【完結】虹彩竜と歩むもの【お知らせあり】/第80話:疾風 作:光芒





「悪い、負けちまった!」

 チーム・ユニオンの面々が、と言うより彩奈が涼夏にセク ハラ行為を働いて殴り倒されている頃。チーム・セントラルの陣営では陸が深々と頭を下げていた。
 サッカーでのポジションに合わせて自分がセントラルの守護神とならなければならない、と思っていただけにここでの負けは彼にとってはどうにも許せるものではなかった。

「陸」

 そんな陸に歩み寄った遊大の表情はとても穏やかだった。その様はチームの大将格を務める者のものとは思えないほどに。

「……このデュエル楽しかった?」
「……正直に言っていいか?」
「うん」
「ああ、楽しかった。負けちまったけどな」
「そっか、それなら良かった……」

 勝負事である以上、勝ち負けというものはどうやったって付いて回るものである。しかし、遊大はそんな状況下においても「楽しめるかどうか」というものを念頭に置いていた。
 確かにデュエリストにとっては勝つことこそが至上命題であり、この試合の勝利は自分たちだけではなく、セントラル校に関わる全ての人間が追い求めているものである。しかし、仮に勝てても本人が満足する形でデュエルができなければそこに本当の意味での勝利はない。
 それが遊大の追い求める理想であり、またプロデュエリストとして世界を相手に戦ってきた彼の父・遊厳が遊大を評価しない理由の一つでもあった。

「まあお前が負けるということはそれだけ相手が強かったということだ。お前が弱いなんて誰も思っていない」
「遊大、仁……サンキューな。その言葉でだいぶ救われたわ」
「礼には及ばん。逆に追い込まれた状況だからこそそこから巻き返すために頭を使ったデュエルができるということだ。陸、お前の奮戦は無駄にはさせない……この俺がな」

 そう言って仁は戦場へと躍り出る。逆境において静かに爪を研ぎ澄ます隼のように。

「やはりお前が相手か」

 セントラルの副将である仁は、王手がかかるユニオンの副将である遊誉と対峙する。両チームともに副将同士のデュエルであるが、二人はその頭脳と冷静沈着な性格からチームのリーダーになりつつあった。
 しかし、それについては互いに理解していたようで、自分と似た立ち位置の者とのデュエルであることから仁と遊誉は必要以上に相手のことを意識しているきらいがあった。

「俺が相手では不満か? ああ、そう言えばお前には遊大がだいぶ世話になったようで」
「別に。俺は困っている“少女”を助けたに過ぎないからな」
「ふふ……今思うと確かにあの時は自分でも愚かだったと反省している。姑息な手を使う必要など、初めから無かったのだからな」

 チームの勝利がかかっているデュエルであるため、反則スレスレの行動に出ることは致し方無いのかもしれない。
 だが、仮に遊大の女装がバレずにデッキの内容のヒントを得ていたところでこのデュエルに勝てるとは限らない。デュエルの勝敗はデッキの内容や完成度にも当然左右されるが、一番大事なのはあくまでそのデュエリスト自身の力量だ。いくら最新鋭の兵器を手にしても、熟練の兵士と新兵ならどちらがその兵器を最高に活かせるか。それと同じと思えば、考えるまでもないことなのだ。

「そうだ。どれほど情報アドバンテージがあったとしても、デュエルの勝敗を決めるのはデュエリスト自身。この衆人環視の中でどれだけ自分のデュエルができるかだ」
「……そしてそれを心胆に刻んでいるお前はとても腕の立つデュエリストなんだろうな。だが、風見 遊誉。俺はそんなお前が相手だからこのデュエルに勝ちたい。チームのためにも、自分のためにも」
「望むところだ。俺も全力で行かせてもらおう!!」

 普段は沈着冷静かつ頭脳明晰な二人であるが、この時ばかりは珍しく内に秘めた闘志をむき出しにしてデュエルディスクを構えた。先のデュエルで陸が敗れたため、先攻後攻の決定権は仁にある。先攻後攻どちらでも対応できる仁であるが、彼はやはり先攻を取った。

