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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第五十話「ロベルトを救う者」

第五十話「ロベルトを救う者」 作:イクス

第五十話「ロベルトを救う者」


・竜魂の城(門外)

遊太とカリンは、プレイヤーキラー・ブラックマスクと化したロベルトと戦い、敗北した。それにより、スターポイントを全て奪われ、城へ入る資格を失ってしまった。闇の王と戦うために必要な、スターポイントを。
それにより、涙を流し、地面に突っ伏す六郎。カリンも泣きじゃくりながら、顔を覆っている。
「お、お前ら……!」
事の顛末を、その様子で知った菊姫達。菊姫は拳を握りしめ、アキラは城の方向を見つめ、真薄と知多は呆然としている。岩ノ井と鏡山はただおろおろしている。
「くそぉー! これじゃあ……! これじゃあ……!」
「ううっ……こんなことって……!」
この帝国には、もはやスターポイントを持つデュエリストはいない。スターポイントを10個集めることなど、もはや不可能なことであった。
この場にいる全員が、闇の王を倒すことを諦めた。その時であった。
「やれやれ、やっぱりこうなったか。だけど、心配いらないよ」
「え……?」
遊太の目の前に突如現れた、全身黒ずくめでシルクハットにペストマスクの人物。見るからに怪しいこの人物に、菊姫やアキラ達は警戒する。
「なんだコイツ!?」
「新手のプレイヤーキラーか!?」
デュエルディスクを構え、臨戦態勢を取る菊姫とアキラ。知多と真薄も、遅れてディスクを構える。
しかし、遊太は知っていた。この人物が何者であるかを。
「お、大鴉さんじゃないですか! あなたが、どうしてここに!?」
「何、君と同じような目的で来たのさ、遊太君。心配はいらない。それと……菊姫ちゃんにアキラ君たち、私は君達の敵じゃない」
「なんだって? コイツ、遊太の知り合いなのかじゃん?」
「うん、デュエルの特訓してもらったり、勇気を貰ったり、いろいろとね……」
「あっ、そういえば……僕もあなたとデュエルしたことがありましたね。まさか、遊太君の知り合いだったとは……」
「真薄も、デュエルしていたのか」
遊太の知り合いということで、一応安心する菊姫や知多、アキラ達。そして、アキラは問いかける。
「で、アンタは一体、ここに何しに来たっていうんだ?」
「言ったはずさ、遊太君と同じ目的で来た……とね。でも、スターポイントが無いんじゃ仕方ない。ほら、スターポイントならここにある。残り少ないデュエリストから取って来て、あんまり集められなかったが……。それでも、君と私を城に入れるくらいのポイントはある」
大鴉が差し出したのは、10個のスターポイント。そして左手には、同じく10個のスターポイントがある。
「おおっ……! これで、僕が城に行ける! ……けれど、どうしてあなたは、いつも……」
「いつもなんだって? 遊太、この人にいつもお世話になっているのか?」
「……うん、肝心な時に、いつもなっているんだよ。最初の時は、デュエルの特訓に付き合ってくれたこと、帝国に行く前は、勇気づけてくれたこと……! そして今、スターポイントを貰った……大鴉さん、あなたは一体何者なんですか? 僕のことを知っているのはともかく、僕のことをいろいろ手助けして……」
「……それを知る必要はない。今はロベルトを救い出すことが最優先だ。だから、今はただ闇の王を倒すだけで良い」
「…………」
「私はもう行く、君もそろそろ行くのだろう。門をくぐれば闇の王との戦いが始まる。覚悟は決めておくんだな」
そのまま、闇の王はスターポイントを10個門の鍵穴にはめ、城の中へと入っていく。遊太は、門の外に留まり、菊姫達に話をする。
「あのね……僕はあの大鴉さんがとても他人とは思えないんだ。本当は……僕の近くにいる人で、だからこそ僕の助けをしているんじゃないかって」
「……そうなのか」
遊太は確証こそ得ていないものの、なんとなく自分と親しい人物ではないかと考えていた。でなければ、自分に対しここまでやってくれる筈もない。しかし、どんな人間であるかは、分からなかった。
ともあれ、遊太はこれで城へ入る手筈は整った。
「じゃあ……行ってくるよ、皆!」
「アタシには、今ここで起きていることがまだ理解できないところがあるが……お前ならきっとやれると思っている。頑張れよ、遊太」
「俺もちょっとわかんないとこあるけど、遊太なら大丈夫だと思うじゃん! だから、負けんなよ!」
「僕も、グレイマターと一緒に見守ります。勝ってください!」
「残念ながら、私はもう遊太君に同行できませんが……どうか、ご検討を祈っておりますわ。あなたに、『ロードナイト』達の加護があることを」
「遊太、お前との再戦は後に取っておく。今は、お前のやるべきことをやれ。いいな!」
「わかった、行ってくる!」
遊太はスターポイントを門の鍵穴にはめ込み、門を開ける。そして、城へと入っていく。
「今行くよ、ロベルトさん……!」


