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遊☆戯☆王V☆S(ファイブスター)/Episode71:希望は往く 作:カズ

~現在の状況~
RIN→LOSE

NOZOMI→LP:6000 手札:4 デッキ:22 Mゾーン:1 M・Tゾーン:2 Fゾーン:1 Pゾーン:0


 V S


TSUBASA→LP:4500 手札:1 デッキ:26 Mゾーン:0 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0

UTE→LP:2600 手札:0 デッキ:20 Mゾーン:2 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0



*TURN11
 パートナーを失い1vs2という劣勢に追いやられた希だが、凛を狙い撃ちしていた故に戦闘ダメージは1ポイントも受けていない。ここからどう崩していくのか。


「私のターン、ドロー!手札から『RUM-アストラル・フォース』を発動!ランク4の希望皇ホープを素材としてランクが2つ上、且つ種族と属性が同じモンスターをエクシーズ召喚する!お願い、『No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ』!!」


 エクシーズ・チェンジ・タクティクスの効果で1枚ドローし、希の残りライフは5500になった。彼女の手札にはエクシーズ召喚するためのカードが揃っているが、エクストラデッキに残っている『No.39 希望皇ホープ』はあと1枚しかない。「RUM」を使用したからこそ、このターンでどちらか一方でも倒して一騎打ちの戦法を取らなければ敗北を喫することは目に見えていた。


「ビヨンド・ザ・ホープが召喚に成功したことで、相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力を0にする!」
「それはさせない!ダーク・レクイエムのオーバーレイユニットを1つ使い、効果発動!その発動を無効にして破壊する!」
「それはダメ!ビヨンド・ザ・ホープの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使ってこのカードを除外。そして墓地の『No.39 希望皇ホープ』を復活させて私は1250ポイントのライフを回復する!」
NOZOMI→LP:6750


 ダーク・レクイエムが墓地からエクシーズモンスターを復活させられるのは、モンスターを破壊した場合のみ。ビヨンド・ザ・ホープは自らをリリースすることでもライフゲイン効果を発動出来るため、破壊から免れるには最適なのだ。
 しかし、復活させたホープは「X素材がない状態で攻撃対象に選択された場合、バトルの前に自壊する」デメリットを持っている。単なる壁要因ならばホープレイやライトニングがベターだが、彼女にはまだ出来ることがある。


(ダーク・レクイエムのオーバーレイユニットはもうなくなった。攻めるならこのターンしかない!)
「私は墓地から蘇らせたホープをリリースして、『ガガガヘッド』をアドバンス召喚!」


〇ガガガヘッド(Lv6 闇)
魔法使い族/効果
攻2100/守2000
① :相手フィールドにのみモンスターが存在する場合、このカードはリリースなしでレベル4モンスターとして召喚できる。②:このカードが召喚に成功した時、「ガガガヘッド」以外の自分の墓地の「ガガガ」モンスターを2体まで対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。このターン自分は「ガガガ」モンスターのみを素材としたX召喚以外の特殊召喚ができない。③:フィールドのこのカードを素材としてX召喚したモンスターは以下の効果を得る。●このX召喚に成功した場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。



 アドバンス召喚したガガガヘッドの効果を使い、墓地からガガガマジシャンとガガガガールの師弟コンビを復活させた。3体ともレベルは異なるのでこのままではエクシーズ召喚を行えないが、復活した2体のモンスター効果は失われていない。
 希は師弟コンビのレベル変動効果を使い、両者のレベルをガガガヘッドと同じ6にした。これによってランク6のエクシーズモンスターを呼ぶことが可能となり、このデュエルを終局へ導く一手へと繋がった。


「私は、レベル6の『ガガガヘッド』と『ガガガガール』でオーバーレイ!もう一度お願い、『No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ』!!」
「なっ……2枚目だと?!」