(相手の……風見のデッキはまだわからないからな。ここは先攻で場をある程度固めさせてもらう)
「「デュエル!!」」


先攻:大空 仁【RR】
後攻:風見 遊誉【???】


仁 LP8000 手札5枚
デッキ:35 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 Pゾーン:青/赤 除外:0 エクストラデッキ:15(0)
遊誉 LP8000 手札5枚
デッキ:40 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 Pゾーン:青/赤 除外:0 エクストラデッキ:15(0)


☆TURN01(仁)


「先攻は俺だ。俺は手札からRR-バニシング・レイニアスを召喚」
「RR……なるほど、そこはさすがに双子の兄妹だけあるな」
「だが、礼と俺とではデュエルが大きく異なるということを忘れるなよ? 召喚に成功したバニシング・レイニアスの効果で俺は手札からRR-トリビュート・レイニアスを特殊召喚。そしてトリビュート・レイニアスの効果を発動。デッキからRR-ミミクリー・レイニアスを墓地に送る」

 仁のデュエルはやはり手堅い。展開の軸であるバニシング・レイニアスを初手で召喚し、トリビュート・レイニアスとミミクリー・レイニアスのコンボを決める。
 近年は手札誘発系の妨害カードも増えたため、決めにくくなったと言えば決めにくくなったのだが、逆を返せばそこで強力な手札誘発系のカードを消費させることができるというメリットもあるため、仁はそう言った事態も考慮してデュエルを組み立てている。

「墓地に送られたミミクリー・レイニアスの効果を発動する。このカードをゲームから除外し、デッキからRRカード1枚を手札に加える。俺が手札に加えるのはRR-ネスト。そして永続魔法、RR-ネストを発動。フィールドに2体以上RRモンスターが存在するため、その効果を発動できる。俺はデッキから2体目のバニシング・レイニアスを手札に加える」
「2体目のバニシング・レイニアスをサーチするか。抜け目がないな。だが、これで今のお前の状況がわかった」
「……何?」
「俺はRRを使ったことがないから詳しくは知らないが、もし2体目以降のバニシング・レイニアスが手札にあれば、1体目のバニシング・レイニアスでトリビュート・レイニアスを特殊召喚せず、2体目を特殊召喚するはずだ。それならば2体目の効果でトリビュート・レイニアスを特殊召喚し、ミミクリー・レイニアスの効果でサーチしたネストで容易に特殊召喚できるファジー・レイニアスをサーチする。そうすればレベル4のモンスターが4体並び、ランク4のエクシーズモンスターを2体エクシーズ召喚できていた……違うか?」
「……どうだろうな」

 仁は平静に受け流すが、遊誉の言うことは最もであった。彼の理想としては、先攻でサーチ効果を持つRR-フォース・ストリクス2体をエクシーズ召喚し、守備力2500の壁モンスターとして並べること。壁を作りつつ、更なる展開のための布石を打つことが狙いだ。
 しかし、そう理想通り行くのであればデュエルは面白くない。今ある手札で最善の手を打つことがデュエリストには求められている。それでも、仁の狙いをほぼ完璧に言い当ててみせた遊誉の鋭さに仁はより一層彼に警戒しなければ、と心胆に刻んだ。

(サウス校は四国・九州出身のデュエリストが主に通う。そのため規模としては5校のうち最も小さいが、そんな少ない枠の代表に選ばれるだけのことはあるということか)
「俺はレベル4のバニシング・レイニアスとトリビュート・レイニアスでオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築。エクシーズ召喚!“漆黒の闇夜に生きる猛禽よ、その眼光において真実を見抜き、我に勝利をもたらせ!” 飛翔せよ、RR-フォース・ストリクス!」

