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サークル選びは慎重に 作:サクノバ
前回のあらすじ
ハジメ「大学デビューで鼻ピアスは随分思い切ったよな」
ヨシト「反省してるよほんと・・・」
・・・
ハジメVSハミチン(もといヨシト)とのデュエルから翌日、ハジメ、ヨシト、ミッチーの三名は大学の広い段々上の教室で履修登録の説明等を受け、その日行われるイベントをすべて消化し終えたのは正午を回った時間帯。
三人は昼食を取るため昨日のベンチに再び集まることした。
ハジメ「おっ鼻のピアス取ったのか」
ヨシト「もうそのことには触れないでくれ」
・・・
ハジメ「して昨日の話の続きだが(もぐもぐ)」
サンドイッチをパクつきながらハジメから話を切り出した。
ヨシト「いやなんだ・・・高校三年の時にデュエル甲子園に出て準優勝したことがあってだな」
ミッチー「(ずるずる)がはッ!げほ!デュエル甲子園にでて準優勝したの?すごいよヨシト君!」
カップヌードルを啜っていたミッチーはデュエル甲子園の名を聞いてむせこんでしまっている。
デュエル甲子園とはアジアの四大大会の一つであり毎年夏に行われる【野球の甲子園】と同じく高校生がデュエルでトーナメントをチームを組んで闘っていく大会である。
ヨシト「まぁ、まぁいいじゃないそんなこと(もぐもぐ)」
あまり気のりしない様子のヨシトは生協の弁当をかきこんでいた。
ハジメ「へぇー大したもんだy」
ヨシト「そんなことよりハジメ!」
食い気味に話を変えるヨシト。
ヨシト「昨日の全体ぶっぱするブラックローズとかいうカード、あれはどこで手に入れた?」
ミッチー「そうだよ、あんなカード見たことないよハジメ君」
ハジメ「君たちは五竜のカードを知ってるかね」
一呼吸置き、語り出すミッチー。
ミッチー「うん、えっとスターダストドラゴン、レッドデーモンズドラゴン、パワーツールドラゴン、エンシェントフェアリードラゴン、ブラックフェザードラゴンの五体のドラゴン族シンクロモンスターだよね」
ハジメ「そのとおり、このブラックローズも入れて六竜になるはずだったけどあまりにも強力なカードで極一部しかカード化されてないカードらしいんだ」
ハジメ「このカードをくれた人、俺の通っていた校長が言うにはそうらしい」
しばらくの沈黙が続き、事の発端のヨシトが重い空気の中切り出した。
ヨシト「それじゃあ征竜のカードもその校長から?」
ハジメ「ああ、ただ征竜のことは俺は何も知らないがな」
ミッチー「そっか・・・てヨシト君もほらナンバーズ!」
ハジメ「そうだよお前ナンバーズ使い?すげーよ!」
ナンバーズとは№とついたエクシーズカード群であり世界に何種類も存在し、どこで?だれが?何のために制作したかも判明されてない謎のカードであり、わかっていることは同じカード存在しないということである。
ヨシト「これは・・・貰ったんだ」
ハジメ「ふーん」
・・・
ヨシト「ところでこれからどうする?」
ミッチー&ハジメ「何が?」
ヨシト「サークル活動だよ、真心は入れないし他のデュエル活動をしているサークルに入るとかして・・・」
ハジメ「サークルに入るって友達作りか?俺は別に入らなくてもいいけどな」
ミッチー「ちがうよ、サークルに入らないとキャンパスカップに参加できないじゃんか」
ハジメ「?」
キャンパスカップとは↑でも説明したアジア四大大会の一つであり、サークルに所属した大学生を対象としたのチームトーナメントである。
