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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第三十九話「エンジョイデュエル!」

第三十九話「エンジョイデュエル!」 作:イクス

第三十九話「エンジョイデュエル!」


闇の王によって開かれた、デュエル大会『決闘者の帝国』。日本の全国各地から選りすぐられたデュエリスト達が、しのぎを削り合うこの大会。
が、この大会の本来の目的は、主催者である闇の王と、六道遊太・榊原夏鈴だけが知る。
闇の王は、最終ステージの『竜魂の城』で玉座に座りながら、時が経つのを待っていた。
「デュエル開始より、2時間か……。参加者の状況は、どうなっている?」
「はい。現在200数十名、参加者の10分の1程度が脱落です」
「そうかそうか、この状況では、まだ奴らを動かすには早すぎるからな……。もう少し経ってから、奴らを動かす。そうでなくては、奴らを動かす理由にはならん」
「そうですか。それでは」
「さあ、デュエリスト達よ、お楽しみを享受できるのは……いつまでかな? 全ては私のさじ加減なのだからな……!」
「ああそれと、闇の王様」
「なんだ?」
「この城に向かって、参加者でない人間が向かっているそうです」


・ダークゾーンエリア

ここは、闇属性を題材にしたエリア。『ゴーストリック・ハウス』や『闇晦ましの城』といった、ホラー系のアトラクションがあり、闇属性が強化されるフィールド。
「デュエルを、楽しむか……」
「そうです。いくらロベルトさんが危機的状況と言えど、楽しむ心は必要です。だってそうじゃありませんか、私の知っている遊太君はどんな状況でも、デュエルを楽しんでいましたよ……」
「でも……こんな状況で、ロベルトさんが奴の手の中にある状況で、どうやって楽しめって言うのさ……」
「……そうですねえ」
この帝国でのデュエル、遊太は自分のモットーである、『楽しむデュエル』ができなくなっていた。理由は、至極単純。憧れの人であるロベルト・フランシスが、帝国の主催者である闇の王に囚われていたからだった。
闇の王は、明らかに人ならざる力を持って、ミナコ社を掌握し、ロベルトを手中に置いた。
その闇の王を倒すため、ロベルトを助けるため、遊太はこの帝国に挑んでいる。当然、それによる責務、義務感からか、楽しむということができなくなっていた。
これが、あの時のアキラが抱いていた気持ちなのか? そう自問自答しながら、スターポイント4つのままベンチに座り、デュエルができていない状態であった。
それを見かねてか、遊太のデッキに眠る『イクスロードナイト』達は、各々で考える。
「今まで遊太を遊太たらしめていたのは、あの楽しむ心があったから……だとは思わないか?」
「そーは言ってもアルファさんよ、今は一刻を争う時なんだぜ。こんな状況でどうやって楽しめって言うんだ?」
「デュナスの言う通りだな。今は戦いの時。楽しむという甘さが、過ちに繋がりかねん」
「でも、遊太はまだ子どもなのよ……。戦いを本業とする騎士の私達とは違って、まだ年端もいかない子どもの遊太を、戦いに巻き込むのはあまりにも酷じゃあない?」
「ディアナ……そう言われるとそうだが……」
『イクスロードナイト』達も、小田原評定を繰り返してマトモな答えを見つけられていない。遊太の悩みもあり、事態は息詰まるばかり。
そんな遊太にも、容赦なくデュエリストの手は迫ってくる。
「なんやなんやあ、折角の大会やっちゅーに、何陰気くさい顔しとんのや」
「だ、誰!?」
いきなり関西弁で遊太に話しかけてきた、如何にもナニワの人と言うべき人。左腕にはデュエルディスクがついている。
「なにびっくりしとんねん。ちゅーか、人に名前を尋ねるんやったら、自分から名乗るのが基本やで?」
「ぼ、僕は六道遊太。君は?」
「わてか? わては花街慶次(はなまちけいじ)。アキンドシティでは、結構名うてのデュエリストなんやでえ! でも、お前が噂に聞く遊太やったとはなあ」
「噂に聞く……?」
「知っとるでえ、なんでもデュエルを楽しんでやって、プラクサスの1番になったとか。せやけど、なーんか陰気くさいというか、元気が無いみたいなやな。デュエルを楽しむ人間が、そんななんてなあ」
「……」
「遊太君……」
「まあでも、その顔見るとなんか訳アリって感じやなあ。どれ! このエンジョイデュエルの申し子、慶次がちょいと手ほどきしたるわ!」
「ええっ!?」
「ビデオで見させてもろーたけど、あん時のデュエルは凄く楽しそうやった! けど、そんな面構えしとったら、勝てるもんも勝てへんようになるで。せやけど、授業料はきっちり取ったるからな。どや? スターポイント2つでどないだ?」
「それはつまり、デュエルってこと?」
「当たり前がな、ここは『決闘者の帝国』。デュエルが法律の国や!」
そう言って、ディスクを構える慶次。すると、カリンが。
「やってください、遊太君」
「えっ……」
「やりましょう、遊太君。あなたのために」
「あ、うん。わかった。スターポイントは2つ賭けだったね?」(遊太スターポイント4→2)
「さっきからゆーとるがな、ワイも2つ賭けるでえ。ほな、いきまひょか」(慶次スターポイント5→3)

