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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第11話 黒フード

第11話 黒フード 作:にしん

 俺はサーカス団所属デュエリスト挑戦者としての熱い初陣が終わり、控室で帰る準備をしていた。今この控室には俺しかいない。翔くん含む、他の所属デュエリストはとっくに帰ったり、次なるデュエルに備えてカードショップへ向かったりとすでにいない。


「今回は圧倒的エンタメ点で負けたけど、所属デュエリストの配属契約書は貰えたしいいか・・・」


ついでに評価項目のマニュアルを貰った。今回は流石に相手がプロだけあってエンタメ点で大差がつくのはわかっていたが、デュエルの勝敗の割り当てが意外と少ないようで・・・でも大逆転勝利はそれなりに高得点だったが、ミミカちゃんはそれ以上に高得点の評価をされていた。

とりあえず今日のところはサーカスを後にする。サーカスの外に出た時、二人の少年が待っていた。俺のデュエル友達の二人だった。


「おつかれ遊飛!すげーデュエルだったな!」

「すごかったよ」

「おう。頑張ったぜ」


この様子だと観客として見に来ていたようだ。なんだか照れる。今日のデュエルやエンタメの話をしながら帰路に着いた。帰った後、両親にも同じ話をされてなんだかうれしくなったが、同時に恥ずかしくもなった。



 俺が正式なサーカス団所属デュエリストになって数日。エンタメデュエルの勉強ということで、学校が終わった後にサーカス団所有のデュエル施設で講義を受けている。


(基本はその人その人の個性を思う存分に発揮してほしい、か)


デビュー戦でのエンタメ評価が低かったのは俺のエンタメがテレビで見たのを見様見真似でやったからかもしれない。俺らしいエンタメか・・・やっぱり覇王烈竜だよなぁ。ただ、昨日に渡された評価の詳細を見たところ、ドラゴンたちの展開時の演出はアブソリュートを除いておおむね高評価だったようだ。


「・・・なので、エンタメの基本はキミたち自身の個性を常にはっちゃけてちょうだいね!ってことなのです☆」


今日の選択した講義「エンタメデュエル入門」の担当は初陣でエンタメデュエルをしたミミカちゃん。サーカスは基本的に週2で行われており、ない日は整備や講義の先生をやったりするようだ。

あと俺がこのサーカス団に夢中で他を見ていなかったようで、どうやらこのサーカスみたいなエンタメデュエルを専門とする演劇団や舞台などのチームや組織があるとか。同じジャンルの場合はライバルになることもあり、日々エンタメ合戦が行われている・・・と言われている。


「では今日の「エンタメデュエル入門」の講義はおわり☆この後交流会があるので参加したい人はデュエルルームへ行ってくださいねっ」


交流会はどうやら翔くんのような慣れた人の更に高みを目指す内容のようで、初心者の俺にはどうやら早かったようだ。行く途中で翔くんと会って教えてくれた。


「はじめのうちは講義やティーチングで練習してくれるから、遊飛に交流会はまだ早いぜ」

「マジかー」

「来月ぐらいまでに一定の評価を得られれば参加資格を与えられるはずだぜ」


今日のやることが終わったので帰ろうとする。エントランスにあったテレビでは気になるニュースが流れていた。


「本日のニュースです。〇〇市でカードを賭けた、悪質なデュエリストがいる模様です。特徴は黒いフードを・・・」


主にEXデッキのカードを賭けた、禁止・制限無視の無制限デュエルを申し込まれて無理やりデュエルさせられるという内容のようだ。大抵は悪の組織や一部のデュエリストが面白半分で行うらしいが・・・ちょうどアニメでやってるミサイル団とかそういうの。この世界でもカードの買い占めとかカードショップ占拠を行っているらしい。


「俺も気をつけよ」


施設から出る。サーカスとカードショップの間にあるのでわかりやすい。夜になっていたようでとっくに星空が広がっていた。季節的にまだまだ暑いものの、冷たい風のおかげで体感温度はそんなでもなかった。