 ビヨンド・ザ・ホープが重宝される理由は、召喚条件の割に合わないほど強力な「全体無力化」効果を持っているからだ。それ故、彼女もエクストラデッキにこのカードを複数枚投入している。1ターンで2枚も出す羽目になるとは思わなかったが、ユートのライフが3000を下回っている今なら、一発で勝負を決められる。


「ビヨンド・ザ・ホープの効果で、相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力は0になる!」
「くっ……ダーク・レクイエムが一瞬で…!」
「まだまだ!エクシーズ・チェンジ・タクティクスとガガガヘッドの効果で、合計2枚ドロー!」
NOZOMI→LP:6250


 連続ドローを決め、次のターンでの攻守を盤石なものへとしたが、その大きな要因は最初からフィールドに留まっている永続魔法「エクシーズ・チェンジ・タクティクス」があってこそだ。しかしそれを差し引いても、充分すぎるほどの制圧力を持ったビヨンド・ザ・ホープがいる。今の希はゾーンに入っているといっても過言ではなく、ユートを一撃で倒すことも出来る。


「まずは翼さんを助ける!ビヨンド・ザ・ホープとガガガマジシャンで、翼さんにダイレクトアタック!!」


 しかし、希が攻撃対象に選択したのはフィールドにモンスターがいない翼だった。彼のライフは4500であったため、これでジャストキルが成立した。2人同時には倒せなかったが、これで1vs1となった。しかし、まだ希のバトルフェイズは終了していなかった。彼女はビヨンド・ザ・ホープの効果をバトルフェイズ中に使い、墓地からホープレイを復活させ、ライフポイントを7500にした。しかし彼女の狙いはライフゲインではなく、蘇生させたホープレイでの追加攻撃だった。


「ホープレイで、ホープThe Deadを攻撃!バイバイ、弱かった私!」
「くっ…!」
UTE→LP:100


 フィールドに留まっていたホープThe Deadをかつての自分と重ねていた希は、超えるべき1つの関門を突破した。このターンでの決着は叶わなかったものの、辿り着くべき目標の手前まで届きつつあった。


「私はカードを1枚伏せてターンエンド!」
NOZOMI→LP:7500 手札:4 デッキ:18 Mゾーン:2 M・Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:0


*TURN12
 希の快進撃により翼も敗北し、ユート自身の残りライフも風前の灯火。このドローに全てを懸けたユートは、かつて仲間として横にいた遊矢の顔を思い浮かべていた。


(神谷希、まさかここまでのデュエリストだったとはな……)
「俺の、ターン!手札から『RUM-アストラル・フォース』を発動!ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴンを素材として、ランクが2つ上、尚且つ同じ属性と種族を持ったエクシーズモンスターを特殊召喚する!これが、俺と遊矢の全力だ!!」







―――二色の眼の竜よ、深き闇より蘇り、怒りの炎で地上の全てを焼き払え!!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!!―――






―――出でよ、ランク7!災い呼ぶ烈火の竜!『覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン』!!―――




〇覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン(ランク7 闇)
ドラゴン族/エクシーズ/ペンデュラム/効果
攻3000/守2500
【Pスケール:青1/赤1】
①:1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。デッキからPモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。
【モンスター効果】
ドラゴン族レベル7モンスター×2
レベル7がP召喚可能な場合にエクストラデッキの表側表示のこのカードはP召喚できる。①:Xモンスターを素材としてX召喚したこのカードは以下の効果を得る。●このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。●1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。相手フィールドのカードを全て破壊し、このカードの攻撃力はターン終了時まで、破壊したカードの数×200アップする。②:モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。このカードを自分のPゾーンに置く。



 ユートがエースから託されていた遊矢のカード、それが覇王烈竜だった。このドラゴンはエクシーズモンスターの括りに分類されるが、遊矢の相棒である『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』と同じペンデュラムの性質も併せ持っている。それゆえに破壊されてもペンデュラム召喚によって何度でも蘇り、立ちはだかる敵を怒れる業火で焼き尽くす。


