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大学デビューの痛いあの子 作:サクノバ

前回のあらすじ


ハジメ「血を吸ったことはない!(キッパリ)」

ミッチー「いるか!そんな告白」


・・・


ハジメ「俺はレベル1バトルフェーダーとレベル3星見獣ガリスにレベル3A・ジェネクス・バードマンをチューニング」

ハジメ「血肉を貪りその紅蓮の身を晒せ!シンクロ召喚、全てを滅せよブラックローズドラゴン」

炎 レベル7 ドラゴン族 ATK2400 DEF1800

ハミチン「なんだあのシンクロモンスターは・・・」

ハジメ「こいつの効果はシンクロ召喚に成功したときフィールド上のカードをすべて破壊する!」

ハミチン「なんだそのハチャメチャな効果は!」

ハジメ「ハチャメチャw(プッ)」

ミッチー「ハチャメチャw」

ハミチン「笑うなぁ!」

ハジメ「遊びは終わりだ、ブラックローズ・ガイル」


 ブラックローズドラゴンの効果でフィールド全体に薔薇の花弁が吹き荒れる。


ハミチン「賄賂が腐った!だがFAのモンスター効果を発動、素材を一つ取り除いて破壊から免れる!」

ハジメ「1体こぼしたか・・・だが俺にはまだ召喚権が残ってる、黒薔薇の魔女を召喚、このカードが召喚に成功したときデッキから1ドローし」

ハジメ「ドローしたカードがモンスターカード以外ならこのカードを破壊しドローしたカードを墓地に送る」

闇 レベル4 魔法使い族 ATK1700 DEF1200


ハジメはカードをドローしハミチンに引いたカードを見せつけた


デブリドラゴン


ハミチン「チィ!」

ハジメ「お前らさっき征竜を気にかけてたよな?今から見せてやるよ」

ハミチン&ミッチー「・・・(ゴクリ)」

ハジメ「墓地のライパルとラブラドライを除外して焔征竜‐ブラスターを特殊召喚し」

炎 レベル7 ドラゴン族 ATK2800 DEF1800

ハジメ「さらに、手札のデブリとブラックローズを除外し嵐征竜‐テンペストを特殊召喚する」

風 レベル7 ドラゴン族 ATK2400 DEF2200

ハミチン「墓地から出てくるモンスターだと、無茶苦茶だろ!」

ミッチー「つおい・・・」

ハジメ「さあバトルだ、ブラスターでFAレイランサーに攻撃!」

ブラスター2800→FAレイランサー2100

ハミチン「ぐおおお!」 LP4200→3500

ハジメ「ラストアタック!黒薔薇の魔女とテンペストでダイレクトアタック!」

ハミチン「ぬあああー!」LP3500→-600

ハジメ「うっしゃ、楽しいデュエルだったぜよ!」

ハミチン「ババ、バカな・・・」


 ハミチンは大きく膝をつき、うわ言のようなはたまたうめき声のようなことぶつぶつと呟いていた。


・・・


ハジメ「さあ約束のトリシュGだ」(スッ)


ハジメは約束通りカードをミッチーに渡した。


ミッチー「ありがとうハジメ君じゃあ僕からはこれ」(スッ)


ミッチーはサイクロン(スー)を渡そうとした瞬間・・・


ハジメ「いや~悪いねぇ、じゃ、じゃあありがt」


 二人のいる場所に突然突風が吹きカードを渡そうした時に風でカードが宙に舞い、たまたま(?)外に置いてあったシュレッターにスルスルっと入り


ハジメ「あ・・・あああ・・・」


 バリバリバリバリバリイイイィと音を立ててサイクロン(スー)が木端微塵となったのであった。


・・・


ハジメ「・・・やっぱりか・・・」

ミッチー「やっぱりって?」

ハジメ「実は俺はある不治の病にかかってね」

ミッチー「不治?」

ハジメ「慢性魔法罠拒絶症候群と言ってパックを買っても、カードを貰っても魔法罠に縁が無くなる病なんだ」

ミッチー「んなアホな・・・」


 口をアングリ開けて呆然と立ち尽くすミッチーを尻目にハミチンが話かけてきた。

ハミチン「おい」

ハジメ「なんだ、ハミチンまだ何かあるのか?」

ハミチン「いやそうじゃないが・・・ってハミチン言うな!」

ハミチン「俺は笛吹ヨシト、さっきはすまなかった」※以下ヨシト


 ヨシトはそう言い照れ臭そうに頭をポリポリとかいた。


ハジメ「どうしたんだ急に」

ヨシト「ちょっと気がたっててな・・・さっきのデュエルでスッキリしたよ、ありがとう」


 端正な顔たちでさわやかにハニカミながら握手を求め、手をさし出した


ハジメ「ああ・・・(ヤンキーちゃうやん!)」

ミッチー「(馬鹿にさわやかだなー)」 


・・・


大学構内ベンチ


 しばらく三人は自己紹介をし、なんと三人ともこの春からこの大学に入学した新入生であり同じ学科の生徒だということが判明、ワイワイと楽しく三人は雑談に花を咲かせていた。


ヨシト「じゃあミッチーはデュエルサークル【真心】の入会試験に落選したんだね」

ミッチー「そうなんだよ・・・まぁもう言いんだけどね・・・」


 そうは言うが内心ショックを隠し切れない様子はミッチーから伺える


ハジメ「つか全然、ヤンキーじゃないなヨシトは」

ヨシト「え、俺?全然!だって髪を染めたりピアスしたりしてるのは大学デビューだもん」

ヨシト「さっきのカツアゲはむしゃくしゃしてだし、反省してるし」

ミッチー(むしゃくしゃしてカツアゲに走るなんて、素質はあると思うけど・・・)

ハジメ「せめて鼻ピアスは取れよ、それっぽく見えるぞ」

ヨシト「・・・うんそうする、話を戻すけど」

ヨシト「正規のデュエルサークルは【真心】一つしかないけど、ほかのサークルでも隠れてデュエル活動やってるから【真心】だけが全てじゃないさ」

ヨシト「それに・・・」

ハジメ「ん、どうした?」

ヨシト「あそこはあまりいい噂はきかないんだよ、入会はほぼ紹介だしな」

ミッチー「紹介制?」

ヨシト「高校時代に名の通ったデュエリストとかじゃないとな、入会試験は落すための試験で試験員もガチ中のガチさ」

ミッチー「そっかー・・・それじゃあ仕方ないね」


ミッチーは肩を落とし落ち込んでいたがそれを無視しハジメはヨシトに問いかけた。


ハジメ「ずいぶん詳しいんだな」

ヨシト「勧誘されたからね」

ミッチー「かかかか勧誘ぅ?」

ヨシト「断ったけど」

ハジメ「何者だよお前は」

ヨシト「その話はまた今度な、もう遅い」


 ハジメの言うとおりあたりはすっかり暗くなり構内に人はいなくなっていた。三人は携帯電話の個人情報を交換しそれぞれの家路に向かっていった。


つづく
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