RR-フォース・ストリクス ORU:2 DEF2000

「フォース・ストリクスのオーバーレイユニットを1つ取り除いて効果を発動。デッキから2体目のトリビュート・レイニアスを手札に加える。俺はカードを1枚セットしてターンエンドだ」

 仁としてみれば、最初手にエクシーズ召喚をしたかったフォース・ストリクスをエクシーズ召喚することはできたが、複数体のRRを並べることができなかったため、ステータスが弱いままのフォース・ストリクスを野晒しにしてしまったため、決して理想通りというわけではない。それでも遊誉のデッキタイプを見抜くという第一の思惑はなんとか果たせるのではないか、という形のフィールドにはなった。


仁 LP8000 手札5枚
デッキ:31 モンスター:1(RR-フォース・ストリクス ORU:1)魔法・罠:2(RR-ネスト)墓地:1 Pゾーン:青/赤 除外:1 エクストラデッキ:14(0)
遊誉 LP8000 手札5枚
デッキ:40 モンスター:0 魔法・罠:0 墓地:0 Pゾーン:青/赤 除外:0 エクストラデッキ:15(0)


☆TURN02(遊誉)


(あれだけデッキを回転させても手札は5枚もあるか。しかし、あの手札のうち2枚はバニシング・レイニアスと考えると、残り3枚はセットできないモンスターかセットするメリットの薄い通常魔法。と考えればそれほどハンドアドバンテージはないか)
「俺のターン、ドローだ。俺はモンスターをセット。カードを2枚セットしてターンエンドだ」

 対する遊誉の後攻1ターン目は、モンスターとカードのセットのみで終わった。手軽に強力なモンスターを召喚できるようになった今、守備力2000のフォース・ストリクスを倒すことなど容易ではあるが、彼のデッキも仁同様初手から大型モンスターをフィールドに出すタイプのものではないのだろうか。どちらにせよ、このターンでフォース・ストリクスを倒されなかったのは仁にとっては有難いことであった。


仁 LP8000 手札5枚
デッキ:31 モンスター:1(RR-フォース・ストリクス ORU:1)魔法・罠:2(RR-ネスト)墓地:1 Pゾーン:青/赤 除外:1 エクストラデッキ:14(0)
遊誉 LP8000 手札3枚
デッキ:39 モンスター:1 魔法・罠:2 墓地:0 Pゾーン:青/赤 除外:0 エクストラデッキ:15(0)


☆TURN03(仁)


「俺のターン、ドローだ。俺は手札から2体目のバニシング・レイニアスを召喚。そしてバニシング・レイニアスの効果を発動し、2体目のトリビュート・レイニアスを特殊召喚する。フォース・ストリクス以外のRRモンスターが2体以上存在することで、フォース・ストリクスの攻守は1000ポイントアップする」」

RR-フォース・ストリクス ORU:1 ATK100/DEF2000→ATK1100/DEF3000

「……」
(何もチェーンは無しか。しかし、何かしらの動きが無ければデッキタイプを把握できないな……)
「特殊召喚に成功したターン、トリビュート・レイニアスの効果を発動できる。俺は2体目のミミクリー・レイニアスを墓地に送る。そして墓地のミミクリー・レイニアスを除外し、RR-レディネスを手札に加える」

 仁のRRデッキの強みが、バニシング・レイニアスからトリビュート・レイニアスとミミクリー・レイニアスを経てのフォース・ストリクスという流れだ。複数体のフォース・ストリクスでサーチを繰り返し、守りを固めつつRUMを引きこんでの反転攻勢。
 このデッキを相手取る場合、相手はそれを防がなければならず、少しでも処理が遅れれば取り返しのつかないことになる。当然遊誉がそれを知らないわけではないだろう。単にそれを止める手段が無いという可能性もあるのだが、ここまで静観の構えを崩さない彼を仁は警戒せざるを得なかった。