「「ルールはマスタールール3! ライフポイントは8000!」」
「「デュエル!」」


「先攻後攻は?」
「わてが先攻もらうわ」

1・慶次のターン

「ほないくで~、ワイは手札から、魔法カード『花合わせ』を発動! デッキから、攻撃力・守備力共に100の『花札衛』モンスターを、4体特殊召喚する!」
「いきなり、4体ものモンスターを!?」
「ワイのデッキは、まずモンスターがおらんと話にならへん。ちゅーわけで、ワイは『花札衛-松』『花札衛-芒』『花札衛-柳』『花札衛-桐』を、攻撃表示で特殊召喚や」(慶次手札5→4)(慶次墓地0→1)
慶次の場に、モンスターが4体特殊召喚される。しかしそのモンスターは、まるで花札をデュエルモンスターズ風にアレンジした代物だった。
「そ、それ……花札?」
「せやで~。花の町、アキンドシティやヘイアンシティで行われる、伝統的な遊戯や。ま、花札にもいくつかルールがあるんやけど、今回はデュエルモンスターズでいくでえ」
「ワイは手札より、魔法カード『花積み』を発動! デッキから『花札衛』モンスターを3体まで選び、好きな順番でデッキトップに置ける。ワイは『花札衛-芒に月』『花札衛-桐に鳳凰』『花札衛-柳に小野道風』をデッキトップに置く!」(慶次手札4→3)(慶次墓地1→2)
「デッキトップを操作……あのカードが、花札を模したデッキなら、この後……」
「ほな、いきまひょか。ワイはフィールドの松をリリースして、手札より『花札衛-松に鶴』を特殊召喚!」(慶次手札3→2)(慶次墓地2→3)
松と同じ絵柄でありながら、そこに『クレーンクレーン』が描かれた松に変わる。攻撃力は2000と、中々に高い。
「やっぱり、同じ絵柄でレベルが同じモンスターを、リリースして特殊召喚するのか!」
「花札のルールを知っとるようで、嬉しいでえ。せや、この『花札衛』は花札のルールに従って、モンスターを特殊召喚していくデッキなんや。そうやって場に札を並べて、最後には役を作る。そんなデッキなんや」
「な、なるほど……」
「せやけど、他にももっと効果があるんやで。松に鶴は特殊召喚に成功した時、デッキから1枚ドローできる。それが『花札衛』だった時、手札に加えるか特殊召喚できる。ちごーたら、墓地へポイや」
「だけど、今はデッキトップが確定しているから……」
「そ、そのまんま手札に加えるんやで」(慶次手札2→3)
「そして、芒をリリースして、芒に月を特殊召喚! ドローして『花札衛』なので手札に加える。そして桐をリリースして、桐に鳳凰を特殊召喚! さらに1枚ドローして、『花札衛』なので手札に加える。そして、柳をリリースして、チューナーモンスター柳に小野道風を特殊召喚! そして、1枚ドロー。おや、コイツは『死者転生』。もったいないけど、ポイするしかないわ」(慶次手札3→2→3→2→3→2→3→2)(慶次墓地3→4→5→6→7→8)
「チューナー、モンスター。シンクロモンスターでも呼ぶつもりなんだけど、君のモンスターはレベルがバラバラだ。どうやってシンクロ召喚するの?」
確かに、松に鶴はレベル1、芒に月はレベル8、チューナーの柳に小野道風は11、桐に鳳凰はレベル12と、ものの見事にレベルが違いすぎていた。シンクロモンスターの限度はレベル12。これではシンクロ召喚できない。
「そう決めつけるのは、まだ早計やで。『花札衛』チューナーモンスターには、共通効果がある。コイツをつこてシンクロ召喚を行う時、自身も含めたモンスターのレベルを、それぞれ2として扱うことができる!」
「そ、そうくるのか!」
「ほないくで~、ワイはレベル2となっている『花札衛』モンスター4体で、シンクロ召喚! 現れろ、ワイのエースモンスター! レベル8『花札衛-雨四光』!」(慶次墓地8→12)
現れたのは、柳に小野道風の札に描かれた小野道風をイケメン化したような、唐傘をもったモンスター! 攻撃力は3000と、非常に高い。
「なるほど、役を作る。こういうことなのか……!」
「そゆこと。雨四光はわての『花札衛』モンスターに効果で破壊されず、相手効果の対象にならない耐性を与える効果を持つ。つまり、わての『花札衛』は戦闘以外では基本破壊されんっちゅうことや。それに、この帝国のルールで闇属性モンスターは攻撃力・守備力が500上がり、闇属性モンスター以外のモンスター効果を受けなくなる。せやけど、まだ1ターン目。ワイはカードを1枚伏せて、ターンエンド」(慶次手札2→1)(雨四光攻撃力3000→3500 守備力3000→3500)