大学ごとに出場できるサークルに制限数はなく極端な話、バイク同好会みたいなまったく関係ないサークルでもキャンパスカップに出場できるのだ。
ヨシト「大学生デュエリストのあこがれの的だよな、キャンパスカップは」
ハジメ「ふーん面白そうだよなそれ」
ミッチー「キャンパスカップで真心は何度も上位に入賞する強豪サークルなんだよ」
ヨシト「でサークルのことだけど」
・・・
四月の始まり。まだ授業は始まってはいない時期だが、部活やサークルをやっている上級生たちにはやることがあった。机と椅子を屋外まで持ち寄り、桜の花びらが敷き詰められている道端に多くのサークルが構えている。そして行事を終え、
様々な手続きをするために大学構内をうろつく一年生たちに上級生たちはどうにか自分のグループに入れようと必死に声をかける。
D研究会と書かれた張り紙を机の前面に下げているサークルもこの中の一つであった。
???A「そこのお兄さん方」
新入生1「俺らっすか?」
新入生2「なんすか?」
???A「君たち一年生? いや、二年でも三年でもいいんだけど。君らD研究会に入らない?」
新入生1「D研究会ってなにするんですか?」
???A「それは入ってから教えます♪」
新入生1「そんな得体のしれないサークルには入りませんよ」
新入生2「宗教系は嫌ですよ」
そう言って二人組は去ろうとするが、???も引き止めようとする。
???A「いや、そんなこと言わずに。じゃ、じゃあ特別に何なのか教えてあげる、Dはデュエ……ってはええ」
そそくさと、二人組は立ち去っていってしまった。その向こうで、
新入生1「意味わかんねーよ(笑)」
新入生2「ないわー(爆笑)」
と、先程の二人の笑い声がこちらにまで届いてきた。
???A「あの野郎ども……てめえら笑うんじゃねえぞゴルァ!」
???B「だから、そんな片っ端から声かけてもだーめだって。もっと暗そうな奴だけ選びなよ」
カードを手に持ち、椅子に腰掛けている女性がアオイにそう言った。
D研究会は木製の机を二台、パイプ椅子を六つ持ち出してきている。片方の机には研究会の会長、「ミサキ」がカードを手元に並べていた。
アオイ「おいおい、ミサキ。そんなこと言ってもよお、うちが勧誘出来るのは今日までだぜ。ていうかおめえも積極的に声かけろっての」
ミサキ「ダメだ。私はシャイな女の子だからそんなことは出来ない」
アオイ「あぁ、もうそんなこと言って。お前は昔っから、面倒なことをはオレばっかりにやらせるよなあ……」
ミサキ「あ、あれなんかいいんじゃない? お願い、声かけてみて」
アオイ「だからお前……わかった、やるって。そこのかたー!」
ミサキが指さした方向に、1人で歩いている、何やら奇妙な一年生らしき男が向こうにいた。
・・・
時は少しさかのぼりいつものベンチ
ハジメ「ようは適当にサークルに所属してさえいれば参加できるんだろ」
ミッチー「そんな簡単なもんでもない気がするけど・・・」
ヨシト「そうだぞハジメ、俺たちがうっかり入ったサークルが飲みサーだったりヤ○サーだったりヤバメのカ○ト系だとしたらどうする?」※以下ピー
ミッチー「えぇ!なんか怖いなあ」
ハジメ「飲みサーは別としてヤバい連中だったら声かけてくる人相でだいたいわかるし、俺とミッチーは(ピー)に声をかけられないさ、かかるとしたら金髪チャラ男のイケメンヨシトだけだろ」
ミッチー「なんか妙に納得した」
ヨシト「おい」
ハジメ「ということでヨシトが(ピー)に声をかけられたら俺とミッチーは他人のフリをするから」
ミッチー「心得た」
ヨシト「おい」
(ドカッボコッバシッ!)
