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第3話 努力 作:ヒラーズ

しばらく歩いて数時間、髑髏はある町に到着する。
髑髏「・・・ここって、海の町《ゼーレン》よね?」
知っていた、だがまるで全てが変わっていることに気づいたんだろう。
髑髏「・・・まさか6年でこんなに変わるもんなの?」
町の中の音を聞くと小波の音と同時に何やら賑やかな音も混じる。
髑髏「・・・祭りでもやってるのかしら?」
すかさず髑髏は町の中を進む・・・すると・・・。
ドンッ!

何かにぶつかった。どうやら男の背中にぶつかったようだ。
髑髏「・・・っ、失礼」
髑髏が男に謝ると、それに反応して、男は振り向く。
?「おおっ、すまん。怪我はないか?」
男の姿は何やら青髪ショートで青い伝統の装束っぽい格好をしており、背中に大きな刀を背負っている。
髑髏「いえ、別に・・・(今でもいるの?侍が・・・)」
その言葉を聞き、男は笑う。
青髪の男「はははっ、そうか。頑丈だなお前」
髑髏「・・・」
髑髏は男の腕にある機械を見て、ディスクがあることがわかり、男に言う。
髑髏「そのディスク、アンタ・・・デュエリスト?」
その質問に男は答えるが、やや嫌そうな顔をする。
青髪の男「そうなんだが・・・すまん、今はデュエルができん」
髑髏「・・・何故?」
理由を聞こうとすると、男が財布を出し言う。
青髪の男「こういうことだ」
恐らく掛け金だろうと髑髏は解釈し、話を続ける。
髑髏「誰と決闘(デュエル)をしてそうなったの?」
青髪の男「応、実のところ、ここの近くに凄腕のデュエリストがいてな、負けてしまったんだ。あいつは敗者から根こそぎ金をぶんどる奴でな・・・この有様だ」
髑髏は考えた、ならばそいつを倒してより多くの資金を手に入れる事ができる、そうすればこの軍服からおさらばできると・・・。
髑髏「・・・分かった、そいつはどこに居るの?」
青髪の男「おっ、お前・・・あいつとデュエルする気か?やめておけ、あいつに勝てるはずがない」
青髪の男は焦って、髑髏を止めようとした。
だが、髑髏には考えがあった。
髑髏「じゃあ、誰がその悪党を倒せる訳?」
青髪の男「そっ・・・それは」
髑髏は青髪の男に問いかけ、むしろ脅す。
髑髏「アンタの今までの掛け金を取り戻してやると言ってるの!分からない?それだからアンタは負けっぱなしなのよ!!」
男「!」
その言葉で急に大人しくなる。
青髪の男「・・・すぐそこの居酒屋だ」
青髪の男はすぐ近くの建物に指を指す。
店の名は《人魚の宴》、朝から開いている居酒屋らしい。
髑髏「・・・そこにいるのね」
青髪の男「ああ、だが奴は強い。先程、俺を2ターンで倒したんだ。油断できんぞ」
髑髏は居酒屋の扉を開け、中に入る。
髑髏「・・・(中はそんなに広くないわね)」
中は木製の作りになっており。まさに居酒屋って感じを出させていた。
その中に1人だけ、サングラスをかけ、札束を数えているいかにもヤのつく黒服の男性を見つける。
髑髏「・・・(あの男?)」
青髪の男「ああ、そいつだ」
髑髏は黒服の男に近づき、話かける。
黒服の男「なんだ、嬢さん?俺になんか用か?」
髑髏「沢山金持ってるわね、どこで手に入れたの?」
黒服の男は少し笑い、言う。
黒服の男「そりゃあ、デュエルに決まっているだろ!今日は勝ち続けたからなぁ、ガッポリだぜ?」
髑髏「ふーん・・・じゃあ金持ちなんだ」
挑発のような言葉を聞き、黒服の男は厳しい顔になる。
黒服の男「嬢さん、あまり兄さんを見くびらない方がいいぞ?痛い目をみる羽目になるぜ?」
髑髏「じゃあ、私とデュエルしなさい。掛け金はそうね・・・これ(P-90)にするわ」
いきなり銃を取り出したことに男二人は驚き、汗を滴らせる。
黒服の男「お・・・俺は何を用意すれば良い?」
髑髏「今私の後ろにいる青髪侍がアンタに使った全掛け金とアンタの有り金半分よ」
その交渉に黒服の男は要求を呑む。
黒服の男「そ・・・そんなんでいいのか?もっとあるんじゃないのか?」
髑髏「ないわ、けどやるなら外でやりましょう」
髑髏は一足先に店の外に出て行き、待った。


――――


黒服の男「待たせたな、さぁ行くぞ!」

「「デュエル」」




-次回予告-

髑髏「私の初デュエル・・・勝てるかしら」

髑髏「次回、第4話 星の戦士」

髑髏「エースはこいつしかいないわね」


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