慶次

ライフポイント8000
手札枚数1枚
モンスター1体
『花札衛-雨四光』(攻撃表示・攻撃力3500・闇属性・レベル8)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数12枚
除外されているカード0枚


2・遊太のターン

「あの耐性、しかも帝国による耐性強化……これは、手ごわい。なんにせよやるしかない、僕のターン、ドロー!」(遊太手札5→6)
「ここで、雨四光の効果発動! 相手がドローフェイズに通常のドローを行った時、相手に1500のダメージを与える!」
「な、何!? ぐぅっ」(遊太ライフ8000→6500)
「フフフ、ライフ1500もろたで」
「やられた……でも、これぐらいなら! 相手フィールドにモンスターがいて、自分フィールドにモンスターがいない時、手札からこのモンスターは特殊召喚できる! 『ロードナイト・パニッシュ』を特殊召喚!」(遊太手札6→5)
「更に、パニッシュは特殊召喚に成功した時、デッキから『ロードナイト』を1体手札に加えられる。僕は『ロードナイト・アウェイク』を手札に加える」(遊太手札5→6)
「更に、アウェイクのモンスター効果発動! 1ターンに1度、手札・フィールドからこのモンスターをリリースすることで、デッキから『英雄騎士への覚醒』を手札に加えられる」(遊太手札6→5→6)(遊太墓地0→1)
「そして、手札から『英雄騎士への覚醒』を発動! フィールドの『ロードナイト』1体をリリースして、エクストラデッキからリリースしたモンスターと同じ属性を持つ『イクスロードナイト』を特殊召喚する! リリースしたパニッシュは風属性、よって同じ風属性の『イクスロードナイト・ローズ』を特殊召喚する!」(遊太手札6→5)(遊太墓地1→2)
右手にフルーレを、左手に深紅のバラを持つ『イクスロードナイト』が現れる。攻撃力は2600と、雨四光には及ばない。
「ほうほう、そっちも1ターンで強力なモンスターを出して来るとは……せやけど、今の雨四光には及ばんで?」
「確かに、攻撃力ならそっちの勝ち。それにローズは風属性だから、ローズの効果である手札1枚捨ててフィールドのカードを手札に戻す効果は役に立たない。でも、ローズのもう1つの効果を発動させる。手札1枚を捨てることで、デッキ・墓地から『ロードナイト』を2体手札に加えられる! 僕は、デッキから『ロードナイト・パワード』と『ロードナイト・ガードナー』を手札に加える」(遊太手札5→4→6)(遊太墓地2→3)
「後続を、繋いでくるんか?」
「いや、僕は『ロードナイト・ブレイブ』を召喚して、このままバトルさ! 僕はローズで、雨四光を攻撃! さらに、手札のパワードの効果を発動! 自分フィールドの『ロードナイト』が戦闘を行う時、このモンスターを手札から捨てることによって、バトルを行う『ロードナイト』の攻撃力・守備力を1500アップさせる!」(遊太手札6→5)(遊太墓地3→4)(ローズ攻撃力2600→4100 守備力2100→3600)
「ほー、そー来たか。ま、毎ターン1500のダメージ喰らわす奴なんて、ほっとくはずあらへんがなあ」
(ま、雨四光がやられるなんて、織り込み済みやけどな!)
雨四光は、ローズの攻撃によって簡単に倒される。(慶次墓地12→13)
「ま、これぐらいは許容範囲やな」(慶次ライフ8000→7400)
「続けて、ブレイブでダイレクトアタック! ブレイブ・ソード! ブレイブは闇属性なため、フィールド効果を得て攻撃力が500アップしている!」(ブレイブ攻撃力1900→2400)
「残念やけど、直撃を喰らうのはあきまへんわ! リバースカード、オープン! 罠カード『戦線復帰』! これで、雨四光を守備表示で墓地から特殊召喚する!」
「……攻撃対象が変動したことによって、バトルフェイズを終了させる。メインフェイズ2に入り、リバースカードを2枚セットして、ターンエンド」(遊太手札5→3)
「このエンドフェイズ、雨四光の効果発動。次の自分のドローフェイズをスキップし効果を維持するか、効果を無効化してドローするかを選択する。ワイは、とりあえず効果を維持して、ドローフェイズをスキップさせてもらうで」
「自分のドローを放棄してまで、効果の維持にこだわるのか……」

遊太

ライフポイント6500
手札枚数3枚
モンスター2体
『イクスロードナイト・ローズ』(攻撃表示・攻撃力2600・風属性・レベル8)
『ロードナイト・ブレイブ』(攻撃表示・攻撃力2400・闇属性・レベル4)
魔法・罠ゾーンのカード2枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数4枚
除外されているカード0枚