「フィールドにRRモンスターが2体以上存在することで、RR-ネストの効果を発動。デッキからファジー・レイニアスを手札に加える。そしてフォース・ストリクスのオーバーレイユニットを1つ取り除き、3体目のバニシング・レイニアスを手札に加える。そして俺は手札からRR-ファジー・レイニアスを特殊召喚。そしてバニシング・レイニアスとファジー・レイニアスでオーバーレイ! 現れよ、2体目のフォース・ストリクス! そしてフォース・ストリクスのオーバーレイユニットを1つ取り除き、効果を発動!」
「おっと、ならば俺はその効果にチェーンして手札の幽鬼うさぎの効果を発動させてもらう」


チェーン2(遊誉):幽鬼うさぎ
チェーン1(仁):RR-フォース・ストリクス


「このタイミングで幽鬼うさぎだと!?」
「チェーン2の幽鬼うさぎの効果でフォース・ストリクスを破壊させてもらうぞ」
「だが、破壊されても効果の発動は無効にならない。チェーン1のフォース・ストリクスの効果で俺はRR-ラスト・ストリクスを手札に加える。何を狙ったかは知らないが、このタイミングでの幽鬼うさぎは遅きに失したな。俺はフォース・ストリクスを対象に、セットしていた速攻魔法、RUM-レヴォリューション・フォースを発動する!」
「……ふん、既にRUMを引き当てていたか」
「レヴォリューション・フォースは発動ターンによって効果が変わる。俺のターンに発動したことによって、フィールドのフォース・ストリクスをランクの1つ高いRRエクシーズモンスターにランクアップさせる! 俺はランク4のフォース・ストリクスでオーバーレイ! 1体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを再構築! ランクアップ・エクシーズチェンジ!!」

 闇夜に潜む漆黒の梟の姿は革命の光によって大きく変化していく。そしてそこに舞い降りたのは半月状の翼がまるで命を刈り取る鎌のように湾曲した異様な姿の隼であった。

「“未知なる空より飛来せし異邦の隼よ。慈悲なき翼を以てあらゆる全てを斬り裂け!”舞い降りよ! “RR-エトランゼ・ファルコン”!!」


※RR-エトランゼ・ファルコン
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/鳥獣族/攻2000/守2000
レベル5モンスター×2
(1):このカードがXモンスターをX素材としている場合、以下の効果を得る。
●1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
(2):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた場合、「RR-エトランゼ・ファルコン」以外の自分の墓地の「RR」Xモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚し、このカードをそのカードの下に重ねてX素材とする。


「オーバーレイユニットを1つ取り除き、エトランゼ・ファルコンの効果を発動! 相手フィールドのモンスター1体を選択して破壊する! “ストレンジ・ウィンド”!」

 エトランゼ・ファルコンが尾翼から放った光によって、セットされていた遊誉のモンスターが破壊される。破壊されたのは、桃色の髪が印象的な女性型のモンスターであった。

「破壊されて墓地に送られた“静寂のサイコウィッチ”の効果を発動!」


※静寂のサイコウィッチ
効果モンスター
星3/地属性/サイキック族/攻1400/守1200
フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキから攻撃力2000以下のサイキック族モンスター1体をゲームから除外する事ができる。次のスタンバイフェイズ時、この効果で除外したモンスターを特殊召喚する。


「静寂のサイコウィッチ……なるほど、お前のデッキは【サイキック族】か」

 サイキック族モンスターはデュエルモンスターズに存在する種族においては幻竜族の次に新しい種族であり、その名が示す通り、超能力を駆使する者を模したモンスターが多い。
 また種族全体の特徴としてはライフ回復効果やライフをコストに効果を発動するカード、リクルーターや除外効果に発動までにタイムラグのある効果を持ったモンスターが多いなど、テクニカルな戦法を得意とするカテゴリーのデッキが多く見受けられるのが特徴だ。