「オッドアイズ・レイジング・ドラゴンの効果発動!オーバーレイユニットを1つ使い、相手フィールドのカードを全て破壊し、破壊したカード1枚につき200ポイント、攻撃力をアップさせる!」
「オッドアイズ・レイジング・ドラゴンを対象に、罠カード『ハーフ・アンブレイク』を発動!これで戦闘ダメージは半分になったよ!」


 レイジング・ドラゴンの攻撃力は3800になり、2回攻撃によって7600のダメージを与えて勝利する。ユートの中ではこれ以上の戦術を練ることは不可能だったのだが、希はそれさえも苦にせず、乗り越えてみせた。
 希の存在を軽視していたわけではなかったが、ユートとあろうものがその実力を完全に見誤っていたのだ。つまりこのデュエル、彼は勝負以前の段階で敗北していた。


「キミの実力、改めて気付かされた。だがそれでも、全力を以て応えるのがデュエリストとして最大の礼儀だ!行くぞ!オッドアイズ・レイジング・ドラゴンでダブルダイレクトアタック!!憤激のデストラクションバースト!!」
「きゃああぁっ!」
NOZOMI→LP:3700


 ハーフ・アンブレイクを発動せず、2度の攻撃を諸に受けていればライフポイントが0になっていた。覇王烈竜は相手フィールドに5枚のカードが存在し、妨害手段が何もなければ初期ライフポイントからでもこのデュエルを終わらせることが出来る。正に一撃必殺の力を持っているドラゴンなのだ。
 しかし、今のユートにはもう防御する術がない。次のターンで希が攻撃力3100以上のモンスターを召喚するだけで敗北すると分かっているが、最後まで続行させてこそのデュエル。全力を出し切ったユートには、もう悔いはなかった。


「俺はこれでターンエンドだ。最後に君の全力をぶつけてくれ」
UTE→LP:100 手札:0 デッキ:19 Mゾーン:1 M・Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0


*TURN13
(ユートさん、デュエルしていて凄く気持ちいいのに、ファースト・コンタクトがこんな形だなんて…)
「…私の、ターン!」


 希は自分が脅威だと感じていた敵全員が絵に描いたような極悪非道な輩ではなく、味方として共に戦っていても何ら不思議ではないほどに清々しいデュエリストも中にはいることを全く想定できず、自分の「器の狭さ」を痛感した。エース達と自分たちは敵対し合っている関係ではあるが、どちらも互いの正義のために対峙している。「正義」と「悪」、この2つの簡易な言葉だけで片付けられないほどこの戦いは難解なのだ。


「手札から『ゴゴゴジャイアント』を召喚し、効果発動!墓地から『ゴゴゴゴーレム』を守備表示で特殊召喚し、この2体でオーバーレイ!最後に力を貸して、『No.39 希望皇ホープ』、そしてホープレイにカオス・エクシーズ・チェンジして、手札から『RUM-ヌメロン・フォース』を捨てる!」


 「正義」の反対は「悪」。普通に考えればその理論は間違ってはいないのだが、合っている答えでもない。何故なら、「正義」の反対は「もう一つの正義」であって、それと悪はイコールの関係で結ばれることは殆ど無い。
 希はこのデュエルを通じて己の器を広げようと心に決めた。そうすればより一層視野も広がり、この決戦に参加した原初の目標でもある「ホープ・ゼアルのことを理解する」ことにも繋がるだろうと彼女は考えている。そのための第一歩を、希は踏み出したのだ。




―――これが私の最後の希望!絶望に囚われし友を救うため、我は今、道標となって無限の輝きへと誘おう!シャイニング・エクシーズ・チェンジ!!―――




―――ランク0!『SNo.0 ホープ・ゼアル』!!―――





 最後の希望、ホープ・ゼアルを呼び出した刹那に、どこからともなく現れた竜巻が希とホープ・ゼアルを呑み込んだ。それから5秒後、己の身体をモンスターに重ね合わせ、文字通りゼアルと一体化した希がオレンジ色の輝きを放ちながら舞い降りた。一度はその姿を見たことがある凛だったが、これほど間近で目に映してみると大層凜々しく、強く、そして神々しく見えた。


