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遊戯王 THE・Fan service/#9 決着のファンサービス 作:

現在の状況
柊一:LP200 d33 手札0 場 無し
神威:LP1000 d30 手札0 場 魔王神格 深きものどもトークン×4

「僕の…ターン!ドロー!…!!」

柊一がそこで引いたのは見たこともないカードだった。しかし、そのカードこそがこのデュエルを勝利で飾る最高の切り札であることを感じていた。

「あぁ…?」
「………手札より魔法カード、【RUM ギミック・フォース】を発動!墓地より「ギミック・パペット」xモンスターを特殊召喚し、そのモンスターよりランクの1つ高いモンスターにエクシーズチェンジする!」
「何…!」
「僕は墓地から「 No.40 ギミック・パペット–ヘブンズ・ストリングス」を特殊召喚し、ランクアップ、カオスエクシーズチェンジ!現れろ、「CNo.40 ギミック・パペット–デビルズ・ストリングス」!」

黒い継ぎ接ぎの人形をベースに、武器やらなんやらを括り付けたモンスターがデュエルディスクを通じて実体化する。かつて宮野 遊加との決闘でも使用した柊一の【CNo.】である。しかし、神威にも「魔王神格」の効果が残っている。

「馬鹿が忘れたか!「魔王神格 クトゥルー」の効果発動!「デビルズ・ストリングス」をデッキバウンス!」
「そんなわけ無いだろ。墓地より「RUM ギミック・フォース」の効果発動!「ギミック・パペット」が効果対象となった時、このカードを手札に戻し、その効果を無効にする!」
「何!?」

RUM ギミック・フォース
通常魔法
このカードは1ターンに1度しか発動できない。①墓地の「ギミック・パペット」xモンスターを対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚し、ランクの1つ高いxモンスターをx召喚扱いでそのモンスターの上に重ね特殊召喚する。②自分フィールドの「ギミック・パペット」モンスターが効果対象となった場合に発動できる。このカードを手札に戻し、その効果を無効にする。

「馬鹿な…」

現在、神威のフィールドには攻撃力4000の魔王神格に付随し、攻撃力2000のトークンが4体存在している。しかし、魔王神格の効果では攻撃表示でしか特殊召喚できず、トークンを狙われれば敗北してしまうリスクがあった。柊一は魔王神格の効果をかいくぐり、その弱点を突いたのだ。

「終わりだ。バトルフェイズ!「デビルズ・ストリングス」で、「深きものどもトークン」を攻撃!【デビルズ・ブレード】!」

デビルズ・ストリングスATK3300 VS 深きものどもトークンATK2000

「ぐわああああああ!!!???」LP1000 →0

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

辛くも勝利した柊一であったが、彼も既に満身創痍だった。決闘に敗北した神威は地面に倒れ込み動かない。そんな彼を案じ、宮野が近づくと– –

「くっ…ううううう…あ、ぐうぅ……ああああああ!!!」

突如苦しみ出し、数秒でデュエルディスクが爆発し、発作が治まった。

「一体……何…」

宮野がそう呟くが、柊一の意識もここで途切れた。

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

「ーえ、………ねえ、聞こえる?」

柊一が次に目を覚ましたのは、何も無い空間だった。否、彼の目の前には大学生程度の少年がいた。全く見覚えがなく、制服も知らない。

「君は…」
「あれ?知らない?まあ当たり前か。僕は’この世界’の人間じゃないし。」
「…この世界?」
「ああ、忘れて忘れて。それじゃあ……【暁】とでも呼んでくれよ。」

暁と名乗ったその少年は、身なりにも何らおかしいことはなく、誘拐されたとかそういうのではなさそうだ。そうなると、また謎が増える。

「ここは?」
「君の夢の世界だ。少し君と話がしたくてね。」
「…何で?」
「君は気づいてないかもしれないけど、君は主人公なんだ。だから、俺が来た。」
「?」

暁の意味不明な言葉の数々に疑問符しか浮かんでこないが、少なくとも人の夢に入り込む能力があるようだ。原理は知らないが、そういう機械があるのかもしれない。

「ああ、時間みたいだ…名残惜しいがお別れだ。次に会える時を待ってるよ。主人公。」
「えっ、待って!まだ聞きた–
柊一の意識が再び途切れた。

ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー

次回へ続く。
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お 久 し ぶ り
謎を追加してくる回。忘れないようにしないと… (2018-09-12 20:47)
ささくれ
「俺はフィールド(SS)に俺を召喚!」
まさか自らをSSの世界に飛び込ませるとは…恐れ入りました…。 (2018-09-13 17:02)
コメントありがとうございます!
個性溢れるssの中で存在感を出したいんだ…もちろんそれ以外にも理由はありますがね。 (2018-09-13 18:21)

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コメント

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