竜魂の城(玉座の間)

玉座にどっかりと座り、モニターに映っている人物と会話をしている闇の王。モニターに映る人物は、モニターの砂嵐でよく見えない。
「計画は順調か? 闇の王」
「はい、もちろんです。この世界に逃げた生き物のソウルを集め、この世界の生き物のソウルを集めることも順調です」
「一石二鳥の計画は、順調のようだが……。計画というものは最後まで遂行してこそ意味があるのだ。それに、その計画が終わったら、第二の計画も実行しなければあるまい。故に、頼んだぞ」
「仰せの通りに」
モニターはぷっつりと切れ、暗闇を映すだけとなった。それを見て、闇の王は呟く。
「せめて、侵略が成功したら我がこの世界を支配する権利を与えて欲しいものだ……」
そう呟いた時、ドアが荒々しく開かれる。開かれたドアから、大鴉が入ってくる。
「戻って来たわよ、闇の王……!」
「どうやら、スターポイントを集めてきたようだな。ついでに、そのスターポイントをあの遊太とかいう奴に、スターポイントをあげたようだな」
「本当なら、私だけでやりたいけど、ロベルトの頼みだからね……」
「私を倒して、ロベルトを救おうというのか……だが、お前程度では勝てない。無意味だ」
「そうかしら? やってみなければわからない!」
「なら、やるか。ついでに、観客も来たようだしな」
「観客……そうね」
扉から、遊太が現れる。
「大鴉……さん」
「彼の為に、スターポイントを集めていたのだろう? そして渡していた……そうだろう? 烏間雛姫」
「えっ、烏間さん……!?」
闇の王の言葉を受けて、大鴉はペストマスクを外す。そこには、遊太がいつもゲームショップ烏間で見ていた顔があった。
「烏間さんが……だから、僕に対して、あんな風に……」
「お前のことは、ミナコ社のデータベースから調べ上げた。それに、ロベルトとも関係があったそうじゃないか?」
「ええそうよ。私はミナコ社の元社員……その一環として、この大鴉として、イベントを盛り上げる役目も担っていた。デュエルの腕も、それが元よ」
「でも私は、ミナコ社にいるより、子供達の側にいたいいという理由で離職、ゲームショップを立ち上げた……。その時、ロベルトの力もあって、ゲームショップを開けた……。それから、彼とも交流を持つようになって、それからなのよね」
「そして、このこともロベルトから頼まれたことだしね」
「だから……お前を倒すわ! 闇の王! そして、ロベルトも救う!」
ペストマスクを被り直し、デュエルディスクを構える大鴉……いや、烏間。それに呼応し、闇の王もディスクを構える。それに対し、遊太は。
「烏間さん! アイツが使ってくる、『真帝王領域』に気を付けて!」
「『真帝王領域』……? 何やらヤバそうね。ありがとう、遊太君」
「フン、知ったからなんだというのだ! 確かに我を倒せば牢屋にいる奴も救えるだろうが……それは無理な話だな!」
「烏間さん……!」