「こ、これが希ちゃんなの?スーパーヒロインみたい……」
「うん。名付けて『ゼアルモード』!!カッコいいでしょ?」


 初めて合体したときは為すがままだったため興奮を抑えられなかったが、2度目となればこの姿に「ゼアルモード」と命名するだけの余裕を見せられるようになった。とはいえ、彼女はまだ中学1年生。内心では未だに興奮冷めやらぬ状態だったことを即座にゼアルに見抜かれ、年相応のふくれっ面を見せた。


「行くよ、ホープ・ゼアル!禁呪の竜、オッドアイズ・レイジング・ドラゴンを攻撃!ホープ剣ゼアルスラッシュ!!」


 打って変わって、全力を尽くしたユートへ希なりの礼儀を込め、ゼアルモードになった希は覇王烈竜の首を討ち取った。


「ぐああぁっ!!」
UTE→LP:0










「ふぅ……」


 ゼアルモードの変身を解除し、希は地べたに腰を下ろした。変身していた時間はほんの数分間とはいえど、彼女の身体に掛ける負荷は相当なものであり、暫くは立つことも出来なくなる。しかし凛と希の2人が力を合わせて挑んだことで、翼を解放しただけでなくA.W.Ⅱの貴重な情報も入手出来た。今回のデュエルで得たものは今までで一番大きいだろう。


「あ、あれ…?僕は一体……」
「……すまなかった。仲間の所に戻るがいい」


 ちょうど翼の洗脳も解けたが、何故自分がこのような異国の地に足を踏み入れていたのかということさえ頭から抜け落ちていた。何が何だかよく分からないまま凛のもとへ戻った翼は、妹から熱い抱擁を受けた。


「お兄ちゃんのバカ…!バカ……!」
「ごめんな、凛…」


 1週間近くも離れ離れになり、望まぬ形の対決を強いられたが、こうして再び巡り会えた。互いを強く想い合っている兄妹だからこそ流した涙である。


「お兄ちゃん……ホテルに着いたら、罰として私の椅子になってね?」
「え、ちょっ、待って」
「問答無用!」


 甘い飴から一転して過激な鞭を振るったが、これもまた凛の愛の証。オブラートに包まず本音を言い合えるほど仲がよい証拠だ。
 敗北したユートは、デュエルを始める前に約束したとおり、彼が持っている限りの情報を提供した。皆の頭を悩ませたA.W.Ⅱの真相が明かされると知り、凛と希は身震いした。


「黒羽凛、神谷希。君たちにA.W.Ⅱ……『第二次アストラル大戦』について、俺が知っている情報を全て話そう」


 「灯台下暗し」とは正にこの状況を指すのだろうか。ユーリが花奈たちに残したヒント、即ち「自分たちの誰かが使っている魔法カードの名前にもなっている」という情報は確かに正しかった。とはいえ、希は自分が持っているアストラル・フォースが答えだとは夢にも思わなかった。


「第二次アストラル大戦で要となるオーバーハンドレッド・ナンバーズ……それは全部で14枚。No.101~No.107と、それらのカオス・エクシーズ・チェンジ形態だ。そしてその力を最大限に引き出せるカードが『RUM-七皇の剣(ザ・セブンス・ワン)』。それらの情報を全て黒羽凛のデュエルディスクに転送した」



〇RUM-七皇の剣(通常魔法)
自分のドローフェイズ時に通常のドローをしたこのカードを公開し続ける事で、そのターンのメインフェイズ1の開始時に発動できる。「CNo.」以外の「No.101」~「No.107」のいずれかをカード名に含むモンスター1体を、自分のエクストラデッキ・墓地から特殊召喚し、そのモンスターと同じ「No.」の数字を持つ「CNo.」と名のついたモンスターをその特殊召喚したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。「RUM-七皇の剣」の効果はデュエル中に1度しか適用できない。