・・・
ヨシト「よしそれじゃ サークル勧誘してる正門あたりに行くか!」
ハジメ&ミッチー「よっはーいぐぼぉぉー(よっしゃーいくぞー)」(ボロボロ)
・・・
正門付近
三人は大学正門付近に行くとあらゆる道で、サークルの勧誘があちこちで行われている。そのを様子少し離れた所で覗く男が三人組。
ハジメ「やってるなー」
ミッチー「でどこに行こうか?」
ヨシト「あれなんてどうだ?」(スッ)
おもむろにヨシトが指をさしたのはスキー&スノボー同好会の看板、それをみてハジメは、
ハジメ「明らかにあれは(ピー)だろどう考えても」
ミッチー「うん、なんかチャラそうだよヨシト君」
ハジメ「興味があるんなら一人で行けよ」
ヨシト「」
・・・
ミッチー「あれなんかいいんじゃない?卓球同好会」
ハジメ「いいセンだなミッチー、危険な感じがしないぜ」
ヨシト「でも少し地味じゃないか?あれなんてどうだ?テニスサークル」
ハジメ「お前いい加減にしろ、あれこそ(ピー)だろ典型的な」(偏見)
ミッチー「ヤル気あるの?ヨシト君」
ヨシト「」
・・・
30分くらい揉めに揉め結局三3人はバスケットサークルに入ることにした。
ヨシト「はぁ、はぁ、じゃあバスケサークルに声かけに行くけど異論はないな?」
ハジメ「はぁ、はぁ、俺はまだ納得いってないけど仕方ない片っ端から声をかけてヤバかったらやめよう」
ミッチー「もう・・・好きにして・・・(呆れ)」
ヨシトがバスケサークルの勧誘場所に声をかけに行き残り二人は少し離れた木の陰でその様子を見ていた。ヨシトが声をかけに移動しているときに1人の女性が声をかけてきた。
アオイ「そこの方、ちょっとお話いいかな」
ヨシト「は、はあ」
ヨシトに声をかけてきた女性はハジメたちより1、2コ上位の黒い髪を肩まで伸ばしたセミロング、服装は今風の感じではあるがショートパンツを履きカジュアルな服装をした、ややボーイッシュな雰囲気を出す美女だ。
ヨシト(まいったな、これじゃバスケサークルのスペースに行けない)
アオイ「D研究会に入りませんか?」
ヨシト「D?(なんかヤバい集まりじゃないのか?)えっとバスケサークルに行きたくて・・・」
アオイ「バスケに興味があるの?かけもちでもいいよ?」
ヨシト「いやバスケはぶっちゃけどうでもいいんですが実は俺、キャンパスカップを目指してるんですよ」
アオイ&ミサキ「!」
ヨシト「だから適当にサークルに入ってそこからキャンパスカップに出場できる仲間を集めようかな、なんて・・・」
ヨシト「それなんでスイマセン」(タッ)
ヨシトがその場から離れようとした時にアオイとは別のもう1人の女性が話しかけてきた。
ミサキ「まって、あなた本気でキャンパスカップを目指してるの?」
アオイと同い年位の女性はやや明るいロング茶髪にアオイとは対照的にミニスカートこそ履いているがややかっちりとした感じの服装で色白でクールな感じ、そうクールビューティーの名がぴったりな美女である。
ヨシト「えぇ大学生デュエリストの憧れですよ」
ミサキ「うちらも・・・うちらもキャンパスカップを目指しているの、D同好会のDはデュエルのDだから」
ヨシト「へぇそうなんですか?やった!是非入れてくれませんか?」
アオイ「えっ!ほんとじゃ、じゃあ是非こ入会届を・・・」
ヨシト「そうだ!実は同じ志を持った一年生があと2人いるんですよ、おーい!ってえええ」
ミサキ「どうしたの?」
ヨシト「いなくなりました・・・」
アオイ「えぇぇ~!」
・・・
大学近くの住宅地
ハジメ&ミッチー「はぁはぁはぁはぁ(タッタッッタッタッタ)」
ハジメとミッチーの2名はただひたすら走り続けていた、ただひたすら。