3・慶次のターン

「ワイのターン、ドローはできない」
「自らドローを放棄だなんて……そこまでして、雨四光の維持にこだわるものなのか?」
「わかっとらんな、ワイが闇雲にドロースキップをすると思うんか? 墓地に存在する『花積み』の効果、発動! 墓地に存在する『花札衛』1枚を、手札に加える。ワイが手札に加えるのは、レベル1『花札衛-松』や!」(慶次手札1→2)(慶次墓地12→10)(慶次除外0→1)
「やっぱり、そう来るのね……」
「さぁ~ってと。ほな、ここからいきまひょか。『花札衛』の、本領発揮を!」
「何、ここから本領発揮だって!? 一体何を……」
「まーまー、そう驚かんでもええやろ。お楽しみは、ここからやでえ!」
「ワイは、手札から『花札衛-松』を召喚や。そして、松の効果で、デッキから1ドローする。それが『花札衛』だった時、手札に加えられる。ちごーたら、墓地へポイや。しかし、さっきのと違ってデッキトップには何も細工はしとらへん。ここからや、『花札衛』が面白い所は!」
「面白い所?」
「せやで~、次のドローカードが『花札衛』やったら、後続を確保できる。せやけど、外れやったらどーにもならへん、ディスアドバンテージを背負うだけや。当たればぼろ儲け! 外れれば破滅……まさに、このデッキは花札のごときギャンブルなんや。次のドローカード、何がでるかなあ?」
「……デッキ自体が、運任せのギャンブル!?」
「確かに、さっきみたいに確定事項にすることはある。せやけどな、ワイはこういうのが大好きやねん! 一端のロマン、ドローカードのワクワク! こーいうのいっちゃん好きやねん! そーいうの、ワクワクせえへんか?」
「……ワクワク」
「ま、喋りすぎはちょいとアカンか。せやから、ここからいくでえ! ドロー!」(慶次手札1→2)
引いたカードを、お互いに確認する。
「よし、引いたカードは『花札衛-柳』! 柳はレベル10以下の『花札衛』がいる時、手札から特殊召喚できる!」(慶次手札2→1)
「更に、柳の効果発動。墓地から『花札衛』をデッキに戻し、1枚ドローできる。ワイは柳に小野道風を戻して、1枚ドロー」(慶次手札1→2)(慶次墓地10→9)
「手札より、魔法カード『増援』を発動! デッキからレベル4以下の戦士族1体を手札に加える。ワイはレベル3の『花札衛-桜に幕』を手札に加える」(慶次墓地9→10)
「更に、桜に幕の効果発動! 手札のこのカードを公開することによって、デッキから1ドローする。それが『花札衛』だったら、このカードを特殊召喚する。さあ、次のドロー何やろなあ? ドロー!」(慶次手札2→3)
ドローしたカードを、お互いに確認する。確認したカードは。
「~~っよし! 引いたカードは柳に小野道風! 桜に幕を特殊召喚やでえ!」(慶次手札3→2)
「更に柳をリリースして、手札のチューナーモンスター柳に小野道風を特殊召喚! 次に、1枚ドロー! ……アカン、これ魔法カード『カードアドバンス』やん。つーわけで、ポイや」(慶次手札2→1)
「でも、これでチューナー『花札衛』が新たに3体並んだ……」
「んじゃ、ワイのもう1体のエースを見せたるかんな、よう見とき! レベル2となっている、3体の『花札衛』で、シンクロ召喚! レベル6『花札衛-猪鹿蝶』!」(慶次墓地10→13)
イノシシ、鹿、蝶の要素を全て揃えた戦士が、フィールドに現れる。攻撃力は2000だが、フィールド効果で2500となる。
「雨四光ときて、今度は猪鹿蝶! 花札の役か……」
「まーな、せやけどコイツも一筋縄ではイカン奴やでえ。コイツがいる限り、『花札衛』が守備表示モンスターを攻撃した時、貫通ダメージを与えるんや。つまり、守備表示で逃げることも不可能になったっちゅうことや。どや? 守備で出しても戦闘ダメージが出て、戦闘を防いでも雨四光で常にバーンを与える……ま、ここまでやれんのは相当運が良くないと無理やけど、ま、これぐらいならどうにもなるんとちゃうん?」
「……」
「さて、行くでえ! ワイは雨四光でローズを攻撃! 涙雨の一閃!」
「このバトルフェイズ、手札の『ロードナイト・ガードナー』の効果発動! 手札からこのモンスターを捨てることで、自分フィールドの『ロードナイト』は戦闘・効果で破壊されなくなる!」(遊太手札3→2)(遊太墓地4→5)
「やけど、戦闘ダメージは受けてもらうでえ!」
「ぐうっ」(遊太ライフ6500→5600)
「更に、猪鹿蝶でブレイブを攻撃! 蝶のごとき舞い、猪のように穿つ!」
「くぅっ。だけど、ダメージを受けたこの瞬間、手札にある『ロードナイト・ファイアロー』のモンスター効果を発動! 手札からこのモンスターを特殊召喚する!」(遊太手札3→2)
「そして、ファイアローは召喚・特殊召喚・反転召喚された時、相手に1000のダメージを与えることができる! ファイアロー!」
「チッ、ただではやられんようやな」(慶次ライフ7400→6400)
「んまあ、とりあえずこのターンはこれまでや。カードを1枚セットして、ターンエンド」(慶次手札1→0)