〇No.101 S・H・Ark Knight(ランク4 水)
水族/エクシーズ/効果
攻2100/守1000
レベル4モンスター×2
「No.101 S・H・Ark Knight」の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードのX素材を2つ取り除き、相手フィールドの特殊召喚された表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。②:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。


〇CNo.101 S・H・Dark Knight(ランク5 水)
水族/エクシーズ/効果
攻2800/守1500
レベル5モンスター×3
1ターンに1度、相手フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターをこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とする。また、エクシーズ素材を持っているこのカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に「No.101 S・H・Ark Knight」が存在する場合、このカードを墓地から特殊召喚できる。その後、自分はこのカードの元々の攻撃力分のライフを回復する。この効果で特殊召喚したこのカードはこのターン攻撃できない。


〇No.102 光天使グローリアス・ヘイロー(ランク4 光)
天使族/エクシーズ/効果
攻2500/守2000
光属性レベル4モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターの攻撃力を半分にし、その効果を無効にする。フィールド上のこのカードが破壊される場合、代わりにこのカードのエクシーズ素材を全て取り除く事ができる。この効果を適用したターン、自分が受ける戦闘ダメージは半分になる。


〇CNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン(ランク5 光)
天使族/エクシーズ/効果
攻2900/守2400
光属性レベル5モンスター×4
フィールド上のこのカードが破壊される場合、代わりにこのカードのエクシーズ素材を2つ取り除く事ができる。このカードのエクシーズ素材が全て取り除かれた時、相手ライフに1500ポイントダメージを与える。また、このカードが「No.102 光天使グローリアス・ヘイロー」をエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。●1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。相手フィールド上のモンスター1体を選択して攻撃力を0にし、その効果を無効にする。


〇No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ(ランク4 水)
天使族/エクシーズ/効果
攻2400/守1200
レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上に表側攻撃表示で存在する、元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを破壊し、デッキからカードを1枚ドローする。この効果は相手ターンでも発動できる。


〇CNo.103神葬零嬢ラグナ・インフィニティ(ランク5 水)
天使族/エクシーズ/効果
攻2800/守2400
レベル5モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターの攻撃力と、その元々の攻撃力の差分のダメージを相手ライフに与え、そのモンスターをゲームから除外する。この効果は相手ターンでも発動できる。また、エクシーズ素材を持っているこのカードが破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に「No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロ」が存在する場合、このカードを墓地から特殊召喚できる。


〇No.104 仮面魔踏士シャイニング(ランク4 光)
魔法使い族/エクシーズ/効果
攻2700/守1200
レベル4モンスター×3
バトルフェイズ中に相手の効果モンスターの効果が発動した時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にし、相手ライフに800ポイントダメージを与える。また、1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。相手のデッキの一番上のカードを墓地へ送る。


〇CNo.104 仮面魔踏士アンブラル(ランク5 闇)
魔法使い族/エクシーズ/効果
攻3000/守1500
レベル5モンスター×4
このカードが特殊召喚に成功した時、フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊できる。また、このカードが「No.104 仮面魔踏士シャイニング」をエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。●1ターンに1度、相手フィールド上で効果モンスターの効果が発動した時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にする。その後、相手の手札をランダムに1枚墓地へ送り、相手ライフを半分にする事ができる。


〇No.105 BK 流星のセスタス(ランク4 炎)
戦士族/エクシーズ/効果
攻2500/守1600
レベル4モンスター×3
自分フィールド上の「BK」と名のついたモンスターが相手モンスターと戦闘を行うバトルステップ時にこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。その相手モンスターの効果はターン終了時まで無効化され、その自分のモンスターはその戦闘では破壊されず、その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは代わりに相手が受ける。この効果は相手ターンでも発動できる。


〇CNo.105 BK 彗星のカエストス(ランク5 炎)
戦士族/エクシーズ/効果
攻2800/守2000
レベル5モンスター×4
このカードが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、破壊したモンスターの元々の攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。また、このカードが「No.105 BK 流星のセスタス」をエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。●1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターを破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。