ミッチー「はぁはぁ、ね、ねぇハジメ君ちょっと休もうよ」
ハジメ「そうだなそこの公園で少し休もうか」
二人は公園ベンチに座り呼吸を整え、落ち着いたところでミッチーがハジメに問いかけた。
ミッチー「ハジメ君さっきの話だけど本当に・・・」
ハジメ「あぁ、まず間違いなくヨシトはヤ○サーに入会した!!!」
つづく
ハジメ「大学デビューで鼻ピアスは随分思い切ったよな」
ヨシト「反省してるよほんと・・・」
・・・
ハジメVSハミチン(もといヨシト)とのデュエルから翌日、ハジメ、ヨシト、ミッチーの三名は大学の広い段々上の教室で履修登録の説明等を受け、その日行われるイベントをすべて消化し終えたのは正午を回った時間帯。
三人は昼食を取るため昨日のベンチに再び集まることした。
ハジメ「おっ鼻のピアス取ったのか」
ヨシト「もうそのことには触れないでくれ」
・・・
ハジメ「して昨日の話の続きだが(もぐもぐ)」
サンドイッチをパクつきながらハジメから話を切り出した。
ヨシト「いやなんだ・・・高校三年の時にデュエル甲子園に出て準優勝したことがあってだな」
ミッチー「(ずるずる)がはッ!げほ!デュエル甲子園にでて準優勝したの?すごいよヨシト君!」
カップヌードルを啜っていたミッチーはデュエル甲子園の名を聞いてむせこんでしまっている。
デュエル甲子園とはアジアの四大大会の一つであり毎年夏に行われる【野球の甲子園】と同じく高校生がデュエルでトーナメントをチームを組んで闘っていく大会である。
ヨシト「まぁ、まぁいいじゃないそんなこと(もぐもぐ)」
あまり気のりしない様子のヨシトは生協の弁当をかきこんでいた。
ハジメ「へぇー大したもんだy」
ヨシト「そんなことよりハジメ!」
食い気味に話を変えるヨシト。
ヨシト「昨日の全体ぶっぱするブラックローズとかいうカード、あれはどこで手に入れた?」
ミッチー「そうだよ、あんなカード見たことないよハジメ君」
ハジメ「君たちは五竜のカードを知ってるかね」
一呼吸置き、語り出すミッチー。
ミッチー「うん、えっとスターダストドラゴン、レッドデーモンズドラゴン、パワーツールドラゴン、エンシェントフェアリードラゴン、ブラックフェザードラゴンの五体のドラゴン族シンクロモンスターだよね」
ハジメ「そのとおり、このブラックローズも入れて六竜になるはずだったけどあまりにも強力なカードで極一部しかカード化されてないカードらしいんだ」
ハジメ「このカードをくれた人、俺の通っていた校長が言うにはそうらしい」
しばらくの沈黙が続き、事の発端のヨシトが重い空気の中切り出した。
ヨシト「それじゃあ征竜のカードもその校長から?」
ハジメ「ああ、ただ征竜のことは俺は何も知らないがな」
ミッチー「そっか・・・てヨシト君もほらナンバーズ!」
ハジメ「そうだよお前ナンバーズ使い?すげーよ!」
ナンバーズとは№とついたエクシーズカード群であり世界に何種類も存在し、どこで?だれが?何のために制作したかも判明されてない謎のカードであり、わかっていることは同じカード存在しないということである。
ヨシト「これは・・・貰ったんだ」
ハジメ「ふーん」
・・・
ヨシト「ところでこれからどうする?」
ミッチー&ハジメ「何が?」
ヨシト「サークル活動だよ、真心は入れないし他のデュエル活動をしているサークルに入るとかして・・・」
ハジメ「サークルに入るって友達作りか?俺は別に入らなくてもいいけどな」
ミッチー「ちがうよ、サークルに入らないとキャンパスカップに参加できないじゃんか」
ハジメ「?」
キャンパスカップとは↑でも説明したアジア四大大会の一つであり、サークルに所属した大学生を対象としたのチームトーナメントである。