「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」


「先攻後攻は?」
「我はどちらでも構わないが?」
「では私が、先攻を取らせてもらう!」

1・烏間のターン

「私のターン!」
「私は手札より、魔法カード『闇の誘惑』を発動! デッキから2枚ドローして、手札から闇属性モンスター1体を除外する。私は『BFー熱風のギブリ』を除外する」(烏間墓地0→1)(烏間除外0→1)
「そして永続魔法『黒い旋風』を発動させる」(烏間手札5→4)
大鴉としてデュエルをしている烏間の周りに、黒い風が吹く。これが、『BF』デッキの始まりの一手。
「このカードがある限り、『BF』モンスターが召喚されるたび、召喚された『BF』よりも攻撃力の低いモンスターをデッキから手札に加えられる」
「そして、私はレベル3チューナーの『BFー上弦のピナーカ』を召喚して、『黒い旋風』の効果発動。ピナーカの攻撃力1200より低い『BF』モンスター『BFー白夜のグラディウス』を手札に加える」(烏間手札4→3→4)
「そして、自分フィールドに『BF』モンスター1体のみの場合、グラディウスは手札から特殊召喚できる!」(烏間手札4→3)
「チューナーと違うモンスター……そうか」
「レベル3白夜のグラディウスに、レベル3の上弦のピナーカをチューニング! シンクロ召喚! レベル6『BFー星影のノートゥング』!」(烏間墓地1→3)
現れたのは、大鴉が使う『BF』のエースモンスター。攻撃力は2400。
「ノートゥングの効果発動。相手に800ポイントダメージを与える!」
「フン、先制パンチくらいは与えてやろう」(闇の王ライフ8000→7200)
「まだだ! ノートゥングは1ターンに1度、通常召喚に加えて『BF』を1体召喚できる。私は『BFー黒槍のブラスト』を召喚する! そして、ブラストの攻撃力1700以下の『BF』モンスター、レベル3チューナー『BFーそよ風のブリーズ』を手札に加える」(烏間手札3→2→3)
「更に、ブリーズは効果で手札に加わった時、特殊召喚することができる!」(烏間手札3→2)
「そして、レベル4黒槍のブラストに、レベル3そよ風のブリーズをチューニング! 黒き疾風よ、今強固な鎧を身に纏い、大空に飛び立て! シンクロ召喚! レベル7『BFーアーマード・ウィング』!」(烏間墓地3→5)
そして、強固な鎧を身に纏った黒き羽根のモンスターも現れる。攻撃力は2500。
「先攻は攻撃できないから、カードを1枚セットしてターンエンド」(烏間手札2→1)
「更に、フィールドから墓地へ送られた上弦のピナーカは、エンドフェイズに『BF』モンスターを手札に加えられる。私は『BFー南風のアウステル』を手札に加える」(烏間手札1→2)

烏間

ライフポイント8000
手札枚数2枚
モンスター2体
『BFー星影のノートゥング』(攻撃表示・攻撃力2400・闇属性・レベル6)
『BFーアーマード・ウィング』(攻撃表示・攻撃力2500・闇属性・レベル7)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード1枚
『黒い旋風』(永続魔法)
墓地の枚数5枚
除外されているカード1枚

デュエルをする烏間の後ろで、そっと見守る遊太。
(これは……いつもの流れだ。『黒い旋風』の効果によって、相手とじわじわアドバンテージの差をつけるデュエルスタイル……)
(普通なら相手を圧倒できるけど、あのデッキ相手じゃあ……!)