「サイコウィッチの効果で俺はデッキから攻撃力2000以下のサイキック族モンスター“サイ・ガール”をゲームから除外する。そしてサイコウィッチの効果で除外されたモンスターは次のスタンバイフェイズ時に俺のフィールドに特殊召喚される」
「サイコウィッチとサイ・ガールのコンボか。よくできたコンボだが、それでもお前のフィールドはがら空きだ。一気にライフを削らせてもらうぞ。バトル! 俺はエトランゼ・ファルコンでプレイヤーにダイレクトアタック!“ミグラトリー・フォース”!」

RR-エトランゼ・ファルコン ATK2000

「させん! リバースカードオープン! 速攻魔法、緊急テレポートを発動! デッキからレベル2のサイキック族モンスター、“ガスタの巫女ウィンダ”を守備表示で特殊召喚する!」


※ガスタの巫女ウィンダ
効果モンスター
星2/風属性/サイキック族/攻1000/守400
このカードが相手モンスターの攻撃によって破壊され墓地へ送られた時、デッキから「ガスタ」と名のついたチューナー1体を特殊召喚できる。


「……よもや【ガスタ】まで入っているとはな。種族でのシナジーがあるとはいえ、予想外だ。モンスターの数が変動したことで戦闘の巻き戻しが発生。俺はエトランゼ・ファルコンでの攻撃を中止する」
「攻撃を中止? 口調の割に随分と臆病なんだな」
「慎重と言って貰おうか。デッキがガスタと判ればお前のデッキのエースモンスターは大体想像がつく。そう簡単にあのモンスターを出させるわけには行かないからな。だが、まだバトルフェイズは終わらせない。トリビュート・レイニアスでガスタの巫女ウィンダを攻撃だ!」

RR-トリビュート・レイニアス ATK1800 VS ガスタの巫女ウィンダ DEF400

「相手モンスターとの戦闘で破壊されて墓地に送られた時、ウィンダの効果が発動する!」
「ならばそれにチェーンして戦闘で相手モンスターを破壊して墓地に送ったトリビュート・レイニアスの効果も発動させてもらおうか!」

 トリビュート・レイニアスの効果は、戦闘で相手モンスターを破壊することで、デッキからRUM速攻魔法をサーチできる効果。これで更に強力なエクシーズモンスターにランクアップできる―――のだが、それを知らない遊誉ではなかった。

「では俺はその効果に更にチェーンさせてもらう! トリビュート・レイニアスの効果に対して俺は手札の“PSYフレームギア・γ”の効果を発動する!」


※PSYフレームギア・γ
特殊召喚・チューナー・効果モンスター
星2/光属性/サイキック族/攻1000/守0
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):自分フィールドにモンスターが存在せず、相手モンスターの効果が発動した時に発動できる。手札のこのカードと自分の手札・デッキ・墓地の「PSYフレーム・ドライバー」1体を選んで特殊召喚し、その発動を無効にし破壊する。この効果で特殊召喚したモンスターは全てエンドフェイズに除外される。


「PSYフレームギア・γ……!」


チェーン3(遊誉):PSYフレーム・ギア γ
チェーン2(仁):RR-トリビュート・レイニアス
チェーン1(遊誉):ガスタの巫女ウィンダ


「チェーン3のPSYフレームギア・γの効果! このカードと手札・デッキ・墓地から“PSYフレーム・ドライバー”1体を特殊召喚し、相手モンスター1体の効果の発動を無効にして破壊する! トリビュート・レイニアスの効果の発動は無効化され破壊される!」


※PSYフレーム・ドライバー
通常モンスター
星6/光属性/サイキック族/攻2500/守0
電撃を操るサイキック戦士。自律型増幅器「PSYフレーム」を駆り、セキュリティ・フォースに強襲を仕掛ける。その姿は、正に電光石火の如し。


「チェーン2のトリビュート・レイニアスの効果は無効化され、トリビュート・レイニアスは破壊される」
「そしてチェーン1のウィンダの効果で俺はデッキからガスタのチューナーモンスター“ガスタ・ガルド”を特殊召喚する」