〇No.106 巨岩掌ジャイアント・ハンド(ランク4 地)
岩石族/エクシーズ/効果
攻2000/守2000
レベル4モンスター×2
①:相手フィールドのモンスターの効果が発動した時、このカードのX素材を2つ取り除き、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。このモンスターがフィールドに表側表示で存在する限り、対象の効果モンスターの効果は無効化され、表示形式の変更もできない。この効果は相手ターンでも発動できる。


〇No.106 溶岩掌ジャイアント・ハンド・レッド(ランク5 地)
岩石族/エクシーズ/効果
攻2600/守2000
レベル5モンスター×3
このカードが「No.」と名のついたモンスターをエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。●1ターンに1度、魔法・罠・効果モンスターの効果がフィールド上で発動した時に発動する。このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する全てのカードの効果をターン終了時まで無効にする。


〇No.107 銀河眼の時空竜(ランク8 光)
ドラゴン族/エクシーズ/効果
攻3000/守2500
レベル8モンスター×2
自分のバトルフェイズ開始時に1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの効果は無効化され、その攻撃力・守備力は元々の数値になる。この効果を適用したターンのバトルフェイズ中に相手のカードの効果が発動する度に、このカードの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで1000ポイントアップし、このターン、このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。


〇CNo.107 超銀河眼の時空龍(ランク9 光)
ドラゴン族/エクシーズ/効果
攻4500/守3000
レベル9モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。このカード以外のフィールド上に表側表示で存在する全てのカードの効果はターン終了時まで無効になり、このターン、相手はフィールド上のカードの効果を発動できない。また、このカードが「No.107 銀河眼の時空竜」をエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。●自分フィールド上のモンスター2体をリリースして発動できる。このターンこのカードは1度のバトルフェイズ中に3回までモンスターに攻撃できる。



 ユートの話はまだ続いた。以下の内容は、彼の話を要約したものである。
 オーバーハンドレッド・ナンバーズはかつて25年前に量産されていた。しかし、エース達がそれら7枚のカードに眠る力を引き出そうとするべく、異次元空間へと通じる「ゲート」を解放してしまった。その歪みから101~107の「カオス」とそれらに進化させるために必要な「RUM」カードが降り注ぎ、この力の影響を受けた7人の決闘者が欲望の赴くままに世界を紅く染めようと立ち上がった。言い換えれば、「地球を第二の『紅い星』にしよう」としたのだ。そしてそれから5年後に「第一次アストラル大戦」が開戦したのだが、当時はエース達も力を完全に制御できなかったために失敗に終わった。しかし、エース達がこの戦争で大敗を喫した理由はもう1つある。このアストラル大戦に終止符を打とうとするべく、異次元の力を受け入れようとしたデュエリストがおり、広大な宇宙のように寛大な心を持つ少女は、今となっては世界の何処にも存在しない幻のナンバーズ「No.100 ヌメロン・ドラゴン」を所持していた。彼女は自らの魂とヌメロン・ドラゴンが持つ力の半分を永久に封印することと引換えに、次の世代のデュエリストに希望を託してこの世を去った。
 そしてそのデュエリストの意志を継ぎ、100と対になる存在の「SNo.0 ホープ・ゼアル」の力を初めて手中に収めた神谷希こそが、第二次アストラル大戦で最大の要となる存在であり、奴等が執拗に「SNo.」を狙う理由でもあったのだ。



「……私がゼアルの力に選ばれたのは偶然じゃなかったんだ」
「そうだ。それから神谷希、君はホープ・ゼアルのことを最後の希望だと言ったな」
「うん」
「だが、その姿はまだ蛹にすぎない。君たちが第二次アストラル大戦を通じてその殻を破ると、俺はこのデュエルで確信した」