大学ごとに出場できるサークルに制限数はなく極端な話、バイク同好会みたいなまったく関係ないサークルでもキャンパスカップに出場できるのだ。
ヨシト「大学生デュエリストのあこがれの的だよな、キャンパスカップは」
ハジメ「ふーん面白そうだよなそれ」
ミッチー「キャンパスカップで真心は何度も上位に入賞する強豪サークルなんだよ」
ヨシト「でサークルのことだけど」
・・・
四月の始まり。まだ授業は始まってはいない時期だが、部活やサークルをやっている上級生たちにはやることがあった。机と椅子を屋外まで持ち寄り、桜の花びらが敷き詰められている道端に多くのサークルが構えている。そして行事を終え、
様々な手続きをするために大学構内をうろつく一年生たちに上級生たちはどうにか自分のグループに入れようと必死に声をかける。
D研究会と書かれた張り紙を机の前面に下げているサークルもこの中の一つであった。
???A「そこのお兄さん方」
新入生1「俺らっすか?」
新入生2「なんすか?」
???A「君たち一年生? いや、二年でも三年でもいいんだけど。君らD研究会に入らない?」
新入生1「D研究会ってなにするんですか?」
???A「それは入ってから教えます♪」
新入生1「そんな得体のしれないサークルには入りませんよ」
新入生2「宗教系は嫌ですよ」
そう言って二人組は去ろうとするが、???も引き止めようとする。
???A「いや、そんなこと言わずに。じゃ、じゃあ特別に何なのか教えてあげる、Dはデュエ……ってはええ」
そそくさと、二人組は立ち去っていってしまった。その向こうで、
新入生1「意味わかんねーよ(笑)」
新入生2「ないわー(爆笑)」
と、先程の二人の笑い声がこちらにまで届いてきた。
???A「あの野郎ども……てめえら笑うんじゃねえぞゴルァ!」
???B「だから、そんな片っ端から声かけてもだーめだって。もっと暗そうな奴だけ選びなよ」
カードを手に持ち、椅子に腰掛けている女性がアオイにそう言った。
D研究会は木製の机を二台、パイプ椅子を六つ持ち出してきている。片方の机には研究会の会長、「ミサキ」がカードを手元に並べていた。
アオイ「おいおい、ミサキ。そんなこと言ってもよお、うちが勧誘出来るのは今日までだぜ。ていうかおめえも積極的に声かけろっての」
ミサキ「ダメだ。私はシャイな女の子だからそんなことは出来ない」
アオイ「あぁ、もうそんなこと言って。お前は昔っから、面倒なことをはオレばっかりにやらせるよなあ……」
ミサキ「あ、あれなんかいいんじゃない? お願い、声かけてみて」
アオイ「だからお前……わかった、やるって。そこのかたー!」
ミサキが指さした方向に、1人で歩いている、何やら奇妙な一年生らしき男が向こうにいた。
・・・
時は少しさかのぼりいつものベンチ
ハジメ「ようは適当にサークルに所属してさえいれば参加できるんだろ」
ミッチー「そんな簡単なもんでもない気がするけど・・・」
ヨシト「そうだぞハジメ、俺たちがうっかり入ったサークルが飲みサーだったりヤ○サーだったりヤバメのカ○ト系だとしたらどうする?」※以下ピー
ミッチー「えぇ!なんか怖いなあ」
ハジメ「飲みサーは別としてヤバい連中だったら声かけてくる人相でだいたいわかるし、俺とミッチーは(ピー)に声をかけられないさ、かかるとしたら金髪チャラ男のイケメンヨシトだけだろ」
ミッチー「なんか妙に納得した」
ヨシト「おい」
ハジメ「ということでヨシトが(ピー)に声をかけられたら俺とミッチーは他人のフリをするから」
ミッチー「心得た」
ヨシト「おい」
(ドカッボコッバシッ!)