しばらく歩くと敷地入り口にある大きい看板をライトで照らし、5mぐらいの脚立に上って作業している女の人がいた。絵具やブラシなどを持っている、あの画家のような恰好は・・・確かデザイナーのモニカさん。黙々と絵を描いている。集中しているようだ。俺は気をそらさないように静かに帰ろうとした。


ビュウゥゥ・・・


突然冷たい突風が吹く。そういえばにわか雨・・・俗称ゲリラ豪雨の心配があるって天気予報で言ってたし、近くで降っているとか。それよりもこの突風でモニカさんは大丈夫なのだろうかと見た時には、すでにバランスを崩していた。


「危ない!」


どさっ!!


・・・


気が付けば俺はどうやらクッションになっていた。慌てて落ちるモニカさんを受け止めたからか、俺はバランスを崩して背中から地面に叩きつけられていた。結構痛い。とっさに放り投げたカバンとそこから衝撃ではみ出たカード類がどれだけ瞬間的に行動していたかわかる。


「あれ、痛くない・・・?」

「~~~っ」


俺のおなかの上でキャッチされたローラさんが起き上がる。どうやら無事のようだ。俺は痛みに耐えているけど。モニカさんはとっさに受け止めて地面を布団にしている俺を見て、慌てだす。


「あ、あの、だ、大丈夫、ですか?えと、今日の新人さん・・・でした、よね?」

「痛い・・・けど、大丈夫・・・です」


俺は痛みをこらえて体を起こす。この感覚だと普通に打撲な感じ。俺の様子を見てモニカさんは画家のような落ち着きを取り戻した。口調もおとなしくなる。


「ありがとうございます。でも、背中とか頭を強く打ってましたよね」

「頭は大丈夫・・・だと思う」

「ちょっと背中見せてください」


そう言ってモニカさんは俺の背後に回り、パーカーごと上着を上げた。ここが外と気づいたのは数秒後のことであり、一気に恥ずかしくなる。


「あざができてますね。念のため軽く治療しましょう」

「あざなら大丈夫・・・痛っ」

「念のため、ですよ。エンタメデュエルでも怪我はクオリティの命取りですから」


モニカさんに連れられ、サーカスの施設に入る。しばらく歩くとそこは何故か食堂だった。そこには一人のコック姿の人が客席に座り、お金を数えたりノートをまとめたりしていた。