※ガスタ・ガルド
チューナー(効果モンスター)
星3/風属性/鳥獣族/攻500/守500
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、デッキからレベル2以下の「ガスタ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。


(っ……俺のバトルフェイズだというのにここまで動かれるか。このデュエル、骨が折れそうだ)

 空を翔ける猛禽と風を操る異能の者。その二つのデッキによるデュエルは文字通り、疾風怒濤の様相を呈しつつあった。








☆後書き
 こんばんは、作者の光芒です。早いもので2017年もあと2日となりましたね。リンク召喚の追加、マスタールール4への移行、遊戯王VRAINS放映開始とデュエリスト的には様々なことのあった一年でしたが皆さま如何お過ごしでしたでしょうか。
 私は前作が完結し、すぐに続編となるこの作品を書き始めましたが、頭の中では出来上がっているプロットを文字に起こすことの大変さを改めて思い知らされました。また、リアルの事情でPCで執筆に時間を割くことができず、ここ数か月は更新が停滞気味になりつつあるのも反省しなければいけませんね。

 さて、この第80話をもって当作品の年内更新は最後になります。お正月番外編も書きたいところですが、中々時間が取れないのも事実。もし書けたとしても相当上手く行かない限り、三が日中の更新は厳しいでしょうね。まだどうなるかはわかりませんが、2018年もしくは平成が終わる再来年までにはこの作品も完結させたいと思います。
 それでは皆様良いお年を。また本年も多数の暖かい応援をいただきありがとうございました。2018年も変わらぬご愛顧の程宜しくお願い致します。



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ター坊
除外ガスタ、懐かしいですね。
冷静な参謀キャラ同士の対決は知略を尽くした総力戦になりそう。 (2017-12-30 07:20)
光芒
ター坊さん
ガスタも除外サイキックもすっかり懐かしのデッキ状態です。ガスタは後にピリカなどで強化はありましたが、サイキック系は中々テコ入れが入っていないのでまた欲しいところです。

>冷静な参謀キャラ同士の対決は知略を尽くした総力戦になりそう。
そういうデュエルを描いてみたいですが、結局は攻撃力対決になりそうな予感がプンプンします(え
(2018-01-01 03:55)