2・闇の王のターン

「我のターン、ドロー」(闇の王手札5→6)
「早速2体シンクロモンスターを並べ、盤面を整えたか……だが、早速崩させてもらうぞ! 我は手札より、魔法カード『汎神の帝王』を発動! 手札の『帝王』魔法・罠1枚を墓地へ送り、2枚ドローできる。『帝王の凍気』を墓地へ送り、2枚ドロー」(闇の王墓地0→2)
「更に、墓地に存在する『汎神の帝王』を除外して効果発動、デッキより3枚『帝王』魔法・罠を相手に見せる。相手はその中から1枚選び、選んだものを私の手札に加える。さあ、選べ」(闇の王墓地2→1)(闇の王除外0→1)
そうして闇の王が提示したのは、3枚の『帝王の深怨』であった。
(……どれにしても変わらず、か)
右の『帝王の深怨』を選ぶ烏間。それを手札に加える闇の王(闇の王手札6→7)
「ならば、手札より『帝王の深怨』を発動。手札の攻撃力が2400か2800で、守備力が1000のモンスターである『怨邪帝ガイウス』を公開して、効果発動。デッキから『帝王』魔法・罠を手札に加える。私は『帝王の烈旋』を手札に加える」(闇の王墓地1→2)
「更に、墓地の『帝王の凍気』の効果発動。墓地からこのカードと『帝王』魔法・罠を除外することで、相手の伏せカード1枚を破壊する。凍気と深怨を除外し、我が破壊するのは、当然その伏せカードだ!」(闇の王墓地2→0)(闇の王除外1→3)
猛吹雪により、烏間の伏せカードは破壊されてしまう。伏せられていたカードは、『ゴッドバード・アタック』であった。
「くっ!」
「危ない危ない……展開していたら、こっちがやられていたな。では手札より『天帝従騎イデア』を召喚する。このカードの召喚・特殊召喚に成功した時、デッキからイデア以外の攻撃力800・守備力1000のモンスターを特殊召喚する。これにより、我は『冥帝従騎エイドス』を特殊召喚する」(闇の王手札7→6)
「更に、召喚・特殊召喚されたエイドスの効果発動。このターン、通常召喚に加えてもう一回アドバンス召喚できる」
「と、その前に、永続魔法『冥界の宝札』を発動させる」(闇の王手札6→5)
「改めて、この2体の従騎を生け贄に、アドバンス召喚! 現れろ、レベル8『怨邪帝ガイウス』!」(闇の王手札5→4)(闇の王墓地0→2)
深淵の闇より現れた、悪魔の帝王。攻撃力は2800! ガイウスは手に次元の渦を作ると、フィールドに叩きつける。
「『怨邪帝ガイウス』は、アドバンス召喚に成功した時、フィールドのカード1枚を除外できる。除外したカードが闇属性だった時、除外したカードの持ち主のデッキ・エクストラ・手札・墓地から全て除外させてもらう! さらに、闇属性のエイドスをリリースしたことで、対象を2枚にできる! 我が除外するのは……ノートゥングと、『黒い旋風』! さらに、除外によって相手に1000のダメージを与える!」
「くっ……!」(烏間ライフ8000→7000)(烏間除外1→3)
「お前の戦法くらい見抜けないで、なんだというのだ。さあ、エクストラからノートゥングを除外してもらうか」
「……わかった」
エクストラデッキに3枚あったノートゥングも除外し、フィールドの『黒い旋風』も除外された。(烏間除外3→5)
これには遊太も、唖然とする。
(たった1ターンで……烏間さんのデッキ、旋風BFの動きを壊滅させてしまった……! なんてことだ……!)
そして、遊太の『イクスロードナイト』達も……。
「何というキレ……! これが、奴らの力……!」
そして、闇の王は更に展開する。
「永続魔法『冥界の宝札』は、モンスター2体のリリースによるアドバンス召喚に成功した時、2枚ドローできる。よって、我は2枚ドローさせてもらう」(闇の王手札4→6)
「更に、墓地へ送られたイデアは、除外されている『帝王』魔法・罠を手札に加えられる。我は当然『汎神の帝王』を手札に加える」(闇の王手札6→7)(闇の王除外3→2)
「バトルを行いたいが、そのモンスターは戦闘では破壊されず、決してダメージも受けないモンスター。なら、カードを3枚セットして、ターンエンドだ」(闇の王手札7→4)