慶次

ライフポイント6400
手札枚数0枚
モンスター2体
『花札衛-雨四光』(攻撃表示・攻撃力3500・闇属性・レベル8)
『花札衛-猪鹿蝶』(攻撃表示・攻撃力2500・闇属性・レベル6)
魔法・罠ゾーンのカード1枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数13枚
除外されているカード1枚


4・遊太のターン

「僕のターン、ドロー!」(遊太手札2→3)
「その前に、雨四光の効果で1500のダメージ忘れるんやないで~」
「あ、そうか……」(遊太ライフ5600→4100)
「……なんや、どしたん? 急に元気無くしよって」
遊太は、急に何か物思いにふけてしまった。理由はただ一つ。目の前の慶次の方が、今の自分よりデュエルを楽しんでいるからだ。
次のドローに一喜一憂。ディスアドバンテージ覚悟のギャンブル魂。こんな人がデュエルを楽しめているのに、自分は全く楽しめていない。
ロベルトさんが捕まっているから? 奴を倒さないといけないから? 『イクスロードナイト』達がいうから? 幾重もの考えで、思考はパンク寸前だった。
それを、カリンは察していた。
(遊太君、あなたはきっと悩んでいるんですね。目の前の慶次君が、あんなにもデュエルを楽しんでいることに……。デュエルを楽しむのは、本来自分がいつもやっていることなのに、どうしてできないのでしょうってね)
しかし、こんな時でも遊太は、デュエルの考えは思いつくもので。
「『イクスロードナイト・ローズ』の効果、発動! 手札1枚を捨てることで、デッキ・墓地から『ロードナイト』を2体まで手札に加える。僕が手札に加えるのは、『ロードナイト・スピーダー』と『ロードナイト・テラ』」(遊太手札3→2→4)(遊太墓地5→6)
「んじゃ、それにチェーンしてワイは罠カード発動させたる。罠カード『札改め』! コイツの効果で、ワイの『花札衛』は戦闘で破壊されなくなる」(慶次墓地13→14)
「でも、僕には関係ない。罠カード発動、『ブラスト・ショック』! このカードで自分フィールドのモンスター1体を破壊する。僕はブレイブを破壊して、効果発動。発動時にフィールドに存在しているモンスター効果を全て無効にする! これは対象に取る効果じゃない。フィールド全体の効果モンスターに適用されるから、雨四光にも通用する!」(遊太墓地6→8)
「ふむ……耐性が無くなってしもたか。そして、それからどないするん?」
「こうする。僕は手札からスピーダーを召喚し、効果発動。手札からテラを特殊召喚し、更にモンスター効果を発動させる! テラの効果で、デッキから『英雄騎士』魔法カードを1枚手札に加える。僕が手札に加えるのは、速攻魔法『英雄騎士交代』」(遊太手札4→2→3)