「あら、モニカさん。おやつですか?」

「いえ、実はかくかくしかじか」

「あら~。新人さんのねぇ。っと、まずは自己紹介からかしらね」


コック姿の女性は立ち上がり、フライパン型のデュエルディスクを見せた。


「私はサーカス食堂の料理長兼医療班のサラです。これからご飯や治療でお世話になるはずですのでよろしくお願いしますね」

「新人の虹 遊飛です。少し前から所属デュエリストになりました!」

「元気な子ね。ドラゴンデッキとか使っていそうですわ」

「その通りですけどね」


おとなしいモニカさんとは違い、物腰が柔らかく、いかにも食堂のおばちゃn・・・お姉さん的な方のようだ。しぐさも言葉遣いも丁寧でやさしい。

自己紹介を終え、背中をサラさんに見せる。一目見て、薬箱から塗り薬を取り出した。それを抗菌ビニール手袋で塗ってもらう。なんだかスースーして痛みが引いてきた。


「これですぐに治りますよ」

「ありがとうございます」

「お風呂は3時間後に入ってくださいね」



―――


 夜。サーカスの会議室では団長とアリシア、そしてミミカが話し合っていた。


「虹くんのデビュー戦は大成功!ミミカさんも今回の挑戦者戦は手を抜かずに行ってくれたおかげで彼のこれからの方針を決めるヒントを得られたよ」

「でしょでしょ~」


団長に褒められて万歳のポーズをして跳ねるミミカ。そしてどや顔。だけど団長の言葉にすぐにアリシアが察した。


「団長、もしかして虹くんを本気で団員にすること前提で育成する予定で?」

「ああ。彼ほどの素質を持つデュエリストはめったにいない。他に引き抜かれる前に私たちで立派なエンタメデュエリストに育て上げるのさ」

「でも、あの竜を使っての商売・・・という目的もありますね」

「まぁ本音は育成だけどね。そこは覚えておいてほしい」


そう言って団長は1冊の本を取り出す。「エンタメの極意」と書かれたその本は裏表紙にとある有名なエンタメデュエリストのサインがかかれていた。


「・・・ちょうどあの組織もあの竜につられて動き出すとは思うけどね」


この言葉にアリシアとミミカの顔つきが真剣になる。

このサーカスは人気故に他の同業者、塾、施設から視察や勉強をしに来る人が来客することも多い。それと同時に悪の組織側もいると確信していた。引き抜かれた所属デュエリストも多くはない。今回の虹 遊飛だけは全力で引き留めたいという思いが強い。


「恐らく最初に動いてくるのは大手エンタメデュエルチームの“帝王教”・・・とは名乗っているけど、真の顔である”覇王組”だろうね・・・」



―――


 翌日。いつも通り友人と合流して学校に行くと、何やら騒がしかった。


「ふあぁ~あ・・・なんだ、何があったんだ?」

「遊飛知らないのか?」

「えっ?」

「例の黒フードデュエリストだよ。昨日連絡網経由で電話きてたよ?」

「マジで?」


親が教えてくれなかったのかなもしかして・・・いや、昨日はやたら眠くて爆睡していたからかもしれない。


「オレらのクラスじゃないけど、挑まれて負けてカード奪われたって」

「マジかー」

「挑まれた人は大会にも出てる人だったんだけど、ほとんどダメージを与えられなかったって」


やはり犯罪を起こせるレベルとなると相当な実力者なのだろう。恐らく禁止・制限無視だから普通に<血の代償>や<サンダーボルト>とか入れていそうだな。

教室に行くと案の定騒がしかった。やっぱり例のデュエリストの話だ。クラスメイトの一人が俺を見るなり駆け寄ってきた。


「虹!お前は襲われなかったか?」

「俺はまだ大丈夫だけど・・・」

「そうか。まだなら安心だな。どうも狙っているのがガチデュエリストばかりらしくて、虹もターゲットされるだろうしな」

「もし襲ってきても返り討ちにしてやるぜ!」


とは言ったものの、禁止・制限無視ほど恐ろしいものはない。おまけに相手が悪の組織となると拒否はできなさそうだ。今のうちに対策デッキを作っておこうかな。

しばらくして担任の先生が教室に入る。それを見てクラス全員が着席する。


「えーと、みんなおはよ」

「「「おはよーございまーす」」」


若干けだるげな態度をしているパンチパーマの若い男の先生が俺たちのクラスの担任。常にけだるげだが色々と完璧にこなすすごい先生なのだ。ちなみにデュエルはやっていないらしい。


「ニュースでもあった通り黒いフードの人に賭けデュエルを挑まれる事件。他のクラスの子が被害にあったんだ・・・というのは様子を見て知っているみたいだね。なので緊急の対策として集団下校や実力のあるデュエリストと同行することにしました」


この世界では悪役を確実に倒すために2VS1のデュエルも行うことがある。集団下校や同行はそれが目的なのだろう。


「確かウチのクラスで実力のあるデュエリストはー・・・虹くんを筆頭に10人ぐらいかな。あっ。あと来週から入る転校生もそうみたいだね」


俺の名前が挙がる。まぁ、大会でも実力を残しているし、ここ一帯の知名度は高いって思ってる。思わずにやけそうになる。が、隣の席の友人にはばれていたようでツッコミを入れられた。