闇の王

ライフポイント7200
手札枚数4枚
モンスター1体
『怨邪帝ガイウス』(攻撃表示・攻撃力2800・闇属性・レベル8)
魔法・罠ゾーンのカード4枚
発動しているカード1枚
『冥界の宝札』
墓地の枚数2枚
除外されているカード2枚


1ターンで、これ程の差をつけられた烏間。それを見て遊太は、いてもたってもいられず。
「か、烏間さん!」
「……心配しないで、まだ負けた訳じゃないわ」


3・烏間のターン

「私のターン、ドロー!」(烏間手札2→3)
「私は手札より、レベル4チューナー『BFー南風のアウステル』を召喚! 効果発動。除外されているレベル4以下の『BF』を特殊召喚する! 私は除外されている、レベル3の熱風のギブリを特殊召喚する!」(烏間手札3→2)(烏間除外5→4)
「そして、レベル3の熱風のギブリに、レベル4の南風のアウステルをチューニング! シンクロ召喚! レベル7『A BFー驟雨のライキリ』!」(烏間墓地5→7)
日本刀を持つ黒き羽根の戦士が現れる。攻撃力は2600。
「その召喚にチェーンして、速攻魔法発動! 『帝王の烈旋』! このカードは相手モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをリリースしてアドバンス召喚できる! さらに、永続罠『連撃の帝王』を発動! 1ターン1度、相手メインフェイズ及びバトルフェイズに、アドバンス召喚できる! 烈旋によって、お前のアーマード・ウィングをリリースとし、手札より『 雷帝ザボルグ』をアドバンス召喚する!」(闇の王手札4→3)(闇の王墓地2→3)(烏間墓地7→8)
相手モンスターをリリースして、雷雲共に現れた雷の帝王! 攻撃力は2400。
「ザボルグはアドバンス召喚に成功した時、モンスター1体を破壊できる! チドリを破壊!」
ザボルグによって生み出された、雷雲によってチドリが破壊されてしまう。これにより、烏間のフィールドががら空きになってしまった……。
「……カードを1枚伏せて、ターンエンド!」(烏間手札2→1)

烏間

ライフポイント7000
手札枚数1枚
モンスター0体
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数8枚
除外されているカード4枚


