊召喚したこのカードは、フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。

「そしてシャーマンとローズ・ソーサラーでオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築。エクシーズ召喚!《森羅の鎮神 オレイア》!」

《森羅の鎮神 オレイア》
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/闇属性/植物族/攻2800/守2500
レベル7モンスター×2
1ターンに1度、自分の手札・フィールド上の植物族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。そのレベル分だけデッキの上からカードを確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。
また、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。自分のデッキの上からカードを3枚までめくる。
その中に植物族モンスターがあった場合、それらのモンスターを全て墓地へ送り、その数までこのカード以外のフィールド上のカードを選んで手札に戻す。残りのカードは好きな順番でデッキの下に戻す。

「私はこれでターンエンドです」


クイーン・フォース LP24000
小飛 手札2枚
デッキ:31 モンスター:2(炎星候-ホウシン、立炎星-トウケイ)魔法・罠:
3(炎舞-「天枢」)墓地:3 Pゾーン:青/赤 除外:0 EXデッキ:14(0)
心愛 手札2枚
デッキ:28 モンスター:3(森羅の鎮神 オレイア ORU:2、森羅の仙樹 レギア、森羅の姫芽宮 ORU:1)魔法・罠:0 墓地:4 Pゾーン:青/赤 除外:2 EXデッキ:13(0)
詩音 手札5枚
デッキ:35 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 Pゾーン:青/赤 除外:0 EXデッキ:15(0)

遊海 LP8000 手札5枚
デッキ:45 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 Pゾーン:青/赤 除外:0 EXデッキ:15(0)


☆TURN03(詩音)

(小飛も心愛も普段のデッキじゃねえけど、まるで自分の手足のように回してる。だったらアタシもリーダーとして負けてらんねえ!)
「アタシのターン、ドロー!!」


 クイーン・フォース。女王の名を持つチームのデュエルはまだまだ始まったばかりだ。











●次回予告

大空 礼
「オーダーカードではないにしてもさすがは日本一のチームね。最初のターンまでここまでデッキを回してくるなんて。遊海、あなたはこのターンで決めに行くくらいでないと本当に負けてしまうわ。えっ……「凄いけど、驚くほどじゃない」? ここで自分の正体を明かしてどうしようと言うのかしら」

次回 圧倒のクイーン・フォース 後編

大空 礼
「精霊《覇王星竜》の力……これほどまてとはね」










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ギガプラント
1ターンが長い……!OCG的にもガン回しのソリティアですね。非オーダーの見慣れたカードだからこそ強さが分かりやすく、今後の展開が楽しみになります。
ただ初手ソリティアってアニメ的には負けフラグなんだよなぁ…。
(2019-01-12 21:46)
ター坊
シャオ→3軸炎星
心愛→魔女と似た戦法の森羅
と思わず納得するデッキチョイスにセンスを感じる。この調子で詩音も期待できますね。
さて、遊海はどうひっくり返してしまうのか?…というかここまで挑発的な遊海も珍しい? (2019-01-12 22:05)
光芒
ギガプラントさん
本当は詩音のターンまでで1話にしたかったのですが、前二人が長すぎて。でも詩音はもっとソリティアするから……と変な切り方になってしまって。

>ただ初手ソリティアってアニメ的には負けフラグなんだよなぁ…。
あっ(察し)

ター坊さん
小飛はそもそも中国人ということもあってアジア系のテーマと絡めやすかったですし、心愛に関しては似た効果を持ったカードがあったので結び付けやすかったです。そう考えると詩音が一番元テーマと離れてしまっているかもしれませんね。

>さて、遊海はどうひっくり返してしまうのか?…というかここまで挑発的な遊海も珍しい?
彼……彼女の言動にも実は伏線がちらほらと。今後のお楽しみの一つということで。
(2019-01-13 22:06)

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