 もし本当に希が20年前に伝説を残したデュエリストの意志を継ぐものだとすれば、彼女は更なる力を手にすることが出来る。しかしそのためには、そのデュエリストのように「安寧秩序を願う心」を身につけなければならない。一朝一夕で手に入る代物ではないが、しっかりと己と向き合うことが出来れば、希もその境地に達せるとユートは信じている。


「それからもう1つ。俺の他にユーリとユーゴという仲間がいるのだが、俺たちも第二次アストラル大戦に『味方として』協力したい。君たちがよければなのだが……」
「わかった。だけど、私達2人の独断では決められないから、ちゃんと皆の了承を得てからってことでいい?」
「恩に着る。次に会うときはよろしく頼む」


 ユート、ユーゴ、ユーリほどの強力なデュエリストが味方になれば大きな戦力にはなるだろうが、最年長のレインが果たしてこれを承諾してくれるのか否か。不安は残るものの、来たる第二次アストラル大戦へ向けて期待できる結果を残すことが出来た。
 しかし一方で、凛の表情には曇りがかかっていた。その様子をいち早く見抜いたユートは、彼女に優しく言葉をかけた。


「黒羽凛、君が落ち込む必要はない。君には、転生したマーガレット・リリーが失った『大切なもの』を持っている」
「それって覚醒竜のこと?でもまだ白紙だし……」
「それよりも、もっと大事なものだ。それに気付ければ、君も覚醒竜を我が物にすることが出来るはずだ」


 最後に「リリーは大切なものを失った代償として呪縛竜を手に入れた。その強さは半端ではないから気を付けろ」と警告を残し、ユートはあっという間に姿を消した。その後、晴れゆく空を見上げながら2人の少女は固く手を繋ぎ合った。


「…頑張ろう、凛ちゃん。第二次アストラル大戦なんて、皆で食い止めよう!」
「そうだね。奴等の思い通りになんて、絶対にさせないんだから!」
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カズ
希のライフポイントの計算不備を修正しました。 (2017-08-18 03:34)
ター坊
ゼアルウラ!ゼアルウラ!!
ホープラッシュな決戦でしたね。最後のゼアルVSレイジングも時代を越えたエース対決って感じで絵になります。
そして第二次アストラル大戦という衝撃事実を発見した凛たち。ユート達の協力もありそうとはいえ、まだまだ苦闘が続きそう。 (2017-08-18 06:42)
カズ
ター坊さん
コメントありがとうございます。約30話ぶりのタッグデュエル、尚且つ初のライフポイント8000制だったため3話もかかってしまいましたが、自分でも納得できる構成に仕上げることが出来ました。
そして遂に判明した第二次アストラル大戦。実は71話以前の話の中にもヒントになるような単語が散りばめられていたりします。 (2017-08-18 16:30)