4・闇の王のターン

「我のターン、ドロー」(闇の王手札3→4)
「手札より魔法カード『汎神の帝王』を発動させる。手札の『真源の帝王』を墓地へ送り、デッキから2枚ドローする」(闇の王墓地3→5)
「更に、墓地から『汎神の帝王』を除外し、『帝王』魔法・罠3枚を相手に選ばせ、手札に加える。今回選んでもらうのはこの3枚だ」(闇の王墓地5→4)(闇の王除外1→2)
烏間に提示されたのは、『真帝王領域』『帝王の深怨』『帝王の轟毅』の3つであった。
(……あの魔法、遊太君が言っていた最も危険な魔法カード……それに、さっき使用したサーチカード……だったら、消去法でアレか……!)
「私は『帝王の轟毅』を選択する」
「……そうか」(闇の王手札4→5)
「墓地のエイドスの効果発動。墓地からこのカードを除外し、エイドス以外の攻撃力800で守備力1000のモンスターを特殊召喚する。これにより、イデアを特殊召喚する」(闇の王墓地5→4)(闇の王除外2→3)
「イデアの効果により、デッキから攻撃力800で守備力1000のモンスターである『雷帝家臣ミスラ』を特殊召喚する!」
「……これで、リリースできるモンスターは2体。アドバンス召喚の条件は整った。この2体をリリースして、手札の『冥帝エレボス』を、アドバンス召喚する!」(闇の王墓地4→6)(闇の王手札5→4)
2体のリリースによって現れたのは、玉座に深々と座り、その巨体を見せるモンスター! 帝王という言葉が似合うモンスターだった。攻撃力は2800。
「墓地へ送られたイデアの効果で、除外されている『帝王』魔法・罠を手札に加えられ、2体リリースによって『冥界の宝札』によって2枚ドローできる」
「だがその前に、エレボスのモンスター効果。アドバンス召喚に成功した時、デッキより『帝王』魔法・罠を2種類墓地へ送ることで、相手の手札・フィールド・墓地のカード1枚をデッキに戻すことができる! 『帝王の凍志』と『帝王の溶撃』を墓地へ送り、その伏せカードを1枚デッキに戻してもらおうか」(闇の王墓地6→8)
「なら、それにチェーンして罠カード『和睦の使者』を発動させる! 戦闘でモンスターの破壊を免れ、戦闘ダメージを0にする!」
「なら、それに対し速攻魔法『帝王の轟毅』を発動させる。自分フィールドの、通常召喚されたレベル5以上のモンスター1体をリリースして、フィールドの表側表示のカードの効果をターン終了時まで無効化する。『雷帝ザボルグ』をリリースし、『和睦の使者』は無効化だ」(闇の王手札4→3)(闇の王墓地8→10)
「……クッ!」(烏間墓地8→9)
「では、除外されている『汎神の帝王』を手札に加え、2枚ドローする」(闇の王手札4→6→7)
「ま、これでバトルフェイズと行くか。我の帝王モンスター2体で、ダイレクトアタック!」
「くぅぅっ!」(烏間ライフ7000→4200→1400)
「フン、あっという間にライフを減らしたな……お前のフィナーレも近いようだな。カードを2枚伏せて、ターンエンド」(闇の王手札7→5)

闇の王

ライフポイント7200
手札枚数5枚
モンスター2体
『冥帝エレボス』(攻撃表示・攻撃力2800・闇属性・レベル8)
『怨邪帝ガイウス』(攻撃表示・攻撃力2800・闇属性・レベル8)
魔法・罠ゾーンのカード4枚
発動しているカード2枚
『冥界の宝札』(永続魔法)
『連撃の帝王』(永続罠)
墓地の枚数10枚
除外されているカード2枚


ライフ、盤面、手札。全てにおいて圧倒的な大差をつけられてしまった烏間。はっきり言って、この状況を覆すのは、かなり難しい。
当然、遊太も心配する。
「か、烏間さん……!」
「遊太君、君の言いたいことはわかる。確かに、この状況では全くと言っていい程、勝ち目なんて無いだろう」
「おやおや……我と対戦しているというのに、そう言うとはなんともお慰みだな」
「だけど、私は信じている。こんなどうしようもない、絶体絶命のピンチだからこそ、希望を持つことで変えられるとね」
「馬鹿め、無駄だ無駄だ! 手札1枚で何が変わるというのだ! もはやお前のフィールドは全壊、そんな状況で希望だと? 笑わせるな!」
「これは、ロベルトから教わったことなのよ。苦しい時だからこそ、希望を捨てるなってねのは」
(……そう、あの時、ロベルトがそう言ってくれなかったら、アタシはゲームショップなんて開けていなかった。遊太君達との出会いも無かった!)
(アタシが今こうやってアンタの為に戦えているのも、全部が全部、アンタのお陰なんだから!)
「……運命はまだ決していない!」

