EX3:蛇足劇場数点　作：ター坊

・ほぼ台詞オンリーです


１話:やる気スイッチ

遊路「ふぅ…」
勝彦「どうしたんだ？ヨーロッパリーグはここからが本番だぞ」
遊路「あ、いえ。ただこう…モチベーションと申しますか…。この国のデュエリストを決して馬鹿にする訳ではないですが、どうも昨日のデュエルが消化不良気味で」
勝彦「ハッハッハ。まぁそうだな。圧勝で物足りないかもしれないな」
ﾋﾟﾛﾘﾝ
遊路「メール？遊月からか」
『新しい衣装を買いました。帰ってきたらこれで…♪添付ファイルあり』
遊路（！！これは…ミニスカナース服！？帰ったらこれで触診したりお注射したり…）「会長！このヨーロッパリーグ、とっとと制覇して祝勝会(大人の病院ごっこ)といきましょうか！！」
勝彦「おお！やる気になってくれたか！！」



２話:練習風景

遊路「さて、じゃあ基本的なルールと戦術は抑えたし、実践いってみるか。これに着替えろ」
詩音「はぁ！？なんでわざわざ」
遊路「スポーツだってユニフォームとかに着替えるだろ。形から入るのだって大事だ」
詩音「ちっ」
着替えて中…
詩音「おい！このク ズコーチ！！どう見たってチアガールじゃねぇかよ！」
遊路「馬鹿もの！これはデュエル中の周囲からのプレッシャーを羞恥心に置き換えた、謂わば周囲にビビらない精神力を鍛える為の衣装でもあるんだぞ！」
詩音「はぁ…？精神修練…ってこと？」
遊路「そうだ！まぁ衣装のチョイスは俺の趣味だがな！」
詩音「死 ね！変態ク ズコーチ！！」


３話:特技

遊路「ちょっと買い出しに行ってくる」
遊月「いえ。ここは私が」ｺﾞﾎｺﾞﾎ
美羽「遊路はこの間ヨーロッパリーグ優勝したんだから街に出たら」ｺﾞﾎｺﾞﾎ
遊路「いや、二人とも風邪気味だろ。またアレで行くからいいよ」
遊路着替え中
遊路「メイク…良し。風峰遊子ちゃん、完成！じゃあ行ってくる」
買い物中
女子校生「あの金髪のお姉さん、モデルさんかなー。超キレイ」ﾋｿﾋｿ
おばちゃん「お嬢ちゃん。ウィンナーの試食どうだい？」
ナンパ「君、一緒にお茶どうだい？」
遊路（うーん。まぁ大成功なんだけど…、俺ってそんなに女っぽい顔か？）


４話:少しの罪悪感

千代「いやーそれにしてもこの前のドローたい焼き。大盛況だったねぇ。遊路くんよく思いついたねぇ！」
遊路「えっ！？あっ…はい、そうですねー。なんかそういうのあったらいいなーとか」
勝彦「全く大したもんだ。これからサニーアップ事務所の名物にするか！」
遊路「ははは…」（今さら言えない。あの冒険の時に聞いたドローパンのパクりでしたなんか言えない）


５話:ステージイベント打ち合わせ

勝彦「じゃあ配役はこれでいいな」
ジョセフィーヌ「あの~会長？なんで毎回ワタシってば着ぐるみ役なのぉ？」
勝彦「そりゃあ、まぁ…」
Ｇジャスティメン「子供に良くない！」
遊路「公序良俗に反しているかと思います」
穂香「恥ずかしいなぁ…」
詩音「キモい」
ジョセフィーヌ「ワタシのデュエル衣装に文句言わないでよぉ！」


６話:劇場版？

勝彦「遊路くん！大変だ！」
遊路「どうしたんですか？」
勝彦「お前を主演に映画を作りたいってオファーがあってな。台本のプロット(草案)が届いているんだ」
遊路「えっ！？」
台本『デュエルモンスターズ　デスカード』悪魔のカードを操り裁けぬ闇を討て！
遊路「…デ〇ノート辺りのパロディですか？」
勝彦「さぁ…」


７話:ホントに終わり

遊路「カオジェネ終わってこんな番外編まで伸ばしたけど、いよいよネタ切れで終わりだな」
遊月「そうですね。皆さんとここでお別れというのも寂しいです」
美羽「約２年間続いたもんね。半年くらいは休載だったけど」
遊路「読んでくれた人の中には歴史あるとか大御所とか言ってくれて嬉しい限りだな」
遊月「それだけ愛された作品と評価された訳です」
美羽「ところでこの番外編で登場した大和と詩音ちゃん、サニーアップ事務所の人達ってどうなるかな？」
遊路「さぁ？それこそ神のみぞ知る、だな。…ま、何はともあれ全員お疲れ様って事だ。それじゃあ最後に…」
遊路・遊月・美羽「ご☆％ど＆￡＊♂た！！」
遊月「あら？」
美羽「遊路はなんて言ったの？」
遊路「俺は『サービスシーン行くぞ！』って。やっぱりイチャラブ要素で終わるべきかと」
遊月「もう…遊路様ったら」
美羽「遊路とは…いつでもシテあげるから今日はちゃんと終わろ？」
遊路「…そうだな。じゃあ、改めて。せーの…」


遊路・遊月・美羽「ご愛読、ありがとうございました！！」