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4 Episode15:紅蓮魔竜解放 444 2 2015-08-22 -
1 Episode16:ライセンス 404 2 2015-08-24 -
4 少し遅めのキャラ設定(随時更新中) 758 5 2015-08-29 -
3 Episode17:地獄の猛特訓 377 1 2015-09-06 -
30 Episode18:関門 437 1 2015-09-13 -
4 Episode19:スピードの中で 320 2 2015-09-18 -
2 Episode20:初の対外試合 375 2 2015-09-20 -
1 Episode21:シンクロ封印 309 1 2015-09-22 -
4 Episode22:1つの答え 377 2 2015-09-24 -
1 Episode23:黒羽の誇り 402 2 2015-10-01 -
2 Episode24:ハイスピードバトル 370 3 2015-10-06 -
0 Episode25:超越する力 331 2 2015-10-11 -
3 Episode26:運命の決戦 307 3 2015-10-20 -
3 Episode27:来訪者、天導レイン 383 2 2015-11-03 -
3 Episode28:遊弥vsレイン 407 2 2015-11-09 -
5 Episode29:舞い降りた天使 361 2 2015-12-05 -
6 Episode30:天使と悪魔 434 3 2015-12-09 -
4 Episode31:禁断の無限暗黒竜 528 2 2015-12-12 -
6 番外編02:凛と紅葉が… 371 0 2016-01-05 -
6 Episode32:パワー・ツール 385 3 2016-01-29 -
6 Episode33:死した希望の使者 318 2 2016-01-31 -
5 Episode34:高貴の翼 397 4 2016-02-04 -
6 Epi35:戦慄のリバースビヨンド 356 1 2016-02-13 -
8 Epi36:加速するカウントダウン 402 2 2016-02-20 -
7 Epi37:希望のカード『V☆S』 398 3 2016-03-25 -
5 Episode38:朱色の夜 319 0 2016-04-11 -
5 Episode39:並び立つ盟友 386 2 2016-04-22 -
8 Episode40:精一と彩 452 2 2016-05-30 -
5 Episode41:漆黒の鎮魂歌 373 4 2016-06-22 -
5 Episode42:涅槃の境地へ 373 2 2016-07-02 -
4 Episode43:トワノキズナ 334 3 2016-07-23 -
2 Episode44:銀河と宇宙 351 3 2016-08-09 -
5 Episode45:銀河眼vs宇宙眼 335 0 2016-08-20 -
2 Episode46:絶望の凱旋 265 0 2016-08-24 -
4 Episode47:刻まれた記憶の欠片 259 1 2016-09-06 -
10 Episode48:希望の行方 245 0 2016-09-13 -
4 Episode49:悪夢の決戦前夜 253 0 2016-10-03 -
5 Episode50:創世の星屑竜 245 0 2016-10-25 -
0 Episode51:託された未来 256 0 2016-10-30 -
1 番外編03:遊弥と花奈の... 257 2 2016-11-02 -
3 未投稿オリカ紹介① 280 0 2016-11-09 -
2 未投稿オリカ紹介② 226 0 2016-11-26 -
2 未投稿オリカ紹介③ 268 0 2016-12-08 -
3 未投稿オリカ紹介④ 261 0 2016-12-20 -
6 未投稿オリカ紹介⑤ 215 0 2016-12-30 -
4 Episode52:極寒の夏 194 2 2017-01-01 -
31 Episode53:闇の邂逅 213 2 2017-01-07 -
3 Episode54:呪縛竜復活 180 0 2017-01-11 -
5 Episode55:届かぬ声で... 181 2 2017-01-15 -
2 Episode56:禁忌の目覚め 207 5 2017-01-19 -
3 Episode57:共鳴する四龍 211 4 2017-01-25 -
5 Episode58:本当の気持ち 204 3 2017-01-30 -
4 Episode59:真実への鍵 198 2 2017-02-08 -
4 IF01:バレンタインデー 247 6 2017-02-11 -
1 Episode60:エレンとアレックス 235 3 2017-02-16 -
30 ルール改訂と今後の進行について 340 2 2017-02-18 -
4 Episode61:想いの証 202 5 2017-02-21 -
3 Episode62:茨の道標 238 5 2017-02-27 -
5 Episode63:光と闇の花 187 3 2017-03-20 -
7 Episode64:渇望と葛藤 177 2 2017-03-23 -
5 Episode65:麗しき孤月 150 2 2017-03-29 -
44 Episode66:月夜のイリュージョン 223 2 2017-04-21 -
15 Episode67:常闇に消える月華 293 1 2017-05-05 -
10 Episode68:模索者たち 107 4 2017-07-22 -
12 Episode69:純黒の反逆者 119 0 2017-07-27 -
8 Episode70:紅と黒の禁呪 119 2 2017-08-07 -
7 Episode71:希望は往く 116 3 2017-08-17 -
10 Episode72:リリーの過去 105 2 2017-08-24 -
5 Episode73:異次元の亡霊 96 2 2017-09-13 -
4 Episode74:覚醒の鼓動 91 3 2017-09-22 -
5 Episode75:挑戦者の儀 97 0 2017-10-05 -
4 Episode76:神速の決闘 71 2 2017-11-14 -

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