5・烏間のターン

「私のターン、ドロー!」(烏間手札1→2)
「魔法カード『貪欲な壺』を発動! 墓地に存在するモンスター5体をデッキに戻し、シャッフルした後2枚ドローできる! 私が墓地からデッキに戻すのは、熱風のギブリ・黒槍のブラスト・白夜のグラディウス・そよ風のブリーズ・驟雨のライキリの5体。この5体をデッキに戻し2枚ドロー!」(烏間手札1→3)(烏間墓地9→4→5)
「……来た!」
(これも、アンタのお陰かしら? ロベルト……!)
「私は手札から、魔法カード『死者蘇生』を発動! 自分・相手の墓地からモンスター1体を特殊召喚するわ! 私は墓地から、アーマード・ウィングを特殊召喚する!」(烏間手札3→2)
「そして、自分フィールドに『BF』モンスターがいるため、手札からレベル3チューナー『BFー疾風のゲイル』は特殊召喚できる!」(烏間手札2→1)
「これにより、私はレベル7のアーマード・ウィングに、レベル3の疾風のゲイルをチューニング! 黒き旋風よ、今こそ更に強靭なる鎧を身に纏い、戦場に疾風怒濤を巻き起こせ! シンクロ召喚! レベル10『BFーフルアーマード・ウィング』!」(烏間墓地5→7)
アーマード・ウィングは、更に強靭な鎧を身に纏い、強力な武装を身に着ける姿となった! 攻撃力は3000と、非常に高い。
が、これを黙ってみている闇の王でもない。
「召喚時、永続罠『帝王の溶撃』を発動! これにより、アドバンス召喚されたモンスター以外の効果は無効化される! 貴様の最後の切り札も、ここまでだな……」
「それはどうかしら!? フルアーマード・ウィングは、他の効果を受け付けることはない! よって、その永続罠の効果は受けつけない!」
「な、にい……!?」
「更に、フルアーマード・ウィングは相手モンスターの効果が発動されるたび、相手モンスターに楔カウンターを置ける。勿論、これをもって相手がそうしてくれるとは思っていない。だから、自分から置かせてもらうわ! 墓地の南風のアウステルの効果発動! 墓地からこのカードを除外し、相手モンスター全てに楔カウンターを置くことができる!」(烏間墓地7→6)(烏間除外4→5)
「なに……?」
「これにより、フルアーマード・ウィングの効果発動! 1ターンに1度、楔カウンターの乗っているモンスターのコントロールを奪う! エレボスを奪い、私のしもべとする!」
「バトルフェイズ! エレボスで、ガイウスを攻撃! 2体の攻撃力は互角! これによって相打ち!」
「くっ……! アドバンス召喚されたモンスターがいなくなったことで、溶撃は破壊される!」(闇の王墓地10→13)
「そして、フルアーマード・ウィングで、ダイレクトアタック! ブラック・ソニック・タイフーン!」
「ぐおおおっ!」(闇の王ライフ7200→4200)
「手札とかそういうのは負けてるけど、これで形勢逆転! 一応言っておくけど、フルアーマード・ウィングは楔カウンターの乗ったモンスターをエンドフェイズに全て破壊することができる。カードを1枚伏せて、ターンエンド!」(烏間手札1→0)
(……この伏せカードは罠カード『ブラック・ソニック』。相手が攻撃してきようものなら、このカードで除外してやるわ!)

烏間

ライフポイント1400
手札枚数0枚
モンスター1体
『BFーフルアーマード・ウィング』(攻撃表示・攻撃力3000・闇属性)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数6枚
除外されているカード5枚