「そして、これがそのためのカードだ! リバースカード、オープン! 罠カード『エレメント・チェンジ』! これにより、このターンのみフィールドのモンスターは全て僕が指定した属性になる! 僕は、炎属性を宣言! これで、フィールドのモンスターは全て炎属性になる!」
「ほーん、モンスターの属性を変えることで、無理矢理耐性を無くしよったか!」
「『戦士の生還』を、手札より発動! これにより、墓地よりアウェイクを手札に加え、効果を発動! 手札からこのモンスターをリリースして、デッキから『英雄騎士への覚醒』を手札に加える」(遊太手札3→2)(遊太墓地8→9)
「そして、手札から速攻魔法『英雄騎士への覚醒』を発動! フィールドの炎属性になっているローズをリリース。そして、エクストラデッキから同じ属性の『イクスロードナイト・デュナス』を攻撃表示で特殊召喚する!」(遊太手札2→1)(遊太墓地9→10)
今度また現れたのは、ワイバーンの翼を背中に生やした紅蓮の騎士。剣はないが、鍛え上げられた肉体と鋭い爪が、武器となっている。攻撃力は2900だが、恐ろしい効果を持っている。
「デュナスのモンスター効果、発動! 1000ライフを支払うことで、フィールドのモンスターを全て破壊することができる! 今、フィールドのモンスターは全て炎属性、よってダークゾーンの効果を受けることなく効果が適用される! そして、この効果でフィールドのモンスターを破壊した時、破壊したモンスターの中で1番攻撃力が高いモンスターの攻撃力分のダメージを与えられる! 行け、ビッグバン・バーストインパクト!」(遊太ライフ4100→3100)
「ほえ~、そう来る? そう来るんか?」
「フィールドのモンスターを、全て破壊! そして、一番攻撃力の高いモンスターの攻撃力分のダメージ、雨四光の攻撃力3500ポイントのダメージを与える!」(遊太墓地10→14)(慶次墓地14→16)
「うーん、コイツはちょっとまずくあらへんかね……」(慶次ライフ6400→2900)
「更に、手札から速攻魔法『英雄騎士交代』を発動! 自分フィールドの『イクスロードナイト』モンスターをエクストラデッキに戻し、エクストラデッキから新たに『イクスロードナイト』モンスターをエクストラデッキから『英雄騎士への覚醒』扱いで特殊召喚する! 僕が特殊召喚するのは、炎属性の『イクスロードナイト・デューク』!」(遊太手札1→0)
今度現れたのは、デュナスと同じ紅蓮の騎士だが、深紅のマントを羽織り、両手で炎の形を象った槍を持つ騎士! 攻撃力は2800。
「行け、デュークでダイレクトアタック! 紅蓮のフレイムスピア!」
「うう、やられたやん。全くライフが100になってもーたやないか、ハハハ!」
「……楽しんでるなあ、慶次君。僕はこれで、ターンエンド」