・・・ん?みんな落ち着いているけど気になるワードが。


「って転校生!?」


“転校生”。このタイミングでその情報。俺のびっくりに反応してクラスがうるさくなった。先生はすぐにどうどうまてまてのモーションでみんなを落ち着かせた。

・・・とりあえずまとめると、その転校生も実力者ということか。覚えておこう。


 この学校では昼休憩に多目的室がデュエルスペースになり、初心者から実力者まで遊びに来るそうだ。一部の先生も担当として休憩中は常駐しているし、先生に挑む人も多い。俺は端っこにあるデッキ調整スペースで友人と対策を考える。


「そうだ!オレたちも禁止・制限無視すればよくね?」


数種類の禁止カードを3枚ずつ見せてそう言いだした友人。<BF-朧影のゴウフウ><強欲な壺><天使の施し>などなど知名度の高い禁止カードたち。ただゴウフウだけはなぜ禁止カード入りにしたのか誰にも分からないらしいし俺も分からない。


「相手がデュエルディスク使ってきたら意味ないし、正規のディスクは無理だよなぁ」

「そうだったー」


デュエルディスクを製造する会社は色々あるし、サーカス団もオリジナルのを使用している・・・現にミミカちゃんやサラさんもオリジナルだ。だけど内部のデータベースだけは海馬コーポレーションが全て権限を持ち、製造されたデュエルディスク全てを監視している。リミットレギュレーション情報やカードの読み込み、ソリッドビジョン再現が主な内容だ。だけど、悪の組織や一部の悪質なデュエリストはそれを改造して禁止・制限を無視しているらしい。


「デュエルディスクを持ち歩かないというのはどうかな?」

「なるほど、そういう手もあるか」

「でも使わないデュエルだったらディスク以上に無駄じゃないかー?」

「確かに・・・」


どうあがいても黒フードの男とのデュエルから逃れるのは無理なようだ。

普通に逃げればいいだけなのだが、デュエリストとして、将来のエンタメデュエリストとして何故か引けない。むしろその黒フードを倒してかっこつけたい。


 放課後。俺と友人二人は登下校のルートが同じということで3人同時で下校することに。3人なのでたとえ黒フードが来ても3VS1で追い返せるだろう。


「なぁ、遊飛」

「うん?」

「オレたちで・・・やっつけないか?」

「お?もしかしてお前も乗り気だな?」

「じ、実は僕も・・・卑怯だけど3対1でどうかな?」

「「さんせーい」」


やはりというか、大会常連のデュエリストである俺たちは当たり前のように悪役撃退に意気投合した。禁止・制限無視は怖いけどそれ以上にデュエルで勝利して撃退するという正義の気持ちが上回った。

ちなみに2VS1はよく行われているが、3VS1は前例がほとんどないとか。デュエルディスクにそのルールは組み込まれているらしいけど、実際にするとなると挙動はどうなるのやら。

途中にある公園の前を通ろうとした時、公園の中からデュエルをしている音が聞こえてきた。俺たちは遊びに来たフリをしてベンチに座ってデュエルを見る。片方は例の黒フードの男だ。もう片方は確か同じクラスの女の子。確か家がここの付近だから集団から離れたところを狙われたというわけか。


「おい、あれって確か同じクラスの古賀じゃないか?」

「そうだな。忍者デッキだっけ」

「うん。実力も結構あった気がする」


それに対して黒フードの方は出ているモンスターや発動した魔法カードからして・・・普通に“時械神”だなこれは。しばらく眺めていたけど禁止・制限カードを使う気配がない。

そして古賀さんのLPが0になる。金色の鎧のような姿、確かあれは<時械神サンダイオン>。2000バーンは大きい。案の定賭けデュエルだったのか古賀さんは1枚のカードを奪われた。ちらっと見えたそのカードは<No.39 希望皇ホープ>。

デュエルが終わり、黒フードは逃げるように立ち去ろうとした。しかし、古賀さんが俺たちを見るなり泣いて助けを求めてきたことで、黒フードの目線は俺たちに向けられる。同じ実力のあるデュエリストと思われるのも時間の問題だった。


「おい。お前もデュエリストだな。カードを賭けて勝負しろ。いいな」
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