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28 第74話:反攻 368 2 2017-11-22 -
15 第75話:夢追 446 2 2017-11-27 -
23 第76話:剣閃 418 2 2017-12-02 -
15 第77話:膠着 366 2 2017-12-09 -
24 遊大たちが1月制限について語るようです 500 4 2017-12-11 -
17 第78話:豹変 370 2 2017-12-17 -
35 第79話:親心 401 4 2017-12-22 -
14 第80話:疾風 363 2 2017-12-30 -
17 番外編:隠想 462 3 2018-01-01 -
16 第81話:異能 349 2 2018-01-08 -
37 第82話:要塞 343 2 2018-01-13 -
19 第83話:相反 359 3 2018-01-17 -
19 第84話:特異 412 5 2018-01-22 -
14 第85話:忌避 466 4 2018-01-29 -
25 第86話:転生 535 4 2018-02-06 -
19 第87話:変貌 491 4 2018-02-14 -
28 第88話:祭典・1 406 4 2018-02-22 -
14 第89話:祭典・2 449 4 2018-02-28 -
14 第90話:祭典・3 405 4 2018-03-10 -
33 18年4月制限について語るようです 572 4 2018-03-14 -
19 第91話:閉幕 407 4 2018-03-22 -
33 第92話:令嬢 419 4 2018-03-31 -
28 第93話:共闘 370 4 2018-04-07 -
39 第94話:古豪 368 3 2018-04-15 -
12 第95話:護心 333 2 2018-04-19 -
14 番外編:裏話 475 4 2018-04-29 -
45 第96話:転機 395 4 2018-05-03 -
28 第97話:敬意 309 0 2018-05-13 -
12 第98話:遺托 392 4 2018-05-17 -
31 番外編:青春 369 2 2018-05-23 -
43 第99話:疾駆 369 6 2018-06-12 -
38 遊大たちが18年7月制限について語ります 351 0 2018-06-14 -
28 第100話:戦士 303 0 2018-06-19 -
14 第101話:懐古 300 2 2018-06-24 -
11 第102話:降竜 297 0 2018-06-30 -
9 第103話:乱入 284 3 2018-07-06 -
11 第104話:奮起 277 0 2018-07-15 -
14 第105話:白翼 306 0 2018-07-22 -
25 第106話:夢境 443 3 2018-07-30 -
24 第107話:紫苑 252 4 2018-09-12 -
13 遊大たちが10月制限について語ります 268 2 2018-09-14 -
18 第108話:猛毒 275 2 2018-09-17 -
7 第109話:変身 235 2 2018-09-21 -
9 第110話:共闘 246 4 2018-09-25 -
6 第111話:油断 214 2 2018-09-27 -
20 第112話:浸食 226 2 2018-09-30 -
8 第113話:神意(修正・再掲版) 195 2 2018-10-03 -
25 第114話:忍者 207 2 2018-10-06 -
6 第115話:継承(修正版) 224 3 2018-10-08 -
11 第116話:征圧 217 2 2018-10-10 -
18 第117話:両雄(修正版) 219 3 2018-10-15 -
17 第118話:負担 179 2 2018-10-17 -
16 第119話:確信 185 2 2018-10-20 -
9 第120話:無限 219 4 2018-10-22 -
6 第121話:必然 173 2 2018-10-25 -
12 第122話:悲劇 194 2 2018-10-28 -
6 第123話:鬼気 172 2 2018-10-31 -
11 第124話:捕食 179 3 2018-11-02 -
14 第125話:一輪 179 2 2018-11-05 -
8 第126話:後悔 207 3 2018-11-07 -
6 第127話:神話 162 2 2018-11-10 -
15 第128話:仮説 195 3 2018-11-12 -
7 第129話:伝心 193 3 2018-11-14 -
15 第130話:対立 190 2 2018-11-16 -
16 第131話:残酷 189 3 2018-11-18 -
7 第132話:涙雨 177 3 2018-11-20 -
11 最終章予告 199 3 2018-11-21 -
12 番外編:歓喜 239 5 2018-11-22 -
9 第134話:決戦・1 190 2 2018-11-23 -
9 第135話:決戦・2 153 2 2018-11-25 -
8 第136話:決戦・3 176 2 2018-11-27 -
9 第137話:決戦・4 173 3 2018-11-28 -
9 第138話:決戦・5 203 3 2018-11-30 -
11 第139話:覇王 195 3 2018-12-02 -
12 第140話:精霊 178 3 2018-12-04 -
13 第141話:落涙 221 4 2018-12-05 -
15 第142話:命脈 211 3 2018-12-07 -
11 第143話:終焉 199 3 2018-12-08 -
9 第144話:帰還 187 3 2018-12-10 -
4 遊大たちが19年1月制限について喋ります 238 3 2018-12-11 -
6 第145話:三様 232 2 2018-12-12 -
8 第146話:光明 137 2 2018-12-15 -
11 第147話:竜星 177 3 2018-12-16 -
13 第148話:斬撃 142 3 2018-12-18 -
11 第149話:神竜 145 3 2018-12-20 -
6 第150話:新竜 153 3 2018-12-21 -
8 第151話:共鳴 139 3 2018-12-24 -
8 第152話:前夜 146 3 2018-12-25 -
8 第153話:星竜・1 146 3 2018-12-28 -
10 第154話:星竜・2 131 3 2018-12-29 -
11 第155話:星竜・3 157 3 2018-12-31 -
17 エピローグ:雪夜 249 6 2019-01-01 -
5 番外編:甘露 80 2 2019-02-14 -