遊太

ライフポイント3100
手札枚数0枚
モンスター1体
『イクスロードナイト・デューク』(攻撃表示・攻撃力2800・炎属性・レベル8)
魔法・罠ゾーンのカード0枚
発動しているカード0枚
墓地の枚数14枚
除外されているカード0枚


自分より、こんなにもデュエルを楽しんでいる慶次を見て、悩む遊太。
(楽しむ……か。僕も、あんな風に……)
遊太の顔が曇る。それこそ、さっきカリンと一緒にしていたような、曇った顔。
それを見て、カリンは思う。
(やはり、羨ましいのですね。楽しむ慶次君が。本当なら、慶次君のようにこの大会を楽しみたい。なのに、今はロベルトさんために……)
その思いが伝わったのか、遊太の『イクスロードナイト』達も。
「……やはり、遊太は……」
「ああ、アルファ……」
「遊太君を戦いに巻き込むのは、やはりまずかったのかもしれないですね……」
アルファ、ウェイカー、マグナがそう言うと同時に、他の『イクスロードナイト』達もうなずく。遊太に対し、成り行きのままここまで来させてしまったことに後悔があるのだろう。
しかし、そんな顔を見かねて慶次が語る。
「なんやなんやあ、まーたそんな陰気臭い顔して、やっぱり訳アリなんか? そんなんじゃ、楽しみたいもんも楽しめないようやな。やっぱりなんか、切羽詰まった様子があるみたいやな」
「せやけどな、そんなこと吹っ飛ばすぐらい、楽しむことができればええねん! ピンチをも楽しむような、そんな度胸が必要なんや!」
その言葉を聞いて、慶次に向き直る遊太。慶次は続ける。
「逆境を力に変えて、楽しむような度胸。逆転したら、皆がアッと驚くような逆境! 勝っておごらず、負けて腐らず、レッツ・エンジョイデュエル! そんなデュエルを、アンタもしたいんやろ? 楽しみたいんやろ?」
「……エンジョイ」
「慶次君……」
「ほな、見せたるさかい、エンジョイデュエルの真髄を!」