・・・
ヨシト「よしそれじゃ サークル勧誘してる正門あたりに行くか!」
ハジメ&ミッチー「よっはーいぐぼぉぉー(よっしゃーいくぞー)」(ボロボロ)
・・・
正門付近
三人は大学正門付近に行くとあらゆる道で、サークルの勧誘があちこちで行われている。そのを様子少し離れた所で覗く男が三人組。
ハジメ「やってるなー」
ミッチー「でどこに行こうか?」
ヨシト「あれなんてどうだ?」(スッ)
おもむろにヨシトが指をさしたのはスキー&スノボー同好会の看板、それをみてハジメは、
ハジメ「明らかにあれは(ピー)だろどう考えても」
ミッチー「うん、なんかチャラそうだよヨシト君」
ハジメ「興味があるんなら一人で行けよ」
ヨシト「」
・・・
ミッチー「あれなんかいいんじゃない?卓球同好会」
ハジメ「いいセンだなミッチー、危険な感じがしないぜ」
ヨシト「でも少し地味じゃないか?あれなんてどうだ?テニスサークル」
ハジメ「お前いい加減にしろ、あれこそ(ピー)だろ典型的な」(偏見)
ミッチー「ヤル気あるの?ヨシト君」
ヨシト「」
・・・
30分くらい揉めに揉め結局三3人はバスケットサークルに入ることにした。
ヨシト「はぁ、はぁ、じゃあバスケサークルに声かけに行くけど異論はないな?」
ハジメ「はぁ、はぁ、俺はまだ納得いってないけど仕方ない片っ端から声をかけてヤバかったらやめよう」
ミッチー「もう・・・好きにして・・・(呆れ)」
ヨシトがバスケサークルの勧誘場所に声をかけに行き残り二人は少し離れた木の陰でその様子を見ていた。ヨシトが声をかけに移動しているときに1人の女性が声をかけてきた。
アオイ「そこの方、ちょっとお話いいかな」
ヨシト「は、はあ」
ヨシトに声をかけてきた女性はハジメたちより1、2コ上位の黒い髪を肩まで伸ばしたセミロング、服装は今風の感じではあるがショートパンツを履きカジュアルな服装をした、ややボーイッシュな雰囲気を出す美女だ。
ヨシト(まいったな、これじゃバスケサークルのスペースに行けない)
アオイ「D研究会に入りませんか?」
ヨシト「D?(なんかヤバい集まりじゃないのか?)えっとバスケサークルに行きたくて・・・」
アオイ「バスケに興味があるの?かけもちでもいいよ?」
ヨシト「いやバスケはぶっちゃけどうでもいいんですが実は俺、キャンパスカップを目指してるんですよ」
アオイ&ミサキ「!」
ヨシト「だから適当にサークルに入ってそこからキャンパスカップに出場できる仲間を集めようかな、なんて・・・」
ヨシト「それなんでスイマセン」(タッ)
ヨシトがその場から離れようとした時にアオイとは別のもう1人の女性が話しかけてきた。
ミサキ「まって、あなた本気でキャンパスカップを目指してるの?」
アオイと同い年位の女性はやや明るいロング茶髪にアオイとは対照的にミニスカートこそ履いているがややかっちりとした感じの服装で色白でクールな感じ、そうクールビューティーの名がぴったりな美女である。
ヨシト「えぇ大学生デュエリストの憧れですよ」
ミサキ「うちらも・・・うちらもキャンパスカップを目指しているの、D同好会のDはデュエルのDだから」
ヨシト「へぇそうなんですか?やった!是非入れてくれませんか?」
アオイ「えっ!ほんとじゃ、じゃあ是非こ入会届を・・・」
ヨシト「そうだ!実は同じ志を持った一年生があと2人いるんですよ、おーい!ってえええ」
ミサキ「どうしたの?」
ヨシト「いなくなりました・・・」
アオイ「えぇぇ~!」
・・・
大学近くの住宅地
ハジメ&ミッチー「はぁはぁはぁはぁ(タッタッッタッタッタ)」
ハジメとミッチーの2名はただひたすら走り続けていた、ただひたすら。
ミッチー「はぁはぁ、ね、ねぇハジメ君ちょっと休もうよ」
ハジメ「そうだなそこの公園で少し休もうか」
二人は公園ベンチに座り呼吸を整え、落ち着いたところでミッチーがハジメに問いかけた。
ミッチー「ハジメ君さっきの話だけど本当に・・・」
ハジメ「あぁ、まず間違いなくヨシトはヤ○サーに入会した!!!」
つづく
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