6・闇の王のターン

「我のターン、ドロー」(闇の王手札5→6)
「いやあ、お見事お見事、まさかまさかの大逆転をかますとは、驚いたもんだ。だが、これでは我には勝てない」
「な、なんだと……!? この状況で、まだそんなことが言えるっていうの!?」
「確かに、今の君の布陣は強固だろう。だが、私にとっては難なく突破できる!」
「我は手札より、フィールド魔法『真帝王領域』を発動させる!」
「……!」
闇の王のフィールドが、闇で包まれる。それは、遊太もあの時感じた、闇の力……! 
「こ、これは……!」
「自分墓地に存在する、レベル5以上のモンスター1体を除外することで、手札から『邪帝家臣ルキウス』は特殊召喚できる!」(闇の王手札6→5)(闇の王墓地13→12)(闇の王除外2→3)
「そして、フィールド魔法『真帝王領域』の効果を発動させる。手札の攻撃力2800、守備力1000のモンスターのレベルを2下げる。『天帝アイテール』は、レベル8から6となる!」
「そして、ルキウス1体をリリースして、『天帝アイテール』をアドバンス召喚する!」(闇の王手札5→4)(闇の王墓地12→13)
現れたのは、天帝という名前に相応しい、神々しい姿をした帝王。攻撃力は2800と、エレボスと同じだが……。
「アイテールの効果発動。デッキから『帝王』魔法・罠を墓地へ送り、デッキから攻撃力2400以上の守備力1000のモンスターを特殊召喚する! 『帝王の凍気』と『帝王の賜与』を墓地へ送り、デッキから『爆炎帝テスタロス』を特殊召喚する!」(闇の王墓地13→15)
「……ッ!」
「ついでに、アドバンス召喚のためにリリースされたルキウスの効果発動。相手のセットカードを確認する。ただし、これに対しカードの発動はできないがね。さて、伏せカードを確認させてもらうよ……。罠カード『ブラック・ソニック』『BF』モンスターに攻撃した時、相手の攻撃表示モンスターを全て除外か……随分と怖いカードを伏せているが、もう問題はない」
「手札より、『帝王の凍気』を発動! 自分フィールドに攻撃力2400以上で守備力1000のモンスターが存在する時、セットカードを破壊する! 当然、破壊するのはそのセットカードだ」(闇の王手札4→3)(闇の王墓地15→16)
「……」(烏間墓地6→7)
「さて、フィールド魔法『真帝王領域』の効果だ。アドバンス召喚されたモンスターの攻撃力は、相手モンスターに攻撃する時、攻撃力が800アップする! そのモンスター、効果耐性はあったとしても、戦闘耐性はないだろう? 故に、もうおしまいだ。既に乗った楔カウンターも、無用の長物……。何か言い残すことはあるか? 烏間よ」
闇の王のその言葉と共に、烏間は遊太の方向に向く。
「……遊太君、ここで私がやられたとしても、それは全くもって意味の無いことではないわ。全ては、ロベルトから託されたこと……。あなたという、可能性を解き放つために。あなたはもう、闇の王の戦いを2回も見ている。今なら、もう問題なくやれるはずよ。あなたは、もう大丈夫。やってみなさい! 最後は、あなたがやるのよ!」
「か、烏間さん……! そんな、あなたまで……!」
「さて、もう良いか? もう良いなら、やらせてもらうぞ! バトルフェイズだ! アドバンス召喚された『天帝アイテール』で、『BFーフルアーマード・ウィング』を攻撃! 天帝なる裁き! アドバンス召喚されたことで、アイテールの攻撃力は800アップする!」(アイテール攻撃力2800→3600)
「……」(烏間ライフ1400→800)
「さて、ラストアタックだ。テスタロスで、ダイレクトアタック! 爆炎なる裁き!」
「くっ、うわーっ!」(烏間ライフ800→0)


「か、烏間さん……!」
「ゆ、遊太君……ファイト!」
倒れ込むと同時に、ペストマスクが外れる。その外れたマスクの下には、いつもゲームショップで見慣れた顔があった……。
そして、烏間雛姫も糸に包まれ、繭のように固められる。そして、闇の王の元へと向かって行く。
「あ、ああ……こんな!」
「さて、この女のソウルも後でいただくとするか。そしてお前も倒した後、残っている奴らもいただく!」
「……闇の王! 僕とデュエルしろ! お前を倒す! お前を倒して……ロベルトさんを助ける! 烏間さんも、この帝国で奪われた皆のソウルも! 精霊も! 全部全部お前を倒して取り戻してみせる!」
その遊太の心に呼応してか、遊太のデッキに眠っていた『イクスロードナイト』も現れる。そして、アルファが遊太にいう。
「やるぞ……遊太!」
「うんっ!」
「フハハハハハ! さあ来い! ここがお前の死に場所だ!」


第五十話。終わり。
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