5・慶次のターン

「ワイのターン、ドロー!」(慶次手札0→1)
「……来たで、この状況を一気に覆せる可能性があるカードが!」
「何……!」
「行くでぇ、これが最後の賭け! 魔法カード発動! 『超こいこい』!」
「『超こいこい』?」
「せや。このカードは、このターンワイに残された最後の賭けやねん。効果は、デッキトップから3枚のカードを確認する。その中に『花札衛』があった場合、召喚条件を無視して特殊召喚できる。その時レベルは2になる。逆に、『花札衛』以外のカードがあった場合、そのカードは裏側で除外され、1枚につき1000ライフを失うことになるんや」
「な、なんてハイリスクハイリターンなカードなんだ……しかも、ライフが100のこの状況で……! 1枚でも違うカードを引いたら、即敗北になる状況で……!」
「たとえ敗北になろうとも、ワイはとことん楽しんだる。それぐらい、エンジョイせんといかんものなんやで、それがデュエルっちゅうもんや」
「……それが、デュエル……!」
「ほな行くでえ! まず1枚目! ドロー!」
互いに引いたカードを、確認する。その状況に、遊太はいつの間にか入り込んでいた。
「引いたカードは……チューナーモンスター『花札衛-牡丹に蝶』! 特殊召喚される!」
「おおっ……!」
「2枚目ドロー! ……『花札衛-萩に猪』! 特殊召喚!」
「2回連続、『花札衛』モンスター! こ、これは……3枚目もいくのか?」
「いっちゃうでえ……マジにいっちゃうでえ! 3枚目、ドロー!」
遊太とカリンは、次に慶次が何を引くか気になっていた。知らず知らずのうちに、慶次の引くカードが何か、それが気になっていた。
それだけ、今はデュエルを楽しんでいるのだろう。
「3枚目、引いたカードは……!」
「……引いたカードは!?」
「何ですか!?」
「引いた、カードは……あちゃ~っ! このカードは、魔法カード『札再生』……『花札衛』モンスターを引いた時、そのカードは裏側除外され、1000ライフを失うことになる……ワイの負けや……!」(慶次ライフ100→0)
「……慶次君」


デュエルを終えた慶次と遊太。
「ほな、スターポイント2つや。いやー、最後の最後で引きが悪いとは思わなんだ。ま、負けは負けやね」
「う、うん。ひょっとしたら、最後はやられるかもって思ってたのに……」(慶次スターポイント5→3)
「おやおや、さっきは陰気臭い顔しとったのに、今は随分と元気になったみたいやないか! ま、エンジョイデュエルの結果やな」(遊太スターポイント4→6)
「確かに、今の遊太君はなんか元気になっていますね」
「ま、スターポイントは減ったけど、仕切り直し仕切り直し! 次は誰からスターポイントを取るかなあ」
「エンジョイしまくりでしたねえ」
「んじゃ、ほなまた! エンジョイの精神を忘れずにな!」
そう言って、慶次は去っていった。遊太の顔は、とても晴れやかであった。
「遊太君、その顔は……」
「なんか、わかった気がする。エンジョイの精神かぁ……逆境こそ楽しむ時、ピンチを楽しみに変えろ、か!」
これには『イクスロードナイト』達も。
「遊太、もう……良いのか? その件については」
「アルファ、もう心配ないよ。どんなピンチでも、楽しめるようになれ、かあ……! ダーッ! 珍しく柄にもないことになっちゃって! なるようになれっていうんだ!」
「ピンチとチャンス、エンジョイは表裏一体かあ……! ありがとう、慶次君。君のお陰で大切なことに気づけたかもしれない」
「さて、もう行こうか、早くポイント10個溜めて奴のいる城へ向かおう、カリンちゃん」
「ええ、それがいいですわね、遊太君」
慶次より、エンジョイという大事なことを教わった遊太。それを思った遊太は、歩みを更に早くするのだった。


第三十九話。終わり。
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